映画:ほんとにあった!呪いのビデオ47

「ほんとにあった!呪いのビデオ47」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ47の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2012年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第47作。女子大生失踪事件を発端とする「死返(まかるがえし) 」の前編、廃墟で見つけたVHSテープの不気味な映像「廃墟の演奏会」など7本を紹介する。構成・演出は本シリーズの元演出補であり「心霊玉手匣」「鬼談百景」(「どこの子」「空きチャンネル」)で知られる岩澤宏樹。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ47の主な出演者

演出/岩澤宏樹、演出補/菊池宣秀、川居尚美、阿草祐己、米島克哉など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ47のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ47のあらすじ1

ほんとにあった!呪いのビデオ47のシーン1 「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「泥人形」投稿者/水野一望(仮名)
投稿者の女性が、友人2人と共に山間部の古旅館に泊まった際の映像。部屋も狭く古びていましたが、3人は気にせず敷いた布団の上でトランプの”スピード”を始めます。
その時、ゲームをしていた友人の携帯が鳴りだし、しぶしぶ中断して取ったところ、なぜか携帯を身から離していた撮影者(投稿者)からの着信でした。
恐る恐る出た友人は「声がする」と言い、カメラがその友人に向いた瞬間、背後に泥をかぶった浴衣姿の子供と思しき人影が映り、投稿者は慌てて逃げ出します。
旅館の近くの森には、かの昔口減らしのために子供を捨てた穴があり、それを供養する石碑があったそうで、電話を取った友人によれば、聞こえたのは子供が泣き叫ぶような声だったそうです。
「まさか、無念の死を遂げた子供の姿が現れた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「マヨヒガ」投稿者/塩屋和文(仮名)
投稿者の男性が、とある温泉地にある廃墟を訪ねた時の映像。
投稿者によれば、メンバーは投稿者塩屋(仮名)、友人の三宅(仮名)と彼のバイト仲間梶原(仮名)ともう1人という男性ばかり4人。誘ったのは三宅で、彼のバイト仲間とは初対面だったそうです。
温泉の帰り道、運転していた梶原が近道しようと言い出して山道で迷い、人に荒らされた形跡がない大きな屋敷の廃墟を見つけて問題映像を撮影したそうです。
しかし後に映像を確認したところ、梶原の背後に覚えのない女が映っていたため、三宅に連絡、「旅行から1週間くらい経った頃、梶原がバイトを辞めた」と聞いたのだとか。
そこで彼は、帰りに立ち寄ったファミレスで、なぜか水が5人分出され、余分の一つは梶原の隣に置かれた事を思い出したそうです。

一方三宅によれば、梶原はカラオケボックスのバイト仲間で、旅行から戻って間もなく、梶原がボックスの掃除からなかなか戻らず様子を見に行ったところ、客のいないボックス内で楽しげに見えない誰かと楽しげに談笑していたのだとか。
その後、別のバイト仲間から「突然来なくなった」と聞いて心配になり連絡したものの、本人の携帯は繋がらず、実家に連絡したところ、母親に「精神的におかしくなったから、実家に帰らせて休ませてる」と言われたそうです。
その後彼は、バイト仲間たちと見舞いに行ったそうですが、梶原は全く無反応で、しきりに「約束…約束…」と呟いていたのだとか。
スタッフはその後、梶原の実家にも連絡したそうですが、取材拒否されます。

そこでスタッフは、塩屋と共に現地に向かいますが、山道は残雪で覆われていて車が進めなくなり、やむなく徒歩で問題の場所を目指す事に。
しかし、塩屋が「ここに間違いない」という場所には建物は無く、周辺にもその痕跡すら見つかりませんでした。
そこで地元住民に話を聞いたところ、ほとんどの住民が「そんな廃墟は無い」「知らない」という中、たった一人初老の男性から「その付近の林道を長く走っていると突然ありもしない建物を見つける」という情報を得ます。男性によれば、建物の種類は屋敷の他、小屋や洋館など様々で、結局「狐に化かされた」と言われて終わるのだとか。
後に取材班は柳田國男の「遠野物語」の「マヨヒガ」という説話に行き当たります。それは「山中で迷った村人が、人が住んでいるようだが見当たらない屋敷に迷い込み、一休みして道に戻ると村に無事辿りつけた。けれど2度とその屋敷は見つからなかった」という話でした。

問題の映像は、夜間、男性4人が落ち着いた様子で廃墟の中を散策していくナイトモードの映像で、屋内は広く激しく風化しているものの暮らしぶりの良さがうかがえるもので、落書きや破壊された形跡も無いようです。
4人は楽しげに話しながら散策を続けますが、途中梶原の背後から2度、長い荒れた髪の女が顔を覗かせます。女は彼に寄り添っている様子で、2度目は明らかにカメラを睨めつけています。
「まさか、この廃墟は異界の存在であり、梶原さんはこの世ならぬモノに魅入られてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ47のあらすじ2

ほんとにあった!呪いのビデオ47のシーン2 ◆シリーズ監視カメラ「公衆トイレ」投稿者/三橋孝太郎(仮名)
とある市街地にある公園に設置された、公衆トイレを見下ろす監視カメラの映像。
建物は大きく、奥が男子用、手前が女性用のようです。何人かの使用者が行き過ぎた後、女子用トイレの灯りが突然明滅し、内側の壁に苦しみ悶える女性と思しき人影が映り、崩れるように消滅します。
そのトイレにはかつて、焼身自殺を図った若い女性がいたそうで、「この現象は今でも稀に起こる事があるという。まさか、その女性の魂が今もなお成仏できていない、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「漫才の練習」投稿者/木原裕之(仮名)
大学生の投稿者が、学園祭で披露する漫才の練習のチェック用に撮影した映像。
画面右に投稿者、画面左にその友人という立ち位置で軽妙なやり取りが進む中、突然画面がフリーズし、数秒間バグります。
その間、友人の姿だけが薄く透け、その上に不気味な男の映像がかぶりますが、その手はまるで手招きでもしているように上がって行きます。
この撮影の数週間後、友人は一人暮らしの自宅で謎の死を遂げ、原因不明のまま突然死とされたそうです。
「まさか、友人はナニモノかに取り憑かれており、あの世へと連れて行かれた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「心の闇」投稿者/小沢正輝(仮名)
投稿者が会社の同僚たちとゴルフの打ちっ放しに行った時の映像。
投稿者は若い女子たちに指導しながら撮影しているようで、画面は縦位置と横位置が目まぐるしく入れ替わっています。
その隣では白いシャツの同僚が打っていて、時おり笑い声が入りますが、カメラがふいに同僚の後姿を映した瞬間、その頭部が黒い煙のような歪んだ線になり掻き消えています。
投稿者はその場でこの不可解な現象に気づき、カメラを止めてしまったそうです。
この数ヵ月後、その同僚はノイローゼになり首吊り自殺を図ったそうですが、幸い命は取り留め、今も植物状態だそうです。
「まさかこの時点ですでに、同僚の心中にはノイローゼの兆候があり、その心の闇がこのような形で現れた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「廃墟の演奏会」投稿者/奥田徹也(仮名)
廃墟マニアの投稿者が、同好の仲間と行ったとある廃墟で拾ったVHSビデオの映像。
場所は、メンバーの誰もが知らなかったという関西地方のとある民家の廃墟。彼らは普段、けして建物内の物を持ち帰る事はしないそうですが、投稿者はどうしてもそのテープが気になり、こっそり持ち帰ったのだとか。
彼はVHSのデッキを持っていなかったため、友人のデッキを借りて確認したところ、内容はピアノの演奏会で、幼い少女の背後から女性が近づき、最後に不気味な顔のようなモノが映っていたそうです。
彼自身、その後は特に気にかけていなかったそうですが、後日友人と電話していた際「誰かいる?」と言われたのだとか。
部屋には彼1人だったのに、相手には女性の囁くような声が聞こえてたそうで、同じ事が何度も起り、怖くなって投稿したのだそうです。

問題の映像は、小振りのホールで開催されたピアノの演奏会の映像で、撮影者はホールの左端の席から撮影しているようです。
まず幼い少女がグランドピアノで練習曲を弾くシーン。少女が弾き始めて少しすると舞台左手から半透明の黒いロングドレスの女性が現れ少女に近づいて行き、途中で途切れます。
画面替わり、カメラはスイッチの切り忘れか座席の下を映したきり動かず、上級者のクラシック曲が流れています。しかし約1分後、その曲に別な低音の乱れたピアノの音がかぶり、ぼそぼそという呟き声が混ざり始めます。
3分ほどかけて音は次第に大きくなり、画面にノイズが走り、前列の席の背もたれの横から長く乱れた髪の女の顔が覗き、間もなく砂嵐へと変わり、途切れます。

後に取材班が、件の廃墟周辺で聞き込みをしたところ、かつてその民家には若い夫婦と幼い娘がいたそうですが、娘の様子がおかしくなり亡くなったそうです。
噂では、娘は幻聴を聞くようになり、ハサミで自分の耳を突き刺して亡くなったそうで、娘の死後、夫婦はその地を離れ、行方知れずになっているそうです。
「亡くなった娘とは、その映像の少女であり、不気味な女に取り憑かれ亡くなったとでもいうのだろうか?」「また彼の友人が聞いた電話の声とこの呟き声は同一のものなのであろうか?…この映像を見てしばらくの間は、電話をお掛けにならない方が賢明である」とナレーションが入ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ47のあらすじ3

ほんとにあった!呪いのビデオ47のシーン3 ◆「死返(まかるがえし) 前編」投稿者/鈴川梓沙(仮名)、差出人不明
製作委員会に立て続けに2本の投稿映像が送られてきます。
1本は投稿者の鈴川梓沙(仮名)から送られてきたデジカメの映像、もう1本はその1週間後、差出人の無い封筒で送られてきたメモリーカードの映像で、どちらも水族館の映像でしたが、どうやら同じ時、同じ水族館で別人が撮影した映像のようでした。
また鈴川の映像に添えられた手紙には「一緒に行った友人が行方不明になった」と書かれていて、彼女の映像からやはり差出人不明の映像は、現在行方不明の友人が撮影していたモノと思われ、またそのどちらにも異様な現象が起こっていました。

早速スタッフは、鈴川をスタッフルームに呼び事情を聞く事に。
女子大生の彼女は、3ヶ月ほど前、大学の友人斉木茉奈(仮名)に誘われ、一緒に水族館に行ったそうです。しかしその帰りに立ち寄ったレストランで食事中、斉木が電話をかけてくると席を立ったまま戻らず、携帯にも応答が無く、家にも戻っておらず行方知れずとなったのだとか。
やむなく彼女は、斉木の両親に連絡して事情を話し、両親から捜索願いも出されたそうですが見つからないそうです。
そこで水族館で撮った映像を確認したところ、途中で全く覚えのない、斉木がどこかの部屋のソファに座っている映像に切り替わったのだとか。またソファの後ろの壁は鏡張りで、そこに老婆らしきモノが映っていたそうです。
また斉木は、その数日前に行った派遣モデルのバイトで「イヤな事をさせられた」と話していたそうですが、内容は言わなかったのだとか。
また、鈴川に差出人不明の映像を見せたところ、斉木が撮ったモノに間違いないとの証言は得ますが、その映像は斉木の失踪時、彼女のバッグに入っていたはずのデジカメの映像で、つまりは彼女と一緒に無くなったはずのモノだというのです。ちなみに送付された封筒の消印の場所には一切心当たりがないそうです。

そこでスタッフは、斉木が所属していたモデル事務所に問い合わせ、依頼主は男性で「都内の某レンタルスタジオに、モデルを1人で来させて欲しい」という依頼だったという情報を得て、レンタルスタジオ事務所と交渉し、依頼主の情報は一切明かせないが、スタジオは見てもいいという許可を得ます。
そのスタジオは、とあるビル内にある機材付きの広い撮影用のスタジオで、スタッフらはその一角で鈴川の映像に映っていたソファと同じソファを発見します。
鈴川の失踪には、モデルを依頼した男性が関わっている事が明らかとなったものの、知り得る情報はここまでで、完全な手詰まりとなってしまいます。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ47のあらすじ4

ほんとにあった!呪いのビデオ47のシーン2 ここで鈴川の問題映像が紹介されます。
鈴川と斉木は、それぞれのデジカメで水槽や互いを撮影しながら楽しげに話していますが、クラゲの水槽の場面になった頃、突然デジタルノイズで乱れ、件のスタジオ内のソファにうつむいて座っている鈴川の場面に切り替わります。
その映像のソファの後ろは鏡張りで、うつむいて座る鈴川の左側に灰色にくすんだ老婆がいて彼女を見つめ、ゆっくりとカメラを振り向いた瞬間、画面が水族館へと戻ります。
老婆も不気味ではありますが、鈴川を正面から捉えたこのアングルなら、撮影機器や撮影者が映って然るべきところ、鏡には鈴川の後頭部とスタジオ内、そして老婆が映っているだけで、それらが一切映っていないのも妙でした。

その数週間後、レンタルスタジオでアルバイトをしている男性から「件の依頼主に関して話したい事がある」との連絡があり、事情を聞く事に。
その男性米田真人(仮名)によれば、個人情報のため絶対口外できない事だがと前置きしつつも「依頼主は田沼という4、50代の男性で、自主映画の撮影という名目で以前にも利用した客だったため、気にせず貸した」と打ち明けます。
しかし、問題の日にはなぜか、貸出規定に反して撮影終了の連絡が無かったため、彼が様子を見に行ったそうですが、スタジオ内はもぬけの殻で、床一面に足の無いカエルの死骸と血のような液体がぶちまけられていたそうです。
それは明らかに規約違反だったため上司に報告し、連絡先に電話したところ、ウソの電話番号だったことが判明、今となっては田沼という名も偽名では?というのです。

ここで差出人不明の問題映像が紹介されます。
それは明らかに斉木が撮影したもので、2人が話している内容や別角度の水槽の様子は完全に合致、画面には鈴川の姿も映っていました(本人が確認済み)。
そしてこちらもクラゲの水槽の場面で、激しいノイズ(雑音)が入り、突然灰色の老婆の顔がアップで映り「オマエノ カラダ ニ シヨウ(お前の身体にしよう)」と言い、左を向くと同時に水族館の画面に戻ります。その眼の部分は暗く落ちくぼんでおり眼が無いようにも見えます。
スタッフは、”足の無いカエル”と”血のような液体”というキーワードから田沼が行ったと思しき儀式を調べ始めます。
(本シリーズ48巻「死返(まかるがえし) 中編」に続く)

みんなの感想

ライターの感想

本作47巻から49巻に渡る「死返(まかるがえし) 」がスタートし、いつもながらワクワクさせられます。担当は岩澤監督の他、お馴染み菊池、川居の鉄板トリオです。
「マヨヒガ」「心の闇」「廃墟の演奏会」などゾッとする映像も多く印象的な巻ですが、中でも三つ巴で来る「廃墟の演奏会」の女の空虚な眼が恐ろしく、なにを囁いているのか知りたい反面、知ったらヤバい事になりそうで2度ゾッとさせられました。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX5」にも収録されています。
(シリーズVol.39~51を収めた13枚組のDVD-BOX)

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