映画:ほんとにあった!呪いのビデオ43

「ほんとにあった!呪いのビデオ43」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ43の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2011年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第43作。本シリーズ32~34巻「Twenty Seven」の続報「追跡録 中編」、素行調査映像に映り込んだ不可思議なモノ「証拠ビデオ」など8本を紹介する。構成・演出は本シリーズの元演出補であり「心霊玉手匣」「鬼談百景」(「どこの子」「空きチャンネル」)で知られる岩澤宏樹。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ43の主な出演者

演出/岩澤宏樹、演出補/渡邊利枝、坂井秀人、坂口行弘、阿草祐己など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ43のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ43のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆シリーズ監視カメラ「自動販売機」投稿者/大木健三郎(仮名)
自動販売機の本体に内蔵された防犯カメラの映像。
時間は深夜、販売機は横断歩道のある狭い道沿いにあり、動体を察知して前後10秒間を撮影するというカメラは、購入者の顔や風体を順に撮影しています。
その1人ピンクのパーカーの男性の背後、画面右側の横断歩道の反対車線に白い服の透けた女性が現れ、男性が身を屈めた瞬間、さらに近づいた姿が映り込んでいます。
「まさかこの男性は、ナニモノかに取り憑かれている、それともこの地にいわくのある霊が偶然映し出された、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「アルバム」投稿者/君塚一晃(仮名)
新婚の投稿者が実家で撮影した携帯のカメラ映像。
投稿者は、彼のアルバムを楽しそうに見ている妻を撮影しながら、あれこれと説明しています。
やがて小学時代のページとなり、投稿者と仲良しだった同級生の男の子との2ショット写真になりますが、彼が「(一緒に映っている青い服の)その子(交通事故で)死んじゃったんだよな」と説明、彼女が残念そうに相槌を打った瞬間、青い服の子の顔がカメラを睨みつけ、気づいた投稿者が慌ててカメラを外します。
「まさか、亡くなった男の子の念が写真に乗り移った、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「証拠ビデオ」投稿者/森村和子(仮名)
興信所によるある男性の素行調査の映像。投稿者は映されている男性の妻で「その映像の1ヶ月ほど前から夫の様子がおかしくなり、浮気を疑い、興信所に調査を依頼した」と話します。
その頃、普段は9時には帰る夫が、突然帰宅が遅くなり、時には明け方戻る事もあったのだとか。
けれど興信所から証拠品として戻ってきたテープには、夫が帰り道、家とは別方向の公園のベンチで、”見えない誰か”と話す姿が映っており、一瞬その空席にセーラー服のようなモノが映ったと。
そこで彼女は夫と共に神社に行ってお祓いを受けたのだとか。夫は当時の記憶が無く、それ以降は異常行動も止んだそうです。
その公園は彼のジョギングコースで、以前「女子高生の首吊り自殺があった」と言っていた事があったそうです。
その公園は木々が多く、所々にベンチが設置されている中規模のもので、スタッフが現地調査に行った夕方には人影もまばらでした。また女子高生が虐めを苦に自殺したのも事実で、投稿者の夫が異常行動を始めた時期と一致するそうです。

問題の映像は、夜更けに夫が1人で公園に行き、ベンチに座り、見えない誰かと話ししている一部始終が映っていました。
公園広場は街灯で明るいものの、ベンチの辺りは薄暗く鬱蒼とした木々に囲まれ、隠しカメラによる望遠撮影のため、夫の話し声は聞き取れません。
また夫はきちんとしたサラリーマンのようで、誰かの相談に乗っているかのような穏やかな話しぶりに見えます。
カメラは植木の影から夫を撮影していますが、はずみで揺れた瞬間、夫の隣に座るセーラー服姿で両手を膝に置きうつむいている女性が映り込み、調査員の動揺する声が入ってカメラが揺れ、次に映った時には消えています。
「まさか投稿者の夫は、その自殺した女子高生に魅入られてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ43のあらすじ2

◆「追跡録 中編」
本シリーズ32~34巻に収録されたエピソード「Twenty Seven」。
発端は、当時演出補で現在行方不明の菊池宣秀に、20歳の誕生日以来毎年送付されてくる差出人不明のビデオでした。
それは不気味な廃墟の映像で、後にほぼ同じモノが、26歳の投稿者柏木雄一郎(仮名)にも送られている事が判明、2人は互いを全く知らず、柏木の映像にのみ心霊的なシーンが入っていました。

後に菊池と柏木は幼い頃、旅行先で誘拐され無事保護されたものの、27歳だった犯人は逮捕直後に狂死、2名ともその記憶を無くしていた事が判明、ビデオの送り主は、誘拐事件の第3の被害者で地元の少年だった日向義人(仮名)と思われ、その事件がかつてその地域で起こった、領主による幼女虐殺事件の祟りに触れ、皆犯人同様27歳で狂死するという警告だと判明します。
その警告通り、柏木は取材中だった27歳の誕生日に錯乱して縊死を遂げ、菊池は26歳の誕生日に心霊シーン入りのビデオが届き、事件に関するビデオを持ち出して失踪。当時演出補だった岩澤宏樹は菊池捜索のため、一旦離脱していました。
(詳細は『ほんとにあった!呪いのビデオ』32~34巻『Twenty Seven』参照)
本エピソードは、その後の岩澤と、当時演出補として取材をし、自身も奇怪な体験をした渡邉利枝が加わった2名による菊池捜索の記録映像です。

前巻42巻「追跡録 前編」では、渡邉の悪夢に基づき、誘拐事件の監禁場所=送付されるビデオに映る廃墟=領主の武家屋敷跡と思しき山荘跡地付近を捜索し、菊池が持ち出した関連ビデオ全巻と柏木の前世催眠を受ける映像を発見。
柏木の実家では、事件にまつわる赤い印や無惨に破壊された人形を発見、また彼にはかつて惨殺された幼女の霊が取り憑き、元恋人に遺書めいた手紙を送り、都内のメンタルクリニックに通院していた事が判明します。(詳細は前巻42巻「追跡録 前編」参照)

岩澤と渡邉は、日向が通院していた都内にある佐久間メンタルクリニック(仮名)をつき止め、取材に向かいますが、3年ほど前に閉院していた事が判明します。それは日向が元恋人宛てに、遺書めいた手紙を寄こした時期と一致しています。
またクリニックがあった場所は、柏木のアパート(彼の縊死現場)付近で、件の赤い印(赤いビニールテープで作られた3本の横線を縦に1本貫いた印/本シリーズ32巻参照)も残っていました。

その後の調査で、佐久間メンタルクリニック(仮名)は、佐久間敏郎(仮名)の個人病院で、彼の8歳の娘が突然死し、直後に離婚、閉院した事が判明。岩澤らは、突き止めた佐久間の自宅への直撃取材を試みます。
2人は外出中だった佐久間を数時間待って掴まえ事情を聞こうとしますが、佐久間は逆ギレし街中に逃走します。
しかし彼は、揉み合ううち岩澤に殴り掛り、カメラを壊した事で観念し、音声も顔も映さないという条件で取材に応じます。

彼は元精神科医で、日向が初めて来院したのは8年前、「黒い顔の女が現れ『27歳になったらお前は死ぬ』と言われる妄想に取り憑かれた」というのがその相談内容でした。
佐久間は、日向に退行催眠を施すうち、彼が件の誘拐事件の被害者であった事を知り、その治療で前世(領主に殺害されたサヨという少女)の記憶まで遡ったのだとか。
また日向が(彼自身が要因で両親を失った)事故後、クリニックの近くに越して来たといい、彼の現住所を打ち明けます。
佐久間氏はそこまで話したところで話しを打ち切り、結局彼自身に起こった娘の突然死や、クリニックの閉院の件については何も語らぬまま去って行きました。
その夜、自宅に戻った岩澤の元に、菊池からの着信がありますが、無言のまま切れ、かけ直しても出る事はありませんでした。
(巻末の「続・追跡録 中編」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ43のあらすじ3

◆「展望台」投稿者/石内康宏
投稿者が恋人と、関東地方にある某展望台に遊びに行った際の映像。
そこは夜景スポットとしても有名な展望台ですが、どんよりした曇り空に小雪がちらつき、彼ら以外、観光客もいないようです。
それでも2人は明るく話しながら、街を見下ろす高い展望台の螺旋階段を昇り、眼下に広がる景色を堪能しています。
投稿者は彼女と話しながら、景色や彼女、展望台の麓を順に撮影していきますが、麓が映った一瞬、血塗れで手足を妙な方向にねじ曲げて倒れている人が映り、次に映った時には消えています。
そこは、夜景の他、心霊スポットとしても有名な場所だそうです。
「まさかカメラは、この地に留まり続ける亡者の姿を映してしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「アユタヤ」投稿者/保坂真吾(仮名)
投稿者が友人と、タイのアユタヤ遺跡を観光した際の映像。
そこは世界遺産にも認定された高名な遺跡で、観光客でざわつき、投稿者らも現地の日本語ガイドと共に遺跡を廻っているようです。
問題の箇所は、カメラが首の無い仏像群をズームで映すシーンで、何十体も並ぶ無惨な首無しの仏像の1体だけに無いはずの首が映り、次に映った時には消えています。
投稿者はガイドから「首は金銭目的で盗難に遭い、現在も所在が分からない」と聞いたそうです。
「まさかこの仏像に残る思念が、仏像の首を具現化させた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「獣」投稿者/茂森建治
投稿者が大学のサークル仲間数人と、北海道の山間部のキャンプ場でテント泊した時の映像。
投稿者は「テントの中で怖い話をしていたところ、突然獣の唸り声がして、テントをバンッと叩かれたので焦って外に出たが、獣も人もいなかった。ビデオを確認したところ、テントの入口に人の顔らしきモノが映ってた」と興奮気味に語っていました。
その後の調査で、そのキャンプ場の近くで以前、山菜取りの男性がクマに襲われ死亡する事件があった事が判明します。
問題の映像は、深夜狭いテント内にいる男性3人が、怪談を語る様子を夜間モードで撮影したもので、彼らの語り口も面白く、話がクライマックスに差し掛かった時、突然何かの荒い息遣いが入り、全員が耳をそばだて黙り込みます。
その数秒後、突然テントの外からバンッ!と叩かれ、全員が猛ダッシュでテントから逃げ出します。
カメラはその間も録画状態で、揺れてブレまくる画面の中に人の顔のようなモノが逆さに映り込んでいます。それは正位置で見ると、血まみれで横たわる生気の無い男性のような顔でした。
残念ながら、投稿者の証言にある”唸り声”は確認できなかったそうです。
「まさかこれはこの地で亡くなった者の姿であり、彼に起こった悲劇が再現された、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「玉突き衝突」投稿者/斉藤譲(仮名)
投稿者が恋人と、冬の北海道の観光旅行に行った際に遭遇した、玉突き衝突事故の映像。周囲は雪景色、事故現場は山間のトンネル内で、道路は渋滞、現場から出された数台の事故車の無惨な様子からも、かなりの大事故だという事が見て取れます。
やがて彼らの車もトンネルに入り、警戒ランプで赤く染まるトンネル内で、横転し大破した車の脇を通り過ぎ、カメラがその車を追って、彼らの車の後部座席を映した瞬間、後部窓に逆さになった陰鬱で無表情な顔が映り込んでいます。
その事故では、男性一名が死亡したそうです。
「まさかカメラは、この事故で亡くなった者の姿を捉えてしまった、とでもいうのだろうか」「この顔は一体、何を訴えているのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ43のあらすじ4

◆「続・追跡録 中編」
翌日、岩澤らは日向のアパートを訪ねますが、隣人から「1ヶ月ほど前に引っ越したようだ」「一人暮らしで普段は静かだが、3、4回、女性の泣き声を聞いた」との証言を得ます。また、その外廊下に置き去りにされた彼の不用品と思しきダンボール箱からは、とある神社の名前のメモが見つかります。
その神社は件の山荘跡地近くに実在しましたが、詳細は分かりませんでした。
その数日後岩澤の自宅に、佐久間から1本のビデオテープが届きます。
それは彼の亡き娘の映像のようで、公園で遊ぶ様子が映っていたそうですが、映像に不可思議な現象が起きていたそうです。

ともあれ彼らはまず、日向のメモにあった神社を訪ねる事に。
それは山間部に佇む小さく古い寂れた神社で、近隣住民に事情を聞いたところ、部落で管理されている神社であり、いわれなどを知る古賀芳樹(仮名)を紹介されます。
古賀によれば、その神社を建立したのは件の武家一族で、元大学教授高山老から聞いた伝承通り(本シリーズ34巻参照)、一揆や飢饉で村そのものは廃れたが、後年の廃仏運動の際、部落で管理する事になり明治時代に修復、今に至るのだとか。

また、その神社はもともと三社制に基づいて立てられた3つの社(上社・中社・下社)から成っており、残り2つは無くなってしまったそうです。また古賀が示した”失われた2社”のうちの一つは、件の山荘跡地であった事も判明します。
夜になって2人は、再び日向メモの神社を訪ね、件の赤い印を探しますが見つからず、諦めて車に乗り込んだ直後、車内で異様な音がして渡邊がパニックに陥ります。
カメラは激しく揺れ、後部窓に貼りつく誰かの両手の平が映り、岩澤がその不審者を追いますが見失います。また彼が戻った時、車外には、頭から夥しく流血した渡邊が倒れていました。

ここで佐久間から届いた問題映像が紹介されます。
それは彼が幼い娘と街中の公園で遊んでいる映像でしたが、カメラの前で素早く走り回る娘の顔が、一瞬つぶれたかのように赤黒く崩れて映っています。佐久間とはその後、音信不通となっているそうです。
「まさか、日向さんに取り憑いた幼女の霊が、佐久間さんの娘にまで霊障を及ぼした、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

岩澤は渡邉を病院に運び、命に別状は無いものの念のため数日間入院する結果となります。
後に彼女は「車から出た瞬間、何者かに殴られた」と証言、その暴行事件の直後、岩澤の携帯に菊池からのメールが届いていました。
本文はただ一言「これ以上、関わるな」とありました。
「これは本当に菊池が書いたメッセージなのだろうか?…ただ一つはっきりしているのは『渡邊を殴った人物がこのメールを送った』という事である」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

演出補から監督(演出)となった岩澤宏樹の「追跡録」の引力がハンパない1本です。作中暴行された彼が漏らす「殴られたの、2回目だよ」という1回目は、彼が演出補を務めた本シリーズ24巻の「続・ダビング」で、激高した取材対象の男に馬乗りでボコられた1件かと。
※「追跡録」は「Twenty Seven」から続く長編で、アイテムやキーワード、重要なエピソードが頻出します。ポイントを含めたあらすじは前巻42巻「追跡録 前編」でまとめましたのでご参照ください。
本作の押し映像は「証拠ビデオ」の女子高生で、サラリーマンをある意味かどわかす不気味さにゾッとさせられます。また「獣」に映り込んだ顔も透けてはいてもあまりにリアルで被害の悲惨さを訴えているような気がします。「アルバム」はだいぶ前見た時はもうちょっとはっきりしていた気がするんですが、もしかして映像が変わっ…。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ32」(「Twenty Seven 前編」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ33」(「Twenty Seven 中編」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ34」(「Twenty Seven 後編」収録)


※「ほんとにあった!呪いのビデオ42」
(「Twenty Seven」続報「追跡録 前編」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX5」にも収録されています。
(シリーズVol.39~51を収めた13枚組のDVD-BOX)

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