映画:ほんとにあった!呪いのビデオ41

「ほんとにあった!呪いのビデオ41」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ41の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2011年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第41作。儀式直後に起こった怪異「ひとりかくれんぼ」、友人が謎の失踪を遂げる「パントマイム」など8本を紹介する。構成・演出は「口裂け女0(ゼロ)~ビギニング~」「ヒトコワ」シリーズの児玉和土。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ41の主な出演者

演出補/長田明子、石井俊二、庄司薫(編集スタッフ)など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ41のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ41のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「クラシックバレエ」投稿者/不明
熊本で投函されたと思われる差出人不明のビデオ映像。
同封のメモには「とある病院の廃墟にあったロッカールームに残されていたテープ」とだけ書かれていたそうです。
問題の映像は、一方の壁が全面鏡になっている稽古場らしき場所で、髪をアップにした女性がバレエの練習をしている映像で、突然部屋の明かりが消え、数秒後に点いた時には、練習していた女性と瓜二つの姿で服装の髪を下した女性が、鏡の中に現れ、女性に向かって歩いて行くというモノでした。
現れた女性には実体が無く、練習していた女性の背後から近づき、2人が出会ったと思しき瞬間、再び明かりが消え、真っ暗な画面の中に、女性の悲鳴と低い男性の読経の声がしているところで、途切れていたそうです。
「練習をしていた女性は、果たして無事なのだろうか?…熊本県にある病院の廃墟や稽古場に心当たりのある方は、ご連絡いただきたい」とナレーションが入ります。

◆「ひとりかくれんぼ」投稿者/広井智之(仮名)、新垣学(仮名)
製作委員会に届く数多の投稿映像の中で、広井智之(仮名)の投稿映像は一旦不採用になった作品だったそうです。
それはネットから広がった、いわゆる”ひとりかくれんぼ”という交霊術で起こった怪異を記録したモノでした。
問題の映像は、彼のアパートで彼自身が”ひとりかくれんぼ”を行った際の映像ですが、映像は部屋のテレビと、それに映る砂嵐を捉えている画面で固定され、彼が見えない場所に儀式を行いに行き、それが終了した頃カメラが倒れ、彼が様子を見に戻る映像で、問題の箇所は、彼が戻った時、砂嵐の中を黒い人影が左から右に過ぎるというモノでした。
彼はスタッフルームで取材に応じたのですが、その直後から音信不通になったため、映像そのものは不採用になったのだそうです。

しかしその1年後、新垣学(仮名)という人物から、広井の映像とほぼ同じ映像が届いたのです。
そのテープは、彼が清掃のバイトをしていた頃、作業先のとあるアパートで、ビニールとテープで何重にも巻かれた状態で、トイレのタンクに入っていたのだとか。
新垣の仕事は住人が退去したアパートの片付けで、当然家主の事は知る由も無く、それとなくリーダーに事情を聞いたところ、(住人が死亡や夜逃げ等をしたケースの符丁として)「気にすんな」と言われたそうです。
彼はふと興味を抱き、内緒で持ち帰って見てみたところ、広井の映像にあった砂嵐の人影の他に、男が映っていたそうです。ちなみに彼はスタッフに言われるまで”ひとりかくれんぼ”自体を知らなかったのだとか(儀式そのものも映ってないので)。

確かに新垣の映像は、広井のモノとラストだけが異なっていました。
広井の映像は、砂嵐の中を人影が過ぎるところで終わっていましたが、新垣の映像は、広井がカメラを止める場面まであり、その際、砂嵐の男が再び現れてテレビ画面を(反対に)右から左に過ぎり、広井の背後には白い服を着た男性らしき人物が座っていて、カメラに向かって手招きするのです。
「いったい、何体の霊がこの部屋に存在しているのだろうか…広井さんがなぜ、映像を短くして投稿して来たのかは不明である。何かそうしなければならない事情があったのだろうか」「我々は今、広井さんの消息を調査しているところである」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ41のあらすじ2

◆「霊域」投稿者/沢口慶司
大学生の投稿者による、サークル合宿の様子を映した映像。
場所は大学の広い合宿所、参加しているのは数十人の学生たちで、皆楽しげに盛り上がっていますが、上座の茶色い壁に突然白い女性のシルエットのような人影が映り、画面中央に向かって歩いて消えます。また後にスタッフにより、画面右側の座卓の下に映り込んだ赤い手が発見されます。
投稿者が知り合いの占い師に鑑てもらったところ「その合宿所はあの世とこの世の接点となる霊域で、あの世の存在が現れやすい」と言われたそうで、深夜、不気味な泣き声を聞いた生徒が続出したそうです。
「まさかカメラは、この世に現われ出たあの世の存在を記録してしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「巨女」投稿者/今村誠子(仮名)
若い男女数人のグループ旅行で、温泉地のコテージ風の宿に泊まった時の映像。
皆仲良さげに飲み会で盛り上がり、何台かのベッドが並ぶ宿舎のようなベッドルームで、ボクシングのマネ事をして遊んでいます。
ベッドは、奥の広い壁を枕側にして垂直に3、4台並び、画面左側の天井近くまである仕切りの手前に2台ほどが置かれているようです。画面右側は大きな全面窓になっており、広い空きスペースがあります。
その空きスペースでボクシングをしている2人をカメラが追い、徐々に左に振られて行く際、画面にデジタルノイズが数回入り、仕切りの向こうから、モノクロの長い髪をした人の顔がぎくしゃくと現れ、彼らを覗き込みます。
投稿者によれば仕切りの高さは2m超、画面でも長身の男性の背丈以上の高さがあるもので、その上部の隙間から覗くには、2,5m以上身長が無いと不可能で、最悪「顔だけが浮遊していた」と思われる不可解な現象だと思われます。
「この部屋にはいなかったはずのナニモノか。まさか、異界の存在が紛れ込んだ、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ41のあらすじ3

◆「アメリカの友人」投稿者/高遠瑶子(仮名)
投稿者高遠瑶子(仮名)と、アメリカに留学した友人沢田美貴(仮名)とのビデオチャット映像。
留学して2週間ほど経った頃、アメリカの学生寮にいる美貴とビデオチャットをしている最中、美貴の背後を何かが過ぎった気がして「誰かいるの?」と聞いたところ、「1人だから怖い事言わないで」と言われ録画を始めたそうですが、その正体はわからなかったそうです。
するとドアを叩くようなドンドン!という音がし始めたそうですが、やはり彼女には聞こえておらず、間もなく首のあたりに手が出て来て、彼女が消えてしまったのだそうです。
以来美貴は消息不明となり、彼女の両親も渡米したそうですが、未だ手掛かりすら無く、映像は彼女の両親には見せていないそうです。

問題の映像では、瑶子が異常を知らせた事で、美貴は返ってイラつき、話を強引に続けようとします。すると画面がいきなりモノクロになり、手が美貴の肩口から出現して胸元に伸びた瞬間、その姿が掻き消えます。
瑶子は何度も美貴の名を呼び、動揺したまま映像が終わります。
「これは、この部屋に巣食うナニモノかの仕業なのか…それとも友人を狙う怨念によるモノなのか…確かな事は、彼女がこれ以降、蒸発してしまった、という事である」とナレーションが入ります。

しかし後日、編集スタッフの庄司薫が「飲み会で似た話を聞いた」と言い出します。
彼が友人とその友人で飲んでいる時、彼の仕事の話で盛り上がり、その友人の友人という女性が、アメリカに留学していた時、”学生が消える”という噂がある寮があり、実際に彼女はそこに行き「”消えた”現場にいた」と話していたそうです。
そこで彼が友人経由でアポを取り、彼女の自宅近くの公園で取材をする事に。
現れたのは、昨年までシカゴの某大学大学院に留学していたという坂上知美。
彼女が留学して1年ほど経った頃、寮に住む友人を訪ねたところ、突然上階から騒音がして、女性の悲鳴と窓ガラスが割れる音がしたそうです。しかし現場となった部屋にも窓の下にも誰もおらず、住人女性は行方不明になってしまったのだとか。
寮の友人も「その寮には『数年に一度、住人が消える』『悪魔が棲みついている』という噂がある」と言い、間もなく引っ越したのだそうです。
スタッフが坂上から聞いた大学と寮の名称を瑶子に確認したところ、美貴がいた寮と一致、事情を聞いた彼女は「美貴の両親に手紙に書いて送ってみる」と話していました。
「まさか、沢田さんは悪魔によって何処かへ連れ去られた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「残像霊」投稿者/上村真宏(仮名)
以前、東北のある都市でキャバクラを経営していたという50代男性から投稿された、監視カメラ映像。
カメラは、店の奥のコーナー席を天井から見下ろすアングルで、画面中央には長いテーブルとL字のソファ席が映っています。
そこに座っていたサラリーマン風の男性2人と2人のコンパニオン女性が席を立った時、左側に座っていた女性の、テーブル下に見える足だけが残り、少しすると所在無げに消えていきます。
その店は、経営不振で閉店したそうです。
前例を調べたところ、このようなケースは、その人物に取り憑いた霊が、悪意をもって悪戯している事が多いそうです。
「まさかこれは、女性に憑依したナニモノかの仕業なのだろうか…ちなみにこの(足の)女性は間もなく店を辞め、1年後に病で亡くなったそうである」とナレーションが入ります。

◆「出生祝い」投稿者/松永幸子(仮名)
都内に住む大学生から寄せられた、20年ほど前のお宮参りの映像。
画質からHi8で撮影されたものと思われ、日和も良く、儀式が粛々と執り行われた記録映像になっています。
しかし神主が祝詞を挙げる段となり、祭壇の前で首を垂れる家族たちの背後に、突然青白い着物を着たざんばら髪の女が現れ、家族らの後ろに座ろうとします。
投稿者が小学1年の時、この神社は原因不明の火災によって全焼したそうです。
「まさか、土地に巣食う怨念が、この神社を崩壊へと追い込んだ、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ41のあらすじ4

◆「パントマイム」投稿者/戸田光輝
都内に住む大学生戸田光輝による、友人の細川祐司によるパントマイムを撮影した映像。
これは式場撮影係のバイト経験がある戸田が、大道芸が趣味の細川から撮影を頼まれたもので、当日、細川がバイトで遅くなったため撮影は夜間、撮影場所は近所の公園でとなったそうです。
しかし撮影中、カメラが不調になり、揺れている”白い人”が映り、ゾッとした戸田は撮影を中断。彼はその後も”白い人”が細川につきまとっているのが見えたため、本人には「カメラが壊れた」とだけ言って分かれたのだとか。
しかしその日を境に細川は行方知れずとなり、携帯は解約され、家も応答が無く、大学では「現在休学中で、実家は個人情報だから教えられない」と言われて途方に暮れているのだとか。この投稿も、細川かもしくは彼の行方を知る人物から連絡が来るかと考えた末の行動でした。戸田は「彼は岡山出身で、大学1年の時からツルんでた、多分唯一の友人」と言い、現在も探し続けているそうです。
またスタッフを公園近くまで案内した戸田は「申し訳ないが行きたくない」と言い、場所だけ教えて去って行きました。

それは住宅街にあるごくありふれた小さな公園したが、後の調査で、10年以上前、ホームレスの男性が凍死した事件があったと判明します。その男性は睡眠薬を飲んでいたため自殺とされたようですが、身元に関しては続報が無いままでした。
スタッフがその件を戸田に伝えたところ、数週間後に連絡がありスタッフルームで会うことに。

2人は大学1年の頃、一緒に学習塾の講師のバイトをした事があり、その塾での合宿に同行した際、細川から幼い頃死別した父親の話を聞いたのだそうです。
細川は、幼い頃父親が女と駆け落ちして母子家庭で育ったそうですが、小学校2年の時「父親が東京で自殺した」との連絡があり、母親が1人で遺体を引き取りに行ったのだとか。父親は放浪の末ホームレスとなり、東京の公園で自殺していたそうです。
彼は「死亡した日や場所も定かではないが、気になったので話しておきたかった」といい、児玉も「今一度ホームレスの名前を調査してみる」と約束して分かれます。
彼は最後に「明日、あの公園に花を供えに行くつもりだ」と言っていたそうです。
また、再調査したものの、やはりホームレスの名前は分りませんでした。

問題の映像は、夜の公園のライトに照らされた砂場の前で、細川がパントマイムをしている映像で、車の通行音や靴音はしますが、演者の細川と撮影係の戸田以外の通行人や見物人はいないようです。
問題の箇所は、細川が”壁”のパントマイムをしている最中、突然画面に黒い帯が入ってフリーズします。
その間、音声だけは正常に録音され、再び画面が動き出した瞬間、カメラに近づく細川と、その背後で踊るように蠢く白い人影が映っています。
「これはまさか、10年以上前にこの公園で亡くなった父親の、不可解な姿である、とでもいうのだろうか…」とナレーションが入ります。

「この映像は、故郷を離れ、無念のままこの世を去った細川さんの父親の、最期の地を訪れてしまったために起こった現象なのだろうか。もしそうだとして、なぜ息子の細川さんが身を隠さなければならないのか、その理由は不明である」
「ただ一つ確かな事は、不可解な世界とそこに集うモノたちは、我々の常識や論理をはるかに超えた何かに従って存在しているという事ではないだろうか」
「そしてその何かを追求する我々『ほんとにあった!呪いのビデオ』製作委員会の活動は、これからも続く…」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

本シリーズに22巻から参加した児玉和人監督が手掛けた最後の作品(2018年現在)となります。
監督自身は最後まで画面に映ることがなく大変残念でしたが、演出補の岩澤、菊池等々が絡む謎めいて緊迫したエピソード「Twenty Seven」(32~34巻)、”死神博士”という謎の投稿者から始まる連作「狂死のビデオテープ」(根幹は37~39巻)など印象深い作品も多数提供されたシリーズでした。
ちなみに本作で映像的に恐ろしいのは、2段オチとなる「ひとりかくれんぼ」(の2段目)がダントツです。心してご覧頂きたいと思います。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX5」にも収録されています。
(シリーズVol.39~51を収めた13枚組のDVD-BOX)

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「ほんとにあった!呪いのビデオ41」の商品はこちら