映画:ほんとにあった!呪いのビデオ38

「ほんとにあった!呪いのビデオ38」のネタバレあらすじ動画と結末

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ38の主な出演者

演出補/伊月肇、長田明子、板倉由佳など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ38のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ38のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆シリーズ監視カメラ「雑居ビルの廊下」投稿者/伊東克美(仮名)
ビル管理会社勤務の投稿者が担当した、とあるオフィスビルの廊下を見下ろす監視カメラの映像。
投稿者によれば、その映像に映っている廊下がある日水浸しになっており、監視映像をチェックしたところ、水の原因は不明だったものの、廊下の窓に、いないはずの男性が映っていたのだそうです。
実は彼が入社する以前、そのビルに入っていた会社の社長が、資金繰りに困って首吊り自殺をしたそうで、上司からは気にするなと言われたそうですが、お祓いをした方がいいかと思い投稿したそうです。
問題の映像は、右側が小部屋、左側が透明の窓になっている、長い廊下を見下ろすアングルで、夜間も灯りが点いたままになっています。
その廊下に深夜、廊下に誰もいないのに、左側の窓にうなだれたスーツの男性が通り過ぎていく姿が映ります。
「霊の通った場所は水で濡れると言われるが、その廊下の水もこの不可解な存在が原因であるのかもしれない…まさかカメラは、この世に未練を残し、彷徨うモノの姿を捉えてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「夜景」投稿者/香川義彦(仮名)
街を見下ろす小高い丘にある絶好の夜景スポットでのデート中、映像に映り込んだ不可解な存在。
その場所は、パノラマビューの夜景が楽しめる広々とした公園で、投稿者カップルはベンチに座り、彼氏が隣で話す彼女や目の前に広がる夜景を撮影しています。
すると何度目かに夜景にカメラが向いた瞬間、誰もいないはずの芝生の上に、異様に背が高い黒い女のような姿が映り、彼氏は「なんかいなかった?」と慌ててカメラを下に向け、気を取りなおして再び彼女を映し始めます。
しかし、彼女は間もなく座ったまま屈んで足首に手をやり、カメラもつられて彼女の足元を映しますが、そのベンチの下から、不気味な女の顔が覗いています。
「後の調査で、この夜景スポット周辺では、女性が被害者となった様々な事件が起きている事が判った。まさかこれは、その犠牲者の怨念である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「大学ゼミ」投稿者/木下悦子(仮名)
投稿者が所属する大学のゼミの研究発表の記録映像。
カメラは生徒席からの定点で、ホワイトボードを背に座ったまま研究発表をしている女性を撮影しています。
しかしその途中、突然ノイズが入り、彼女の首から上の画面が赤く染まり、間もなく彼女の首だけが切り取られたように左上に浮かぶという、不可思議な現象が起こります。また彼女自身はその異変に全く気付かず、首だけになっても発表を続けています。
とても健康的な印象の女性ですが、その後、春の長期休暇の間に自宅アパートで首吊り自殺を遂げた姿で発見されたそうで、発見が遅れたため腐敗が進み、発見時には首が胴体から千切れた無惨な状態だったのだとか。
「まさかこの映像は、後に首吊り自殺をし、痛ましい姿で発見される、この女性の運命を映しだした、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ38のあらすじ2

◆「狂死のビデオテープ 暗躍」
「これからご紹介する映像は、我々取材班が巻き込まれた不可解な事件の記録である。
文明の発達した現代において、今なお存在する『呪われた一族』を記録した映像であるとも言えるかもしれない」

これまで度々脅迫めいた投稿でスタッフを脅かしてきた謎の投稿者”心霊博士”。
彼の投稿作品は5本あり、本シリーズ30巻の「人形を見つめる眼」で採用された作品以外は不採用となった事から「全て採用しろ!さもなくばスタッフを呪詛する!」といった脅迫めいた投稿を繰り返し、スタッフルーム前に鳥の死骸を置くなどの行為に及んだ人物でしたが、投稿にあった連絡先に電話をしたところ、全く覚えがないと言われて切られたきり、脅迫も止み音信不通となっていました。

しかし前37巻において、大学生緒方義明(仮名)の遺品の携帯映像に映り込んでいたのが、彼に間違いないと確信、”心霊博士”なる人物の正体は、授業中、オカルトの話をした事で緒方と揉め辞職に追い込まれた、元予備校講師浅野氏こと浅野洋治(仮名)であることが判明します。
しかし、浅野氏本人は精神を病んで死亡しており、彼の遺族は転居していて手掛かりが途絶えます。
一方その頃、スタッフルームに不審者が侵入し「心霊博士の映像を全部寄こせ!」と暴れて演出補板倉由佳に危害を加える事件が発生、同時に”心霊博士の娘”を名乗る女性から電話があり、指定された待ち合わせ場所に行きますが、女性は待ち合わせ場所を変え、単独での面会を要求、演出補伊月の前に姿を現します。

”心霊博士の娘”を名乗る女性の名は浅野恭子(仮名)。とある公園で伊月の取材に応じます。
彼女によれば、彼女の父浅野氏は、緒方との揉め事で辞職に追い込まれ、その後精神を病んだ末に自殺を遂げたとの事で、彼女は彼からの脅迫めいた投稿については「止めようとしたが、暴れるので止められなかった」と詫び、彼は大学院でオカルトの研究に勤しんでいたが認められず、予備校講師になったと話します。
また鳥の死骸については、事件が起こったのは自殺の前日で「本人とは断定できないが、当時の精神状態ならやりかねない」、その翌日(自殺当日)の電話に出たのは、彼女の兄ではないかとの事でした(その後携帯が解約されたため音信不通となった)。

そして今回連絡してきたのは、ある人物により「心霊博士の映像を寄こせ」と脅迫されているためだと言うのです。
それは浅野氏が自殺した3日後に、小田(仮名)と言う人物がやってきて「心霊博士の映像を全て寄こせ」と脅迫、しかし投稿作品以外のビデオは全て浅野氏自身が自殺前に燃やしてしまい、その事実を話しても耳を貸さず、脅迫や尾行を止めないのだとか。
警察に相談したが取り合ってもらえず、母親(浅野氏の妻)もノイローゼになったためやむなく転居し、現在脅迫は止んではいるが、今後小田が現れた際に、残ったビデオ(投稿作)を渡せば終わると考え、ビデオを取り戻すため、連絡したと言うのです。
その要求に伊月は困惑し「投稿作品はいかなる理由があろうとも返却・譲渡しない」という製作委員会の方針を説明し、会社に戻って検討すると回答し取材を終えます。

スタッフルームでは、演出の児玉、演出補の長田と伊月での話し合いが行われ、返却できない理由を聞かれた児玉は「投稿作は全て特殊な内容(心霊的な)のため、『(スタッフが)責任を持って処分する』という大前提で預かっているものなので気軽にやり取りできないし、ましてや本人以外に譲渡するなど社の信用を損ねかねない」と説明しますが、長田は「遺族だとわかっている人たちが脅迫され困っているのに」と同情的でした。
また伊月は「長田の気持ちも理解できるが、会社としての信用もあるので、別な形で(遺族に)応える事はできないか」と話します。
児玉は「ビデオの譲渡はできないが、遺族を脅かす小田の調査はできる」と結論し、早速伊月は恭子にその旨を電話で伝え了承を得ます。

恭子から聞いた小田の住まいは、様々な資材を寄せ集めたような異様なアパートで、怖気づく長田に代わり伊月が小田の部屋を訪ね「夜なら取材に応じる」という回答を得ます。
しかし伊月は「(小田とは)会話が成り立たず、多分件の不審者だと思う」と言い、夜間、近くの公園での取材となります。
夜、公園にやってきたのは、ワーキングシャツの挙動不審な男で、蓋を切り取った空き缶に始終唾を吐き、インタビューをしている長田とは目を合わさず、心霊博士の話になった途端「頭が回らない」「足らない」「もうちょっと欲しい」とイラつき「(足らないから)釣り合いが取れてない」と言うばかりでした。
しかしあまりの様子に呆れた伊月が「ダメじゃないですか?(インタビューは無理)」と漏らした瞬間「ダメじゃないよッ!」と激怒し、伊月に、缶の唾を浴びせ、唾を吐きかけ去っていきます。
「小田さんは精神に障害を抱えているように思われたが、こちらの問いをやり過ごそうとしているように見えたのも事実だった」とナレーションが入ります。

後日スタッフは、件の不審者の映像を確認し小田本人だと確信しますが、その映像の中で、小田が部屋を出ていく際、彼の影にかぶってひときわ大きな人影のようなモノが現れ、彼について出て行く様子が映り込んでいるのに気づきます。
「この影は、小田さんに取り憑いているこの世のモノならぬ存在である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
問題は、小田がなぜそれほどまでに心霊博士のテープを欲しがっているのかと言う理由でした。
(巻末の「狂死のビデオテープ 続・暗躍」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ38のあらすじ3

◆「焼身自殺」投稿者/五十嵐浩太(仮名)
とある公園で、仲間の誕生祝いのバーベキューを楽しんでいる様子を捉えたデジカメの映像。
それは街中にあるありふれた公園で、彼らは男女数人のグループでバーベキューの道具を持ち込み楽しんでいるようで、主役の男性は数々のプレゼントを喜び大変和やかな雰囲気です。
しかし、カメラが少し離れて全員を撮ろうとした時、公園の作りつけのベンチの下から、炭のように焼け焦げた手が、ぬっと突き出されます。
その公園ではかつて、ホームレスによる焼身自殺があったそうです。
「まさかこの焼け焦げたような手は、この公園で焼身自殺した人物の無念が出現したものである、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「吹奏楽」投稿者/槙原友紀(仮名)
中学校の吹奏楽部の演奏の記録映像。業者によって編集され配布されたVHSテープだそうです。
問題の部分は、舞台そでで司会の女生徒が次のグループを紹介するシーン。
紹介が終わり、スポットライトが絞られ彼女が一礼して暗闇に消える瞬間、その右肩越しに別の女が顔を出しカメラを睨めつけます。
娘が吹奏楽部の部員だったという投稿者が、数年ぶりに見ていたところ異変に気づいて、他のメンバーにも確認したそうですが、それが起こっているのはなぜか投稿者が所有する1本だけだったそうです。
「まさか、この司会の女性に取り憑いている得体の知れない存在が、投稿者のビデオテープにのみ出現した、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「黒死女」投稿者/斉藤朱美
投稿者が彼氏と長野のとある旅館に泊まった時のデジカメの映像。
早朝目覚めた彼女は、寝ていた彼氏を起こそうとあれこれするうち焦れて布団を剥がそうとしたところ、布団の中に気味の悪いモノがいたのだとか。
後に彼氏は夢見が悪く起きられなかったと言い、旅館の女将には「実はその旅館は建て直したもので、以前の旅館は倒産し、その時裏山で自殺した当時の女性経営者が、今もたびたび出て不可解な現象を起こす」と言われ「誰にも言わないでね」と念を押されたそうです。
問題の映像は、投稿者が、和室の布団で寝ている彼氏をアップで撮りながらしつこく起こそうとするもので、嫌がって背を向けるその布団を剥ごうと手をかけた瞬間、布団の奥からカメラをじっと見上げる、痩せこけて額が突き出た異様な面相の女が映り込んでいるものでした。
「面妖な顔の中、異様に白く光る眼。まさかこれは自ら命を絶った女性の成仏できない姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ38のあらすじ4

◆「狂死のビデオテープ 続・暗躍」
小田への再取材を検討する中、”心霊博士”こと故・浅野氏(仮名)の元同僚の予備校講師山本から、浅野氏が大学生緒方と揉め退職に追い込まれるきっかけとなった、件の講義に出席していた元予備校生田村敦子(仮名)を紹介され、話を聞く事に。
その事件は、浅野氏が授業中、オカルトめいた雑談をした事に緒方が激高、2人は掴み合いのケンカになり、後日緒方から浅野氏の辞職要求が出されて浅野氏が辞職、大学に合格した緒方は間もなく謎の事故死を遂げ、彼の遺品の携帯動画には浅野氏と思しき顔が映り込んでいたという経過がありました。
しかしこれまで浅野氏による”オカルトめいた雑談”の内容は詳らかではなかったのです。

田村は「日本史の授業だったため、途中まで”無駄話”だと気づかず、ノートを取っていた」と話し、そのノートを持参し話の詳細を語ります。
その話とは「太平洋戦争中、関東地方のある村に徴兵逃れをした村人がいたが、憲兵に捕まり、上官の命を受けたある軍人の手によって拷問され死亡した。その後、彼を拷問した軍人は狂死し、一族にも不幸が相次いだため、その村人の祟りだと噂された」という話だったそうです。
しかし彼女は、浅野氏はそもそも教え方が上手く面倒見のいい人気講師で、オカルトめいた雑談を含め好かれていたので、件の講義の際にも、なぜ緒方だけが突然激怒したのか理解できないと話します。
また心霊ビデオに関しては、以前映画『リング』の話になった際「僕も”見ると狂い死ぬビデオ”を持ってるから、悪い点を取ったら送りつけてやる」というジョークを飛ばし、しばらく持ちネタにしていたのだとか。
果たして、オカルト好きの好人物であった浅野氏が”心霊博士”へと変化した経緯には、彼の娘恭子が言う”辞職によるストレスで精神に異常をきたした”のか、田村が言う”見ると狂死するビデオ”を見てしまったためなのかは判然としません。
田村のノートには、村人が殺されたのは1944年、彼を拷問により殺害したのは久杉(仮名)少尉とありました。

またその取材の翌日、スタッフルームのドアに赤いマジックで「テープ 全ブと 交カン 〇〇公園」という乱れた文字の落書きがされていました。
犯行時刻は無人だった前日の深夜0時からその日の午前11時頃と思われ、さらに長田の携帯にも、昨夜午前2時11分に「あなたたちが テープ 渡してくれないからですよ!」という切羽詰まった恭子のメッセージが残されていました。
スタッフは「恭子が小田に拉致され、彼女の身柄と引き換えにテープを寄こせと迫っている」と判断、誘拐ともなれば明らかに犯罪であり、児玉は「(恭子の)命に係わる事になったら責任が取れない」「(要求に応じて公園に行き)万が一巻き込まれたら…」と動揺する長田を外し、要求に応じることを決断、伊月と共に心霊博士の全てのテープを持参し、指定の公園へと向かいます。

一方、編集の大杉が、恭子の取材映像に異変が起きていることに気づきます。
それは、伊月が恭子と初めて会い、公園でインタビューするシーンで、彼女が「(脅迫されているため)父のテープを返却して欲しい」と言い始め、伊月が渡せない事情を説明している頃、木製のベンチの背もたれの隙間に黒い影が覗き込むように現れ、消えていくというモノでした。
「目的地の公園に浅野恭子さんの姿はあるのだろうか?…この一連の事件の首謀者はやはり小田さんなのだろうか?…」
「我々2人も長田と同じく恐怖を感じながらも車を走らせていた…しかし、そこで待ち受けている真実を見極めたいという思いが勝っていたのだ」とナレーションが入ります。
(次巻39巻に続く)

みんなの感想

ライターの感想

前巻37巻で始まった心霊博士にまつわるエピソード「狂死のビデオテープ」のいわゆる中編に当たる作品で、新たに”心霊博士の娘””小田さん”という人物と、新たなアイテム”見たら狂い死ぬテープ(=「狂死のビデオテープ」)”が加わりますます怪しい展開に。
前巻では”心霊博士の娘”を知的な感じと書いたんですが、いやどう見ても怪しいだろこの2人!とツッコみつつ、次巻への期待が膨らみます。
小品は「夜景」「吹奏楽」などのビックリ映像が多い中、「雑居ビルの廊下」の全てを投げ出しふて腐れたようなスーツの男の、もの寂しげな様子が大変印象的でした。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ30」(「人形を見つめる眼」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ36」(「恨眼」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ37」(「狂死のビデオテープ 胎動」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX4」にも収録されています。
(シリーズVol.26~38を収めた13枚組のDVD-BOX)

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