映画:ほんとにあった!呪いのビデオ53

「ほんとにあった!呪いのビデオ53」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ53の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2013年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第53作。忌わしい伝承にまつわる三部作「失われた仔ども達 中編」、封印された七五三の映像の怪異「成人」など7本を紹介する。構成・演出は本シリーズの元演出補であり「心霊玉手匣」「鬼談百景」(「どこの子」「空きチャンネル」)で知られる岩澤宏樹。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ53の主な出演者

演出/岩澤宏樹、演出補/川居尚美、押木大輔、井ノ上謙介、中山美奈など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ53のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ53のあらすじ1

ほんとにあった!呪いのビデオ53のシーン1 「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「血だまりの女」投稿者/阿久津結(仮名)
彼氏と共に流星群を撮影しようと、低層ビルの屋上で空が晴れるのを待つ投稿者。
彼氏は脚立付の一眼レフ、投稿者はハンディカメラを用意しますが空模様はイマイチで、投稿者は向かいのアパートの共用部分に佇む後ろ姿の女性に気づきます。
その女性は細身で白いカーディガンにスカート姿で壁にもたれ、ぼんやりしている様子でしたが、間もなく背中に血の色のシミが浮かんで瞬く間に広がり、動揺した彼女が「なにあれ!なにあれ!」と声を上げます。
すると、その声に気づいたかのように女性がゆっくりと振り向き彼らを見上げますが、2人は慌てて隠れ、戻った時には女性の姿はありませんでした。
この直後から、投稿者には”良くない事”が立て続けに起こったそうです。
「まさか、現世の片隅に潜む魔物の存在をカメラが捉えてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「復讐」投稿者/高桑直弥(仮名)
知らぬ間に投稿者の携帯に届いていたという、憶えの無いアドレスからのメール。
それには本文が無く、ぼやけたイジメの動画が添付されていたそうですが、苛めているのは高校時代の投稿者と友人2人、被害者は彼の同級生で、その後ひきこもりとなり自殺を遂げているのだとか。
投稿者はそんな映像を撮られた覚えも無く、メールに返信はできるが応答は無く、その友人2人にも同じようなメールが届き、1人はすでに事故に遭っているそうで、「自殺した被害者が復讐のために送ってきているのでは?」というのです。
現場は高校のトイレで、3人は隅に丸くなり泣き続ける被害生徒をよってたかって暴行し罵り続けますが、カメラがかなりの至近距離から撮影しているにも拘らず、誰も気づいておらず、洗面の鏡にも撮影者の姿が映らない不可思議な状況のようです。
また映像には、低くつぶれた声で「自分は お前たちのせいで 死んだ」といったような音声が繰り返し入っています(※音声は解説無し)。
「イジメとはけして許されない行為である。時として邪悪な力は自らにも跳ね返って来る事を肝に銘じてほしい」とナレーションが入ります。
現在、投稿者とその友人たちは、製作委員会が紹介した霊能者のもとで厳しい除霊を受けているそうです。

◆シリーズ監視カメラ「地下駐車場」投稿者/矢口力治(仮名)
とあるマンションの地下駐車場に設置された防犯カメラの映像。
画面左側には数台の自動車があり、1人の男性が手前からやってきて中央奥の自動車の乗り込みます。
男性が準備をする間、画面右手の壁際に薄く透けた髪の長い女性の姿がぼんやりと浮かび上がりますが、男性の車が発進すると同時に消え、その車の助手席に現れますが、男性は気づかず、女性の頭部はエラーのように横ブレしています。
「まさか、この男性はあの世のモノに取り憑かれた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ53のあらすじ2

ほんとにあった!呪いのビデオ53のシーン2 ◆「失われた仔ども達 中編」投稿者/梅木裕一、外村颯太、外村ゆかり(共に仮名)
※「失われた仔ども達 前編」のあらすじ
製作委員会に届いた2本の問題映像。
1本は梅木裕一(仮名)と恋人安部美沙との誕生祝いの映像、1本は外村颯太、ゆかり(共に仮名)夫妻の結婚披露宴の映像です。
梅木は撮影中、赤ん坊の泣き声を聞き、ナニモノかに袖を引かれて、姿見に映り込む彼女が影のような女にすり替わった姿を目撃、一方、外村夫妻の映像には不気味な女が映り込み、ゆかりは控室で赤ん坊の泣き声を聞き、ナニモノかに袖を引かれたという体験をしていました。

2組には面識が無く、調査の結果、外村ゆかりの同級生で身籠ったまま自殺を遂げたAが自殺直前に話していた”聞くと幽霊が出る怖い話”が関わっている事が判明、その”怖い話”の出所が梅木の恋人安部美沙では?という説が浮上します。
その頃、安部美沙は梅木と揉めて姿を消し、彼自身も音信不通になっていました。
しかし後に、梅木も安部美沙から「子供の頃住んでいた村で実際に起きた出来事」(=自分自身の伝聞・体験)として、外村夫妻とほぼ同じ”怖い話”を聞いていた事が判明します。
その”怖い話”とは、「戦後、ある村が食糧危機に陥り、障害を持つ女性を殺害して皆で分けて喰ったため祟られ、奇形児が生まれるようになった。祟りを怖れた村人は、奇形児が生まれる度に殺害、ある女性は3度出産したが全て奇形児だったため全員殺害されて狂死、その3体の奇形児の霊が亡き母を求めて彷徨っており、話を聞いた者の元に現れる」という内容でした。
スタッフは、安部美沙に真相を確認すべく、その行方を探す事に。
・・・

ところが梅木は、安部美沙とは出会い系サイトで知り合って間もないそうで、携帯の他にはPCのメールアドレスと「東京近郊で介護関係の仕事をしている」という事だけしか知りませんでした。
スタッフは早速彼女にメールしますが反応は無く、東京近郊の施設を当たったところ、老人介護施設を6月に辞めたという安部美沙に似た名前の女性が浮上し、女性と親しかったという施設職員菅沼祥子(仮名)から事情を聞く事に。
菅沼は「安部美沙(この時点から仮名)は、辞める少し前に、体型や服装が変わり妊娠の兆候が見え始め、事情を聞いたがはぐらかされた」「間もなく『急病で入院する』という理由で長期休暇を取り、一旦は元の体型に戻って復帰したものの、出産や子供の話も無いまま、半月ほどで辞めた」と話し、スタッフに安部が映っているという別の職員の送別会のデジカメ映像を渡します。
それは事前に「おかしな現象が起こっている」と知らされていた3月時点の映像で、映っていたのはまさしく梅木の映像に映っていた安部美沙(仮名)でした。
ちなみに菅沼は安部の住所は知っていましたが、”怖い話”は聞いて無いそうです。

菅沼の問題映像は、職員らがカラオケを楽しんでいる映像でしたが、安部の腹部は確かに少々膨らんでいるように見えます。
やがて画面がフリーズし、うつむいていた安部の頭部だけが動いてカメラを見上げ、歯をむき出してニヤリと嗤うモノでした。その顔面は白く目鼻が無く、歯をむき出した口元だけが存在しています。
「まさか、この不可解な現象は、安部さんの何らかの異変が具現化されたモノである、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
スタッフは早速、菅沼から聞いた安部の自宅マンションへと向かいます。
(※巻末の「失われた仔ども達 続・中編」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ53のあらすじ3

ほんとにあった!呪いのビデオ53のシーン3 ◆「寝言」投稿者/成瀬陽翔
大学生の投稿者たち男性4人のアパートでの宅飲みの映像で、楽しげに飲むうち怪談話が始まりますが、1人が酔いつぶれて画面右で横になり眠ってしまいます。
けれど投稿者は撮影を、友人は怪談話を続けるうち幽霊談義となり、投稿者が「オバケなんて絶対いないから!だって俺、遭った事無いからね!」といった瞬間、眠っていたはずの友人の口が微かに動いて、微かな女性の「いるよ」という声が聞こえます。
声に気づいた投稿者は動揺し、2人も狼狽えますが、カメラは寝ている友人の背後にある、座卓の下の闇に潜む不気味な女の顔を捉えていました。
「まさか、友人の口を通じて異界の存在が語りかけてきた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「成人」投稿者/田波大樹(仮名)
投稿者が幼い頃の七五三の映像。羽織袴姿の幼い彼が、家族に連れられお宮参りに行き、その後、自宅の押し入れの前で気をつけをさせられ、記念撮影が始まります。
しかし間もなく彼の背後から、彼と変らぬ年かさの少年の”影”が現れ、左側へと歩き去って行きます。
投稿者がその映像を見せられたのはごく最近で、撮影当時すぐに異常に気づいた彼の両親は、この映像を神社に持って行き「投稿者が二十歳になるまでこの映像を見てはならない、処分もしてはいけない」と言われ、長らく封印していたのだとか。
また「投稿者には子供の霊が憑いており、成人までけして離れる事はない」と言われ「供養のためにも、映像を大事に保管するように」と薦められたそうです。
「まさか、ここに映る不可解な存在は、投稿者と共に成長を遂げ、成人になると同時に成仏を果たした、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「遺された呪いのビデオ」投稿者/差出人不明
製作委員会に届いた差出人不明の古びた1本のビデオテープ。そのラベルにはマジックの歪な文字で”呪いのビデオ”とあり赤いマジックで×が付けられています。
それには、本シリーズのファンで、かつて遺品整理業者をしていたという人物からの「死亡した40代男性の部屋での作業中、”呪いのビデオ”と書かれたVHSテープを見つけ、本シリーズをダビングしたものだと思い持ち帰ったが、違ったので怖くなって送った。呪いのようなモノがあるだろうか?」といった内容の手紙が添えられていました。
問題映像はモノクロで、陸上競技の練習風景を撮影したモノでしたが、画面はひどく乱れて時折途切れ、全く場違いな1人の少女が映り込んでいきます。
少女は徐々にカメラに近づき、やがて画面の3分の1ほどのアップの顔が映りますが、その瞬間、微かな笑い声と音声らしきモノが入っています。
スタッフが逆回転で再生したところ、音声は男性と思しき「許してください」という声、続いて女性と思しき含み笑いが入っていると判明します。
「まさか、この声は亡くなった40代男性のモノである、また彼の死とこの映像は何らかの関係がある、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ53のあらすじ4

ほんとにあった!呪いのビデオ53のシーン2 ◆「失われた仔ども達 続・中編」投稿者/梅木裕一、外村颯太、外村ゆかり(共に仮名)
スタッフは、”怖い話”の発生源と思しき安部美沙(仮名)のマンションを訪ねますが、すでに転居した後で、隣人から「安部は昨年7月頃までいたようだ。春頃少々ふっくらした気はするが赤ん坊の声は聞いてない」との証言を得ます。
「多くの人が彼女の身体的変化に気づいていたようだが…まさか、安部さんは子供を身ごもり、生まれてきた我が子を人知れず闇に葬った、とでもいうのだろうか」「また外村ゆかり(仮名)の自殺を遂げた同級生Aが身籠っていたという事にも、不気味な符合を感じずにはいられなかった」とナレーションが入ります。

ここで一旦安部美沙(仮名)の足取りは途絶えますが、ほどなくして彼女からメールの返答が届きます。
それは難解な文章ではありましたが「とあるコンビニで翌日の夜10時に会いたいといった内容で、スタッフは早速メールに返答し準備を始めます。
また深夜、演出補川居尚美から「取材から外して欲しい」と申し出があります。「多くの女性が妊娠して自殺を遂げるという忌わしい出来事であるだけに、女性としてこれまで感じた事の無い不安がある」というのです。また彼女は”怖い話”の全文は知らず、概要のみ把握している状態でした。演出の岩澤は2つ返事で承諾し、川居が調査から外れる事に。
また男性演出補の押木は継続、冒頭から”怖い話”を聞く羽目となったは井ノ上は「僕はもう”怖い話”ほとんど聞いちゃったし、大丈夫です…誰とも結婚しないんで」と力無く了解します。

翌日夜9時18分、スタッフは安部から指定のコンビニに到着、岩澤と押木は車で待機、井ノ上がハンディカメラを持ち、本呪パーカーを着用して待つことに。
しかし約束の時間を30分ほど過ぎた頃、井ノ上の姿を遮るようにコンビニの搬入トラックが到着、同時に安部美沙が現れます。
井ノ上のサブカメラは、黒いカーディガンに灰色のトレーナー姿で、手に持った何かを見つめるようにうつむき、近づいてくる安部を捉えていました。
安部は彼の間近まで近づき、うつむいたまま「メールくれた人ですか…?」と呟いて画面が乱れ、気づいた岩澤と押木が飛び出し、彼女を追います。

岩澤と押木がカメラとマイクを向け強引にインタビューを始めた事で、動揺した彼女は横断歩道を走り抜け、無言のまま逃げるように歩き始めます。
その間、井ノ上は転倒しつつもサブカメラでその様子を撮影、岩澤はインタビューを続けていましたが、内容が彼女の妊娠、出産、そして産んだ子の行方などに至る頃には、彼女はひどく動揺し泣きながら足を止め「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」と小さな声で繰り返していきなり駆け出し、逃げ去ります。
「(梅木の)投稿映像と比較する限り、彼女の変貌ぶりは明らかであった。ひどく怯えた彼女の挙動は、何を意味していたのであろうか」とナレーションが入ります。

安部が井ノ上に渡した物は、紙袋に入れられガムテープでがんじがらめにされた1枚のDVDでした。
スタッフは急ぎスタッフルームに戻って確認しますが、それは複数枚の安部とその恋人と思しき見知らぬ男性のスナップ写真で、そのほとんどに白いモヤに覆われ、不気味な顔が浮き出たり顔が歪むなどしているいわゆる心霊写真で、男性の身元も判りませんでした。
「まさか安部さんは、この男性との間にできた子供を闇に葬った、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
また1本だけ入っていた短い映像は、真っ黒な画面にごそごそ、どくん、どくんといった物音がして、突然赤ん坊の泣き声が響いて泣き叫ぶ嬰児の姿がアップになり暗転、ごそごそ、どくん、どくんといった音で終わるというモノでした。
「果たしてこの映像は何を意味しているのだろうか」「山村の因習にまつわる”怖い話”…まさかそれは彼女の実体験が歪曲され、生み出されたものである、そして数々の投稿映像に現れた不可解な現象とは、彼女の”念”が実体化したものである、とでもいうのだろうか」とナレーションが入り、スタッフロールが流れるのですが…。
「しかしあの時、取材班は安部さんからよく話を聞くべきだったのである。むしろ彼女は被害者だったのではないかと現段階では考えている。真実は別な所に存在したのだ。それを教えてくれたのは、取材班の元に送られて来た1通の封筒であった」というナレーションが続きます。
(※次巻「失われた仔ども達 後編」に続く)

みんなの感想

ライターの感想

怖さは「血まみれの女」がダントツ、壁と女の体の位置関係も妙だし結局まともには映らない顔も白くのっぺりしていて最凶でした。「寝言」「成人」の映像はインパクトがあり、特番などで見かけた方も多いと思いますが「成人」のエピソードはむしろほっこり系かも。
「復讐」の音声は言及されずじまいのためあくまでも私感ですが、はっきり聞こえるのは文中の通り、そこに至るまでもブツブツと何か呟いている感じです。
また「失われた仔ども達 中編」では”怖い話”の概要が出ないので、本文中の”あらすじ”か前巻52巻をご参照ください。岩澤監督作品のワクワク感はどれもハンパないですが、尺の関係か投げっ放しの部分もあるようで。この3部作の肝は”怪異”ではなく”伝播”なので、注視すべきは各々の不可思議現象ではなく”繋がり”であるのも興味深いところです。

※ほんとにあった!呪いのビデオ52「失われた仔ども達 前編」収録


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX6」にも収録されています。
(シリーズVol.52~64を収めた13枚組のDVD-BOX)

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