「ほんとにあった!呪いのビデオ13」のネタバレあらすじと結末の感想

ほんとにあった!呪いのビデオ13の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2004年リリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第13作。突然マンションの高層階に現れた不気味な女「呪いの女」、投身自殺事件の前日、街の上空に現れた不可思議な物体「前触れ」など9本を紹介する。構成・演出・編集は「自殺霊」の坂本一雪。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ13の主な出演者

スタッフ/本木孝史、江田広司、撮影/坂本一雪、横内靖典、ナレーション/中村義洋

ほんとにあった!呪いのビデオ13のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ13のあらすじ1

※テロップ
「本作では、画面にノイズや異音が入る場合がありますが、ビデオテープの異常ではありません」
◆「反戦デモ」投稿者/原田雅也(仮名)
某所で行われた大規模な反戦デモの録画に映り込んだ不可解なモノ。マイクロバスの周囲で看板を振り上げる群衆が逆光で映った瞬間、その光の中に苦悶する男の顔が大きく浮かび上がります。

◆「呪いの女」演出助手江田広司
とある団地の高層階に住む投稿者兵藤順子は、ある時期、妙な悪夢に悩まされたと話します。
夢の中で彼女は窓のある部屋にいて、窓が次第に狭まって行くにつれ部屋が暗くなり最後には真っ暗になって飛び起きる夢だったそうですが、最近は見なくなったと話します。また同時期、彼女の弟の琢磨が、彼女の部屋に入って行く不審な女を目撃、女は真夏にも拘らず長袖を着ていて、直後に部屋を見てもいなかったと言うのです。
その後、琢磨が夏合宿のために友人から借りたビデオカメラの試し撮りをしている最中、女が映り込み、琢磨が慌てて逃げ出したため、順子がパニックになる中、女は部屋の中に入って来たと言うのです。女は妙な角度に首が曲がり白い顔だったそうです。
問題映像は、姉弟がふざけてビデオを奪い合う中、琢磨がベランダから不気味な女が覗いているのに気づき悲鳴を上げて逃げ出し、扉を閉めてしまいます。
部屋からは順子の「開けろ!」という凄まじい絶叫がして、数秒後ようやく順子が飛び出した瞬間、室内に長袖の服を着て佇む女の姿が映り込んでいました。
以来、怪異は収まったそうですが、いまだに女が部屋を覗いている気がするそうです。

◆「あるオフィスで」投稿者/岡村直子
深夜、残業のため職場の飲み会に参加できなかったOLの投稿者が、同僚に送るために撮影した携帯動画。
6階にあるオフィスは彼女のデスクを照らす灯りだけで薄暗く、自撮りする彼女の背後の窓に親子と思しき2体の人影が浮かび、消えると同時に「よかったね」という音声が入り、彼女が窓を振り向きます。が、その後の検証により、動画には終始「死ね…死ね…死ね…」という声が入っていた事が判明します。
◆シリーズ監視カメラ「いないはずの…」映像提供/群馬県団体職員G
街路樹のある広い通路を見下ろす監視カメラの映像。
画面左は歩道と壁、右側は街路樹がある歩道になっていて、人通りはありますが車は見えません。
画面右上には、街路樹の歩道に佇む男性の姿が映っていますが、間もなく画面上から携帯で話しながらやってくる女性が、男性に全く気付かずその身体をすり抜けます。
この男性は、多くの職員が目撃していますが、その場所には誰もいないそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ13のあらすじ2

◆「前触れ」
都内某所。投稿者沢木悦史が暮らす高層マンションの部屋は、街並みと広い空が地平まで見渡せる眺めのいい部屋です。
彼はある夜、街の上空に浮かぶ妙な浮遊物体に気づきUFOかと思い撮影を始めますが、レンズ越し見たソレには手足があり人型で、恐ろしくなった彼は友人の家に逃げ不安な一夜を過ごしたそうです。
が、翌日、不安なまま部屋に戻った彼はドン!という大きな落下音を聞きますが、それはマンションの敷地内で女子高生が飛び降り自殺をした際の衝撃音で、間もなく救急車やパトカーが駆けつけ騒動になったそうです。
彼はマンションの最上階にある住民しか行かないというコインランドリーにスタッフを案内し、その近くに設置された椅子を指し、事件前、女子高生はここにかなり長く居たそうだが、屋上の扉は施錠され入れないはずなのにどうやって入ったのかは解らないと首を傾げます。

コインランドリーとは、屋上階の階段室の空きスペースにコイン投入式の洗濯機と乾燥機が2台づつ、その手前の2畳ほどのスペースに椅子2脚と灰皿が置かれているだけの簡素なもので、その女子高生を最後に目撃したという住人中本(仮名)は、洗濯に来て椅子に座っている彼女を見かけたものの、何をする様子でもなく、その夕方頃、洗濯物を取りに行った時にも同じ姿勢だったと話します。けれど、彼が洗濯物を片づけ始めた途端後ろを通り抜け、洗濯機の影にある、鉄骨の斜交いでほぼ塞がったサッシ窓の隙間を抜け、屋上に出て行ったと話します。その時彼は、彼女がボソッと一言「あ、来た」と呟くのを聞いたそうです。
彼は、奇妙で暗い感じの彼女がタイプではなく関わり合いになるのも面倒だと思い、声も掛けず自室に戻ったそうですが、暗くなった頃、ドーン!という凄まじい音がしたと話します。
「前日、投稿者が見た2体の人影は、女子高生が待っていたモノ…とでも言うのだろうか?」

問題映像は、夜景の中に浮かぶ白い2体の人影としか言いようの無いモノで、一体は仁王立ち、もう一体はただぼんやりと立っているように見え、全く動きません。その光景はどこかマンガチックでありつつも荘厳な何かを目撃しているような妙な感覚を覚えるモノで、投稿者も「人…?」と呟いたきり、言葉を失っている様子がうかがえます。投稿者は直後に逃げだしたため、人影がどうなったかは定かではありません。
「果たして、この2体の人影が、女子高生を自殺に導いたのだろうか?…今となっては誰にも解らないのだが…」

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ13のあらすじ3

◆「自主映画」
自主映画の監督である投稿者吉池正吾(仮名)は、リハーサル光景を撮影し演出プランを練るそうで、その1本に不可解なモノが映り込んだのだとか。
稽古場らしき事務所で、演者が簡易椅子に座り、喫茶店のシーンのリハーサル中、話している青い上着の男性が屈んだ瞬間、その襟元に大きな眼のようなモノが映り込んでいます。
◆「合宿」
大学生の投稿者宇佐美一郎(仮名)がサークルの合宿に行った際、撮影したビデオに映った不可解なモノ。
簡素な部屋で男性が怪談本を読み上げる中、窓に浮かぶ靄がゆっくりと大きな人の顔へと変化して行きます。それは次第に睨めつけるてらてらとした眼光までもが鮮明になった後、飽いたようにふたたび靄へと戻って行きます。

◆「焦げ痕…」
投稿者岡本信哉、夕子夫妻は、花火のようなパチパチというラップ音に気づいたことが始まりだったと語ります。
それは離れた部屋でも耳につく音で、次には物が落下し、部屋にベタベタした粘液が現れるようになったと言い、ガラス戸やフローリングの床に点々と続く粘液を映した動画と部屋の出入口についた焦げ痕を見せます。その痕には白い繊維状のモノが付着していて、スタッフが触れるとベタついた感触が残り、どうやら粘液が渇いたモノのようです。
ソレは夫妻曰く”お化け屋敷の火の玉のようなモノ”で、問題映像は、ビデオの試し撮りのため色々趣向を変えて撮影するうち、ドアの上部に往年の怪談映画に出て来るようなまさに”火の玉”が映り込んでいるものでした。
その時点で夫妻は引っ越しを考えていたそうですが、間もなく「家が半焼した」との連絡があったそうです。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ13のあらすじ4

◆「…とある住人」
河べりに建つ古い高層マンションに住む投稿者西野冴子が、友人と共に自宅に帰る途中、携帯の動画機能で撮った映像に映り込んだ不可思議なモノ。それに気づいた彼女は、エレベーターホール近くのある部屋で起こった事件を想起せずにはいられなかった事だと語ります。
少し前、その部屋で孤独死があり、遺体は誰にも発見されぬまま腐乱し、異臭が建物中に充満、最終的には辛抱できなくなった隣人が大家と共に遺体を発見、事件が発覚したのだそうです。それは2階上の彼女の部屋にも充満するほどの凄まじい臭いだったそうで、遺体は死後2ヵ月程経っていたそうです。また現在、件の部屋には事情を知らないであろう新たな住人がいるため、スタッフと彼女は住人に悟られぬよう、撮影しながらその部屋を通り過ぎます。
撮影日となった夜、新しい携帯を購入したばかりの彼女は、飲んで遅くなり、終電を逃した友人を撮影しながら自宅に帰ることに。酔った2人は件の部屋を通り過ぎる際、なんか臭う、ペット禁止なのに誰かが飼っているのでは?などとのん気に話しながら、廊下の端まで歩いた時点で階を間違えた事に気づきますが、異臭のためかエレベーターには戻らず、すぐ脇の非常階段を上り始めます。
件の部屋の廊下側の窓は現在は完全に簾で塞がれていますが、撮影時には暗い窓があり、口を半開きにした女性らしき白い顔が映り込んでいました。
発見されたのは1人暮らしの中年女性だったそうです。

みんなの感想

ライターの感想

「ノイズや異音は、ビデオテープの異常ではない」と断わりが入ったり、直後にビックリ映像があったりとケレン味のあるオープニングなのですが、「前触れ」「とある住人」など、事件に対する投稿者や関係者の反応の薄さにこそ怖さが潜む作品かと。
個人的には「前触れ」がたまらなく、ほぼ丸一日どんな気持ちでその子はそこに佇んでいたんだろうと思うと何度見ても涙腺が緩んでしまい。むしろその”お迎え”がSF的な何かであってほしいと願わずにはおれません。
「合宿」に現れる顔は、靄とはいえど眼球のテカりまでもが一瞬写し込まれているかのようにリアルです。
ちなみに、2000年初頭VHSからDVDへの移行時期、ビデオ屋の棚にズラッとこのビデオシリーズが並んでいた光景を思い浮かべつつお楽しみいただけたかと思いますが、「ビデオで発売され後にDVD化された」の紹介文は、切り替え時期が判然としないため今作から削除させていただきました。

*本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。

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