映画:ほんとにあった!呪いのビデオ71

「ほんとにあった!呪いのビデオ71」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ70の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2017年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第71作。通りすがりのカップルにつきまとう子供の霊「シルエット」、アパートに出現する崩れた人影「瑕疵」など6本を紹介する。演出/構成は「×ゲーム」「アイズ」の福田陽平、「境界カメラ」シリーズ「ミテハイケナイ都市伝説」の寺内康太郎。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ71の主な出演者

演出/福田陽平、寺内康太郎、演出補/川居尚美、寒川聖美など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ71のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ71のあらすじ1

ほんとにあった!呪いのビデオ71のシーン1 「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「タクシー」投稿者/溝辺正一(仮名)
個人タクシーの運転手である投稿者のドライブレコーダーの映像。
そのレコーダーは、走行中常時録画し上書きされる常時録画フォルダと、異常を感知すると自動的に前後数分間が保護/保存される保存フォルダに分かれたシステムだそうで、問題映像は、知らぬ間に保存されていた映像なのだとか。
問題部分は、深夜1時過ぎ、空の状態で走行中、後部座席の中央に女性らしき人影が2度浮かび上がり、消えていくというモノでした、
投稿者はその直前に酷い寒気を覚えたそうで、映り込んだ女性の顔は事故に遭ったかのように腫れあがっています。
またその10分前の、細い路地で停車してドアを開ける映像もありますが、「手を挙げる人を見た気がして、停めたが誰もいなかった」のだとか。
「もしかしたらこの時、女の霊を招き入れてしまった、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
車はその後御祓いし、投稿者は今もタクシーの仕事を続けているそうです。

◆「シルエット」投稿者/三浦裕太(仮名)
とあるカップルが、バイト仲間との飲み会の帰り道に携帯で撮影した映像。
深夜、2人は暗い住宅街を仲良さ気に歩いていますが、ふいに彼女が立ち止り、建築中の低いビルの屋上を指差します。
カメラはその屋上に立つ人影のようなモノを捉え、彼女が「え?!なんかいる!子供じゃない?!」と怯えて間もなく人影が飛び降り、投稿者も驚いてカメラを背けます。
その瞬間、投稿者の目の前に影のような子供が映り込みますが、気づく間もなく、傍らの彼女が意味不明の悲鳴を上げてしゃがみ、慌ててそちらにカメラを向ける事に。彼女の背後には、子供と思しき足元が映り込んでいます。
彼女は元々軽い鬱を患っており、その後病状が悪化して入院させられたのだとか。またその場所には長年空き家の古い洋館があったそうです。
「この子供の霊はかつてその洋館に住んでおり、ふざけて遊んでいるうち2階から転落した、とでもいうのだろうか。もしかしたらカップルに遊んで欲しくて、無邪気に近づいてきたのかもしれない」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「老人」投稿者/長谷川直人(仮名)
一般家庭に設置された監視カメラの映像。カメラは3台、4分割の画面の3ヵ所に映っていて、映像は古くかなり劣化しています。
また室内はゴミ屋敷のように散らかっていて、画面左上には足の踏み場も無い居間、右上には居間への廊下、左下には奥に台所がある明るい部屋が、全て見下ろすアングルで映っています。
始めに紹介される問題部分は、左上の居間でトンカチで叩くような音がして、壁にある本棚の本が弾かれたように動き、テーブルの上の大きな段ボールの荷物が払い落とされます。
すると廊下から下着姿の老人がやって来て、ビクついてため息をつき、戻って行くという映像でした。
その映像は、解体業者である投稿者が作業現場の廃屋で見つけたモノで、気になって大家に許可を取り、入手したのだとか。
現場は築50年の一軒家で、所有者だった住人男性は失踪しており、解体作業後、その家屋の下に埋まっていた人骨が見つかり、ニュースになったのだそうです。

投稿者によれば、問題部分は左下の画面に老人がいる映像で、老人が奥の台所から手前左の部屋に入って襖を閉めた直後、部屋に薄い人影が現れ、長い髪の女性のような姿になって老人の後を追い襖を通り抜けて入って行くという映像でした。
「この女の姿は、埋められていた人骨と何か関係があるのだろうか?」とナレーションが入ります。
老人が入って行ったのは寝室で、モニターがあり、排泄物の異臭がしていたのだそうです。
つまり老人にはこの霊に心当たりがあり、そのため監視カメラを3台も設置し、夜は排泄すら寝室でしなければならないほど怯えていたと思われるのですが、ならばなぜ、逃げずに住み続けたのか…。その理由こそが、”人骨”にまつわる事ではないのかと、考えざるを得ないのです。
スタッフは老人を調査すべく現地に赴きますが、その場所には新築の売出し中の戸建てが建っており、老人の足取りは現在も調査中だそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ71のあらすじ2

ほんとにあった!呪いのビデオ71のシーン2 ◆「瑕疵 前編」投稿者/入間仁(仮名)
とある映像が紹介されます。
それは16年前の2000年3月、投稿者の入間仁(仮名)の6歳の誕生日の映像で、撮影者は彼の母親=里美(仮名)の妹=麻里絵(仮名)の夫、仁は母親に抱かれ、ロボットのオモチャをプレゼントされ、楽しそうにはしゃいでいます。
撮影場所は、入間親子が1月に入居したばかりのアパートで、彼はそこで足元に立つ亡霊や人の気配を感じるなどの心霊体験をし、映像にもダイニングの隅に佇む黒い人影のようなモノが映り込んでいます。
その人影は男性のようであり、顔面はひどく崩れ、脚部は潰れて欠損しているようにも見えます。
また母親里美は、そのわずか数ヵ月後に突然死し、もともと父親のいない彼は孤児となり、叔母である麻里絵夫妻に引き取られたそうで、彼は、映像に映り込んだ悪霊こそが、その不幸の原因だったのでは?と言うのです。

そこでスタッフは、彼と共に16年前アパートがあった場所へと赴きますが、アパートは既に立て替えられており、その事情を知る不動産会社スタッフの女性Aから話を聞く事に。
Aによれば、問題のアパートの大家は5年前に死亡し、建て替えられたそうですが、アパートそのものには瑕疵や”幽霊が出る”などの噂は一切無かったそうです。
またその際”事故物件”というスタッフらのもの言いに注意を受けます。
そういった物件は、不動産業界では”事故物件”とは言わず”瑕疵(かし)物件”と呼ぶそうで、雨漏り、白アリ、耐震不足、土壌汚染など物理的な問題がある物件を『物理的瑕疵物件』、過去に殺人や自殺、事件、火災などがあり、いわゆる”住み心地の悪い”物件を『心理的瑕疵物件』と言うのだとか。
また入間の母親のケースは、搬送先の病院で死亡しているため”瑕疵”には当たらないのだそうです。

後日スタッフは、仁の彼の叔母で養母の麻里絵から話を聞く事に。
麻里絵によれば、ある年の正月、里美がいきなり幼い仁を連れて帰省し、両親に不倫相手との間にできた子(婚外子)だと打ち明けたのだとか。
里美は父親から勘当され、以来家族とは疎遠のまま、昼はパート夜はスナックで働き、なんとか6歳までは女手一つで育てたそうですが、2000年8月に警察から「里美が突然死した」と連絡が入り、結婚したばかりだった麻里絵が引き取ったという経緯があったそうです。
また里美の葬式は群馬の実家で行われたそうですが、里美の携帯にあった友人と思しき人々に連絡したものの、誰一人参列者はいなかったそうです。
その後、麻里絵から、香典を送ってきた人物がいたと連絡が入ります。
それは生前里美が通っていた『人生が良くなるセミナー』で知り合った女性Bで、スタッフは東京在住のその女性から話を聞く事に。
(※巻末「瑕疵 後編」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ71のあらすじ3

ほんとにあった!呪いのビデオ71のシーン3 ◆「停電」投稿者/吉井大輔(仮名)
小学生の娘の誕生日を祝う楽しげな映像。家族は楽しくバースディソングを歌った後、おしゃべりをしながらケーキを食べている最中、ブレーカーが落ちて停電し、父親が直しに行くことに。
それもまた一興といったさざめきの中、ようやく明かりが点きますが、父親が入ってきた引き戸の向こうに、長い髪をウヨウヨと逆立てた真っ黒な人影が映り込んでいて、気づいた撮影者が悲鳴を上げてうずくまり「見ちゃった…」と怯えます。またその翌日、母親の全身に原因不明のミミズ腫れが浮かび上がったそうです。
「それはあの黒い異形のモノと何か関係がある、とでもいうのだろうか。すべては謎である」とナレーションが入ります。

◆「かくれんぼ」投稿者/中里楓(仮名)
投稿者の祖母の七回忌に、親族一同が集まった時の映像。田舎の住宅街に建つ大きな家の広い庭に、数十人の親族が集まり、かくれんぼを始めます。それは大はしゃぎで隠れる子供たちを、誰かが見つけては歓声を上げる、実に心温まる光景です。
撮影者の楓は若い叔母で、子供たちから鬼役を仰せつかり、カメラを構えながら隠れた子供らを探し始めます。
彼女はまず庭石のあたりで「もういいかい」と声を掛け、「もういいよ」という子供の返事に答えて振り向きますが、庭には子供らはもちろん、傍で談笑していたはずの親たちの姿もありません。
十数人いたはずの人間が、ほんの数分の間に掻き消すようにいなくなってしまったのです。
スタッフは、その場にいた投稿者の中里千秋(仮名)と撮影者でもあった楓(仮名)、楓の姉=江口梢(仮名)から話を聞く事に。
楓はその瞬間「”かくれんぼ”だから子供がいないのは当然だが、親までいなくなるのはおかしい」と感じたそうですが、千秋と梢は「その場にいたが、なぜか映像には写ってないし、楓にも見えてないようで、彼女は何も言わず見当違いの方へ歩き始めた」と証言します。

映像の続きでは、楓はその奇妙な現象に動揺しつつも鬼を続け、間もなく家の影から顔を出した少女を見つけて、家の裏手へと入って行きます。
そこには狭い通路と大きな物置や車庫があり、その隙間を駆け抜ける少女を見つけた彼女は、それを追って行き止まりの細い通路へと進みます。
そこは長年放置された狭い通路で、穴だらけの葦簀(よしず)が立てかけられた小さな物置で行き止まりになっていますが、あちこち探すうち、葦簀の穴から子供の眼が覗きます。しかし中は古い木箱でいっぱいで、子供の姿もありません。
その瞬間、突然大勢の子供たちが現れて、彼女に駆け寄り「なんで『もういいよ』って言ってないのに行っちゃったの?!」と騒ぎます。
拡大した映像では、家の影に現れたのはおかっぱの少女ですが、通路を駆け抜ける少女の顔は反射した光で確認できず、葦簀の中に現れた子供も目元だけで、同じ子供かは定かではありません。
また異変は、楓が鬼役になったところで始まっており、1回目の「もういいかい」には大勢の子供の返事が聞こえますが、2回目ははっきりと1人の少女の返事だけが聞こえています。その声は、楓以外には聞こえてなかったそうです。
「これは撮影者がこの世ではないどこか別の世界を映し出した映像、とでもいうのだろうか。すべては謎である」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ71のあらすじ4

ほんとにあった!呪いのビデオ71のシーン2 ◆「瑕疵 後編」投稿者/入間仁(仮名)
投稿者入間仁(仮名)の母親=里美(仮名)が、生前通っていたという『人生が良くなるセミナー』で知り合った女性B。
彼女によれば、そのセミナーでは、主にスピリチュアルグッズの販売と代表によるカウンセリングが行われていたそうで、里美はシングルマザーとしての苦労の他、当時付き合っていた男性からのDV被害を相談をしていたそうです。
当時似た境遇にあったBは、時おり痣だらけの顔でやってくる里美と共感し、親しくなったそうです。
ところが里美が亡くなる直前、セミナーの代表らが霊感商法による詐欺罪で捕まり、中でも代表を信じてわずかな蓄えをも奪われた里美は、ショックでひどく落ち込んでいたそうです。
ただ里美の死因がその極度のストレスによるものだとしても、問題映像の人影には説明がつきません。

そこでスタッフはBを介して、セミナーの元関係者Cと連絡を取り、顔出しNGでセミナーを批判しない、検閲させるなどの条件付きで話を聞く事に。
Cは早口の中年男性で、スタッフに会うなり「そもそもそのセミナーは、健全な会社による社会人向けの自己啓発を目的として始まった」と主張、彼自身は霊感商法等には関わっておらず、里美も知らないとまくし立てます。
しかしその後、居酒屋で取材を続けるうち、演出補の寒川相手に心理状態を操るセミナーの手口を披露するなど打ち解けていき、その手口を駆使してもなお効果が無い会員向けの特別なプログラムがあったと打ち明けます。
それはその会員らを脱会させないためのプログラムで、「不幸が本人要因でない(セミナーの効果が無い)のなら、悪いのは(セミナーに参加しない)周囲の人間であり、それを呪い殺すしかない」というモノだったそうです。

また彼は「実は片棒担いでた」とも白状し、「霊場(山奥の適当な廃墟)に行けば霊感が増幅し「相手を呪い殺せる」という儀式で、月1、2回、1回につき10万円の参加費を取って行っていた」と打ち明けます。
彼は廃墟まで会員の送迎をするドライバー役で、この手口により被害額がはね上がり、事件が発覚したそうです。
そして取材の最後に彼は「里美は熱心な参加者でその送迎をした事もある。中でも一番悩んでいたと思う」と打ち明け、「儀式の内容は知らないが、逮捕の証拠となった儀式の盗撮映像があると聞いてる。二度と同様な事件が起こらないよう、入手した際には提供する」と約束します。

その後、スタッフが仁に連絡を取って経過を説明したところ、彼は動揺しつつも「儀式の場所に行きたい」と言い出したため、後日Cに案内役を頼み、スタッフらと共に「霊場」となった山奥の廃墟に向かう事に。
その道すがら仁は、Cから明るかった母親が様々な悩みを抱え、DV被害の痣も化粧でごまかしていたと知り、ショックを受けます。
またCによれば、儀式の際には、呪う相手の髪の毛や本や大事にしている物など所持品を持ち寄っていたのだとか。

夜になり、現場近くに到着した一行は、Cの記憶を頼りに山奥にあるとある廃校に辿り着き、講堂に積み上げられた”呪い殺す相手の所持品”と思しき、残留物の山を発見します。
その”所持品”は実に様々でしたが、誰一人持ち帰って来る事は無かったそうで、映像でも、本やノートや工作、ダンボールに詰められた荷物などが見受けられます。
彼らはその残留物をつぶさに見て回りますが、しばらくして仁が、その一つを指差してスタッフを呼んだのです。
そこには彼のあのロボットのオモチャの破片が落ちていました。つまり彼の母親=里美が呪った相手は、実の息子の仁だったのです。
仁は無言で涙ぐみ、スタッフも言葉を失います。

後日、Cから送られてきた儀式の映像が、仁の承諾を得て、紹介されます。
それはあの廃校舎の講堂に集まった会員らの前で、スーツ姿の代表が明るく儀式の開始を宣言するシーンから始まります。
皆の前には、白布の掛かった机に置かれた動物の骨らしきモノと木槌があり、代表が指差した1人が前に進み出て来ますが、それは紛れも無く仁の母親里美で、その手に持っていたロボットのオモチャの破片を、代表に渡します。
代表はその破片に向かって呪文を呟き「骨と共に砕け散れ!」と唱えた瞬間、里美がそれを唱和し、「仁、死ね!仁、死ね!」と叫んで骨を叩き壊します。
その傍らには、あの問題映像に映り込んだ黒い人影と同じ佇まいの真っ黒な人影がいて、怖ろしい目つきで彼女の行為を見下ろしています。
「里美さんは、廃墟の亡霊を連れ帰った、とでもいうのだろうか」とテロップが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

前巻までの菊池宣秀監督に代わり、「ほんとうに映った!監死カメラ」「境界カメラ」などのシリーズで知られる寺内康太郎監督と、「×ゲーム」「アイズ」などの他、本シリーズ16~21巻でも監督を務めた福田陽平監督復活という、心霊モノPOVではおなじみの2大監督顔合わせの新体制がスタートした巻です。
開始から数十年を経て画像もかなり鮮明になり、音響で数々の作品を手がけている演出補寒川聖美の活躍も期待したいところです。
「シルエット」の子供の霊、「老人」の女の霊も不気味ですが、単純なトリックのような気もしないでもない「かくれんぼ」は、葦簀の穴から覗く子供の顔がアップになった瞬間、かなりゾッとさせられます。
謎の人骨が出た土地で平然と売り出される新築戸建、DV加害者ではなく我が子に怒りをぶつける母親など、寺内監督が「ミテハイケナイ都市伝説」で見せたヒトコワ系の展開も期待できる新体制だと思います。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX7」にも収録されています。
(シリーズVol.65~77までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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