映画:ほんとにあった!呪いのビデオ25

「ほんとにあった!呪いのビデオ25」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ25の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2007年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第25作。心霊スポットで遭遇する「半面の男」、マンションに現われた「不気味な女」、ストーカー男が捉えた”異様な顔”を追う「僕の恋人」など7本を紹介する。構成・演出・編集は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ25の主な出演者

演出補/岩澤宏樹、菊池宣秀。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ25のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ25のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「半面の男」
大学生の投稿者松岡邦彦が、深夜、後輩と一緒に忍び込んだ廃墟の映像。そこはかつて某企業のセミナーハウスだったそうですが、現在は朽ち果てて荒らされ心霊スポットとして知られているそうです。
彼らは落ち着いた様子でゴミをかき分けて進み、奥の階段を登る途中で低い呻き声に気づきながらも、2階の部屋へと入って行きます。
彼らが捜索を始めて間もなく、松岡が開けておいたはずのドアが閉まっている事に気づき、後輩の顔を懐中電灯で照らした瞬間、横の暗闇から、断ち割られたような男の顔が飛び出してきます。2人は「うわあ!何かいる!」と絶叫し逃げ出します。

◆「不気味な女」
投稿者橋詰陽子が入居して間もないワンルームマンションを、携帯の動画機能で撮った映像に映り込んだ”不気味な女”。
彼女は携帯越しに女を見て、友人宅に逃げたそうですが、恐怖のあまり携帯を落とし、友人に取りに行ってもらったそうです。けれど友人は「異常は無かった」と言い、不動産屋にも「過去に事故や事件は無い」と言われ、近隣への聞き込みでも問題はありませんでした。
しかしスタッフが室内を捜索したところ、バスルームの天井裏から、白い物体が付着した2mほどの太いロープが見つかります。とある調査機関に分析を依頼したところ、付着物は人間の皮脂で、他にも微量のA型とAB型の血液が付着していた事が判明します。
また、以前そのマンションの管理人だった佐久間淳子(仮名)は、当時そのマンションは独身者限定だったにも拘らず「(橋詰の部屋から)赤ん坊の泣き声がする」という苦情があり、聞きに行ったそうです。当時住んでいたのは30代の女性でしたが「赤ん坊などいない」と言われ、誰も赤ん坊を見てないためうやむやになり、女性はしばらく住んだ後、彼女の任期中に退去したそうです。
問題の映像には、橋詰が明るく説明する中、まず折戸のクローゼットの中に白い赤ん坊のような顔が浮かび、彼女がベランダ側の窓を振り返った瞬間、カーテンの前に不気味な女が立っていて、彼女が驚いて携帯を落とし逃げ去る様子が映っています。
が、その携帯カメラには30秒間自動的に録画する機能あり、落とした拍子に暗くなった画面に、くぐもったような泣き声とも咆哮ともつかぬ不気味な声だけが響いていました。

◆「ロッククライミング」
投稿者柴山清志(仮名)が、海沿いの断崖絶壁でロッククライミングをしている映像。登っているうちの一人は撮影担当で、先に登って行く人物を下から撮影しています。が、上を登っている人物が頂上に達するあたりで、画面右下の岩の窪みに、生気の無い白い手首が映り込んでいます。
その断崖ではかつて、ロッククライミングによる死亡事故があったそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ25のあらすじ2

◆「僕の恋人」 
女性が夜道を歩いている短い映像の中に「不気味な顔が映っているので調べて欲しい」という投稿者鈴木孝(仮名)。
それは彼が、仕事帰りの恋人を捉えた映像で、彼女の映像を持っていないため手元に残しておくつもりで撮ったのだとか。また「本人に心配を掛けたくないので問題映像の事は言ってないが、映った”顔”にも憶えが無く、心配なので調査して欲しい」と言うのです。
ところが、鈴木から聞いた携帯に電話をしたところ、”鈴木の恋人”こと水谷英里子(仮名)は、鈴木を全く知らず、つまりは盗撮されていたという事実を知らされ不快感を露わにします。
スタッフは彼女に事情を説明し「一度会って問題の映像を見て欲しい」と頼みますが、取材は拒否され、映像だけ勤務先に送付してくれれば見ると言われ、問題映像を送付し回答を待つことに。
一方、事情を聞いた鈴木は「彼女とは確かに交際中で、彼女が嘘をついている」とは言うものの、その話しぶりからスタッフは、「2人はコンパで一度は出会ったものの(鈴木談)、鈴木が勝手に彼女を”これから必ず付き合う事になる”=恋人と妄想し、ストーカー行為に及んでいる」というのが現状だと判断し、独自に水谷の身辺を当たる事に。

水谷の元彼、井上光夫(仮名)は、合コンで知り合いつき合い始めたが、友人から「(水谷が)複数の男性とつき合っている」と聞いて腑に落ちる点もあり別れたそうで、その後「彼女と婚約し、マンションまで購入した男が一方的に振られ、電車に飛び込み自殺をした」と聞き、彼女自身「昔付き合っていた男が亡くなり、夢に出て来る」と話していた事を思い出したと話します。
調査の結果、元彼の飛び込み自殺の事実が判明し写真も入手しますが、問題映像の顔とは言い難い物でした。
問題映像は、商店街を抜け暗い公園脇を歩いて行く水谷を、少し離れた場所から隠し撮りしているような映像で、彼女の白い上着の背中が点滅するライトに照らされた瞬間、2度、嗤っているように歪んだ不気味な顔が浮かび上がるモノでした。
「これは飛び降り自殺した男の変わり果てた姿なのだろうか…」とナレーションが入り、巻末の「続・僕の恋人」に続きます。

◆「サファリパーク」投稿者/新藤明美
投稿者家族が行ったサファリパークでの映像。彼らは入口で記念撮影を楽しんだ後、サファリバスに乗り、ライオンの群れや進路のすぐ脇にいるクマに歓声を上げます。が、バスがクマの脇を通り過ぎる時、窓に張りつき目を見張る子供たちの間の窓に、鬼女のような恐ろしい顔が映り消えて行きます。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ25のあらすじ3

◆シリーズ監視カメラ「家庭用監視カメラ」
投稿者一家が、その一戸建てに引っ越して間もなく空き巣に入られたため設置したという、防犯カメラの映像。
防犯カメラは玄関先を見下ろす位置にあり、玄関灯で照らされた玄関先に動きを察知すると、録音と撮影が始まる仕組みです。
また、画面右手には玄関ドア、左手には生垣があり、来訪者はその間の細い通路を通って玄関前に立ち、白壁に取り付けられたチャイムを押して応対を待つことになります。
投稿者の佐藤圭子(仮名)は、その日は遅くまで留守にしていて、誰もいないのにチャイムが鳴り、影だけが映っていると怯えます。

その家は、中古で購入し入居して半年ほど経つそうで、購入時、不動産屋からは「売主のご主人が旅先で亡くなったため『マンションに住み替えたい』という奥さんの希望で売りに出された」とだけ聞いたそうです。
スタッフは夜間そのカメラを検証し、影だけが映るのはあり得ないと確認、不動産屋は佐藤の証言通りの事を言い、売主に関しては守秘義務があるため断られます。
また売主の夫の”旅行先の事故”はある地方紙に掲載されていて、”旅行先”が”出張先”だったなどの違いはあれど、問題映像の日時が、事故からきっかり1年後=1周忌だった事が判明します。

問題映像は、夜間、無人の画面でカメラが作動し、微かに敷き砂利を踏む音がした後、白壁にうなだれた小太りの男性らしき横向きの影が映ります。影は玄関前に移動し、チャイムと重なると同時に2度チャイムが鳴り(押され)ます。影は数秒間佇み、くぐもった声で何某かを呟き(内容は判明せず)、玄関扉に消えて行きます。
「まさか、自宅から遠く離れた出張先で事故死した前の住人が、ちょうど1周忌に帰宅した、とでもいうのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆「熊野観光」投稿者/森山春樹(仮名)
投稿者のカップルが和歌山県熊野を観光した際の映像。2人が熊野古道をそぞろ歩き那智の滝などを経て、夜祭のシーンとなった時、カメラが偶然、小さな社の前で佇むアロハシャツの男性の後ろ姿を捉えます。彼らは男性の次に社を参り、周囲を撮影しますが、その時歩き去る男性の左頬に、大きくぎょろぎょろと蠢く眼がいくつか映り込んでいます。
「古代から数々の伝説を持つ熊野。その土地で、異形の者が姿を見せた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ25のあらすじ4

◆「続・僕の恋人」
ほどなくして、投稿映像を送った水谷からスタッフの携帯に「取材には応じない」「鈴木に『今回は警察には通報しないが、今後も続くようなら通報する』と伝えて欲しい」「問題映像は確認したが、そちらでお祓いなり処分なりして欲しい。終了した時点で連絡が欲しい」との回答があります。スタッフは鈴木を制作室に呼び伝言を伝えますが、彼はほぼ無言で話を聞いていただけでした。
一方、製作委員会では年に数回、投稿映像をまとめて寺に持ち込みお祓いをしてもらうそうで、数ヶ月後、今回の問題映像もその中の1本としてお祓いを済ませます。
スタッフは、水谷に報告しようとしますが電話が繋がらず、勤務先では「体調不良で1ヶ月ほど前に退職した」と言われ、彼女の実家では、母親から「娘は不在だが体調が悪い」と言われ伝言を頼みますが、彼女からの連絡はありませんでした。
一方、鈴木もあの日以来電話が繋がらず、留守電にも返事は無いままです。

そこでスタッフは、水谷の元同僚、芝田百合(仮名)から事情を聞きます。
芝田によれば、水谷は無断欠勤が続くうち両親から「体調が思わしくないので辞めさせる」と連絡が来て退職となったが、実はそれ以前から職場で、カウンターに突然寝そべったり、接客中に泣き出したり、始終ブツブツ何かを呟いているなどおかしな行動をするようになり、精神的に参っているのでは?と噂になり、チーフも休養を勧めていたのだとか。
その取材後の深夜、鈴木の携帯に連絡を入れると本人が出て、以前とは全く違う口ぶりで「水谷には全く興味が無いし、恋愛感情も無い」と言われます。その様子はいわゆる”憑きモノが落ちた”感じだったそうです。

しかし後日、鈴木の問題映像の編集中、さらに異常な箇所が発見されます。
先の問題映像は投稿映像の一部で、元の映像は、水谷が駅から出るところから始まり、問題映像のシーンを過ぎ、彼女が自宅アパートの部屋に戻り電気が点くのを窓側に回って撮影するなど、明らかに執拗なモノでした。
問題の部分は、彼女がアパートの部屋に入るのを確認した鈴木が、人目を気にするかのようにアパートの周囲を映すシーンで、カメラが下を向いた時、鈴木自身の影の頭の部分に、アスファルトの中から浮かび上がったかのような上半分の白い顔が覗いています。
その顔は、問題映像で彼女の背中に映った男の顔と非常に似たモノでした。
「水谷さんに不幸が起こった頃、彼女への異常な執着が消え去ったという鈴木さん。”その存在”は彼にも取り憑いていたのであろうか?しかしその理由は不明である」とナレーションが入ります。
その後、鈴木とは全く連絡が取れなくなったそうです。
「皆が経験し憧れる”恋愛”という感情。しかし時にそれは”痴情のもつれ”となり、自殺や殺人事件に発展する事がある。そのような感情の隙間に、この世に怨みを抱く怨念が入り込み、この世への復讐の機会をうかがっているのかもしれない…」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

「半面の男」「不気味な女」「ロッククライミング」は衝撃的な映像で、心霊特番で見かけた方も多いかも。しかし中でも「不気味な女」は、背景にうすら寒いモノがあった事がお分かり頂けるかと。長期取材となる「僕の恋人」は、何の仕業だったにせよ、盗撮の被害女性を諌める結果となる後味の悪い結末でした。
地味に印象を残すのは「家庭用監視カメラ」で、影があまりに寂しそうで絶望的で、初期の監督ならソレが何を言ったのか”分析”したのにとつい思ってしまったり。外装もきれいでキッチンも広く築年も浅そうな素敵な一戸建て…亡くなった夫が建てた夢のマイホームだったんですかねぇ…やるせないです。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX3」にも収録されています。
(シリーズVol.17~25、映画版(THE MOVIE)1&2、リング編、戦慄投稿BEST20を収めた13枚組のDVD-BOX)

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