映画:ほんとにあった!呪いのビデオ64

「ほんとにあった!呪いのビデオ64」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ64の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2015年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第64作。民俗学研究ゼミ生の失踪に端を発する3部作の完結編「スケープゴート 後編」、不気味な男に覗かれる「覗き穴」など7本を紹介する。演出/構成は本シリーズと深い因縁があり長年演出補として活躍してきた菊池宣秀。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ64の主な出演者

演出/菊池宣秀、演出補/川居尚美、森澤透馬、山下洋助、今野恭成、佐藤千尋など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ64のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ64のあらすじ1

ほんとにあった!呪いのビデオ64のシーン1 「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「怨讐」投稿者/小堀義之
投稿者の男性が、友人たちとのドライブの途中で立ち寄った廃墟での映像。
その廃墟は鬱蒼とした森にあり、床が抜けるほど朽ち果てた別荘のような建物で、彼らは1階広間で騒ぐうち、2階の音に気づき、奥の階段から2階へと侵入します。
その部屋には、焦げた服を着せられた等身大の人形が仰向けに寝かされており、友人の1人が隅で人形の生首を見つけて仲間を呼びます。
その直後、彼の背後の壁に立てかけられた、分解された古い大八車のようなモノが、ひとりでに数m宙に浮き落下し、一同は悲鳴を上げて逃げ出し、画面が乱れます。
投稿者によれば、かつてその廃墟では、若い男性が遊び仲間にリンチされて殺害され、近くの山林に遺棄されたという噂があるそうです。
「まさかこの現象は、この場所で殺害された被害者の恨みの念により引き起こされた、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「トイレ」投稿者/関内夕夏 恋人大谷(仮名)
投稿者と2年ほど付き合っている恋人大谷(仮名)が、2週間ほど前から音信不通となり、彼のアパートに行ったところ、玄関は無施錠でトイレに彼のスマホが落ちていたのだとか。
問題映像はそのスマホにあった2本の動画で、日付はどちらも失踪日になっており、1本はとある公園内の女子トイレ、1本は彼のアパートのトイレで撮影されたモノでした。
また彼は、心霊スポットのレポートをして動画投稿サイトに上げるほどの心霊マニアで、問題映像の中でも、とある公園の女子トイレに侵入し「夜12時に一番奥のトイレに入って水を流し、一番手前のトイレに入って待つとノックの音がして、血まみれの子供が現れる」という噂の検証をしていたそうで、噂通り子供の姿が映っていたそうです。
また2本目の彼の自室のトイレの映像では、公園と同じくドアがノックされ、トイレの窓に赤い顔の子供のようなモノが映っていて、子供の声らしき音声が残されていたそうです。
また彼女は、彼がよく話題にした心霊スポットの紹介サイトに、問題映像と同じ公園のトイレの写真が載っている事を知り、それを実行したのでは?と話します。
スタッフは早速そのサイトを探し当て、管理人にメールしたところ「『××公園の公衆トイレの噂』は、オカルトサイトにあった幽霊の召喚術を参考にして書いた私(管理人)の創作です」との回答があります。

問題映像①
深夜12時。大谷は単身、無人の女子トイレに侵入し、レポートをしながら一番奥のトイレの水を流し、次に手前のトイレの水を流してドアに鍵を掛け、ノックを待ちます。
すると短いノックの音が2度聞こえ、ドアの隙間を映したところ半透明の子供のような人影が過ぎり、恐る恐るドアを開けますが、通路には誰もいませんでした。
問題映像②
自室の狭いトイレの中にトンとノックの音が響き「さっきと同じ音が聞こえます!」と解説が入ります。そこは旧式の洋式トイレで、片側にガラス窓があります。
彼は「…なンだよ」とぼやき、怯えながらもドアを開けますが、室内は暗く人の気配はありません。
しかしホッとしてカメラが窓を向いた時、窓越しに虚ろな眼をした焼け爛れたような赤い顔の子供が映り込んでいます。
彼は驚いてスマホを投げ出し、暗くなった画面には逃げ去る彼の足音と、むずかる子供のような長い呻き声だけが入っています。
「まさかこれは大谷さんが、サイトの管理人が創作した儀式を行った結果、召喚されてしまった霊の姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ64のあらすじ2

ほんとにあった!呪いのビデオ64のシーン2 ◆「スケープゴート 後編」投稿者/郡司未歩
※「スケープゴート 前・中編」までのあらすじ
大学生郡司未歩から、恋人の文化人類学専攻の大学生田丸亮佑(仮名)が、民俗学研究ゼミの取材旅行に行った直後から、何かに怯え挙動不審になり失踪したという投稿があり、添付された旅行の宿泊先での映像には不気味な女が映り込んでいました。
失踪した田丸は、旅行の際、主宰の庵堂幹雄准教授(仮名)の指示で、呪術道具と思しき『木箱に入った動物の手』を持ち帰った事が判明、同行したゼミ生=今中吉隆(仮名)は心不全で死亡、篠宮彩果(仮名)も交通事故で両足切断の重症となり入院している事が判明します。
庵堂准教授は、生徒に窃盗まがいの行為を強要する事で知られており取材拒否されますが、スタッフらの説得により、旅行の詳細と彼自身にも異変が起こっている事を打ち明けます。
彼によれば、旅行の目的は彼の論文『山神信仰と生け贄』の調査で、対象の山村に伝わる『山中の仮墓にご神体を埋め、連続死を食い止める』という奇習を調査するうち、老巫女瀬戸山静江(仮名)から『ご神体』の存在を聞いたものの、在処を言わなかったため、勝手に山中を捜索して件の仮墓群を見つけてご神体の木箱を盗掘し、宿泊先で開封したというのです。
その際の庵堂の映像には、ゼミ生の背後に各々黒い人影が立ち、庵堂自身の顔は穴が空いたようにえぐれて映っていました。
危険を感じた庵堂は瀬戸山に電話したそうですが「お前たちは死ぬ」と言われ、ご神体の木箱は紛失し、自宅風呂場で自殺を図り意識不明となります。奇しくも立ち会う事となったスタッフの映像には、灰色の不気味な女が映っていました。
またスタッフの現地調査により、瀬戸山は自宅で祈祷中に死亡したと判明しますが、後に田丸が失踪直前に瀬戸山の入院先を訪ね、ご神体を盗掘した謝罪と返還を意味するメモを残していた事が判明します。
一方同時期、取材旅行先近くのバンガローで失踪し、後に山中の川で発見された女性=鴨川沙希(仮名)も、事件以来異常をきたしており、その後ゼミの教室に侵入して保護され、現在会話不能のまま自宅療養中で、発見時の映像には無数の顔が映り込んでいました。
彼女はゼミ生らの不幸を想起させる3枚の絵を描いたり、庵堂の自殺未遂を予言するかのような異常行動が見受けられますが、症状は悪化するばかりで、失踪時の記憶やゼミの教室に侵入した目的は謎のままです。
・・・

奇しくも庵堂准教授(仮名)の自殺未遂事件の現場に立ち会う事となった、演出補の山下と今野は「僕らが取材した事で追い詰めたのでは?」と気に病んでいましたが、菊池は「事件は誰のせいでもないし、山林の墓石を探すのが先決だから、情報を知る人物を探そう」と言い、川居には馴染みの霊能力者に相談の手紙を出すよう指示します。
調査の結果、庵堂の元同僚の中谷康一郎(仮名)と連絡が取れ、話を聞く事に。
彼は以前、庵堂の論文『山神信仰と生け贄』の調査に関わり、当時の資料を所持していました。
内容はこれまで判明した事と一致していましたが『同年一家に起こる連続死』はいわゆる伝染病と思われ、それを山神の祟りと考えた村人は山中に仮墓を建て、『動物の死骸の一部(猿の手など)』を木箱に入れて呪符で封印して『ご神体』とし、仮墓に埋めたそうです。
またそのご神体は、何度も掘り返して使う事で呪術道具としての妖力を増す一方、使用期間が長いと悪霊が入り込み、生身の肉体を欲して不幸をもたらす、また万が一、儀式以外で封印を剥がした場合災厄が降り掛かる恐れがあるため、中身は定期的に交換され、お焚き上げ(火で燃やす)されたそうです。
また墓石の場所は、資料の地図に庵堂が記した×印だと思われ、その中の一つは鴨川沙希(仮名)が失踪後に発見された滝周辺も含まれていました。
菊池はスタッフに今一度現地調査に行くよう指示します。

一方、スタッフルームに沙希の姉で、付きっきりで世話をしている鴨川亜美が訪れ「最近、沙希の異常行動(手首を切るなどの自傷行為、大声で叫ぶ、暴れるなど)が増え、医者からはかなり衰弱しているが、原因不明と言われた」「沙希の部屋から人の気配がして、男女の話し声がしてドアを開けると止むが、どう対処したらいいかわからない」と相談されます。
菊池は、室内に監視カメラを取り付け、沙希に起こる異変を監視してみたらどうかと提案、鴨川家の沙希の部屋に固定カメラを設置し、演出補の佐藤が泊りがけで監視する手はずを整えます。
また亜美は、沙希の病状の記録用にビデオを撮っており、”謎の声”は沙希が自傷行為に及んだ時の映像にも入っていました。
その声は脈絡なく何かを話す複数の男女の声のようで、亜美が扉を開けた瞬間に止み、沙希は椅子に座って、カッターの刃を手首に当て流血している映像でした。
その頃、件の霊能者から「今回の事件に関する不幸は、全てご神体の影響だと思われる。(田丸が)ご神体を返納してなお不幸が続いているのであれば、早急にご神体を焼くなり破壊するなりした方が良い」といった意の返答が届きます。
そのご神体を探すため、菊池は翌日、演出補の山下、今野と共に、仲谷から入手した庵堂の資料の地図を頼りに、現地調査に入ります。
(※「続・スケープゴート 後編」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ64のあらすじ3

ほんとにあった!呪いのビデオ64のシーン3 ◆「赤い傘」投稿者/野上理衣
投稿者の女性が撮影したという、とある踏切の映像。
彼女は、踏切で電車の写真を撮るという恋人の男性と共に、街外れの踏切に行き、カメラを構える恋人の様子をビデオで撮影しています。
その踏切は上下2本の線路を横切る小さな踏切で、線路沿いには人家も無く人通りもありません。
問題の箇所は、2本目の電車が踏切を通過する少し前、投稿者のカメラが踏切内に向けられた時、線路の中に開いた赤い傘を握って倒れている足の無い女性が映り込みます。その身体は血まみれで、顔はどす黒く崩れています。
その次の瞬間、電車が踏切を通過し、投稿者が小さく声を上げ、通過後の線路に駆け寄ってその場所を見下ろし「今、人が…」と呟きます。
投稿者によれば、その場所ではある雨の日、女性が線路内に侵入し、撥ねられて亡くなる事故があったそうです。
「まさかこれは、踏切で電車に撥ねられ亡くなった女性の姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「覗き穴」投稿者/吉場潤(仮名)
投稿者女性の自宅マンションの玄関の覗き穴に設置された監視カメラの映像。
投稿者は、深夜にインターホンを鳴らされたりドアを叩かれるという悪戯に悩まされ、警察への被害届の提出用にその監視カメラを設置したそうです。
覗き穴の魚眼レンズの向こうには、正面に狭い階段の踊り場と向いの部屋のドア、右側にエレベーターがあり、照明で明るく照らされています。
深夜、エレベーターが開きますが誰も降りて来ないまま閉まります。数瞬後、覗き穴の左斜め上から透けた不気味な男の顔が覗き込み、わずかなデジタルノイズと共に溶け崩れ、掻き消えます。
不動産屋に聞いたところ、以前その部屋の住民だった男性が、外出中に車に轢かれて亡くなっていると言われたそうです。
「まさかこれは、亡くなった前の住人の霊が自宅に帰ろうとしている姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「続・スケープゴート 後編」投稿者/郡司未歩
現地に入ったスタッフ菊池、山下、今野は、まず沙希が発見された場所の近くの印から山中を捜索しますが、祠や地蔵らしきモノはあってもなかなかそれらしきモノは見つからず、3つ目の×印にたどり着く前には日が暮れて暗闇となり、道に迷い途方に暮れます。
しかしその時、山から下りてきた作業服の住民に出会い、”複数の墓”が建っているという場所と帰り道を聞き、墓へと向かう事に。
その住民は瀬戸山など巫女や祭祀は知りませんでしたが、彼が示した墓の周辺地域には独特の『土地神様』がいて『ヒダルイ』なるモノが目撃されるというのです。
『ヒダルイ』とは死者に取り憑く”神”の事で、その付近では何年も前に死んだはずの人間が度々目撃されるのだとか。

彼らは一旦山を降り車で墓を目指しますが、道は険しく通行止めの看板や封鎖された橋を越え、ついには徒歩で川沿いの道を歩く事に。
途中、山下が崖に落ちそうになって地図を紛失、その先の分かれ道を記憶を頼りに辿ったところ、ついに円柱形の墓標が無数に立つ場所を発見、そこに落ちていたバックとデジカメを回収し、掘り返した痕跡を発見します。
同じ頃、鴨川家に詰めていた佐藤の元に川居が合流し、「沙希は一日の大半を昏々と眠り続けるだけで、その日も一度食事を摂ったきりだ」と報告を受けていました。
山中のスタッフはその場所を掘り、埋められていたご神体の木箱を発見し、蓋を開けます。箱の中には庵堂の映像にあった”猿の手”らしきモノが納められていました。

その瞬間鴨川家では、沙希の部屋で物音がして、電灯が消えます。
亜美も慌てて駆けつけ、3人は沙希の部屋の前で声を掛け動揺しますが、室内からは激しい物音がしています。
一方、山中では菊池が何かの音を聞き、周囲の木が激しく揺れ始めます。その段になって菊池は「ご神体を呪術の心得の無い我々が、燃やすなり処分してしまっていいものか」と言いだしますが、今野は「このまま何もせず帰るという事か」と割り切れない様子で、木下は「本来人間の遺体で行うべきモノを、動物の死骸で行っている形骸化された儀式だから、我々が行っても問題は無い」と言い、実行する事に。
その頃鴨川家では、沙希が硬直と痙攣を繰り返して暴れていて、ご神体の猿の手が火にくべられた瞬間、跳ね起きて絶叫し失神したため、救急車で運ばれ入院する事に。
山中のスタッフは、沙希の惨事を知らぬまま、猿の手が燃え尽きるのを見届け、今回の一件の収束を祈り、空の木箱を埋め戻して後始末をし下山します。
(※巻末の「終・スケープゴート 後編」に続く)

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ64のあらすじ4

ほんとにあった!呪いのビデオ64のシーン2 ◆「寺跡」投稿者/川原勇士
投稿者の男性が友人らと共に、地元で有名な心霊スポットに行った際の映像。スタッフは投稿者と共に撮影現場に赴き、話を聞きます。
彼によれば、その日は地元の夏祭りで、集まった友人らと酒を飲み、一杯機嫌でその場所に出掛けたそうです。
そこは寺跡で”首無し地蔵”や石碑などが残されており、『夜になると老婆のすすり泣きが聞こえる』『首無し地蔵に触ると呪われる』などの噂があるそうです。しかし、地蔵の首は修復/復元され、地蔵損壊は事件とされ調査が行われている旨の警告看板があり、花も供えられています。
問題映像には、女性の友人アサミに絡む女の腕と顔が映っていたそうですが、撮影の翌週、彼女の飼い猫が原因不明の突然死を遂げ、立て続けに脳梗塞で入院中だった祖母も息を引き取ったのだそうです。
後の調査で、その場所には50年ほど前まで御堂があり、堂守りの老婆が喉と心臓を抉られ惨殺される強盗殺人事件があり、その10年後、大学関係者が女性を殺害し遺体を遺棄した事件が起こっていた事が判明します。
問題映像で彼らは、その地蔵の周囲で談笑し、地蔵に触るなどして各々2ショットを撮影して盛り上がりますが、戻ろうとなった辺りで映ったアサミに、後ろからべったりと抱きつく不気味な女が映り込んでいます。
「心霊スポットといわれる場所からは悪い気が出ている事が多く、人心を惑わし、事件を呼び寄せる事もあるという。まさか、過去に起きた2つの事件は、映像に映るモノが関係している、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「人身事故」投稿者/国分正志(仮名)
投稿者が友人と電車に乗っている時に撮影した人身事故の映像。
その事故は駅のホームで起こった飛び込み事故のようで、電車は遅延し、ホームには駅員のヒステリックな誘導の声が響き、救護隊や警官らによる遺体回収が手早く行われているようです。
問題の箇所は、ホームに引き上げられた遺体に掛けられたブルーシートの周囲で、警官や救護隊員らが作業をしている中に、半透明の黒いスーツの女性が現れ、遺体を見下ろししゃがみこむ姿が映りますが、駅員がカメラの前を過ぎった後には消えています。
「まさかこれは、この事故で亡くなった女性の姿である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆「終・スケープゴート 後編」投稿者/郡司未歩
墓で拾ったデジカメはやはり田丸の物で、彼がご神体を埋める映像があり、その内容から瀬戸山に見せる目的で撮影したものと思われました。
一方で亜美から「沙希が病院から抜け出し失踪し、捜索願いを出した」との連絡が入ります。
以上の事からスタッフはある推論を立てます。
田丸が失踪する3ヶ月ほど前、山中で失踪した沙希は、その後、川に転落するなどして死亡し、その遺体に『ヒダルイ』が取り憑き、操られていた状態で発見されたのではと。
つまり、取材旅行の宿泊先や庵堂家の浴室で映り込んだ女は『沙希の霊』であり、山中でご神体が燃やされると同時に、沙希の肉体が維持できなくなり、失踪したのではないかと。
そしてご神体を盗み出した庵堂准教授ら4名は、ご神体に宿る存在の呪いにより、不幸に見舞われたのではないかと。

最後に田丸のデジカメに残された映像が「この映像はあなたの身体に重大な影響を及ぼす可能性があるため、影響を受けやすい方は再生を止めてください。こちらでは一切の責任を負いかねます」という『警告』とカウントダウンの後に、紹介されます。
真っ暗な山道を1人で歩き、墓を発見した田丸は、くぼみにご神体を埋め「もう絶対やだ…こんなのやだ…」とこぼし、カメラに向かって「もう…ちゃんと…返したんで…これ以上…か…勘弁してくださいッ」と懇願します。
しかし周囲には何者かが歩き回る足音がして、間もなく墓の間に立つ、数人のボロボロの衣服をまとったナニモノかの足が映り込み、デジタルノイズが入って彼の短い悲鳴が入り、無音になり画面が止まります。
「まさか、この映像に映っているモノが全ての元凶である、庵堂さん、田丸さんなど取材旅行に行ったゼミのメンバーたちの不幸を招いたのであろうか。そして、沙希さんの身に起きた不可解な出来事も映像に映るモノたちの仕業である、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

「スケープゴート 後編」は狂乱する沙希(仮名)が”ヒダルイ神”の傀儡と化していたという意外な結末を迎えたわけですが、『ヒダルイ』で調べると出て来るのが、山中を歩く疲弊した者に取り憑くという”ヒダル神”。興味のある方は色々調べてみるのも一興かも。演出補の山下洋助も大事故にならなくてなによりでした。
またこれまで度々登場した”馴染みの霊能者”が山本ゲンカク(漢字は不明)氏だというのも初耳でした。これまでスペシャル版に登場した中田節子氏か森救世氏をぼんやりイメージしてたので色々と腑に落ちた気が。
小品は小粒でもピリッと怖さが効いてる作品が多く「怨讐」は浮遊する大八車より、その直前に映るモノに全力でツッコみたいし、「トイレ」「覗き穴」は映り込むモノの姿と近さが恐ろしかったです。また「人身事故」に映り込んだモノはあまりに物悲しげで絶望的、時折そんな衝動に駆られるという方は一度は見ておくべき映像かと。
「寺跡」はその関連事項から本シリーズ「THE MOVIE2」で紹介された「首なし」と同じ場所のようで、報告も14年ぶりのようですが、花も新しく看板の内容も真摯なモノなので、昼間の見物程度はOKでも浅はかな行為は止めた方が賢明かも。

※ほんとにあった!呪いのビデオ62「スケープゴート 前編」収録


※ほんとにあった!呪いのビデオ63「スケープゴート 中編」収録


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX6」にも収録されています。
(シリーズVol.52~64を収めた13枚組のDVD-BOX)

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