「ほんとにあった!呪いのビデオ22」のネタバレあらすじと結末の感想

ほんとにあった!呪いのビデオ22の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2006年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第22作。ゴミ置き場に捨てられたビデオの異様な様子から”監禁”を疑い危険な取材に及ぶ「監禁」、メリーゴーランドの鏡に現われる少女「不倫カップル」など7本を紹介する。構成・演出・編集は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ22の主な出演者

演出補/奥定正掌、加藤麻矢、横田則幸。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ22のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ22のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「シリーズ監視カメラ」
警備会社に務める投稿者梶山真一郎(仮名)による、とあるビルの監視カメラ映像。画面は4分割され、非常階段、長い廊下の奥と出入口付近、エレベーター付近の映像が映し出されています。
画面を数人が通り掛かった後、右上の出入口付近の映像に、事務員らしき女性が現れ、ふと立ち止まって壁を向いた次の瞬間、壁の中に歩き出し消えて行きます。壁の向こうは、ここ数年倉庫として使われている部屋だそうです。

◆「監禁」
6畳ほどの狭く散らかった部屋のベッドで寝起きする2~30代と思しき若い女性の映像。女性は終始無言無表情で、何か食べては寝て、爪を切っては寝てを繰り返すだけで、TVも音楽も携帯を弄る様子すらもありません。
投稿者の田山悟(仮名)は、他人のゴミを見るのが趣味という男性で、件のビデオも夜中、近所のアパートのゴミ捨て場で拾ったものだそうです。彼は、その映像の中にもう一人別の女性の顔が映っているというのです。
彼が観察(あくまでもノゾキではないそうです)していたところ、その部屋には男が出入りしていて、複数のゴミの中には使用済みの生理用ナプキンの他、男宛ての封書などもあったのだとか。つまり彼は、男が部屋の借主で、ビデオは監禁している女性を監視している映像なのでは?と言うのです。
インタビューをした演出補加藤麻矢は、彼の異様な”趣味”にドン引きしつつも、単なる同棲カップルなのでは?と言いますが、田山は「(だってこんな状況って)絶対おかしいでしょ?」と言い張ります。
加藤を始めスタッフは昼間、件のアパートを訪ねますが応答は無く、カーテンが閉まっていて中の様子もわかりませんでした。
問題の映像は、女性が夜、むくりと起き出して鼻をかみ、再びベッドに横たわる際、上半身を起こした瞬間、胸元に別の女性らしき顔が映り込むモノでした。(巻末の「続・監禁」に続く)

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ22のあらすじ2

◆「不倫カップル」
以前の職場で知り合い不倫関係となった20代の投稿者沢田十和子(仮名)と妻帯者である間瀬(仮名)。問題のビデオは、2人の夜の遊園地デートの様子で、そこにいるはずの無い少女が映っているそうです。
間瀬は以前、同じ遊園地でのデートの際、娘のまりを連れて来て、彼女を「一緒に遊んでくれるお姉さん」と紹介し、その日は3人で楽しく遊んだそうですが、帰りしな、娘に携帯のメアドを聞かれ教えたところ、夜「おとうさんのちかくにくるな」というメールが来たそうです。彼女は、映っている少女がまりに似ていると言うのです。
また彼女は、映像の日、別れを切り出すつもりだったそうですが、言えずじまいのまま、連絡が途絶えてしまったのだとか。
スタッフは、十和子の承諾を得て間瀬に連絡し、顔出しNGで30分だけという条件で取材に応じてもらう事に。
彼は、ビデオとは打って変わって暗くイラついていて、連絡をしなかったのは、妻が子宮の病気で入院したためそれ(不倫)どころではなかったと言い、ビデオを見せ「お子さんに似てますか?」と聞いたところ「わからないです」と言ったきり、突然席を立ち無言で帰ってしまいます。またその後、取材予定だった十和子も、体調不良で検査入院となったためキャンセルとなり、結局どちらとも音信が途絶えてしまいます。
問題の映像は、2人が他に客のいないメリーゴーランドに乗り、どちらかの部屋に”お泊り”が出来ないものかと話すシーンで、内側のレーンに乗っている十和子の背後、中央柱の鏡の中から、睨んだような顔の、人形とも少女ともつかないナニモノかが覗くというモノでした。

◆「キャッチセールス」
とある都心のアーケードで、化粧品のキャッチセールスの若い男に捕まり、ビルの1室に連れて行かれ、若い女性スタッフに長時間強引に勧誘され、200万近くのローンを組まされたという投稿者佐々木由美(仮名)。
幸い親がクーリングオフ制度を知っていて、被害は逃れたそうですが、あまりの腹立たしさに連絡先事務所に電話したところ、「証拠はあるのか!」と逆ギレされたそうです。
そこで彼女は”証拠”を掴もうと、小型ビデオをバッグに仕込み、同じアーケード内をうろついていたところ、同じキャッチの男に同じセリフでビルに連れて行かれ、前回とは違う女性に勧誘され、その様子を撮影する事に成功したのだとか。
問題のビデオは、彼女がキャッチに捕まり、ビルで強引に勧誘される様子を捉えたもので、途中、テープ交換のために「トイレに行きたい」と席を立った際、テーブルの上に、席に座っていると思しき薄く透けた女性の”上半身の影”が映り込んでいるモノでした。
その化粧品会社はすでに無いそうですが、悪質な勧誘で強制捜査を受けたという噂もあり、多額の借金を苦にした自殺者も出たのだとか。「その自殺者の霊が、自らを死に追いやった化粧品会社の周辺を彷徨っているとでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ22のあらすじ3

◆「マンション紹介ビデオ」
Web制作会社に勤める投稿者荻山洋輔(仮名)からの投稿。問題の映像は、とある都心のウィークリーマンションの紹介映像で、顔のようなモノが映り込んでいたため、撮り直しになったというボツ映像で、音楽や字幕が入った編集済みのものです。
投稿者が調べたところ、そのマンションの建設時、建設予定地の一部の所有者である老人がひき逃げで亡くなったそうで、老人は暴力団による悪質な地上げに最後まで応じなかった人物で、轢いたのは暴力団の車だったのだとか。そのマンション付近では今でも老人の霊の目撃談が多いそうです。
問題のシーンは、ツインルームの居室のシーンで、窓際の天井隅に苦しげな老人と思しき顔がレリーフのように浮かび上がっているモノでした。
「無念を残した老人の霊が、今なおこの土地に取り憑いているとでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆「通り魔」
2001年9月6日、某河川敷で発生したという通り魔殺人事件。問題映像の撮影者は、4年後の2005年9月6日の夜間、その死体遺棄現場である橋の下でレポートをしてサイトにアップしていたのだとか。
投稿者の田中陽一は、問題映像の撮影者伊藤(仮名)氏の友人で、伊藤氏は自ら数々の事件現場に赴き、自撮りのレポート動画で人気を博したサイトを運営していたのだとか。
けれど、問題映像が映って間もなく、伊藤氏は交通事故で亡くなったそうで、救急車で病院に運ばれ亡くなるまでの間、胸を強く打ったのに、なぜか首を押さえて苦しんでいたのだそうです。
スタッフは、問題映像が撮られた現場に田中と行き、周辺でも聞き込みを行いますが、事件を憶えている人はほとんどいませんでした。
事件の被害者は、首を切られて遺棄されていたそうですが、伊藤氏は、供え物と思しき痕跡のある場所で、自ら遺体を演じて寝そべり「独特の雰囲気があります」「この場所はけっこう当たりなんじゃないでしょうか」と陽気にレポートしていました。
問題の映像は、彼が現場で寝そべった後、陽気にレポートしつつ、カメラを回して辺りの草むらを撮影した画面の中に、白くおぼろげな首の無い人影が浮かんでいるモノでした。

◆「フットサル」
ある晴れた休日に行われたフットサルの試合風景。投稿者の青柳雄介(仮名)は、自宅で映像を確認している時、その女性の姿に気づいたそうです。またその後、会場にいた数人に確認したところ、そのような女性を見た者はいなかったそうです。
グラウンドは、低層団地と木立に囲まれた1面コートで、赤と白のユニフォームの男性チーム同士の白熱した試合で観客も多く、コート脇の通路を歩く通行人も映っています。
問題のシーンは、赤のユニフォームの男性が左手ゴールにドリブルシュートをキメる直前、グラウンドに隣接した棟と管理事務所らしき小さな建物の隙間に、ズタボロの血塗れの服を着た足の無い女性が佇んでいるモノでした。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ22のあらすじ4

◆「続・監禁」
その日の夕方、スタッフは再度男の部屋を訪ねますがやはり反応は無く、ちょうど帰宅した隣人女性に話を聞きます。隣人は、男には何度か会ったが無愛想で挨拶も無く、女性も2、3度見たが全て別人、夜はケンカの声がして女性の泣き声が聞こえるのだとか。
夜になり、スタッフが再びアパートを訪ねると、ベランダに男がいて声を掛けますが、無言で窓を閉められてしまいます。彼らは慌てて玄関に回り、しつこくブザーを鳴らして呼びかけると、中からヤクザ風の男が出てきて「何だ、お前ら」と凄み、それでも引かぬ加藤の頬を張り、男性スタッフに殴り掛かります。
スタッフはマイクのコードが外れるのも構わず必死で逃げ、ファミレスで一息つきますが、プロデューサーの磯田に「危ない事はしなくていいが、追えるだけ追え」と指示され、とりあえず日を改める事に。
しかし、その2日後、投稿者の田山から加藤の携帯に「取材の翌日、男が引っ越したようだ」と留守電があったため取材は中止となり、また後日、取材ビデオに、女性の顔らしきモノが映り込んでいる事が判明します。
ベランダにいた男が部屋に入り窓を閉めるシーンで、ベランダ上部に取り付けられた室外機の上の部分に、下向きに女性の顔らしきモノが映り込んでいたのです。
「もしこの男性が女性を監禁しているのなら、これまで何人の女性が監禁されたのだろうか?そしてその女性たちはもう、この世にはいないのだろうか…」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

本作から41巻までシリーズを牽引する児玉和人監督の記念すべき第1作です。
「監禁」はいろんな意味でガチ怖で、頬を張られるまで気丈に粘った演出補加藤麻矢の度胸にも感服させられます。他人のゴミを”見る”のが”趣味”という男、不倫デートに娘を連れてくる父親、悪徳キャッチセールスの実態、遺体遺棄現場を弄ぶ男などなど、映像の怖さというより”人コワ”系の1本かと。
演出補で初登場の横田則幸は、「疾走!」の横田直幸氏と体型は同じですが別人のようですね。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX3」にも収録されています。
(シリーズVol.17~25、映画版(THE MOVIE)1&2、リング編、戦慄投稿BEST20を収めた13枚組のDVD-BOX)

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