映画:ほんとにあった!呪いのビデオ45

「ほんとにあった!呪いのビデオ45」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ45の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2011年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第45作。公園に出没する幼女の霊「鬼子母神」、廃墟に積まれたマネキンの首の山に出現する不気味なモノ「首の家」など8本を紹介する。構成・演出は本シリーズの元演出補であり「心霊玉手匣」「鬼談百景」(「どこの子」「空きチャンネル」)で知られる岩澤宏樹。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ45の主な出演者

演出/岩澤宏樹、演出補/菊池宣秀、川居尚美、長田明子など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ45のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ45のあらすじ1

「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「逢魔時の怪」投稿者/野呂栄俊(仮名)
ある年の晩夏。投稿者が恋人と神奈川近郊の海岸に遊びに行った際の映像。
投稿者である彼氏のカメラは若く可愛い彼女を愛しげに追い、とても仲の良いカップルのようです。
そして夕暮れ時、遠くに祭囃子の太鼓が聞こえ、犬を散歩させる人々が歩き始めた頃、彼女は再び海に入り遊び始めます。
カメラは彼女を追いますが、手前右端に映り込んだドレープのワンピースを着た、髪の長い女のシルエットに気を取られ、その顔にレンズを向けます。
女は真横を向いていて、その口元は何かを呟いているようですが、やがて女の首が手前に傾ぎ、ポロリと転がり落ちます。
「夕暮れ時の事を別名”逢魔が時”と呼ぶことがある。まさかカメラは、夕暮れに潜む魔物の姿を捉え、投稿者はその魔物に弄ばれてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「ブランコ」投稿者/川島浩二(仮名) 
投稿者が通っていた専門学校では「近所の公園のブランコが、深夜勝手に揺れる」という噂があり、彼は友人ら4人と、噂の検証をしようとなったそうです。
それは住宅街にある小さな公園で、2台並んだブランコも至って凡庸、周囲には木立があります。4人はカメラをブランコを斜め前から撮る位置に固定し、交代で見張る事に。
深夜1時。噂通り、左側のブランコだけが揺れ始め、見張っていた友人の安達武彦(仮名)が近寄って覗き込み、投稿者が続きます。
その一瞬、画面中央には投稿者の背中、右側には安達が映っていますが、安達の前に白い顔の幼い子供がいて、口を開け虚ろな眼で安達をじっと見上げ、カメラを振り向きますが、投稿者がカメラの前をうろつく間に消え失せます。

投稿者によれば、現場で気づいた彼らは、家のTV画面で見ようとなったそうですが、安達は「眠いから」と帰ってしまい、その日を境に学校に来なくなり、アパートにもおらず携帯にも出なくなったのだとか。数週間後、彼の電話にかけたところ母親が出て「うつ病になったので休学させる」と言われたそうです。
スタッフが実家に連絡したところ、母親は言葉を濁しつつ「自傷行為を繰り返している」「入院していて話せない状態だ」という旨の話をしたのだとか。
また後日スタッフにより、もう一件不可解な現象が発見されます。
それは白い子供が現れた直後、微かな子供の泣き声が入り、安達がそれに反応するかのように振り向くというモノでした。
「まさか安達さんは、この泣き声を聞いたが為に霊に導かれてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「秋祭り」投稿者/松本佑太
投稿者が恋人と共に出掛けた地元の秋祭りの映像。道端には露店が立ち並び大勢の人で賑わっていて、投稿者も縁日を楽しむ美人の恋人を撮りながら明るく話しています。
しかし、ほどなくして人混みの中を傷病者を載せたストレッチャーが通り、救急搬送されて行きます。
2人は興味半分、心配半分で動揺し、カメラは彼女と救急車を交互に映していますが、彼女の背後の路上に、透けて下半身の無い浴衣姿の老女が映り込み、次には不安気な彼女の顔が溶け崩れたようになり、生気の無い老女のような顔がかぶります。
ちなみに彼女には、特にその後の異変などは無いそうです。
「まさか、この不可解な老婆と思しきモノは、救急搬送された人物と何か関係がある、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ45のあらすじ2

◆「鬼子母神」投稿者/差出人不明
製作委員会に日々送られてくる映像はこれまで延べ数万本に及び、それを管理・保存するため、映像をデータベース化し、一目で内容や現象などが把握できる状態にしてあるそうです。
ある日、その整理作業に当たっていた演出補の川居尚美が、1年ほど前の映像がデータの内容と違うと言い出し、その映像を担当した長田明子がスタッフルームに呼ばれます。
それは1年ほど前の差出人不明の投稿作品で、カップルが公園で花火をしているシーンで、女性の背後に映っていた赤いモヤ(データベースの記録)が、少女の姿に変わっていたのだとか。

長田は、それが送付されてきた時のことをはっきり記憶しており、封筒も保存されていました。
彼女によれば、入っていたのはビデオのみで、確かに差出人の住所も名前もありませんでした。
そこでスタッフは消印から推測し、撮影場所と思しき都内某所の公園を割り出し、映像の男女に心当たりがないか、周辺で聞き込みをする事に。
その結果、男女が誰かは分りませんでしたが、「その公園で深夜若者たちが騒いで迷惑だ」という証言と、その公園にまつわる幽霊の噂が浮上します。
(巻末の「続・鬼子母神」に続く)

◆シリーズ監視カメラ「セレクトショップ」投稿者/武田千織(仮名)
都内のセレクトショップに設置された監視カメラの映像。
カメラは店内奥の上部にあり、小振りの店内全体を見下ろすアングルで、画面はモノクロ、手前左側には姿見があり、アクセサリーの陳列棚には楕円形のミラーが置いてあります。
若い女性に人気の店のようで、かなりの客が出入りしていますが、客が途切れ、店内が無人となったその時、姿見に半透明の花柄のワンピースの女性の下半身がゆっくりと横切る姿が映り、次にはミラーに女性らしき頭部が映り、ミラーを覗きこんで笑い、去って行きます。
その間、どちらの周囲にも人はいませんでした。
ショップ店員である投稿者によれば、映り込んだ女性は、1年ほど前そのショップでバイトをしていた女性に似ているそうですが、現在は一切交友関係が無く、連絡も取れないそうです。
「まさか、その女性はすでに亡くなっており、このような形で姿を現した、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ45のあらすじ3

◆「お別れ会の練習」投稿者/黒木梢(仮名)
20代の投稿者が小学3年だった頃、担任の女性教師が転任する事となり、そのお別れ会の練習風景を捉えた8ミリビデオの映像。
その年の夏、実家に帰省した投稿者は、件のテープを見つけて持ち帰り、業者に頼んでDVDにしてもらったそうですが、転任した担任教師に非常によく似た人物の、遺影のような映像が映り込んでいたのだそうです。
驚いた投稿者は、同じクラスだった数人に連絡し、当時から付き合いのある友人に「その教師は転任した2年後に、重い病で亡くなったらしい」と言われたそうで、彼女の母親は、その映像には全く憶えが無いと言っているそうです。
しかしスタッフのその後の調査で、その教師は転任先の生徒と折り合いが悪く、ノイローゼになり、自殺を遂げていた事が判明したそうです。

問題の映像は、教室内で鍵盤ハーモニカに合わせて合唱する生徒らを背後から撮影した映像で、件の担任教師と数人の教師は手拍子をし、生徒への愛情を感じる一コマとなっています。
しかしその途中でノイズが入り、画面一杯にモノクロの遺影のようなモノが割り込んできます。
遺影の人物は、歪んではいるものの担任教師に酷似しており、その口は何かを訴えるかのように微かに動いています。
「まさか、この遺影の女性は担任教師であり、無念の思いを訴えようとして現れ出た、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「茅の輪くぐり」投稿者/坂本春樹(仮名)
大学生の投稿者たちがとある観光地に遊びに行った際、立ち寄った神社で行われていた”茅の輪(ちのわ)くぐり”のデジタルカメラの映像。
それは”茅の輪”という大きな輪をくぐる事により悪霊やケガレを祓うという神事で、その神社は参道の階段を昇った先にある本殿の前に、藁で作った大きな輪=”茅の輪”が設えてあり、参拝客は次々と輪をくぐり、お参りに向かっています。
投稿者らも数分間列に並び、茅の輪をくぐりますが、彼らの前にいた家族連れが通り抜ける瞬間、茅の輪の上部に、およそ生者のモノとは思えない不気味な手が出て輪を掴み、次の瞬間には消えています。
「まさかカメラは、茅の輪によって祓われた悪霊の姿を映し出してしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「首の家」投稿者/浜田輝昭(仮名)
大学生の投稿者が、以前ドライブ中に見つけ気になっていたという廃墟。
それは山間部の峠に建つ不気味な建物で、投稿映像は、ある夏の夜、友人たちと共に肝試しに行った際のものだそうです。
太った男性と黒髪の女性が先を歩き、投稿者はその2人と屋内をナイトモードで撮影しながら散策しています。男性2人は盛り上がり楽しげに撮影などをしていますが、女性はか細い声で早く出よう、もう止めようと怯えています。
どうやらその建物はなんらかの宿泊施設のようで、居室と思しき布団部屋や広間が並び、奥には一際広い和室が広がっていました。
そこは壁中くまなく落書きか文言のような文字が描かれた不気味な部屋で、太った男性はハイテンションでカメラ撮影を続けていますが、女性は今にも泣き出しそうです。
するとカメラが、部屋の隅に積まれた数個のマネキンの首に気づいて驚き、近くに寄って撮影しながら、2人を呼びます。
その瞬間、首の隙間に不気味な男の顔が現れ、カメラをギロリと睨みつけ、パニックになった3人は、悲鳴を上げ逃げ出します。
彼らは、その帰り道の峠で、車のブレーキが利かなくなるという怪現象に見舞われたそうですが、間一髪でサイドブレーキを引き、難を逃れたのだとか。
「まさか、廃墟で遭遇したこの異様な顔が、その怪現象を引き起こしたとでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ45のあらすじ4

◆「続・鬼子母神」投稿者/差出人不明
公園にまつわる幽霊の噂を証言したのは、近所に住む若い主婦金田美佐子(仮名)。
事の発端は、以前、その近所の家で3歳のみずき(仮名)という少女が亡くなったそうで、両親は「自宅の階段から落ちた」と証言、捜査も入り事故死とされた事件があり、その後「公園から足音がして、見るとうつむいた少女がいるが、フッと消える」という噂が立ったのだとか。
それは実際の目撃者もいない単なる噂話だったそうですが、子供がみずきと同じ保育園だったという主婦が「みずきが実は里子で、痣があった」と話した事がきっかけで「虐待死では?」という噂になり、幽霊話と融合し「件の公園に、亡くなったみずきの幽霊が出るらしい」という噂に変化して行ったのだとか。
スタッフは、その近所の家で確かに3歳の少女が亡くなったという事件があった事は確認しますが、虐待死かどうかは定かではありませんでした。

その数日後、演出補の菊池宣秀が、件の投稿映像の新たな異変に気づきます。
それは問題の花火のシーンの前、男女が公園に向かうシーンで、2人の背後の路上に事件写真とよく似た幼い少女が映り込んでいるというのです。
彼によれば、封筒の消印の日付は事件の4日前、つまり路上の少女は、存命していた実在のみずきではないかというのです。
また、撮影時間が深夜だった事から、親である彼自身の体験上「3歳児には十分意志や行動力があり、虐待から逃れるための家出だったのでは?」と推測、「虐待の有無はさておき3歳児が深夜に1人出歩いているそのものがかなり不自然で、そもそも家族に問題があったのでは?」と話します。

スタッフはそれらの証言から「撮影時、公園には実際にみずきがいて、彼女の心の叫びが赤いモヤとなって映像に映り込んだが、死後、その念が強まり、少女という形に具現化された(変化した)のでは?」という仮説を立てます。
生前のみずきと思しき問題のシーンは、住宅街を歩く男女がその公園で花火をしようと決めるシーンで、女性の背後の路上、住宅街の路上に、一瞬幼い少女がしゃがみ込む姿が映り込んでいました。

スタッフは、みずきの里親への直接取材をどうすべきか話し合い、川居は直撃取材を推しますが、菊池は同シリーズ21巻「誘拐」の際に起こった騒動(映像に異常が起きていた少女が失踪し”神隠し”と噂される一方、両親による子捨て・虐待の疑惑が浮上、両親に直撃取材したところ、スタッフが激怒した父親に暴行された一件)などを引き合いに出し反対、岩澤が「とりあえず電話して相手の出方を見る」といい、川居が電話をする事に。
翌日、電話にはみずきの母親(里親)が出て、事情は穏やかに聞きますが、川居が”虐待”という単語を出した直後から態度が急変、「虐待はしていない」「噂は知ってはいるが迷惑だ」「深夜に子供がいなくなれば親が探すのは当然で、あり得ない」と話すうち逆上して切られ、取材以前に”映っているのがみずきかどうか”を確認させる事すらできなくなります。

問題の映像は、件の公園で花火をしている男女が映っているもので、2人は時折りカメラを持ちかえて撮影し合い、仲良く楽しげです。
問題の部分は、女性がしゃがんで線香花火をしているシーン。カメラは女性の顔と線香花火を交互に映していきますが、その何度目かに、幼い少女が女性の後ろに立ち、羨ましそうに花火を見つめる姿が映り込み、次に映った時には消えています。
その姿は赤みを帯び透けていますが、かなり鮮明で、背格好や髪型は路上でしゃがみこんでいた少女と酷似しています。
また、投稿者や映っている男女が何者だったのかは、わからずじまいだったそうです。
「まさか、みずきちゃんの心の叫びがこのような形で現れ出た、その報われぬ魂は今もなおこの公園を彷徨い続けている、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

スタッフは、やむなくダビングした投稿映像に手紙を添えて里親宛てに送付しましたが、返事は無いそうです。
「みずきちゃんは事故死だったのか、虐待死だったのかは謎のままである。しかし今になって我々取材班は、もう一つの怖ろしい仮説に行き着いている…みずきちゃんは自らの意志で亡くなったのではないか…つまり、自殺したのではないかと言うことである…」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

まず驚かされるのは、これまで特番で何度も取り上げられてきた「首の家」、映像が美しく抒情的なのが「逢魔が時」、「鬼子母神」のいたいけな少女の姿はとても印象的です。一方「セレクトショップ」はかなり生々しい映像で、女の滲み出る狂気にゾッとさせられます。
「お別れ会の練習」は、そこで熱心に指導しているのが遺影の教師だとするならば、あまりに無念、その口は恨み言ではなく、それでも生徒を案じる言葉を発している気がしてなりません。
”映像が変化する”というのは怖い話でもよく耳にしますが、本作を機にお持ちの映像をチェックしてみるのもいいかもしれません。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX5」にも収録されています。
(シリーズVol.39~51を収めた13枚組のDVD-BOX)

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