映画:アイムノットシリアルキラー

「アイムノットシリアルキラー」のネタバレあらすじ動画と結末

あらすじ動画

アイムノットシリアルキラーの主な出演者

ジョン・ウェイン・クリーヴァー(マックス・レコーズ)、ビル・クロ―リー(クリストファー・ロイド)、エイプリル・クリーヴァー〔ジョンの母親〕(ローラ・フレイザー)、ネブリン医師・セラピスト(カール・ギアリー)

アイムノットシリアルキラーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①16歳の男子ジョンの家は葬儀屋で、ジョンはエンバーミング(防腐処理)の手伝いをしていた。死体や殺人に興味を持つジョンは高校でソシオパス(精神病質)とみなされてセラピストがつき、家業の手伝いを禁止される。同じ頃、町に連続猟奇殺人が発生。 ②家の手伝いを禁止されたジョンは殺人事件を調査し、隣家の初老男性・ビルが犯人と突き止めた。ビルと対峙したジョン、ビルは自殺、町に平和が戻った。

【起】- アイムノットシリアルキラーのあらすじ1

アメリカ・中西部にあるアイオワ州のクレイトン郡。

16歳のジョン・ウェイン・クリーヴァーは、気弱そうで中性的な男子高校生です。
自宅は〝クリーヴァー葬儀店〟を営んでいます。葬儀屋ですが、小さな町なので、遺体のエンバーミング(防腐処理)なども行ないます。
(注:日本では火葬が主体だが、土葬が基本のアメリカでは遺体から感染症が蔓延するのを防ぐため、血液を抜いて防腐剤を注入する。今作品ではピンク色の防腐剤が使われる)
両親は別居しており、父サム・クリーヴァーはどこかへ姿をくらませています。
父にかわって母が現在、クリーヴァー葬儀店を切り盛りしていました。
家業も関係しているのでしょうか。ジョンは昔から死体に興味があり、それが高じて殺人事件や殺人鬼にも興味を抱いていました。
今年は『BTK絞殺魔 デニス・レイダー』というレポートを仕上げて提出し、その内容の過激さに母が呼び出しを食らいます。「BTK」とは「人を縛って(B)拷問して(T)殺す(K)」という意味でした。前の年は『食人鬼のジェフリー・ダーマー』というレポートを出しています。

高校で問題視されたジョンには、セラピストのドクター・ネブリンがつきました。中年男性のネブリンにいろいろと聞かれます。
ジョンは内向的で、想像して楽しんでいるだけでした。
家の仕事を手伝って、エンバーミングをすることもあります。
しかし「ソシオパス(社会病質者)」とみなされたジョンは、家の仕事を手伝わせてもらえなくなりました。ジョンはそれを悲しく思います。
死体に興味があり、死体と接する貴重な機会が家業だったのに、それを禁じられたジョンは落胆しました。

それとほぼ同じ頃、ジョンの住む町で不思議な殺人事件が発生します。
最初に運ばれてきたのは、ジェブ・ジョリーという修理工の男性の遺体でした。第一発見者の女性によると、「切り裂かれている」「動物に襲撃されたみたい」という証言です。
ジェブ・ジョリーの遺体は検死を済ませた後、ジョンの家に運びこまれました。
ジョンは見たいと思っているのですが、家の手伝いを禁じられています。
発見現場に足を運んだジョンは、そこに黒いタールのようなものが落ちているのに気付きました。
さらに母の「内臓がない」という発言を耳にします。これは、検死官が内臓を積み忘れた可能性もありました。
(後に積み忘れで内臓が届くが、腎臓が抜き取られていた)

ジョンにはマックスという数少ない友人がいました。ジョンが物騒な話をしても、マックスだけは気持ち悪く思わない、理解のある友人です。
ハロウィンの夜、ジョンとマックスが連れだって歩いていると、いじめっ子のロブ・アンダースが話しかけてきました。ロブはいつも学校で、ジョンのことを「死体のにおいがする」とからかう嫌な奴です。
ロブのしつこい嫌がらせに辟易したジョンは、ロブに「僕にとって君は箱だ。外側(身体)には興味がない。たまに中に面白いものが入っている」と言って撃退しました。後にロブからその発言を、殺害予告と取られます。

ジョンの住む家の隣家には、ビル・クローリーとケイ・クローリーの老夫婦が住んでいました。
老夫婦なのでジョンは時折、隣家の手伝いをします。雪が降った日などは、雪かきを買って出ていました。
その日もビルはジョンに、携帯電話で写真を撮る方法を教わります。妻にキスの画像を送りたいとビルが言うからです。

【承】- アイムノットシリアルキラーのあらすじ2

家の手伝いができずに時間を持て余したジョンは、双眼鏡で観察していて、隣家の老人・ビルが徘徊していることを知ります。
この時のジョンは、ビルを心配しました。年寄りでよぼよぼなので、大丈夫かと気にかけたのです。

ある雪の日。
心配のためにビルを尾行したジョンは、ビルが身なりの貧しい若者の男性と連れだって、どこか釣りに行くらしいと知ります。
身なりの男性の方が、素姓が怪しく見えました。
釣りをする川に行った2人は、凍った川の氷を割ります。
身なりの貧しい男が、ビルをナイフで襲おうとしました。
隠れて見ていたジョンは思わず身を乗り出しそうになりますが、意外なことが起こります。
なんとビルが俊敏な動きでナイフをかわし、釣竿で若者を串刺しにしました。
あまりの出来事に、ジョンは言葉も出ません。

第1の殺人ジェブ・ジョリーの殺害現場から発見されたのは、意外なものでした。
30年前に失踪したとされる、エメット・オープンショーの失踪現場に残されたDNA型と一致したのです。
エメットは失踪当時32歳の男性で、黒い猫を飼っていました。

雪が積もった日、ジョンが隣家の雪かきに行くと、妻のケイは喜びます。ビルも「いい若者だ」とジョンを褒めますが、ビルが猟奇殺人犯だと知るジョンは、胸中複雑でした。
その日からジョンは、隣家の観察を続けます。
夜、老夫婦はダンスパーティーに出かけました。ビルは足を痛めたらしく、早々にダンスをやめ、代わりに妻のケイを床屋のグレッグ・オルソンが誘います。
その後、老夫婦は中国料理店で立ち寄りました。
尾行のためにこっそり店に入ったジョンは、そこに母とドクター・ネブリンがデートしている現場に出くわします。
母に見つかったため、その日は尾行を中断せざるをえませんでした。

別の日、図書館の窓からビルを見つけたジョンは、尾行を開始しました。
ビルは床屋に入ると、店主のグレッグが席を外した隙に、素早くブラインドを降ろし、閉店中の看板にかえ、店に施錠をしてグレッグが引っ込んだ奥へ消えていきます。
このままだと殺人が起こると思ったジョンは、店の外にある警報を鳴らし、隠れました。
すぐにパトカーが駆け付けます。
ところが…警官は黒い液体を飲まされて死亡し、もう1人の警官の悲鳴も聞こえました。
その後、ビルはグレッグの遺体をトランクに詰め、立ち去ります。
ジョンがおそるおそる入ると、黒いタールのような液体が残っていました。

現場に警官2人の遺体が残され、店主であるグレッグ・オルソンが行方不明のため、グレッグが加害者か、あるいはグレッグも被害者かと報道されます。
ニュースを見たジョンは隣家を覗きますが、ビルは楽しそうに妻のケイと踊っていました。
自分だけが真犯人を知っていると思ったジョンは、使命感に駆られます。
連続猟奇殺人犯を自分が退治せねばと思ったジョンは、ビルの目を盗んで車に「正体を知っている」というメモを置きました。
こっそり監視しながら、メモを見つけたビルの反応をうかがいます。

地元では殺人鬼がいるとして、互いを守ろうという自警団ができていました。
しかし高校生のジョンには当然、お呼びの声がかかるわけもなく、ジョンは静かに隣家のビルを監視します。

【転】- アイムノットシリアルキラーのあらすじ3

ビルが弱ってしまい、1週間も外出していないので会いに来てくれと、妻のケイがジョンを呼びます。
ジョンが行くと、ビルはウィリアム・ブレイクの詩を引用し、話をしました。その姿からは、とても連続猟奇殺人鬼には見えません。
クリスマスシーズンには、ビルが用を足したり風呂に入ったりするのを、ジョンが手伝うようになります。
弱っているビルを見ながらも、ジョンはまだ彼が殺人鬼であることを忘れませんでした。

クリスマスにパンダのマスクをもらったジョンは、それをかぶって公衆電話からビルの携帯電話にかけ、「エメット(第1の殺害現場に残されたDNA痕と一致する人物)から何を盗んだ」と挑発するような言葉をかけます。
ビルはそれに対し、「死体を放置したのは修理工が初めて」で、それまでも殺害を繰り返していることを示唆しました(すべて食べている)。
公衆電話を使っているところがビルにばれ、追われたジョンは、正体がばれるのを恐れて友人のマックス宅に逃げ込みます。
マックスは歓待してくれましたが、それが元でマックスの父ロジャー・ボーエンが殺されました。
ジョンは、マックスの父の心臓を取り出して食べるビルを見て、恐れおののきます。

ジョンはビルのことで夢中でしたが、母は母で心配していました。
エンバーミング(防腐処理)の手伝いをさせることが悪影響を及ぼすと思って禁止したのに、やめさせたことによって、ジョンがむしろ情緒不安定になっていると思ったのです。
実際はジョンがビルという真犯人を見つけたことから…なのですが、それを知らない母は、「もし手伝うことで家族が一緒にいられて、情緒が安定するのならば、また手伝ってほしい」とジョンに言います。
それは願ってもないことなので、ジョンは一緒にドクター・ネブリンのカウンセリングを受けに行きます。
そして帰り道、質屋に立ち寄ったジョンは小型のGPSを購入しました。

隣家の妻・ケイの荷物を取り出す手伝いをしたジョンは、どさくさにまぎれて車のトランクにGPSを仕込みます。これで先日の公衆電話の時のように、ビルの車の出現に怯えることなく位置を把握できます。
ビルが車に乗って出かけたのを見たジョンは、2階の寝室にマスクをつけて侵入し、手袋をつけてケイの寝顔をケイの携帯で映し、枕カバーを顔につけようとしました。
ケイが騒いだので、咄嗟に時計で殴ります。

初めて暴力を振るってしまい、しかもケイの顔にかぶせた枕カバーに血がにじんだのを見て、ジョンは人を殺してしまったと思いました。
ドクター・ネブリンに電話をして、「取り返しのつかないことをしてしまった」と告白します。
しかし会話の途中でケイが生きていることに気付き、ジョンは電話を切りました。
枕カバーを外すと、ケイのこめかみに傷があるだけで、首で脈をはかると死んでいませんでした(むしろ軽傷)。
ケイの写真を撮り、ビルに添付して「僕の番だ」と送信すると、ビルはすぐに戻ってきます。
それをGPSで確認したジョンは、GPSを回収しにビルの車に近づきました。
後部座席にドクター・ネブリンの死体が乗せられているのを見たジョンは、咄嗟に「心臓を渡してはならない」と思い、ネブリンの遺体を近所の林に隠します。

【結】- アイムノットシリアルキラーのあらすじ4

ビルは自分を脅す相手が隣家のジョンだと気付き、それでジョンの母の交際相手、ネブリンを殺したのです。

マックスの父・ロジャーの葬儀が、〝クリーヴァー葬儀店〟で営まれます。
葬式にやってきてジョンの隣に座ったビルは、ジョンが隠した遺体を返せと要求します。
ビルは話の途中で血を吐き、気絶しました。それを見て見ぬふりをしたジョンは、葬儀店をそのまま閉鎖しようとします。
ところがまだ母が2階にいると聞き、母の身が危険だと引き返しました。
先ほどの席にビルはおらず、遺体処理室でジョンの母を拘束しています。
母を人質にしたビルは、「心臓が欲しい。遺体はどこだ、教えろ」とジョンを脅迫しました。この会話で母は、ビルが殺人鬼で、ジョンはそれを知って戦っていたと知ります。
ジョンはビルを殴ると母の拘束を解き、ビルを遺体処理室の台の上に乗せ、エンバーミングの処理を施そうとしました。母に手伝いを頼みます。
生きたまま血を抜き、ピンクの液体を入れると、血は赤ではなく黒いタール状でした。
ビルは人間ではなかったのです。

断末魔の悲鳴を挙げるビルから、骨のようなものが出てきました。
それは二足歩行する黒いガイコツのような怪物です。指が長く、悪魔のような姿をしていました。
黒いガイコツの怪物がビルから出ると、ビル本体は黒くしぼんでいきます。
(ビルは皮だけで、中身は悪魔だった)
この悪魔のような生き物は、人間を食べることで生きながらえていました。
しかしもう限界だと感じた黒いガイコツは、ジョンに「俺の代わりに妻を頼む」と言うと、自分でエンバーミングの器具を刺して自殺します。
母とジョンはそれを見て、言葉も出ませんでした。ビルの身体も、黒いガイコツの怪物もタール状の液体になって、消えます。

…世間的には、ビル・クローリーは行方不明という扱いになりました。原型を留めていないので、警察に話したところで信じてもらえるか分かりません。
その翌日、ドクター・ネブリンの遺体が発見されました。
連続殺人はぴたっとやみますが、結局、真相は分からずじまいです。情報提供を呼びかけるニュースがむなしく町に響きます。

隣家のケイを見舞ったジョンは、ケイがビルの正体をうすうす感づいていたことを知りました。
ケイとビルは互いに30代で出会い、以後79歳までずっと一緒に暮らしていました。
ビルの正体は悪魔かもしれませんが、それでもケイは愛していました。そしてビルのほうもいまわの際まで、ケイのことを心配していました。

検死を終えたドクター・ネブリンの遺体が、〝クリーヴァー葬儀店〟に運ばれます。
ジョンは母と共に、ネブリンの遺体にエンバーミングを施します。
防腐処理をしながら母は新たなセラピストを探そうと言いますが、ジョンは「ネブリンに悪い」と断りました。
(ジョンはシリアルキラーには、なりそうにない。エンバーミングの仕事をするだけで、充分満足しているような気がする。
またビルという殺人犯と対峙することで、おかしな話ではあるが人間的に成長した。
案外、良識的な大人になりそうな気配)

みんなの感想

ライターの感想

えーと、結論からいうと、面白かったです。ただDVDのパッケージは嘘だなと思いました。
「ソシオパスVSシリアルキラー」という触れ込みだが、実際はちと違う。
というか、悪魔的なものがビルから出てきちゃいました。これが想像の斜め上をいっていて、私としては「面白かった」。
あれは悪魔か、エイリアンか、怪物か。これを考えるだけでも面白そう。(私は悪魔だと思った)
臓器が抜かれていたのは、それを自分の中に取り込みながら生きていたわけで。
で、皮部分のビルは30年前に失踪したエメットさんで。
主人公のビルくんの唇が赤くって、女子かと思ってしまう~。期待せずに見ると面白い作品。

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