映画:ほんとにあった!呪いのビデオ36

「ほんとにあった!呪いのビデオ36」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ36の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2010年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第36作。上階の騒音の正体を捉えた「騒音」、”心霊博士”と思しき投稿映像「恨眼」、ある不審メールにより不審死が相次ぐ「呪いの携帯メール」など7本を紹介する。構成・演出は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ36の主な出演者

演出補/長田明子、岩澤俊樹、渡辺美穂、岩澤宏樹(元演出補)など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ36のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ36のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆シリーズ監視カメラ「マンションの屋上」投稿者/井上達也(仮名)
飛び降り自殺防止のため設置されたという、マンション屋上の監視カメラの映像。
その管理人である投稿者は、そのマンションでは一時期、外部からの侵入者による飛び降り自殺が相次ぎ、閉鎖が検討されたものの、監視カメラと出入口に人感センサーを設置した事で、不審者や飛び降り自殺が激減したと話します。
しかし、ある日バイトの若者が「屋上の人感センサーの警報が鳴り、人影も見えたが誰もいなかった」と言い出し、実際に屋上も調べたそうですが異常は無かったそうです。
投稿者は「これまで何度もお祓いなどを頼んだが効果が無く、より強力な霊能者を紹介してもらえればと思い投稿した」と話します。
問題映像は、屋上出入口を斜め上から見下ろす映像で、まず住民が屋上で喫煙し建物内に戻る映像が流れます。屋内は明るく出入口上部は擦りガラスで、その影ははっきりとガラスに映っています。
けれど次に長い髪の女性と思しき人影が奥から現れドアが開きますが、直前まで映っている人影の本体がいないのです。ちなみにドアは構造上ひとりでに開く物ではないそうです。
「まさかこれは、飛び降り自殺者がこのマンションをいまだに彷徨っている姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「恨眼」投稿者不明
ある日、製作委員会のスタッフルームのドアの前に不気味な異物が置かれる事件があります。
それは4羽のカラスと思しき鳥の死骸(後の調査で別種の鳥を黒く染めたモノと判明)でしたが、全て首が切断され血まみれの状態で、ダンボールに無造作に詰め込まれていたのです。
第一発見者は演出補の岩澤俊樹で、昨夜11時過ぎにスタッフルームを出た時には箱は無く、30分ほど前に出勤した時(壁の時計は午後1時20分)に発見したそうで、箱が置かれたのはスタッフルームが無人だったその間と思われました。
その場にいたのは彼と演出補の渡辺美穂、出勤したばかりの長田明子、駆けつけた児玉の4人です。
「これは我々スタッフに対する嫌がらせなのだろうか?それとも度が過ぎた悪戯なのだろうか?…後日我々はその鳥を丁重に埋葬した」とナレーションが入ります。

製作委員会に脅迫めいた手紙が届く事も間々あるそうですが、この一件に関しては、本シリーズ30巻「人形を見つめる眼」の投稿者で”心霊博士”と名乗る人物の仕業かと思われました。
彼は、手紙で本シリーズを酷評し故に自らのコレクションを提供するという前提で、これまで5本のビデオを送付してきたのですが、採用されたのは上記の1本、廃墟に侵入した投稿者(心霊博士)が無惨な有り様のベビー人形を執拗に撮るうち、不可解な眼が映り込むというもののみでした。
不採用が続くうち彼の手紙は過激で攻撃的となり、最後に届いたモノには差出人が無く「演出の児玉、演出補の岩澤を呪い殺す!(「呪い殺す!」という文言は、赤いペンで便箋4枚に渡り、繰り返し書かれていました)」となっていたそうです。
それはかつて18巻でついに姿を現した”黒狐”なる人物と重なり、スタッフは急遽名指しされた元演出補の岩澤宏樹を呼び、話を聞く事に。

久しぶりに現れた岩澤宏樹は存外元気そうで、周囲には今のところ異常は無いし、児玉を始めスタッフの方にも異常は無いかと気遣います。
また「警察に通報した方がいいのでは?」と怯える長田に「俺たちはこれまで警察など外部の力を借りずにやってきたし、だからこそ独自のモノを創ってこれたのでは」そして「危険は覚悟の上でこの仕事を選んだはず」と意見します。
しかし、彼の弟で演出補の俊樹は「兄ちゃんは辞めたからそういうことが言えるんだ」と不満気でした。
スタッフらは数時間の話し合いの末、とりあえず様子見という事で落ち着きます。
一方、手紙に記載された心霊博士の携帯に電話したところ、電話の相手はビデオを送付した事はおろか本シリーズすら知らないと言い、長田が「心霊博士さんではないですか?」と聞いた途端切られ、以降全く通じなくなります。それは”心霊博士”という言葉に反応した彼が、会話を拒絶したとも思える出来事でした。

「けして彼の脅しに屈したわけではない事を強く言っておく」とナレーションが入り、問題映像となります。
それは古いお屋敷や美しい庭園が立ち並ぶ観光地を、撮影者とその母親と思しき中年女性が散策する映像で、あるお屋敷の床下の格子板の間から、横向きで、じっとこちらを覗いている真っ白な端正な顔立ちの女の眼の部分だけが、こちらをじっと見つめているモノでした。
「他の部位が映っていない事からも現世の存在ではないと思われる。これからも心霊博士に関する情報があれば、お伝えしていくつもりである」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ36のあらすじ2

◆「深夜のドライブ」投稿者/篠塚紀子(仮名)
深夜、商店街の中を走る車の助手席から撮影したという短い映像。
その直前、凄惨な交通事故の現場に遭遇したという投稿者カップルは、現場を撮影しようとしたものの通り過ぎてしまい、彼女は残念そうに何度もカメラで振り返り「凄かったね」「グシャーってつぶれてた」などと話しています。しかしカメラが運転している彼氏を映した瞬間、窓の外から貼りつくように男が現れ、じっと彼女を見つめます。
その事故は間違いなく即死だろうと思えるほど酷い事故だったそうで、カップルもその直後、事故に見舞われたそうです。
「まさか、面白半分で撮影しようとした投稿者たちを、亡くなった被害者が道連れにしようとした、とでもいうのだろうか」「視聴者の皆さんも他人の不幸に安易にカメラを向けないよう、ご注意いただきたい」とナレーションが入ります。

◆「体験入学」投稿者/松山剛(仮名)
とある専門学校の体験入学の際に撮影された映像。その学校では映像制作の希望者に、ハンディカメラで街中を撮影させるという体験授業があるそうで、5、6人の希望者たちが街中で各々カメラを構え、楽しげに撮影しています。
あるカメラが、メンバーの若い女性を撮影している際、カメラを構えた彼女の腕の間に、血の気の無いざんばら髪の着物姿の女が映り込んでいます。
その場所にはかつて大規模な遊郭があったそうです。

◆「呪いの携帯メール」投稿者/山下ゆり子(仮名)、岩田瑞恵(仮名)
現在同じ大学に通う投稿者山下と岩田は、北海道出身で高校時代からの仲のいい友人です。
問題の映像は、北海道にいる高校時代の友人の誕生日に送るため、2人が携帯で撮影したもので、長くなったため何通かに分けて送ったところ、北海道の友人から「気持ち悪いから止めてよ」と連絡があったのだとか。
元の映像を確認しても異変は無く、相手にその映像を送り返してもらったところ、岩田の顔だけがくり抜かれたようになっていて、不気味に思って投稿したのだそうです。
しかし2人にはそれ以外の異変は起こっておらず、アパートにもいわくなどは無いと話していました。

その数週間後、山下から「岩田が亡くなった」との知らせがあります。
山下によれば、岩田はバイト先のビルの屋上から転落して亡くなったそうで、状況から自殺とされたというのです。しかし、岩田はすでに就職先も決まっており、山下にも家族にも全く心当たりが無く、最近別れた彼氏がいるものの、別れを切り出したのは岩田で、理由も前向きなものだったそうです。
スタッフは山下の協力のもと、岩田の調査に乗り出します。

バイト先の同僚金沢恵(仮名)によれば、その日岩田は来客の対応をしていたそうで、コーヒーのお替りを頼まれ、給湯室に向かうところをなぜか屋上に行き、飛び降りたそうです。その時、屋上は無人で、屋上に設置された高い柵を乗り越えたという状況からも他殺の可能性は考えられない、付き合いは浅いので理由は分らないと話します。
また、岩田の元交際相手竹倉幸人(仮名)は、別れて以来会ってないし「明るい子なので、自殺と言われても…」と首をひねるばかりでした。
事故の前日に学食でお茶したという大学の友人曽根陽子(仮名)は、取材で初めて彼女が亡くなった事を知り、変わった様子は無かったと証言します。
(巻末の「続・呪いの携帯メール」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ36のあらすじ3

◆「騒音」投稿者/園田由美香
友人と2人暮らしのマンションで、上の階からの騒音に悩まされていたという投稿者。それは大勢の足音のような音で、あまりに頻繁だったため抗議に行ったところ、住人の女性に「誰もいない!」と逆ギレされ、結局謝って終わったそうです。
しかしその後も足音は激しくなる一方で、再度抗議しようとなったそうですが、住人の女性は一見普通なのにいいようの無いイヤな目つきで”(頭が)オカシイ人”のような感じだったため、万が一揉め事になった時の証拠として、友人がビデオで撮影する事に。

彼女は撮影している友人をドアの後ろに隠してその部屋を訪ねますが、案の定逆ギレした住人女性と言い合いになり、住人は「そこまで言うなら中を見なさいよ!」とばかりに投稿者を部屋に入れたのだとか。しかし、友人も撮影しながら入ってしまったため激怒され、謝って退散したのだとか。しかしその際の映像に、大勢の足だけが映っていたのだそうです。またその住民は間もなく引っ越し、空き部屋になると同時に足音も止んだそうです。
ちなみに、住人は夫と赤ん坊の3人家族だそうですが、深夜にも拘らずその姿は無く、足音も大人が故意に踏み鳴らしているような感じで、けして小さい子供のモノでは無かったそうです。

問題の映像は、2度目の抗議の一部始終で、投稿者と住民が玄関先で激しく言い争い、住民に「じゃあ見て下さい!」と怒鳴られ一緒に部屋に入り一旦ドアが閉まります。友人は撮影しながらドアを勝手に開けて中に入り、廊下の奥で怒鳴っていた住民に気づかれて怒鳴りつけられ、奥から出てきた投稿者が謝って、2人共部屋から追い出されます。
その時、一瞬映った外廊下に、半透明の白い素足やズボンをはいた足など、様々な時代の複数の足と思しきモノが映り込んでいました。
「まさか、投稿者が聞いた足音とは、このモノたちの足音、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
その部屋は、最上階にある2部屋のうちの1部屋だそうですが、もう片方はずっと空き部屋なのだそうです。
後日、ある霊能者にビデオを見てもらったところ、「この部屋に何か霊的なものが置かれているため、亡者が霊界へ向かう入口となっている」「この住民は霊的に極めて危険な状態にある」と言われたそうです。

◆「テニス・サークル」投稿者/都築郁夫
ある大学のテニス・サークルの新入生の練習風景。場所は大学の近くの公園で、投稿者は撮影しながらテニス初心者という女子2名に、スイングのフォームの指導しています。
問題の映像はフォームをチェックするためのビデオで、飲み会で大会のビデオを見ていた際、その続きに入っていたため、撮った事を思い出し、異変に気づいたそうです。
しかし問題の箇所があった子というのが、葬儀屋のバイトをしていたという変わった子で、間もなくサークルに来なくなり「大学も辞め実家に帰った」「精神を病んだらしい」と言われていた事を思い出し、もしかしたら問題映像が原因だったのかもと思い投稿したのだとか。
問題映像では、投稿者は件の子のシューズを気にかけ、その足元をアップにするのですが、その足の間に、泥に汚れた素足が映り込みます。それはあたかも彼女の真後ろに素足の誰かが立っているかのような場面なのですが、カメラが彼女の上半身を映した際には、誰もいないのです。
「彼女は、アルバイト先からナニモノかを連れて来てしまった、とでもいうのだろうか」「まさかこの不可解な存在の仕業によって、精神に異常をきたしてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ36のあらすじ4

◆「続・呪いの携帯メール」投稿者/山下ゆり子(仮名)、岩田瑞恵(仮名)
岩田の調査から1週間後、山下から「再度(山下の携帯にある)投稿映像を見たところ、自分の顔にも異変が起きていた。会って事情を話したい」と電話があり、翌日の夜8時にスタッフルームで会う約束をします。
現在スタッフルームにある彼女の投稿映像は、岩田にだけ異変が起こっているモノで、その時点でも変化は無かったのですが、山下は、彼女の携帯に残っている元映像がさらに変化したというのです。

しかし翌日の夕方、山下から「今日は行けない。(事の詳細は)話しにくいのでメールにした」というメールが届きます。
彼女はそれまで、岩田には自殺原因が無いから不慮の事故か他殺では?と証言し、その後の調査にも同行したのですが、メールは「実は、心当たりがある」と始まるものでした。
それは以前、2人が大学の先輩とのごはん中に、先輩に”憎い奴を地獄に落とす方法”という不審なメールが届き、先輩はすぐに消去したそうですが、山下はそのアドレスや内容を覚えていて、実行してしまったというのです。
その不審メールは、月の最終金曜の午前2時に、世田谷区のある公園に行き、タイトルを「死刑」、本文に憎む相手の名前を入れたメールを作成し指定のメールアドレスに送信すると、”憎む相手を地獄に落とせる”という内容だったそうです。
現在も就職活動中だという山下は、早くに良い就職が決まった岩田を嫉み、呪法に従い彼女の名前を書いたメールを送信してしまったと打ち明け、最後には「(私の)顔が瑞恵みたいになったということは、私も死んでしまうんですか?助かる方法があったら教えてください」と書かれていました。

児玉は長田に「力になりたいので連絡が欲しい。(山下の顔に)異常が起こった映像も確認したい」さらに「”~地獄に落とす方法”や公園の場所の詳細を教えて欲しい」といった内容のメールを書かせて返信しますが、返事は無く、携帯も何度かけても繋がらず、結局伝言メッセージを残しただけで終わります。
翌日の夜、山下の姉から「妹が亡くなった」との連絡が入ります。
山下は昨夜”急性の病気”で亡くなったそうで、その姉が山下の携帯に残っていた履歴やメッセージから製作委員会を知り、「葬儀に出席して欲しい」と知らせて来たのだそうです。

問題の映像は、どちらかのアパートで携帯で撮影したもので、2人が明るく順番に近況を報告する中、岩田の顔が突然くり抜かれたように抜け落ち、背後の棚の小物が素通しで見えるというモノでした。
動画の中では、1人の場面と2人一緒の場面があるため、その後、山下だけの場面でも同じ事が起こっていたと考えられますが、その映像を確認する術はありません。
「結局”憎い奴を地獄に落とす方法”というメールの真相は、闇の中へと消えてしまった。就職活動に悩み岩田さんに嫉妬の感情を覚えたという山下さんは、魔が差して彼女を貶める呪術的な行為を行ってしまった。しかし古来より”人を呪わば穴二つ”と言われている。まさか山下さんも一緒に地獄につき落とされた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

インパクトがあるのは「深夜のドライブ」、「騒音」「テニス・サークル」は、どちらも”足”なのですが、まるでホラー映画の1シーンのような妙なリアリティがあります。大変衝撃的なスタートとなる”心霊博士”のエピソードは、”黒狐”同様まだまだ続きそうですね。
演出補岩澤俊樹というのは離脱した岩澤宏樹の弟のようで、顔立ちもかなり似ている気がします。一方、初登場の前巻では可愛い感じだった長田が、見るも無残に疲れ果てていて、今後どうなっていくのかかなり心配です。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ30」(「人形を見つめる眼」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX4」にも収録されています。
(シリーズVol.26~38を収めた13枚組のDVD-BOX)

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