映画:こどもつかい

「こどもつかい」のネタバレあらすじと結末

こどもつかいの紹介:2017年6月17日公開の日本映画。『呪怨』シリーズなどホラー映画を得意とする清水崇監督が、“こどもの霊”を操る“こどもつかい”の恐怖を描くホラー。連続不審死事件の謎に迫る新人記者が“こどもの呪い”と“こどもつかい”に立ち向かう姿をつづる。

あらすじ動画

こどもつかいの主な出演者

こどもつかい(滝沢秀明)、江崎駿也(有岡大貴)、原田尚美(門脇麦)、近藤創(尾上寛之)、笠原蓮(中野遥斗)、小松洋子(西田尚美)

こどもつかいのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①東京近郊で起きる連続不審死、死の3日前に大人と関連する子らが一時的に失踪するという現象と、謎の歌だけが手がかり。歌を録音した記者・駿也は、幼少期に虐待されて育った保育士の恋人・尚美から歌詞を聞き出し、60年前の上之郷サーカス火災で7人の少年少女が死んだことを知る。 ②サーカスの腹話術師・トミーが少年たちを拉致し、トミーの黒マント人形が犯行を阻止していた。黒マント人形がこどもつかいに変化し、大人に恨みを持つ子どもに指切りで小指を与え、子らは小指を対象となる大人の私物に紛れこませていた。尚美、駿也は協力して撃退した。

【起】- こどもつかいのあらすじ1

東京郊外の団地。
母親の柴田絵理奈が、泣きじゃくる小学生くらいの娘・瑠奈を叱ります。
「そんなにお父さんが好きだったら、飛び降りていけばいいでしょ」と言って、絵理奈は瑠奈をベランダに閉め出しました。
絵理奈の部屋は荒れており、掃除もろくになされていません。
当初、瑠奈は泣きながら「開けて」と叫んでいましたが、しばらくすると声がやみました。
母・絵理奈がベランダの窓を開けると、広くないベランダに瑠奈の姿はありません。
動転した絵理奈は、廊下にいた女性たちに話しかけたり、団地の女性たちに瑠奈のことを聞いたりしました。
しばらく周辺を探した後、再び部屋に戻ると、瑠奈はベランダのゴミを背に足を投げ出して座っていました。団地の主婦・睦美たちに、「いるじゃない」と言われます。
「どこに隠れていたの」と詰問する絵理奈に、瑠奈は何か(後に判明、トミーの小指)を渡してにこっと笑うと、立って部屋を出ていきました。
肩を叩かれた絵理奈は、背後に奇妙な黒マントの男・こどもつかいを見ます。
こどもつかいが笛を吹くと、少年少女があちこちから出現してきて、絵理奈は愕然としました…。

原田尚美は、保育士の若い女性です。恋人の江崎駿也と同棲しており、駿也にまだ告げていませんが妊娠しています。
尚美が勤務する「あげは保育園」には、自分の子をひいきにしてくれと訴える親が多くいました。
その日も園児を連れてきた際に、「今度の学芸会では、ぜひうちの子をお姫様役にしろ」という母親の応対に、尚美は追われます。このままだと、女の子はぜんぶお姫様役にしないとならないようです。
そんななか、園児の笠原蓮くんがひとりで登園してきました。尚美が見つけて話しかけます。
蓮の右腕には、大きな赤い痣が3つもありました。尚美が見つけて、保健室で手当てをします。

江崎駿也は若い新聞記者の男性です。尚美の恋人です。
駿也は中年男性記者・上杉慎吾と共に、東京郊外で起きている連続不審死について取材を重ねていました。
ショッピングモールを取材した2人は、呼び止めた女子高校生4人組から、ある都市伝説を耳にします。
都市伝説の内容は「まず子どもがいなくなる。しばらくすると子どもは戻ってくるが、それはトミーの仕業だ。トミーが子どもを連れ去って戻した3日後に、トミーの呪いでおかしくなった親が死んでしまう」という話でした。
トミーとは、死んだ子どもの魂を操るというもので、不思議な話だと聞き入った駿也は、上杉に「単なる都市伝説だから聞き流しておけ」と注意されます。
女子高校生4人組の1人・友里は、瑠奈(オープニングの少女)の母・絵理奈が、瑠奈失踪騒動を起こした直後から様子がおかしいと言っていました。

駿也は友里に対して、さらに細かな情報を聞き出します。
瑠奈がいなくなった直後から、母の絵理奈は瑠奈を怖がるようになったそうです。
さらに隣家から「ごめんなさい」と母が謝る声や、ドンドンと何かを叩く音も聞こえると、友里は言いました。子どもの歌も聞こえるそうです。
駿也と友里はそのまま別れましたが、その夜、友里は午前2時にドンドンという音や子どもたちの声を聞いて、気になってベランダから隣の家を覗きました。
ベランダには瑠奈が座って「♪とみーのしょうたいは♪」と歌っており、友里のすぐ横に、口にハサミが刺さった絵理奈の死体がありました。

友里と別れた駿也は、ショッピングモール内で風船配りをしていた元同級生・近藤創と会い、話をします。
近藤の父は質屋を営んでいますが、近藤はショッピングモール内で雑貨店を出店していました。近藤は結婚しており、4歳の勇希という息子もいます。
近藤は駿也に、恋人の尚美と結婚しないのかと聞きました。
尚美は黙っていますが、駿也は尚美の妊娠に気付いていました。駿也は結婚したいと思っているのですが、尚美の反応が気になると話します。
会話の途中に幼女・希美を店先に見つけた近藤は、驚いて硬直しました。希美は小さく歌をくちずさんでいます。
都市伝説を聞いたばかりということもあり、好奇心も手伝って駿也は希美の歌を録音しました。

保育園では、お迎えの時間になっても蓮の母がやってきません。連絡もつきません。
尚美は蓮の家まで送っていきました。
ドアチャイムを鳴らすと、室内でかすかな物音がしますが、誰も出てきません。
ドアノブを回しても、開きませんでした。
尚美は蓮に「元気になるお守り」を渡し、「ママが帰ってくるまで、私がママになってあげる」と約束します。
蓮を自分の家に連れ帰り、駿也と共に楽しい時間を過ごしました。3人で川の字になって眠ります。
蓮と共に眠った尚美は、駿也の子ども時代の話を聞きました。駿也の家はごく平凡なものだったそうです。
尚美はそれを聞いて、自分の幼少期を思い出しました。
尚美は母・千賀に虐待されていました。押し入れに閉じ込められ「あんたなんか産まなきゃよかった」と言われることもあり、蓮と自分を重ねてしまいます。

翌日。
蓮を連れて保育園に行った尚美は、同僚の中年女性・小松洋子に咎められます。
保護者の承諾なしに自宅に泊めたことが、あとで問題になったらどうするのかと、洋子は危惧しました。
保育園で尚美を「ママ」と呼ぶ蓮の言葉を聞き、園児たちが自分も言いたいと主張します。
そんななか、無人で揺れるブランコがあり、蓮は赤い光の方へ行きました。
尚美はジャングルジムの上にぼさぼさの黒いマントを着た男を見ますが、次の瞬間には消えていました。
その時、保育園に刑事2人が訪問します。

【承】- こどもつかいのあらすじ2

刑事たちは尚美に、昨晩の蓮にまつわることを質問しました。
尚美は「夜の7時過ぎに蓮の家を訪問したが、ノックしても返事がなかった」と答えます。
刑事たちは、蓮の母・笠原すみれが今日の昼に遺体で発見されたことを告げました。
ドアノブで首を吊っており、死亡推定時刻は前夜の午後7時だそうです。
遺書がなかったと聞いた尚美は、自分が訪問した時に蓮の母がちょうどドアノブで首を吊っていたのだと考えて、不気味な気持ちになっていました。

駿也は瑠奈の母・絵理奈のところで取材をしている時に、瑠奈が歌を口ずさむのを聞きます。
瑠奈に歌のことを聞きますが「知らない」という答えでした。
歌は昨日、近藤の店にいた希美のものと同じだったので、駿也は近藤に聞き込みをしようと考えます。
近藤は駿也に「万引き少女を見つけて、警察に連絡しようかと考えたが、話を聞いていようと思った。一瞬の間にいなくなったのだ」と答えました。
その時、近藤は試着室のカーテンが揺れるのを見ました。しかし誰もいません。
背後に希美がおり、気付くと近藤の周囲には少年少女がいる…という幻影を、近藤は見ました。
怪しい行動を取る近藤に対し、駿也は「その子に何かしたのか」と質問しますが、近藤は否定します。
動転してリュックを置いたまま、近藤は去っていきました。駿也は近藤の行動を不可解に感じます。

近藤が帰宅すると、息子・勇希の誕生日でした。勇希は父の帰りを待っていました。
妻・深雪と勇希はケーキを机に乗せ、ケーキのろうそくに火をつけて部屋のライトを消しますが、その間に近藤は泡を吹いて死にます。
リュックを置いたまま去ったので、気になって電話した駿也は、近藤の死を知りました。

その日、蓮は施設の職員に引き取られることになります。
しかし蓮は拒みました。「ママになる約束」をした尚美の背後に隠れます。
蓮の保護者がいなくなったために施設に引き渡さねばならず、尚美は蓮に「ママじゃない」と否定しました。
それでも蓮がしがみついてくるので、つい尚美は「ママのわけないでしょ」と突き飛ばしてしまいます。
蓮は尚美を恨みがましく見ながら、去っていきました。

駿也は近藤のバッグを探り、ビデオカメラを発見します。
そこには、近藤の悪事の一部始終が映っていました。
希美が万引きをしたのは事実でしたが、それを脅しの材料に使い、近藤は希美にわいせつな行為を働いていたことを、駿也は知ります。
そこへ尚美が帰宅すると、蓮の母が死んだことと、蓮のことを裏切ったことを話し、泣きました。
落胆する尚美は、駿也がレコーダーを再生する歌を聞き、一緒に口ずさみます。
「ステプライ ステプライ カンクローさん カンクローさん おいない おいない かみのごサーカス おいないよ あめじん とみーのしょうたいは ぼぉあんがー ぼぉあんがー」
尚美が歌うので駿也が歌詞を聞きますが、「分からない。分からないけれど、知っている」という答えでした。
尚美自身も、なぜ自分が知っているのか分からず、考えます。

その頃、蓮のところにこどもつかいが訪れると「あのママも駄目みたいだね」と話しかけていました。

「トミー かみのご サーカス」でネット検索した駿也は、ある記事を見つけました。
『昭和32年7月20日三重新聞 伊勢浅木町で上之郷(かみのごう)サーカス全焼』
その記事には、火事で7人の子どもが死亡したと書かれています。
駿也はこの事件が手がかりだと思い、上之郷へ行こうと決めました。記事をプリントアウトします。
駿也は尚美に、蓮は歌をうたっていなかったかと聞きました。該当する人物の近藤がついさっき死んだと話します。
尚美は、部屋に突如として蓮がいることに気付き、驚きました。同時に着信があります。
電話は洋子からで、施設へ向かう車内で、蓮が後部座席から突然いなくなったというものでした。
尚美は事情を話し、洋子に家へ来てもらいます。
蓮を洋子に託して、尚美も伊勢へ向かうつもりでした。蓮はお守りを尚美に渡します。
その時、黒いマントの男がまた現れました。尚美は、男の姿が自分と蓮にしか見えていないと気付きます。

伊勢へ向かう車中で、駿也はある仮説を立てていました。
「死んでいる大人は、子どもになんらかの形で恨まれていた。その大人にトミーが呪いをかけた」
大抵は虐待された子たちですが、近藤のように、親子関係ではない場合も呪いの対象になるようです。

伊勢に着いた駿也は、サーカスの経営者が上之郷忠造だと知りました。忠造は他界しており、息子の勝夫に話を聞きます。
勝夫ももう初老男性でした。録音した歌を聞かせると、勝夫は「トミーの歌や」と答えます。
上之郷の家は代々この土地で病院を経営していたのですが、その他の事業も成功しました。
そこで父・忠造は子どもの頃からの夢だった、サーカスも手がけます。
駿也が録音した歌は、サーカスの客寄せのために使っていた歌でした。
すでに60年が経過しているため、火災現場は更地になっています。
当時の面影が残る場所として、サーカス団員が寝泊まりする宿舎をあげました。もともとは診療所の建物だったものを、提供していたのです。

【転】- こどもつかいのあらすじ3

そこへ行くと、建物は廃墟同然でした。はびこったツタをはいで建物に入り、駿也と尚美は見て回ります。
火事で7人の子たちが死んでいるという当時の新聞記事や、サーカスの集合写真を見つけたので、駿也は持ち帰りました。
部屋にあるサーカスの看板を取り除くと、そこにベッドがありました。どうやらそこは、トミーの部屋のようです。
机の引き出しの奥を探ると封筒があり、中にモノクロのトミーの写真がありました。

トミーは外国人でした。
「人形に命吹き込む腹話術師トミー」という書き込みもあります。
尚美はこれにそっくりなものを見るのだと、駿也に訴えました。駿也は最初トミーだと思いますが、尚美は否定します。
尚美が見ているのは人形のほう…腹話術の人形が人間化して、現れるのだと言いました。
この人形を探そうと駿也が出ていくと、廊下の奥にあった手押しタイプのキャスター付きオルガンが近づいてきました。
駿也が横にあるハンドルを回すと、「トミーの歌」が流れ始めます。
それと同時に尚美の前へ、黒マントの男・こどもつかいが現れました。
こどもつかいがマントを広げると、マントの内部から少年少女たちが出てきます。
こどもつかいが笛を吹くと、子どもたちは喜んで駆け回りました。
笛の音を聞きつけて駿也が戻ってきますが、笛は聞こえても駿也に子どもの姿は見えません。
尚美はこどもつかいに「お前、いらないって」と言いました。白目の子どもたちが近づいてきます。
駿也が扉を開けると光が差し込み、子どもたちの姿が消えました。駿也にも残影が見えます。
外から勝夫が扉を開けてくれました。

尚美が体験した話をすると、勝夫は「トミーの呪いや」と話し始めます。
ひげ面の外国人・トミーは子どもたちに人気で、みんなの憧れの存在でした。
トミーは「トミーの歌」を英語で歌っているのですが、子どもたちはそれをカタコトで覚え、歌っていたのです。
…少し脱線します。
本来の歌詞は「boys and girls boys and girls/step right up step right up/come closer come closer/oinai oinai/kaminogo circus oinaiyo/amazing tommy's/show time now!」です。
(子どもたちよ、おいで、近くにおいで、いらっしゃい、上之郷サーカスへいらっしゃいよ、トミーのびっくりショーがはじまるよ)
(注:「おいない」=「いらっしゃい」という伊勢弁)
この歌詞を子どもらは「ぼぉあんがー ぼぉあんがー/ステプライ ステプライ/カンクローさん カンクローさん/おいない おいない/かみのごサーカス おいないよ/あめじんとみの/しょうたいは」と真似をして、歌っていました。脱線終わりです。

子どもたちに慕われていたトミーですが、ある日少年少女がいなくなる事件が起きました。
サーカスの団員たちが真っ先に犯人扱いされ、暴動が起きている間に何者かが火をつけます。
トミーはテントに残っている子どもたちを助けに行き、炎にまかれて死にました。
7人の少年少女だけでなく、トミーも火事の時に死んでいました。
サーカスを失った後、「村の名士」と呼ばれた勝夫の父・忠造は、人が変わってしまいました。
その頃、勝夫は焼け跡でトミーの黒マント人形を見つけます。
勝夫はそれを家に持ち帰りましたが、以後、そばにいた大人たちが次々に死んでいく不審死が続いたので、勝夫は怖くなり、ごみ収集車のトラックに入れました。
以来、村では不審死がぱったりやみ、勝夫はトミーの黒マント人形が原因だったのではないかと言います。
「だから不審死が起きている近くに、あの人形があると思う」
そう聞いた駿也は、人形を探そうと考えました。
しかし尚美はこどもつかいに「やっぱり忘れてる」と言われたことが、心に残っていました。

東京方面へ帰る車中で、尚美は幼少期のことを思い出します。
母・千賀に叱られて、押し入れに閉じ込められた尚美は、持っていた飴玉を舐めようとポケットから出しますが、落としてしまいました。
それを拾ってくれたのは、こどもつかいです。
こどもつかいは落とした飴玉で手品を見せてくれました。小さなミニチュアテントを作り、尚美と遊んでくれたのです。
尚美とこどもつかいは、尚美が幼い頃に会っていたのでした。
尚美の腕の痣を見たこどもつかいは、痛そうだと言います。顔の傷を治してくれたこどもつかいは、「私が悪い子だから」と尚美が言うと、「本当にそう思っている?」と聞いて、猫の聴診器で心の声を聞きました。
尚美の本音は「お母さんなんて死んじゃえ」でした。
こどもつかいは尚美に「内緒の話」をします。
内緒の約束の指切りをしたこどもつかいの小指が取れ、約束の印として「これをね…」と、こどもつかいは尚美に耳打ちしました。

尚美はその後、こどもつかいからもらった小指を、夜に尚美を置いて出かけていく母・千賀のショルダーバッグに忍ばせました。
こどもつかいの小指を渡した相手が3日以内に死ぬ…ということに思い至った尚美は、蓮から渡されたお守りを見てみます。
中には小指が入っていました。尚美は蓮に、呪いをかけられたのです。
予感していた尚美は駿也に「もういい」と言います。蓮の望みならば死んでもいいと尚美は言いますが、駿也は「お腹の子はどうするんだよ」と詰め寄りました。
尚美は告げずにいましたが、駿也が悟っていたことを知ります。「ひとりで抱え込むなよ」と駿也は言います。
尚美は、幼少期に自分が虐待を受けて育ったこともあり、自分が母親になることを恐れていました。産んだ子どもを虐待してしまうのではないかと、不安なのです。

【結】- こどもつかいのあらすじ4

尚美は蓮のお守りの中の、右手小指を駿也に見せると、「こどもつかいは、嫌いな人とか邪魔な人に渡せと言って、自分の小指を残していく」と告げました。
駿也は小指を見て驚くと共に、ある映像が脳裏に蘇ります。
近藤が死んだ夜、駿也がいきなり訪ねて行った時に、近藤は何かを棚の段ボールにしまいこんでいました。
そこに黒い人形が入っていたことを、駿也は思い出したのです。
「人形の場所が分かった」と言うと、駿也はショッピングモールへ車を走らせます。

ショッピングモール内の地下駐車場に車を止めた2人は、警備員に断りを入れてモール内に入りました。警備員の左手の手袋に、こどもつかいと同じ星印のマークがついています。
(こどもつかいが近くにいるという暗示)
営業時間外なので、エスカレーターは電源が停止しており、階段と同じです。
エスカレーターの上に少女を見た尚美は、行く手にこどもつかいも見ました。
こどもつかいが笛を吹くと、少年たちは尚美をひきずります。
操られた尚美は駿也を突き飛ばし、駿也は倒れて気絶しました。尚美は連れていかれます。

今日が尚美の約束期限の3日目だとこどもつかいは言い、今回は特別ゲストがいると告げました。
尚美はサーカス小屋のような場所に、連れていかれています。
おそるおそる小屋に入った尚美は、そこに倒れている少年を見つけました。60年前の勝夫です。
小屋の中を覗いた尚美は、60年前の火事の真相を知りました。
60年前にいなくなった少年少女たちは、トミーが拉致していました。
トミーは少年少女を気絶させると、化粧を施して飾り立てて、「自分の人形」にしようとしていたのです。
(注:性的虐待の有無は不明だが、脱がせて着替えをさせていたため、充分セクハラに該当すると思う)
ブリーフ一枚で『テン・リトル・インディアンズ』を歌いながら、飾り立てた少年少女たちを仲間にしようとするトミーを制止していたのは、トミーの黒マント人形でした。
黒マント人形は、子どもたちの味方だったのです。

やがて子どもたちがいないと騒動が勃発した時、トミーは証拠を消そうと、テントに火をつけました。
トミーは自分だけ逃げようとしますが、黒マント人形はトミーを刺して殺します。

こどもつかいは尚美に見せると、トミーは最低な奴だと言いました。いっぽうで、自分はトミーが好きだったとも言います。
同じ頃、気絶から目覚めた駿也は、近藤の店の物置に行きました。棚を開けてみますが「はずれ」と書かれており、棚の下敷きになります(隙間があいていたので負傷するほどでなく、しかし身体が拘束されている)。
幼少期の尚美を見せたこどもつかいは、「自分のこととなったら泣けるだろう。アニメ、動物もの、難病もの、どんなものよりも泣けるだろう」と言います。
「トミーの呪いではない。お前自身の呪いだ」とこどもつかいは言い、尚美も将来同じように子どもに恨まれるだろうと指摘しました。

こどもつかいから逃れてサーカスのテントから出た尚美は、異様な光景を見ます。
テントの外にはたくさんの大人たちが、立ったまま微動だにしていませんでした。その大人たちはみんな、呪いで殺された人たちです。
「蓮くんはここにいたほうが幸せだ」と言うこどもつかいを遮って、尚美は蓮に話しかけます。
「蓮くんのママにはなれない。うそついちゃった、ごめんなさい」
それを聞いた蓮は、「ぼくもごめんなさい」と言いました。
蓮は尚美に、嘘をついたことの謝罪が欲しかったようです。
蓮が謝ると同時に、7人の白目の少年少女たちの目がふつうの目に変わりました。
蓮は尚美からお守りを取り上げると、こどもつかいに「やっぱりいらない」と言って小指を返します。
すると少年少女らがこどもつかいを囲み、妨害しはじめました。

奥から初老の勝夫が現れると、「もうやめにせんか」と言います。
勝夫は60年前にテントの裏で見ており、真相を知っていました。
「その子の代わりに、私じゃあかんか」と言った勝夫は、60年前の初年の姿に変わります。
少年の勝夫は、いなくなった7人の少年少女たちと一緒にいたいと主張しました。
少年少女たちがこどもつかいを拘束し、その隙に蓮と尚美は逃亡します。

棚の隙間から脱出した駿也は、人形を探します。
陳列されたクマのぬいぐるみの間に人形を見つけた駿也でしたが、鼻にキックされ、首に黒い紐が巻きつきました。そのまま吊られそうになります。
そこへ蓮と尚美が現れ、駿也は紐を引きちぎります。
蓮は人形から変化したこどもつかいを突き飛ばし、こどもつかいは吹き抜けから下に落下しました。落ちた人形は首が取れ、パーツが四散します。
人形が再びくっつこうとしているのを見た蓮が、小指をこどもつかいに渡しました。
蓮によって邪魔者認定されたこどもつかいは、退治されました。

(エンドロール)
駿也とお腹が大きくなった尚美は、住んでいるアパートを引き払い、新居へ引っ越す予定です。
引っ越しの場所には、蓮もやってきていました。
(注:尚美に引き取られたのか、ただの園児の関係で遊びに来ているのかは不明)
駿也は黒マント人形をパーツごとに紙でぐるぐる巻きにし、くっつかないように保管していました。スーツケースに入れ、ガムテープでさらにケースをぐるぐる巻きにします。
蓮は引っ越し作業の合間に抜け、あるマンションの一室に移動しました。
玄関に立つと、中から痣だらけの少年が出てきます。
蓮はその少年に、小指を渡しました。
これにより再び、黒マント人形は復活します…。

みんなの感想

ライターの感想

ホラーではあるのだが「あんまり怖くない」。むしろ、児童虐待に対する警鐘を鳴らす作品なのか。
個人的にいちばん怖かったシーンは「パンツ一丁で踊っているトミーおじさんのシーン」という…(笑)、いや、失笑してしまった。
謎解き要素がちりばめられているので、ストーリーとして見せる力はある。
しかし怖いかと言われると黙らざるをえない。ダークファンタジー寄りのもの。
ホラー的なものを求めると、評点は厳しくなるだろう。
しかしストーリーは決して悪くない。前述のように児童虐待はよくないというメッセージ性を感じさせてくれる。

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