「ほんとにあった!呪いのビデオ23」のネタバレあらすじと結末の感想

ほんとにあった!呪いのビデオ23の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2007年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第23作。山間の廃神社にまつわる伝承と障りを追う「廃神社」、バラバラ殺人事件の舞台となった公園で映り込んだ生首「鉄棒」など8本を紹介する。構成・演出・編集は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ23の主な出演者

演出補/大谷直樹、岩澤宏樹、横田則幸、秦俊子、制作担当/広岡知人。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ23のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ23のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「パリ観光」
投稿者斎藤祐実が新婚旅行で訪れたパリ観光の映像。夫妻は寂れた墓場や凱旋門、エッフェル塔など有名な観光地を、地下鉄で廻りながら撮影していきますが、どこも人通りが多く大変賑わっています。
問題のシーンは、地下鉄の車内。その暗い車窓を、白く霞んだ顔のようなモノが通り過ぎて行きます。
「飛び込み自殺が絶えないというパリの地下鉄。これは死後も地下鉄内を彷徨っている霊の姿である、とでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「コインランドリー」
コインランドリーの経営者佐野俊治(仮名)による、監視カメラの映像。ランドリー内は、画面左側に乾燥機、右側に洗濯機が並んだ細長い構造で、カメラはランドリー奥から見下ろす形で、画面奥となる出入口には待合用のベンチとテーブルが置かれています。
問題のシーンは、深夜、1人の男性客が洗濯機に衣類を入れ、ベンチに移動する瞬間、左側の乾燥機の窓の奥から白い手が現れ、男性に助けを求めるかのように蠢くというモノでした。男性客はその手には全く気付いていない様子です。
かつてこのランドリーでは、付近の路上で強盗に襲われた女性が逃げ込み、乾燥機の中からメッタ刺しにされた遺体で見つかるという事件があったそうです。

◆「カラオケボックス」
TV番組の制作会社に勤める投稿者元木祐介が、打ち上げの2次会で行った、某TV局近くのカラオケボックスで撮影した携帯のカメラ映像。
元木は、その映像に”首吊り自殺しているかのような足”が映り込んでいたと言い、先輩から、数年前そのカラオケボックスで首吊り自殺があったと聞いたそうです。
その店舗に問い合わせたところ「自殺のような事実は無い」と否定されますが、スタッフは、そのカラオケボックスの元店員伊東(仮名)を探し当て、事情を聞きます。
彼女は「かなり前だが、時間切れとなった客の応答が無いため見に行くと、客が換気口に紐を掛け首を吊っていて、騒ぎになった」と言い「その客はTV局の放送作家で、台本が書けずに鬱っぽくなり、打ち合わせ中にふらりといなくなり あの店で首を吊った」と話します。
また「映像では分らないが、床に遺体から流れ出た体液や脂の大きなシミが残ってしまい、床を張り替えた。確かめたいのなら床を見ればいい」とも。
問題のシーンは、男性が歌声が一瞬くぐもったようになり、角席でVサインをしている女性の左上=画面右上に、半透明でぶらりと垂れ下がったスーツの足が映り込んでいます。
「彼は自分が死んだという事を理解できず、首を吊り続けている、とでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆「ボクシングジム」
投稿者の山村秀一(仮名)が、プロボクサーの友人の練習風景を撮ったビデオに映り込んだモノ。それを見た友人は、かつて試合中、脳に衝撃を受け、やむなく引退した先輩ボクサーに似ていると言っていたそうです。
問題のシーンは、サンドバッグを叩く友人の背後、壁にはめ込んである大きな鏡の中に、逆さまの男性の顔が映っているモノでした。その先輩は現在、連絡が取れなくなっているそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ23のあらすじ2

◆「廃神社」 
投稿者の吉井清花(仮名)の大学時代の親友、ミワとその婚約者の楽しげなドライブ映像。
吉井はスタッフに促されながら、沈んだ様子で事情を話します。
2人は結婚間近の婚約者で、山奥の美術館にドライブに行った帰り道、偶然立ち寄った廃神社の映像に人影のようなモノが映り、その直後に事故に遭い、婚約者は即死、ミワは現在も意識が戻らず、植物状態のまま入院しているそうです。
ビデオは事故で壊れたものの、テープだけが無事だったため、彼女はミワの母親からテープを譲り受け、事実を知ったそうで、もしかしてその廃神社の人影が、某かの影響を及ぼしたのでは?と話します。

スタッフは、彼女の情報から廃神社を探し出し、自治体に問い合わせたところ、正確な所在地が判明し、管理人の老婆が交通事故で死亡して以来、放置されていると言われます。
彼らは現地に行き、聞き込みをしますが、廃神社や事故の件は知られているものの、映像の人影が老婆だという確定には至りませんでした。また廃神社は人里離れた山奥にあり、たどり着いた時には既に日が傾きかけていました。
その廃神社は、コンクリート製の立派な建物ですが、雑草に埋もれて錆びつき、社殿の中には祭礼用具や腐った畳が積まれ、荒れ果てています。
また彼らが帰ろうとした時、制作の広岡が「(背後の森の中に)人がいるね」と言い出し、演出補の大谷と追いかけますが見失います。2人は「小柄な人だった」と言い、間もなく大谷が再度人影を見たため捜索を続けますが、ふと気づくと辺りは薄暗く、彼らは完全に道を見失い、森の中を彷徨う事に。

夜になっても彼らは彷徨い続けて埒が開かず、広岡は愚痴る大谷にキレ、険悪なムードに。
やがて大谷が「頭が痛い」と訴えますがスルーされ、「人の声が聞こえる」と言い出して初めて「行ってみるか」となりますが、大谷は逆に「絶対に行かない方がいい」「イヤな予感がする」と言い張って動かず、今度は児玉が完全にキレて怒鳴りつけます。
大谷は、しばらく2人の後ろを離れて歩いていましたが、やがて見えなくなり、森の中で倒れているところを発見されます。
彼は頭から血を流して昏倒しており、2人は大谷を背負って歩き続け、彷徨い始めて6時間後、ようやく車道を発見し、車に帰りつきます。
彼らは、気を失ったままの大谷を病院に運び、幸いケガも大事には至らず事無きを得ますが、後日、大谷は「頭痛がピークに達した時から、全く記憶が無い」と言うだけで、原因は謎のままでした。(巻末の「続・廃神社」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ23のあらすじ3

◆「文化祭」
40代の投稿者木村晋(仮名)が在籍していたという、都内某朝鮮学校の文化祭の映像。かつてその学校では、文化祭開催中に女子学生が暴行され、飛び降り自殺する事件があったそうですが、なぜか表沙汰にはならなかったのだそうです。
文化祭は大盛況で、生徒たちは美しい民族衣装で武術や舞踊を披露する一方、韓国料理の出店では、大勢の客がテント席で舌鼓を打っています。
問題の映像は、その出店の中に、灰色のチマチョゴリ姿らしき女性が映り、そのままカメラが左のテント席に振られた瞬間、今度は席に座っている大柄な男性の後ろから、白い嗤い顔の女性が半分だけ顔をのぞかせ、映り込んでいました。
「この女性はかつての事件と関係があるのだろうか?…まさかこの男性が事件に関わっている、とでも言うのだろうか?…」とナレーションが入ります。

◆「鉄棒」
東京都内某有名公園の一画で、体育のテストのため鉄棒や縄跳びの練習をする息子の姿をとらえた映像。母親の柴崎瑞江は、自宅で確認した際”頭のようなモノ”が映っていると気づいたそうで、息子は鉄棒のテストの際、下に引っ張られた感じがしてケガをしたと話します。
調査したところ、その公園では、10年ほど前、血が抜かれ切り揃えられた27個の切断遺体が、園内のゴミ箱から発見されるという、バラバラ殺人事件が起こっていました。その事件は、犯人や遺体の頭部などがいまだ見つからず、未解決の猟奇事件としても知られています。
問題の映像は、息子が鉄棒に取り組むシーンで、道を隔てた向かい側の木立の根元に、白い首のようなモノが映り込んでいるモノでした。
「まさか、この付近に被害者の首が埋められている、とでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆「花火族」
投稿者三井淳が、高校時代の友人たちと、河原で花火をして盛り上がっている映像。男女数人のメンバーはビール片手に嬌声を挙げ、危険な火遊びに興じる猛者も多く、その度、暗い河原に歓声が響き渡ります。
問題のシーンは2ヶ所。据え置きのロケット花火が上がった瞬間、画面右端の、明かりに照らされた輪から少し離れた草原に立つ少女。そして次の花火が上がった瞬間、画面左下に浮かび上がる、赤く、目が落ちくぼんだ少女らしき顔。この河原では毎年夏になると水難事故が起こるそうです。
「溺れて亡くなった少女たちの霊が、遊んで欲しくて現れた、とでも言うのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ23のあらすじ4

◆「続・廃神社」
その廃神社周辺では、老婆の死後、続けざまに4件の交通事故が発生していました。
スタッフは、老婆の親戚で事情を知る初老の男性榊原(仮名)宅を訪ね、事情を聞きます。
榊原氏によれば、彼の一族は、彼が小学生の頃、祖父の代までは管理をしていたそうですが、当時手伝いに来ていた老婆に管理を任せ、あの土地を出たのだとか。けれど老婆の年齢も違い、記憶も曖昧で、映像の人影が老婆かどうかはわかりませんでした。

またあの神社は周辺の山々を祀ったものでしたが、迷いやすい場所であることから、老人を捨てる”姥捨て”や子供を捨てる”口減らし”、犯罪者の処罰(健脚の者は足の骨を折られた)などに使われるうち、そうして亡くなった者の慰霊のためのものへと変容していったそうです。
また彼は「神社とは、荒ぶる神を鎮めるため、清められ、結界に守られているが、一旦管理を怠ると邪悪なモノが入り込む」「”管理されてない神社には近寄らない”が鉄則だ。さもなくば大変な事になる」とも話していました。
「スタッフが見た人影は、山に捨てられた人々や悪霊なのだろうか?それが彼らを山に誘い込もうとしていたとでもいうのだろうか?」とナレーションが入ります。

一方、老婆の息子の連絡先が判明しますが電話は繋がらず、老婆の遠縁にあたる遠藤(仮名)夫妻に事情を聞きます。
老婆の甥に当たる遠藤氏は、老婆とは数十年来行き来は無く「老婆の死すら人づてに聞き、その時にはすでに息子が葬儀を終えた後だった」と憤慨していました。
また「(電話が通じないのは)多額の借金があり逃げているため。真面目な男だったが、10年ほど前に若い女と結婚して身を持ち崩し、今はスナックをやってるそうだが借金まみれだそうだ」「”老婆の事故も保険金目当てでは?”との噂だった」、また「事故の直前、長年音沙汰の無かった息子夫婦が村に来て、事故で大金を得たらしい」というのです。
調査したところ、事故の加害者は全くの他人でしたが、息子夫婦は老婆の死後、彼女の保険金の他、彼女の土地を売り払い、大金を手にしていた事が判明します。
スタッフは「廃神社の伝承通り、息子夫婦が伝承通り”姥捨て”をしたのでは?老婆は山中を彷徨い道に出たところを撥ねられたのでは?」と推測します。

一方息子夫婦は、連絡先だった古い小さなアパートから引っ越していて、スタッフは不動産屋に聞いた引っ越し先へと向かいます。そこは幹線道路沿いの豪邸でしたが、完全な焼け跡で、立ち入り禁止のテープが張り巡らされていました。
隣人は、火災の原因は練炭自殺だそうだと言い、始終ヤクザ風の男が押し掛けて怒鳴り散らし、変な人が越してきて怖いと噂になってたと話します。
追跡はここで途絶え、息子夫婦が老婆の死に関係していたのかは結局わからずじまいのまま、取材は終了します。

問題映像は、2人がうらぶれた廃神社に迷い込むシーンに続きます。彼氏は、ミワが止めるのも聞かず入って行き、鈴を鳴らしたり、扉を開けようとしています。やむなくついて行った彼女は、怯えて何度も止め「ふざけたらだめだよ!」と叫んで半泣きになり、やがて彼氏も諦めて去ろうとします。
その時、カメラが左に振られ、社の入口の柱の陰に、黒い作務衣のような服を着た虚ろな顔の老婆が映り込みます。

後日、スタッフは投稿者の吉井に取材の全てを話し、彼女と共に老婆の事故現場を訪れ、花を供え手を合わせます。その場所は、奇しくもあの夜、スタッフが気絶した大谷を背負って下山し、辿り着いた場所でした。またその1週間後、吉井からミワの訃報が届きます。
「この世に無念を残して死んだ老婆の呪いは、まだ終わっていない、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

意外な発展を見せる「廃神社」。演出補大谷直樹と制作の広岡知人、撮影は児玉和土監督だと思うのですが、この3人が廃神社周辺の森で迷い脱出するまでの様子はかなりリアルで、その後、大谷氏がどうなったかが気になるところです。
演出補の岩澤宏樹は本作が初登場ですが、本シリーズの42~52巻では監督(演出)に就任、その後「THE心霊写真」「心霊玉手匣」などのシリーズを手掛け、2016年には「残穢」のスピンオフ作品「鬼談百景(「どこの子」「空きチャンネル」)」の監督を務めるなど頭角を現していく有望株です。
「カラオケボックス」「花火族」などの乱痴気騒ぎシーンはかなりうるさいのでw音量にはくれぐれもご注意を。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX3」にも収録されています。
(シリーズVol.17~25、映画版(THE MOVIE)1&2、リング編、戦慄投稿BEST20を収めた13枚組のDVD-BOX)
  • にきなはにはさんの感想

    怖いよ!

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