映画:ほんとにあった!呪いのビデオ37

「ほんとにあった!呪いのビデオ37」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ37の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2010年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第37作。謎の投稿者”心霊博士”にまつわる不可解な事件「狂死のビデオテープ 胎動」、隣室から聞こえる謎の音声「隣室の声」など7本を紹介する。構成・演出は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ37の主な出演者

演出補/伊月肇、長田明子、板倉由佳など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ37のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ37のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「呪いのわら人形」投稿者/不明
製作委員会に届いた差出人不明のビデオテープ。それには20代の男性2人が深夜、人気の無い山奥の神社を散策する様子が撮影されていました。
彼らは神社周辺をひとしきり調べ終えた後、裏の林で多数のわら人形が打ちつけられている木を発見し、息を呑みます。
その直後、林の奥からうおおお!という奇声がして、長い髪をふり乱した白い着物の女が現れ、彼らに突進してきます。2人は悲鳴を上げて逃げ出し、激しく画面が揺れビデオが途切れます。その女には足がありませんでした。
「これはワラ人形の呪いによって亡くなった人物の不可解な姿なのか、呪詛の結果、自滅した女性の怨念なのだろうか…撮影者を含む2人が今も無事である事を祈ろう」とナレーションが入ります。

◆「隣人の声」投稿者/坂下卓也
20代の投稿者が古い木造アパートに入居した直後、隣室から聞こえた女の激しい喘ぎ声。
それに気づいた投稿者とその友人は大いに盛り上がり、その声を携帯動画で録り始めたそうですが、間もなくそれはドスの利いた男の罵声と女の悲鳴に変わり、何かをぶつけるドン!と言う音がして途切れ、その直後、友人にカメラを向けると、彼の後ろに不気味な女のようなモノがいたそうです。
しかし実際には隣室は空部屋で、不動産屋にも事故物件ではないと言われ、異変もその1回きりだったそうですが、1ヶ月後に引っ越したそうです。
問題の映像は、2人があられもない女の喘ぎ声に盛り上がって間もなく、それが罵声と切羽詰まった悲鳴に変わり、直後、向こう側から何か重いモノが叩きつけられたような鈍い音がして静かになり、その直後、動揺した撮影者が友人にカメラを向けたところ、その背後に腐乱したようなどす黒い顔をした女が映り込んでいるというモノでした。
「公にはなっていないものの、隣室で以前、男性の暴力によって女性が死亡する事件が起こったとでもいうのだろうか…これは隣室で殺された女性の怨念とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「二つの眼」投稿者/岩佐育恵(仮名)
クリスマスの近い年末、投稿者が外国人の友人宅で撮影したという映像。
問題映像は、投稿者がリビングにいる犬やクリスマス飾りにはしゃぐ幼い子供などを撮影している最中、画面に突然デジタルノイズが入り、そのノイズの中に、斜めに2つの眼が大写しになり数回瞬きして、元の画面に戻るというモノでした。
スタッフがある霊能者に鑑定を依頼したところ、「これは撮影者に取り憑いている霊の可能性が高く、怨念が強いため、早急に除霊する必要がある」と言われたそうですが、投稿者とはそれ以来連絡が取れなくなっているそうです。
「もし投稿者が、この映像を見ておられるのならば、至急ご連絡を戴きたい」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ37のあらすじ2

◆「狂死のビデオテープ 胎動」
「これからご紹介する映像は、我々取材班が巻き込まれた不可解な事件の記録である。
文明の発達した現代において、今なお存在する『呪われた一族』を記録した映像であるとも言えるかもしれない」

本シリーズ30巻で紹介された謎の投稿者”心霊博士”。旅館と思しき廃墟で破壊された人形を撮影する映像の中に不気味な眼が映り込むという「人形を見つめる眼」が30巻で初採用となった人物です。
しかし彼の投稿作は採用分を合わせて5本あり、その後「投稿した全作品を収録しろ!」という脅迫めいた手紙が頻繁に届くようになりますが、掲載条件に見合わずスルーされていました。
その後、要求はますますエスカレートし、ついには「全作品を収録しなければスタッフを呪詛する!」という内容の無記名の投稿作品と手紙が届きます。それは筆跡や内容などから明らかに心霊博士の仕業と思われました。

またその頃スタッフルームのドアの前に、4羽の首がもがれた鳥の死骸が置かれるという事件があり、動揺したスタッフは元演出補岩澤宏樹を交えて対策を話し合い、とりあえず”心霊博士”の連絡先とされた携帯番号に連絡する事に。
しかし電話に出た人物は、投稿した覚えも無く本シリーズすら知らないそぶりで、スタッフが”心霊博士”という言葉を口にした途端通話が途切れ、その後一切連絡が取れなくなったという経緯がありました。
(36巻には、「(心霊博士の)脅迫に屈したわけではない」との脚注付でその無記名の投稿作「恨眼」が収録されています)

その後、心霊博士とのやり取りは途絶えますが、ある日、10代の女性投稿者緒方恵美(仮名)の投稿が届き、思わぬことから”心霊博士”と思しき人物の手掛かりが見つかります。
彼女から届いた映像は、数週間前に交通事故死したという、彼女の大学生の兄義明(仮名)の携帯に残されていたというSDカードの映像でした。
問題の映像は、彼の自宅アパートでの高校時代の友人との飲み会の様子で、携帯を落とした拍子にベッドの下が映り、そこに人の顔らしきモノが映っているという映像でした。また事故とは、彼の車がガードレールに衝突する自爆事故で、警察には路面の凍結によるものと言われたそうです。

スタッフは、緒方義明(仮名)の友人知人など方々を当たりますが、有力な情報は無く、彼が昨年まで通っていた予備校に連絡し、当時、彼の進路指導の担当だったという予備校講師山本吉宏(仮名)から話を聞く事に。
彼によれば、義明は成績優秀だったが神経質なところがあり、授業中、無駄話をしたベテラン講師の浅野氏(仮名)ともめ事になったのだそうです。しかもその際、浅野氏が手を出してしまった事で義明が激高、告訴云々とまで発展し、浅野氏が辞職に追い込まれる結果になったのだとか。
山本曰く、その際浅野氏がした無駄話と言うのがホラーやオカルトの話だったそうで、そもそも浅野氏はそういった話で一部の生徒に人気があり、生徒たちから”オカルト博士””心霊博士”と呼ばれていたと言うのです。

スタッフ児玉は慌てて話を止め、”心霊博士”の手紙にあった連絡先の携帯番号と、講師浅野氏の携帯番号を照合し、完全に合致している事を確認します。
またその後、山本に、緒方恵美の投稿映像に映り込んでいた”顔”をメールで送り、浅野氏かどうかを確認してもらったところ、「画像が荒れているため断定はできないが似ている」との回答を得ます。
つまりそれは、緒方義明(仮名)が通っていた予備校講師浅野氏(仮名)=”心霊博士”という事実に他なりませんでした。
スタッフは早速、山本から浅野の住所を聞き自宅を訪ねますが、すでに空き家になっており、近所の住民によれば、浅野氏一家は確かにそこに住んではいたが、浅野氏が神経を病んでいたためおそらく自殺で亡くなり、遺族もいつの間にか引っ越していたため転居先は不明との事でした。
スタッフは、山本に事情を話し、遺族の転居先を調べてもらうことに。

問題映像は、飲み会の席でモノマネを披露する友人を撮影していた義明が携帯を落とし、その拍子にベッドの下が映るのですが、その薄暗がりに横になって睨みつけているような中年男性と思しき顔が映り込んでいるモノでした。
「義明さんが退職に追い込んだという”心霊博士”=浅野氏…まさか彼の怨念が生霊となって現れ、義明さんに死をもたらした、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
(巻末の「狂死のビデオテープ 続・胎動」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ37のあらすじ3

◆「海岸の洞窟」投稿者/茨木惠子
投稿者が、大勢の仕事仲間と海岸でのキャンプに行った際、近くにあった洞窟を撮影した映像。
撮影者の女性は、陸側の狭く急な石段からかなり広い洞窟へと入っていきますが、中にはゴミや漂流物が散乱していて、その奥は波打ち際の岩場で行き止まりとなっています。
その岩場付近は波に浸食されていて、足元には波が打ち寄せる大穴が空いていますが、カメラがその穴に向けられた瞬間、その縁にしがみつく、補足白い手が映り込んでいます。
「まさか、生者を羨む不可解な存在が、投稿者たちを海の中へと引きずり込もうとしている、とでも言うのだろうか」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「自動車」投稿者/尾上憲司(仮名)
乗用車の車内に設置された監視カメラの映像。
その車は、投稿者が仕事仲間から買ったという中古車で、買って間もなく、助手席側に人の爪で引っ掻いたような細い傷がつくようになったのだそうです。
それを第三者の悪戯だと思った投稿者は、秋葉原で監視カメラを購入、助手席側が映るよう車内に設置したのだそうですが、その2、3日後に、車に白い手形が着いていたため映像を確認したところ、異常に気付いたのだとか。手形は白い脂のようなモノだったそうです。
問題の映像は、深夜、突然車がガタガタと揺れだし、その揺れが収まると同時に、助手席側の窓一面に次々と白い手形が浮き出るというモノでした。
事故車ではないと聞いていた投稿者は、改めて事情を聞くため元の持ち主である仕事仲間に連絡を取ろうとしたものの全く繋がらず、そのまま行方知れずとなっているそうで、あまりに気味が悪いため、車はすぐ売ってしまったそうです。
「かつてこの車で複数の人物が亡くなる事故があった、とでもいうのだろうか…」とナレーションが入ります。

◆「誕生日ケーキ」投稿者/吉澤詩織(仮名)
バイト仲間との誕生日会の席で、その日誕生日だった男性がロウソクを吹き消す瞬間を捉えようと撮影した短い映像。
撮影時には気づかなかったそうですが、直後に確認したところ男性の顔に模様のようなモノが見え、スロー再生で初めて女の顔のようなモノが男性の顔に被っていると気づいたそうです。
しかし後日、その男性は、映像でその男性の横にいた同棲中の彼女と別れ、バイトも辞めてしまったのだとか。
その男性はもともととても穏やかな好人物だったそうですが、その誕生会を境に人が変わったようになり、彼女に暴力を振るうようになったため、両親が彼女を実家に連れ戻したのだとか。
投稿者は「急に性格が変わるのって、何かに憑依されてるって聞いたんで、もしかしたらと思い投稿した」と話していました。

問題の映像は、明かりを消したアパートの一室で、画面中央にはたくさんのロウソクが灯された手作りのケーキがあり、その左右には件の男性とその彼女が座っているものでした。
和やかな雰囲気の中、男性がロウソクを吹き消す瞬間、男性のアゴの部分に、恨みがましい眼をした顔らしきモノが浮き出ます。
「彼は何か、悪質な存在に憑依されてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ37のあらすじ4

◆「狂死のビデオテープ 続・胎動」
”心霊博士”こと元塾講師浅野氏(仮名)の自宅を突き止めたものの、本人は死亡、遺族の転居先も判明しないままのとある日。
演出・撮影の児玉、演出補の伊月、長田が別件での取材中、制作の沢田慶から「スタッフルームに不審者が来ているため、至急戻ってほしい」と緊急連絡があります。
しかしあまりに切羽詰まった様子で詳細も分らず、児玉はとりあえず長田を帰し、伊月と共に取材を終えてから戻る事に。

夜、児玉と伊月が戻った時には、スタッフルームには制作の沢田と長田がいて、不審者と揉み合いになったという演出補板倉由佳は、奥の部屋で休んでいました。
その不審者は男性で、スタッフルームに板倉1人が残っていた時、いきなり押し入ってきて、たどたどしい話し方で「心霊博士のビデオを全部渡せ!」と騒いだそうで、監視カメラにもその様子が克明に記録されていました。
板倉は、投稿ビデオの保管庫である奥の物入れに向かおうとする不審者を必死で止め、揉み合いになるうち、勢いよく振りほどかれてつまづきうずくまりますが、男はその彼女に罵声を浴びせ出て行ったのです。

ここで「製作委員会では投稿作の返却には一切応じない」と言う応募の際の注意事項の再確認と、「それは本人の申し出があったとしても同様で、ましてや第三者に譲渡することなどはあり得ない」と説明が入り、「板倉演出補はそうした規則を守り、侵入者に対応したのだが…」とナレーションが入ります。
沢田は警察への通報や被害届をどうするかと言いますが、児玉はこれまでと同様「会社の問題になるから」と曖昧に答えて帰し、その日は伊月に送らせて帰らせた板倉も、そのまま長期休養となります。

一方その翌日、”心霊博士の娘”を名乗る女性から電話があります。
応対したのは長田でしたが、相手はいくら聞いても名前を言わず、「明日14時新宿の〇〇公園で」と待ち合わせ場所と時間を言われ、長田所有の携帯番号を強引に聞き出した上、「そちらからは電話しないでほしい」と言われ、切られたそうです。
翌日、スタッフは指定された時刻に指定の公園へと出向きますが、”心霊博士の娘”は現れず、しばらくしてから彼女の方から電話があり、3つの公園を上げ、3人別々でなら会うと言われます。
スタッフはやむなく、各々ハンディカメラを準備し、別々の公園に向かいますが、実際に彼女と会えたのは伊月だけでした。
”心霊博士の娘”だというその女性は、ジーパンにダウンコートの知的な感じの若い女性でしたが、伊月に「尾行されてるかもしれないんで、すみません」と詫び、足が不自由なのか杖を使用しており、顔を映さない事を条件に取材に応じる事に。
(次巻へと続く)

みんなの感想

ライターの感想

本シリーズの名物エピソード「疾走!」と似たパターンの「呪いのわら人形」、オカルトとは別な意味で恐ろしい音声「隣室の声」など小品はおとなしめですが、”心霊博士”のエピソードの今後の展開に期待が膨らむ1本です。
不審者の暴挙に騒然となる中、一見冷静で穏やかそうに見える初登場の演出補、伊月がふと漏らした「俺、警察キライですから(=通報不要)」といった尖った一言も気になるところです。あまりひどいことにならないといいのですが。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ30」(「人形を見つめる眼」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ36」(「恨眼」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX4」にも収録されています。
(シリーズVol.26~38を収めた13枚組のDVD-BOX)

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