映画:ほんとにあった!呪いのビデオ39

「ほんとにあった!呪いのビデオ39」のネタバレあらすじ動画と結末

ほんとにあった!呪いのビデオ39の主な出演者

演出補/伊月肇、長田明子、板倉由佳など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ39のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ39のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「廃アパート探検」投稿者/鹿島知之(仮名)
投稿者の近所にある”父親が幼い娘を風呂に沈めて殺害した”といわれる廃アパート。
深夜、彼は彼女と共にそのアパートに侵入しますが、内部は広く片付いてもいるようです。
しかし入るなり彼女が「なにか聞こえる」と怯え泣きそうになりながらも、なぜか押入れや天井の隅などを懐中電灯で照らし、「そっち!」と言いながら奥へと進んでいきます。
奥は古い風呂場で、彼女は「聞こえなくなった…」と呟いて間もなく帰ろうと言い出し、出口に向かって歩き出します。
投稿者は落ち着いた様子で後を追いますが、間仕切りの擦りガラスの向こう側に白い少女の顔らしきモノが浮かんでいるを見て、驚いてカメラを取り落としそうになります。
ちなみに”声”は個人情報保護のため音声が加工されていて聞き取りにくいそうです(筆者は幼子がしゃくりあげるような声を確認しました)。
「このアパートで父親の虐待により亡くなってしまった女の子の姿である、とでもいうのだろうか…彼女の冥福を切に願う」とナレーションが入ります。

◆「放火」投稿者/遠藤和恵
当時高校生だった投稿者が、東京で一人暮らしをしている姉の部屋を撮影した携帯動画。
姉をからかいながらひとしきり部屋を映し終えた彼女は、ユニットバスを撮影し始めますが、突然明かりが消え、画面が真っ暗になります。
そして再び明かりが点いた瞬間、洗面所の鏡に映った携帯で撮影している投稿者の背後に、爛れ崩れた老婆らしき白い顔が映り込んでいます。
投稿者によれば、その後、以前その場所にあったアパートが放火で焼失し、1人暮らしの老女が焼死した事件があった事が判明したそうです。

◆「仏像」投稿者/菊池伸介
仏像見物ブームと言われていた頃、投稿者が遠方の友人を訪ねた際、近所の寺に有名な仏像があると聞き、撮影しに行った際の映像。
日が落ちて間もなく、境内はすでに真っ暗でしたが、投稿者とその友人は、暗い境内をそぞろ歩いて観音像にたどり着き、フラッシュ付きのカメラで撮影し始めます。その仏像は墓所内に建立された見上げるほど巨大な観音像でした。
2人は観音像の優しげな表情に感心しながら撮影しますが、何度目かのフラッシュが光った瞬間、その胴体部分に苦しげに叫んでいるような白い顔が映り込んでいます。
「まさか成仏できずに現世を彷徨うモノが、仏の助けをすがって現れたとでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「赤子」投稿者/松本郁哉
最近亡くなった父親の部屋で見つかったという、生まれて間もない投稿者を沐浴させている父親の姿を捉えたホームビデオ。
まだ首も座らぬ投稿者を父親は愛おしむように沐浴させ、投稿者も泣きもせず丁寧に洗い上げられていきます。
場面が替わり、柔らかい布団に包まれ眠そうな投稿者の顔がアップになりますが、その左眼が突然何倍もに広がって異様な面相になり、間もなく元に戻ります。
その暗い深淵のような眼の上部には、何か白く靄いだモノが映っていますが、その正体は分らなかったそうです。
「これは何かを予言している映像なのだろうか…今後、投稿者の左眼に、何か異常が起きなければいいのだが…」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ39のあらすじ2

◆「狂死のビデオテープ 蛮行」
「これからご紹介する映像は、我々取材班が巻き込まれた不可解な事件の記録である。
文明の発達した現代において、今なお存在する『呪われた一族』を記録した映像であるとも言えるかもしれない」

(前巻までのあらすじ)
謎の投稿者”心霊博士”。彼の正式な投稿作品は5本のうち1本が30巻で初採用されますが、全作品を採用せよと迫る脅迫が相次ぐうち、明らかに彼の仕業と思われる無記名の作品(36巻「恨眼」)が届き、スタッフルームの前に鳥の死骸が置かれるなどの事件が起きます。
しかし37巻で偶然、彼から恨まれ謎の事故死を遂げたと思しき大学生緒方(仮名)の遺族の投稿作品から、元予備校講師浅野洋治(仮名)であることが判明しますが、すでに精神を病んで自死しており、遺族の転居先も不明だったため、手掛かりが途絶えます。

一方その頃、スタッフルームに不審者が乱入し「心霊博士のビデオを寄こせ」と騒ぎ、同時に”心霊博士の娘”こと浅野恭子(仮名)から連絡があり、「不審者=小田(仮名)から「心霊博士のビデオを寄こせ」と脅迫されているが、生前父は全てのビデオを焼却したため、(最後のビデオとなった投稿映像全てを)渡して終わりにしたいので、返却して欲しい」と言われます。
スタッフは小田がビデオを欲しがる理由を知るべく取材を決行しますが、会話が成り立たずに終わります。

しかしその翌日、スタッフルームのドアに小田の仕業と思われる「テープ 全ブと 交カン 〇〇公園」のメッセージが書かれ、長田の携帯には「あなたたちが テープ 渡してくれないからですよ!」という恭子のメッセージが残されるという事件が発生。
小田がビデオを強奪すべく恭子を誘拐拉致したと判断したスタッフ=演出の児玉と演出補の伊月が、指定された公園へと向かいます。
・・・

それは関東近郊の広大な公園で、2人は公園中を歩き回り、小田が現れるのを待つことに。
その日は雨で、夜になっても小田は現れず、2人は少し開けた場所で休憩し紙袋に入れてあったテープを濡れないようビニール袋で包みます。
しかし、2人が諦めて車に戻ろうと歩き出したその時、暗闇の中から、旧日本軍の軍服を着て顔を真っ赤に塗り、日本刀を振りかざした小田が奇声を挙げながら現れ、伊月から強引にテープを奪い取り、逃げ去ります。
幸いスタッフにはケガはありませんでしたが、恭子の消息は分からず、携帯も繋がらないままでした。
小田はそのまま消息不明となります。

一方、小田の襲撃シーンの映像に、不可解なモノが映り込んでいる事が判明します。それは暗闇で狂乱する彼の背後に、薄煙のような人型が映り込んでいるというモノでした。
「まさか狂乱する小田さんに取り憑いた不可解な存在の姿である、とでもいうのだろうか」「取材映像の中に、これほどまで頻繁に不可解な現象が起こるのは、『呪いのビデオ』史上前代未聞と言わざるを得まい」とナレーションが入ります。(小田によるスタッフルーム襲撃シーン、恭子の取材シーン等々/38巻参照)
その2日後、恭子の消息はつかめないまま、”心霊博士”こと浅野氏のかつての同僚山本(仮名)から、彼の遺族の連絡先が判明したと連絡が入ります。
(巻末「狂死のビデオテープ 続・蛮行」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ39のあらすじ3

◆「残された動画」投稿者/林由衣(仮名)
投稿者の携帯に、いつの間にか入っていたという撮った憶えの無い古い結婚式の映像。
彼女はその直前、北海道の田舎町にある実家に帰郷し、結婚式の行列を見たそうですが、田舎とは言え花嫁行列とは旧時代過ぎるし、実家の母にもそんな結婚式は知らないと言われ、幻覚を見たのかもと思っていたのだとか。
問題の映像は、昭和風の神前式の模様を斜め上から撮影しているモノで、花嫁は色打掛に角隠しです。祝詞を上げる神主の声が録音されていますが、途中で何度も途切れ無音になります。
やがて祝詞が終わり祭壇の鏡がアップになりますが、その半分が黒くなっており、間もなくそれが振り向き、長い髪を垂らした女の後頭部だとわかります。女の顔は不気味で、カメラをじっと睨め上げています。
またその姿は、鏡の前にいなければ映らないアングルでしたが、当然そこに人がいるはずもありません。
「まさか投稿者は、この結婚式にまつわる何らかの怨念に遭遇してしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
以来、投稿者とは連絡がつかないまま今に至るそうです。

◆シリーズ監視カメラ「留守番モニター」投稿者/加藤昌代
中年の投稿者が、一人暮らしの高齢の父親を案じて設置したという、ウェブカメラの映像。
それはダイニングを斜め上から見下ろすアングルで、撮影時間は早朝6時から1時間、彼女はそれを自宅で見て父親の姿を確認し、無事を知るシステムだそうです。
そこにある日、顔のようなモノが映っていたそうですが、投稿者は、その日は亡母の命日だったため、母親が映ったのでは?と思っているそうです。
問題の部分は、食事を終えた父親が自分用のお茶を入れ、部屋を出ようとする時、テーブルの下に小さく白い顔が浮かび、出ていく父親を見送るというモノでした。
「まさか、投稿者の母親が命日にあの世から現れ出てきた、とでもいうのだろうか…一体、何を訴えようとしているのだろうか…」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ39のあらすじ4

◆「狂死のビデオテープ 続・蛮行」
スタッフをとある公園に呼び出し、奇異な姿で”心霊博士”こと故・浅野(仮名)氏のテープを強奪した小田(仮名)。そして彼に拉致されている可能性を含め行方知れずとなっている”心霊博士の娘”こと浅野恭子(仮名)…。
数々の謎が未解決のまま、スタッフは浅野氏の元同僚山本(仮名)からの情報で、転居してしまった浅野氏の遺族=彼の妻浅野玲子(仮名)の電話取材に成功します。

浅野氏の”心霊博士”としての奇行を知った玲子は「晩年の精神状態ならあり得る」と丁重に謝罪した上で、「(浅野夫妻に)息子はいるが娘はいない。恭子という名にも全く心当たりがない」と証言します。
しかし浅野氏の死後間もなく、久杉(仮名)と名乗る女が現れ「浅野氏の遺したテープを渡せ、”人を呪い殺せるテープ”があるはずだ」と脅迫されてノイローゼになり引っ越した事は事実で、恭子の映像を見せたところ、浅野恭子=久杉であるとの証言を得ます。
一方、小田のアパートの住人からは「(小田の部屋に)住んでいるのは久杉(仮名)という女性で、このアパートの大家、小田という人物はいないが、大家には弟がいて隣の部屋に住んでいる」と言われ、写真を確認してもらったところ、件の2人は間違いなくそのアパートの大家久杉(姉)とその弟だと言われます。

それらの事実から、スタッフは”心霊博士”にまつわる一連の事件にある仮説を立てます。
「予備校講師でオカルトマニアの浅野氏が何らかの方法で入手した”見た者が狂死するビデオテープ”。彼はそれを所持した事で何らかの影響を受け、”心霊博士”と名乗り製作委員会への脅迫を繰り返した挙句自殺を遂げた。
次にそのテープを入手しようと企てた久杉(姉)は、”心霊博士の娘”を名乗ってスタッフに取り入り入手しようとしたが失敗、久杉(弟)にスタッフルームを襲撃させるも失敗、ついには狂言誘拐を装い、とある公園に件のビデオテープを持参させ、久杉(弟)によって奪取に成功した」…と。

久杉(姉)が浅野氏の妻によこせと迫った”見たものが狂い死ぬテープ”。
それは浅野氏の元生徒田村(仮名)の「(浅野氏は)”見たら狂い死ぬビデオテープ”を持っていると言っていた」という証言とも合致し、仮にそれを彼自身が見てしまったとしたなら、彼の晩年の奇行も得心が行くものでした。
一方、ビデオテープの強奪という凶行に及んだ久杉姉弟の名字”久杉”というのは、浅野氏が件の大学生緒方(仮名)と揉める原因となったオカルト話「太平洋戦争中、徴兵逃れをした村人を拷問殺害した」という軍人”久杉(仮名)少尉”とも合致、その逸話にあった「祟りにより一族には不幸が相次いだ」というくだりから、姉弟の不自由な様子や度重なる不可解な現象(映像に映り込んだ不可解な人影など)から、祟りを受けている久杉少尉の孫に当たると思われました。

また、久杉姉弟が”見たものが狂い死ぬテープ”を入手しようと目論んだ目的は、祖父が戦時下に侵した過ちが原因で一族が祟られた、すなわち戦争そのものが災いであると考え、それを生み出した人間社会そのものに復讐を企てていると考えるのが妥当なのではないかという考えに至ります。
しかしながら奪われたビデオテープは全て事件前にスタッフが確認しており、不可思議な現象や変調も起きていないため、件のテープは含まれていなかったと思われました。

しかし後日、浅野氏の妻玲子から「引っ越しの際、浅野氏の書斎のテレビ台の裏に落ちていたというビデオテープを見つけたが、内容は未確認」と連絡がありテープが送られてきます。
「ここでその映像を公開する事にする。熟考の上ご覧頂きたい。万が一でも”人を呪い殺せるテープ””見たら狂い死ぬビデオテープ”である可能性があるからである」「ちなみに製作委員会では編集の大杉東以外、誰もこの映像を見ていない」とナレーションが入り、「警告 これからご覧いただく映像は、あなたの心身に深刻な霊障を引き起こす可能性があります。気が進まない場合は再生を止めてください。こちらでは一切の責任を負いかねます」とテロップが入り、カウントダウンが始まります。

砂嵐…ノイズ音の激しい暗い画面の中、誰かがこぼした赤絵具(もしくは血)に指で丸を描きながら”かごめかごめ”を口ずさんでいます。
それは間もなく暗い和室の押し入れの映像に替わり「ピー」というノイズ音が入り、襖が現れたり消えたりした後、画面が突然真っ赤に染まり、押入れと天袋の左側が開いている場面になります。
押入れの中には背の高いナニモノかが身をかがめて入っているようで、間もなく上段の天井から髪の長い生首のようなモノが覗きます。
それは数秒佇んだ後、ピー音と共に女性の顔らしきアップになり、砂嵐で終わるという映像でした。
スタッフは、相変わらず応答の無い久杉(姉)の携帯に、全ての顛末をメッセージとして残します。

数週間後、休養していた演出補板倉も無事復帰し日常が戻りますが、ある日、スタッフルームのドアに赤いマジックで「いずれみんな 呪い殺す」という乱れた文字が描かれます。
それが描かれた時間、スタッフルームにも人がいましたが、誰も気づかなかったそうです。
一方、編集の大杉とも連絡が取れなくなっていました。

みんなの感想

ライターの感想

「狂死のビデオテープ」の完結編となる巻で、もしやと思わせる映像も十分不気味ですが、映像的に実に奇妙で不気味なのは、慈愛に満ちた父親の仕草との落差に愕然とさせられる「赤子」かも。その暗い深淵に浮かぶ白いモノが一体何を表すモノなのか非常に気になります。
また「残された動画」では仮に昭和の式だとした場合、アングルが凝り過ぎているし、儀式の最中、祝詞を挙げる神主の背後をカメラマンがうろつくのも考えにくい事かも。ちなみに編集スタッフの大杉氏の名前はその後も登場するので、多分ご無事だと思うのですが…。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ30」(「人形を見つめる眼」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ36」(「恨眼」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ37」(「狂死のビデオテープ 胎動」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ38」(「狂死のビデオテープ 暗躍」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX5」にも収録されています。
(シリーズVol.39~51を収めた13枚組のDVD-BOX)

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