「ほんとにあった!呪いのビデオ24」のネタバレあらすじと結末の感想

ほんとにあった!呪いのビデオ24の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2007年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第24作。レンタルビデオの巻末にダビングされた不気味な映像を追う「ダビング」、戦時中に行われた陰惨な過去を伝える洞窟に蠢くナニモノかの姿を捉えた「洞窟」など8本を紹介する。構成・演出・編集は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ24の主な出演者

演出補/岩澤宏樹、菊池宣秀、大谷直樹。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ24のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ24のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「キャンプ」投稿者/斉藤良介(仮名)
大学生の男女数人のグループが、夏山のキャンプ場で楽しむ映像。そのキャンプ場は整地された専用の場所ですが、かつて幼い男の子が行方不明になった事件があったそうです。
テントを張り終えた彼らは、早速バーベキューを開始、夜、真っ暗になっても、いくつかのランプをたよりに楽しい宴が続きます。が、談笑するメンバーの間の暗闇に、幼い子供の物寂しげな顔が逆さまに浮かび、消えて行きます。

◆「新婚家庭」
投稿者の櫻井信次(仮名)が、大学の友人夫婦の妊娠祝いに行った時の映像。夫妻は彼を鍋料理でもてなし、妻は妊娠の歓びを語り、夫も妻を気遣いつつ明るく話しています。またテレビ台の上には、新婚旅行の幸せそうなツーショット写真が飾られています。
けれど、間もなくこの夫妻は離婚、櫻井は「(テレビ台の上の)写真から夫の姿が消える」と言い、「詳しくはとても聞けないが、妻が流産して体調を崩し、入院中であることが原因かも」「(問題映像の)写真に起きた不可解な現象が関係しているのでは?」と話します。
数週間後、入院中の妻を見舞った櫻井から連絡があり、スタッフが取材に向かいます。
彼はまず「元気そうで安心した」と前置きし、彼女と楽しく話し分かれた後、見送りに来た彼女の母親から「離婚原因は夫による暴力で、娘はそのため流産した」と聞いたそうです。
彼は「学生時代、彼とは楽しく遊んでいたし、あの日も全く気付かなかった」「営業職に就きストレスが高じたのでは?」と話します。
問題映像では、夫が席を立った際、ツーショット写真が古びたようになり、夫の姿だけが初めから無かったかのように消え、次に映る時には戻っています。
「夫から暴力を受け続けていた妻の怨念が、写真から夫を消し去った、とでも言うのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「少年野球」
投稿者の小暮修平が、小学生の息子の野球の試合を撮影した映像。試合会場は、学校内の野球場で、グラウンドの周囲には遊具や土管のトンネルがある築山などがあります。
撮影者は手前から、画面左のホームベースを中心に撮影していますが、3塁に駆け込んだ選手をアップにする場面で、その奥にある築山のトンネルの中に、ごろりと転がる顔のようなモノが映り、次に映った時には消えています。
そのグラウンドではこれまで、事件や大きな事故などは無いそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ24のあらすじ2

◆「ダビング」
レンタルビデオ店の店長を務める投稿者篠原正治(仮名)から、巻末に不気味な場面がダビングされているというレンタル用VHSビデオが届きます。問題の映像は、巻末の警告文の後にダビングされていて、彼は自宅で鑑賞中、偶然気づいたそうです。
篠原は「映っていたロッカールームはうちの店舗ではないし覚えも無い、マニアックな新作のためまだ借り手が少なく、その中の誰かの仕業かも」と話します。
スタッフは、篠原の許可を得て名簿を預かり、”ビデオ店の依頼で、悪戯の調査をしている”という体で、一人一人に電話をします。ほぼ全員変わった様子も自己申告も無く終わりますが、ただひとり、岩澤が電話をした、一方的に早口で意味不明の事をまくし立てる異様な感じの人物だけが印象に残ります。
一方、その数日後、投稿者の篠原が出勤途中に事故に遭って入院との報せを受け、電話で彼の妻に事情を聞きますが、不振がられ取材を拒否されます。

スタッフは再度、名簿の人物らに連絡をしますが、件の早口の男”吉田”だけが、電話が通じず、自宅を訪ねてみる事に。
しかし、待ち合わせ場所に演出補の大谷直樹が現れず、電話も通じなくなっていたため、篠原の事故の件もあいまって不安を覚えたスタッフは、急遽大谷のアパートを訪ねますが、応答が無く連絡も取れず、一旦制作室に戻り待機する事に。
夜になり、ようやく大谷と連絡がつき、制作室に呼び事情を聞くことに。
気まずそうに現れた彼は、「『廃神社』(シリーズ23巻)の取材でケガをし、今回の問題映像を見て怖くなった。おかん(母親)にも止められたので、この仕事を続けるかどうか考えさせてほしい」と話します。岩澤は「君もう二十歳だろ?”おかん”てなんだよ」と呆れ、児玉は「心霊(現象の取材)は承知の上で入ったんだろ?」と説得しますが、大谷は結局一時休業する事に。
代わりに演出補菊池宣秀が加わって、吉田のアパートに向かい、岩澤が1人で訪問し、近所の公園での取材のアポを取りますが、「やはり様子がおかしかった(おかしい人なのでは?)」と不安気でした。

テロップで「警告 これからご覧いただく映像は、あなたの心身に深刻な霊障を引き起こす可能性があります。霊障を受けやすい方や気の進まない方は、再生を止めてください。こちらでは一切の責任を負いかねます」と表示され、カウントダウン後に問題の映像が流れます。
苔色の画面の中、縦長のロッカーがずらりと並んだ古びたロッカールームが映っています。間もなく中程のロッカーの扉がゆるゆると開き、その手前の閉じたロッカーの扉の下方から、横向きの異様に顎が長い顔が出てきてこちらを振り向きます。
その顔は出た瞬間は透けていますが、実体化しつつ振り向くうち、歪んだ嗤いを浮かべ、顔面の左半分が血のようなモノで赤く汚れているのが判ります。(巻末の「続・ダビング」に続く)

◆「洞窟」投稿者/高山仁
20代のカップルが友人を訪ねた帰り、看板を見て立ち寄ったという人工物と思しき洞窟の映像。そのビデオには、鋭い爪で引っ掛かれたような生々しい傷跡に埋め尽くされた彼女の背中の写真と手紙が添えられていて、手紙には「その傷はなかなか治らず、新しい傷が増え続けている」とあったため、取材を申し込もうとしますが、連絡先は実在しないモノだったそうです。
また、映像に登場する現地職員の話しから、その洞窟は戦時中、飛行機の部品の軍需工場で、朝鮮や中国の人々が徴用され、過酷な労働を強いられ亡くなったという凄惨な過去があった事が明らかとなります。
問題のシーンは、カップルが去ろうとした時、カメラが今一度洞窟の奥の鉄格子を撮ろうと振り返った瞬間、画面右手の岩肌の窪みに、こちらに助けを求めるかのように手を差し伸べる、レリーフのような人影が浮かびます。撮影していた彼氏はそれに気づき、カメラを戻しますが消えています。
「これは過酷な強制労働で亡くなった人物の姿なのだろうか?投稿者のカップルが、無事であればいいのだが…」とナレーションが入ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ24のあらすじ3

◆「深夜の路上」
大学生の投稿者岩田充(仮名)が入った学生寮の、机の中にあったというビデオテープ。
冬、小雨が降る中、男女数人の大学生が、地名のカードを引き、その場所に行ってコメントするというTVのバラエティ番組を真似て遊んでいる様子が映っています。
彼らはカードに従い、道路際に立てられた”新篠津村”の看板の前に車で乗り付けコメントしますが、一番右端の女性の肩に、血だらけの白く痩せた手が掛かっています。
「この女性に因縁のある手なのか、事故死した人の手なのか…そしてその手は、彼女をあの世へと引きずり込もうとしている、とでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「漫画喫茶」
漫画喫茶のバイト店員小池信雄(仮名)の投稿映像。それは漫画喫茶の入口付近を奥から見下ろす監視カメラの映像で、3畳ほどの狭いスペースの左側にレジや商品棚が並び、客は入口の外にある小さなエレベーターを使い、店に出入りしています。
最初に異変に気づいたのは店長で、ビデオを小池に見せ「気持ち悪いから捨てて」と言われたものを投稿したのだとか。彼は、その店での自殺や事故は無いが、バイト仲間の妹が「この周辺に幽霊が出る」と言ってたらしいと話します。
バイト仲間の妹で高校生の久保友紀は、取材に応じ「確かに幽霊の噂はあり、近所の公園のトイレで首吊り自殺した女性の霊らしい」「友人が塾帰りに宙に浮いた女性の霊を見て大声を出したところ、睨まれて追いかけられた」と話します。噂の公園のトイレは、夜でも明るく何の変哲も無い物でした。
問題の映像は、画面奥のエレベーターからコートの男性客が降りてくる際、エレベーターの奥に、赤黒いワンピースを着た長い髪の女性が浮かんでいるというモノで、男性客は全く気付いていないようでした。
「久保さんの友人のように、”気づいた者だけが襲われる”とでも言うのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「ギリシャ留学」
投稿者の竹山里美(仮名)がギリシャ留学した際のデジカメの動画映像。
のどかな田園風景、奇妙な祭りなどの物珍しい映像の中、やがて投稿者と思しき女性と現地の男性たちが、古い物置小屋の壁を赤ペンキで塗っているシーンになりますが、その小屋の奥の壁に、美しくきつい眼差しでこちらを睨む女性の顔が現れ、次に映った時には消えています。
その場所は、内乱の時代、ゲリラのアジトとして使われていたそうで、多くの人々が捕まり銃殺された場所だそうです。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ24のあらすじ4

◆「続・ダビング」
吉田は、待ち合わせ時間から30分以上遅れ、くたびれたトレーナー姿でのろのろと現れます。
スタッフは彼に、ベンチに座ってもらい、岩澤が隣に座って取材目的と事情を説明します。吉田はその間、無言で鼻をすすり、岩澤が「ロッカールームの映像なんですが…」と話し始めた途端、堰を切ったように早口で、無関係の話をまくし立て、岩澤が話を戻そうとするたびブチ切れて怒鳴り、岩澤に対して「君は山口県出身だろう?!僕の同級生の岩澤ではないのか、ならばなぜ僕を調べて連絡を寄こし、会おうとしたのか」と喚きます。岩澤は穏やかに「山口出身ではないし、あなたの同級生でもない」と言い、今一度事情を説明しますが、吉田は一方的に激昂し、やがては押し黙ってしまい時間だけが過ぎて行きます。

スタッフはやむなく取材を諦め、最後に岩澤が吉田に小型ビデオで問題の映像を見せる事に。すると吉田は、その画面を2度見した次の瞬間、岩澤に襲い掛かり、転がり落ちた彼に馬乗りになり殴り続けますが、スタッフらに止められ逃げ出します。岩澤は大量の鼻血を出しながらも吉田を探し、取材を続けようと立ち上がります。
菊池が吉田の後を追いますが、岩澤は警察に行こうという児玉を止め、取材継続を希望、ベンチで横になり出血が止まるのを待つことに。
そこに菊池から「吉田が真っ直ぐ自宅アパートに帰った」との連絡が入り、児玉は岩澤を置いて、吉田のアパートに向かいます。
2人は吉田の部屋をノックし呼びかけますが、点いていたはずの電気が消され、応答も無く、やむなく問題の映像に関するいくつかの質問と連絡先を紙に書き、玄関ポストに投函、菊池は階段下からサブカメラで撮りながら見張る事に。

ほどなくして菊池から連絡があり、駆けつけると「吉田が突然出てきてくしゃくしゃに丸めた質問状を投げつけて来た」との事でカメラにもその瞬間が映っていました。が、その内容は支離滅裂な殴り書きで、スタッフらは岩澤が待機していたファミレスで分析する事に。
質問状にはおおよそ「①問題映像のビデオは、吉田が以前勤めていた清掃会社(すでに倒産)のロッカーで発見した。②映像のロッカールームはその会社のものでは無い。③問題映像を見た直後から、彼は一時的に発語できなくなり、”赤い人間”たちに監視されるようになった。④問題映像を”霊界のウィルス”だと考えた彼は、映画『リング』のように他人の目に着くようレンタルビデオにダビングした」といった事が書かれていたそうです。
この映像に関わったスタッフ、岩澤、菊池、大谷らは、”呪い”を回避するため、『リング』のセオリー通り問題映像を各々ダビングして持ち帰りますが、それを第三者に見せるかどうかはそれぞれの判断に委ねるという事で、取材は終了となります。
その後、件のビデオテープは、調査報告と共に投稿者の篠原に返却、彼の容態も快方に向かっているとの事でした。

みんなの感想

ライターの感想

「ダビング」は、”吉田”の異様さもさることながら、問題映像そのものが白石監督の「~呪いのビデオ THE MOVIE」(2003年)の問題映像を髣髴とさせる禍々しさがあるモノなので、色々な意味で閲覧にはご注意を。岩澤の流血もありますし。
前作23巻の「廃神社」の取材中、ケガを負い意識不明で運ばれた演出補大谷直樹が「ダビング」の取材をすっぽかし、取材終了後のダビングシーンを最後に離脱。代打で初登場の演出補菊池宣秀は、児玉監督、岩澤監督時代に演出補として活躍し、56~70巻では監督に就任する人物で、32巻以降には彼自身の本シリーズとの因果のエピソードもあるようです。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX3」にも収録されています。
(シリーズVol.17~25、映画版(THE MOVIE)1&2、リング編、戦慄投稿BEST20を収めた13枚組のDVD-BOX)

映画の感想を投稿する

映画「ほんとにあった!呪いのビデオ24」の商品はこちら