映画:ほんとにあった!呪いのビデオ72

「ほんとにあった!呪いのビデオ72」のネタバレあらすじと結末

ほんとにあった!呪いのビデオ72の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2017年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第72作。温厚な人物が突如豹変する三部作「おくりもの 前編」、曲がり角に出現する謎の女「曲がり角」、山間のモーテルに棲む異形「存在しない友達」など6本を紹介する。演出/構成は「×ゲーム」「アイズ」の福田陽平、「境界カメラ」シリーズ「ミテハイケナイ都市伝説」の寺内康太郎。ナレーションは中村義洋。

あらすじ動画

ほんとにあった!呪いのビデオ72の主な出演者

演出/福田陽平、寺内康太郎、演出補/川居尚美、寒川聖美など。ナレーション/中村義洋。

ほんとにあった!呪いのビデオ72のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ72のあらすじ1

ほんとにあった!呪いのビデオ72のシーン1 「おことわり:本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品は、お祓いを済ませております」

◆「ベランダ」投稿者/田島悠人(仮名)
ある小学生が自宅マンションのベランダで行っていた野鳥の観察映像。
投稿者はその小学生の兄で、弟は何年もかけて野鳥を餌付けし、ついには巣作りに成功したところで記録映像を撮り始めたそうで、毎年の恒例行事になっているのだとか。
ベランダにポツンと置かれた巣箱は、学校の課題などに使われる蓋付のプラスチック鉢に穴を開けた手作りで、弟は、小さな野鳥が1羽、せっせと巣作りに励んでいる様子を静かに観察し、記録を取っています。
問題部分は、弟が「野鳥がついに卵を産んでくれた」と嬉しそうに報告し、中にある可愛い卵を見せ、記録ノートにその絵を描こうとする場面。その卵が映る直前に映り込んだベランダの柵の向こうに、弟と同年齢に見える男児の頭部が浮かび、肩越しに睨めつけています。
その部屋はマンションの3階で、柵の向こうには人が立てる場所は無いそうです。
そのマンションでは事件や事故の過去は無く、以来弟は野鳥観察を止めてしまったそうで、数年たった今でもその男を夢に見るそうです。

◆「伝説の自主映画」投稿者/西尾聡
20年程前に、大学の映画サークルが自主制作したホラー映画の映像。投稿者は当時、効果音を入れる作業の担当で、問題映像はフィルムから起こした作業用のビデオテープだそうです。
作業中、その異変に気づいた彼はまずメンバーに見せて相談し「幽霊が映ってる」「映画の宣伝になる」と騒ぎになったそうですが、監督は「偶然そう見えただけだ」と言い張ってフィルムを見せず、その場面を別テイクの物に差し替えて上映したのだとか。またその後、フィルムは知らぬ間に処分され「幽霊が映った幻の自主映画」として代々語り継がれていたそうです。
投稿映像は、元フィルムと共に消されたと思っていた、その作業用のビデオテープだそうです。
問題の場面は、山中の雑木林に立つ女性が、麓にいる女性同士のキスシーンを、木の影から覗き見るシーンで、山中の女性の背後の木の中に、不気味な顔のようなモノが映り込んでいます。
それは山中の女性と麓のカップルが交互に映るシーンで、山中の女性が映る3カットにその顔が映り込み、次のカットには顔はおろか木の影すら無く、顔は映るたびはっきりしていくようにも見えます。

また投稿者は、その映像を投稿する許可を得るため、数十年ぶりに監督=先輩に会いに行き、「今だから言えるけど」とある事実を打ち明けられたというのです。
20年前の撮影当日、事前に1人で下見に行った監督は、件の撮影場所で首吊り遺体を発見したのだとか。
当然通報しようとは思ったそうですが、騒ぎになれば撮影が中止になるため、内緒で遺体を移動して撮影を強行、その後、遺体を移動した事を責められると思って怖くなり、通報せずに終わったのだとか。
問題の顔の前には、細い木の枝のような白いモノが斜めに映り込んでいますが、顔が消えると同時にその白いモノも消えており、首に巻きついたロープのようにも見えるのです。
「やはりこれは、監督が動かしたという首吊り遺体の霊なのであろうか」とナレーションが入ります。
投稿者はその後、当時のメンバーに連絡して事情を話し、撮影場所で供養を行ったそうです。

◆「曲がり角」投稿者/佐々木圭一(仮名)
投稿者がネットオークションで格安で手に入れたというウェアラブルカメラ(身体等に装着し、ハンズフリーで撮影できる小型カメラ)のテスト映像。
時刻は午後、投稿者はカメラを頭部に装着し、街中を自転車で走行して撮影しています。
始めに紹介される問題映像は、投稿者が住宅街の曲がり角を曲ろうとした瞬間、突然目の前に後ろ向きの女性が現れ、思わず声を上げ慌てて避ける場面。
それは、長いざんばら髪で妙な色合いの斑模様のシャツを着た女性で、スロー再生により、ポールの後ろからヌーッと不自然に現れた事が見て取れます。
もう一ヶ所はその映像の最後の部分で、辺りが暗くなり始めた頃、投稿者は自宅アパートの駐輪スペースに自転車を入れてカメラを外す場面。
彼が録画停止ボタンを押す直前、彼の背後に、全身血まみれで腫れ崩れた顔の不気味な女の姿が映り込んでいます。
「ドロドロの衣服に乱れた髪の毛…これらは一体、何を映し出した姿なのだろうか」とナレーションが入ります。

投稿者が近所の居酒屋の店主に聞いた話を元に、警察に問い合わせたところ、その曲がり角では、15年ほど前、当時30代と思しき女性が轢き逃げされた事件があったそうで、女性は身元不明、犯人も未だ捕まっていないそうです。
「これは当時轢き逃げされた女性が、成仏できずに徘徊している姿であり、それを証明するために投稿者のカメラに映り込んだ、とでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。
その後投稿者は、原因不明の耳鳴りが止まず、カメラを処分し引っ越したそうですが、未だ曲がり角を通るたびに、この事を思い出してしまうのだそうです。
また、警察の身元不明情報一覧には、現在もその女性の情報が公開され続けているそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ72のあらすじ2

ほんとにあった!呪いのビデオ72のシーン2 ◆「おくりもの 前編」投稿者/久松香澄(仮名)
事の始まりは、2016年12月に撮影されたホームパーティの映像でした。
投稿者の久松香澄(仮名)と正伸(仮名)夫妻は、夫の同僚=磯崎茂(仮名)宅でのホームパーティの最中、普段は温厚で穏やかな茂が突然激高し、妻の薫(仮名)に包丁で襲い掛かかろうとした瞬間を目撃。
その際の映像に異常を感じ、「悪霊のようなモノに取り憑かれているのでは?」と思って投稿を決意したのだそうです。
それは休日の昼間に行われた子供たちも含めた3家族の和やかなパーティで、機嫌よく飲んでいた茂が突如激高し、スマホをいじっていた妻薫(仮名)に包丁で襲い掛かろうとして男性陣に止められる不穏な映像です。
またその際、激怒した茂の顔が、一瞬、眼を剥いた死人のような不気味な顔に変化するのです。

その後、茂は休職状態だそうで、スタッフは香澄と共に磯崎家に向かい、応対に出た妻の薫を説得し、協力を得る事に。
薫は協力的でしたが、茂はしぶしぶダイニングへに出てきて、暗い表情でインタビューに応じる事に。スタッフは川居がインタビュー、寒川は茂にマイクを向け、撮影は演出の福田が担当しています。
当初、茂はぼそぼそと「(その時の事は)憶えてません」などと答え、川居にタブレットで問題映像を見せられても鈍く反応するだけでしたが、薫の携帯に着信があり、彼女が席を外した途端、振り向いて睨みつけ「あいつのせいだ…あいつがつきまとう…」などと呟き、いきなりテーブルに出された大き目のグラスを、寒川の頭部に叩きつけたのです。
寒川はケガを負って隣室に避難し、スタッフも何とかその場を収めようとしますが、茂の怒りは収まらず、電話を終えて戻った薫に掴み掛り、馬乗りになって殴り始めます。
スタッフがなんとか茂を取り押さえますが、彼は激怒したまま一声わめいて奥の間に逃げ帰ってしまいます。

一行はひとまず近所の公園に逃げ、その後、薫を呼び出して話を聞きます。
心当たりを聞かれた薫は、「彼の会社の部下が虐めに遭って相談され、ひどく悩んでいた」と言い、香澄も「その件は(茂の同僚の)夫から聞いた事がある」と証言します。
また川居は、茂が薫が携帯に応じた直後に激高する事などから、茂のいう「あいつ」という人物に心当たりがないかと聞きます。
すると薫は、川居とその場を離れ「夫には言ってないが、前のパート先の上司近藤(仮名)に言い寄られて断ったところ、つきまとわれている」と打ち明けたのです。
つまり、薫の携帯を盗み見てその事を知った茂が、浮気と勘違いして激高している可能性があると。
そこでスタッフは、薫の元上司近藤を待ち伏せし、事情を聞こうとしますが、薫を知っている事は認めたものの「連絡は取ってない」と言われ取材を拒否されます。しかし薫の携帯には、近藤からの着信記録が残っていたのです。
一方でスタッフは、香澄の紹介で茂の直属の部下溝内(仮名)から話を聞く事に。
(※巻末「続・おくりもの 前編」に続く)

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ72のあらすじ3

ほんとにあった!呪いのビデオ72のシーン3 ◆「存在しない友達」投稿者/大塚裕司
廃墟や心霊スポットの探索が趣味という投稿者が、相棒の友人Aと共に廃ホテルの探索に行った際の映像。
その廃ホテルは、山奥の広い敷地に立ち並ぶ平屋の客室の前に各々駐車スペースがある、いわゆるモーテルの廃墟のようで、2人は息のあった様子でそれぞれ撮影しながら二手に分かれ、携帯で連絡を取りながら探索していきます。
投稿者=大塚によれば、2人はそもそも同好の士なのに、その時のAは異様に怯えていたそうで、やがて携帯が圏外になって通話が途切れ、その後「ある一室で気を失って倒れていた」というのです。

問題映像では、Aの携帯は途切れず大変聞きずらい状態で生きており、3部屋並んだ棟の前で突然クリアになって「真ん中の部屋に来て欲しいんだよね、真ん中。そう今、そこに俺、いるからさぁ…」と聞こえ、再び聞きずらい状態(映像では全く意味不明)に戻ります。
ところがAには相手の話が理解できているようで、迷わず中に入って行き「もしもし?どこ?いないんだけど?一旦出て…」などと会話を続けるうち、突然ふと会話を止め「お前、誰?」と怯えた声で呟くなり、カメラを背後にいる誰かに向けます。
彼の真後ろにいたのは、大塚とは似ても似つかない、小太りでジャンパー姿の目鼻の無いのっぺらぼうで、Aの詰まった呼吸音がして映像が途切れます。

部屋で倒れていたAを発見した大塚は、動揺しながらもなんとかAを落ち着かせて事情を聞いたところ「電話でお前(大塚)に『こっちに来い』と呼ばれてあの部屋に行った」と言われたそうです。
けれどその時大塚の携帯は圏外だったし、当然そんな指示をした覚えも無く、その部屋に入ったのもAを発見した時が初めてだったそうです。
映像を比較すると、その声は確かに大塚に似てはいますが別人で、「そこに俺、いるからさぁ…」の語尾だけが不気味に歪んでいるようにも聞こえます。
またその見知らぬ誰かの顔は、一見ライトのハレーションで消えているかのように見えますが、ライトが当たる寸前、何も無い肉色の顔面が確認できます。
その日以来、Aはこの件を一切口にしなくなり、大塚は肩に異様な重みを感じるようになり、指には仏眼相(霊感や直観力を意味する手相)が現れ、霊感が高まっていると感じているそうです。
「これは、この廃ホテルに棲みつく異形のモノの仕業だとでもいうのだろうか」とナレーションが入ります。

◆シリーズ監視カメラ「野菜泥棒」投稿者/添田秀道(仮名)
2016年3月末の夜8時過ぎ。とあるビニールハウスの監視カメラの映像。カメラは、そこに侵入した黒いフードの男を察知して左右に動き始めます。
それは野菜泥棒の常習犯のようで、手慣れた様子で3列ある畝の真ん中のビニールをめくって野菜を盗み出し、逃げて行きます。
ところがその日の深夜2時過ぎ。ハウスの中が無人であるにも拘らず、突然人感センサーが反応してカメラが左右に動き始め、間もなく何かに叩き落されたかのように落下します。
落下したカメラには、画面の左半分にハウスの屋根が、右半分に地面が映っていますが、畝の間の通路の奥に天井に届くほど背の高い、異様に細長い手足をした女らしきモノが映り込み、静かに消えていきます。
投稿者によれば、ハウスの先には小さな神社があり、昔から『霊道』があると言われているそうです。『霊道』とは「全ての生物が、死を迎えた場所から自らを成仏させるために通る道」なのだとか。
「これは、その道を歩く『あの世のモノ』を映し出した姿だとでもいうのだろうか。すべては謎である」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ72のあらすじ4

ほんとにあった!呪いのビデオ72のシーン2 ◆「続・おくりもの 前編」投稿者/久松香澄(仮名)
妻の磯崎薫(仮名)が携帯に応じるたび、豹変して激高し、現在は休職して家に引きこもっている磯崎茂(仮名)。
茂の同僚久松正伸(仮名)の妻で投稿者の久松香澄(仮名)が撮影した問題映像には、その異変の際、茂の顔が一瞬死人のような顔に変貌する異変が映り込んでいました。
薫から「茂が部下のいじめ問題で悩んでいた」「パート先の元上司近藤(仮名)との浮気を疑っているのかも」と聞いたスタッフは、香澄を介して茂の直属の部下溝内(仮名)から話を聞く事に。

溝内によれば、実は彼の先輩で、後輩の指導係だったT子(仮名)が、2016年11月29日に、電車の人身事故で亡くなったのだとか。
ところが12月3日に行われたT子の葬儀帰りの飲み会の席で、生前T子に特にキツく当たられていた溝内の同期=真山悦子(仮名)が、突然茂にキスをしたのだとか。
それまで特に親しい間柄だったとは思えない2人が、なぜかその日を境に急速に親しくなったそうで、疑問に思った溝内が茂にわけを聞いたところ「(悦子から)”おくりもの”をもらった」と言われたそうです。
けれど悦子は、茂が豹変した数日後の12月末に突然退職してしまったそうで、そのめまぐるしい変化が、2016年11月末から年末にかけて、ほぼ1ヶ月という短期間に起こっているのも謎でした。

2017年2月19日。スタッフは改めて茂に事情を聞こうと磯崎家を訪ねますが、薫はやつれた様子で「夫は数日前から失踪しており、娘の由美(小学生/仮名)にも茂と同様の変化が起きてる」と打ち明け、子供部屋からは壁を蹴るような音が響いていました。
また一方で、全く別の投稿者から、茂と同様の異変が起きている映像が届きます。
それはT子が電車の人身事故で亡くなった2016年11月29日に撮影された映像で、撮影場所は駅のホームにある待合室です。
撮影者のカップルは、その中で偶然居合わせた様子のおかしい女を面白半分で撮影したのだそうです。
女はイラついた様子で独り言を呟き「モッカイ ナレ!」と数回叫んで出て行きますが、その顔が一瞬パーティで豹変した茂と同様、死人のような顔に変貌するのです。
スタッフは急遽溝内に映像を見せ、そこに映っているのが、T子の死後、茂と急速に親しくなった後退職したという、あの真山悦子(仮名)だという証言を得ます。
また再度確認したところ、パーティの席で豹変した茂もまた、「モッカイ ナレ!」という言葉を叫んでいました。

妻薫の浮気を疑い、その相手である近藤(仮名)を恨んでいた茂、会社の先輩T子(仮名)に苛められ、恨んでいたであろう真山悦子(仮名)……。別な日、別の場所で同じ異変が起きている原因が何であるのか…。茂の娘由美に起こっている異変とは? 茂が悦子に貰った”おくりもの”とはいったい何なのか…。
次巻、スタッフは更なる調査を進め、謎多き事件の真相へと迫ります。
(※次巻=73巻「おくりもの 中編」に続く)

みんなの感想

ライターの感想

込み入った人間関係で始まる恒例の三部作「おくりもの」を始め、かなりゾッとさせられる巻だと思います。
中でも冒頭の3本は現れ方も突飛だし、異様で怖ろしく強い思念を纏っているような気も。「ベランダ」の少年が何年もかかってようやく得た成果を諦めざるを得なくなったのも、気の毒としか言いようがありません。
「存在しない友達」は出方もびっくりですが、なにより「いるからさぁ…」という語尾の崩れと「お前 誰?」というAの怯えきった呟きがたまらない怖さを醸しています。
ちなみにこの投稿者の大塚裕司は、次巻からしばらく”演出応援”スタッフとして参加する事に。本作ではよくいる心霊マニアといった印象ですが、スタッフとしてはかなり前向きな突撃系で、出たがりなのが玉にキズかも。
前作から参加した演出補の寒川聖美は幼い面立ちながらも、音声分析に加え、車の運転などもこなす期待の注目株かと。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX7」にも収録されています。
(シリーズVol.65~77までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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