映画:アメリカンサイコ

「アメリカンサイコ」のネタバレあらすじと結末

アメリカン・サイコの紹介:本作品には金持ちのエリートで容姿にも恵まれた男性が大勢登場します。彼らは一見、親しく付き合っているように見受けられますが、実は互いに上辺だけしか見ていません。それぞれがファーストネームで親しげに呼び合いながらも、実際には相手のことなど見ていないのです。それは自分自身に対しても言えます。彼らは皆、相手どころか自分のことさえ、見えていません。『アメリカンサイコ』は自己の存在意義、アイデンティティーの確立をテーマにした作品です。

あらすじ動画

アメリカンサイコの主な出演者

パトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール)、ドナルド・キンボール(ウィレム・デフォー)、ジーン(クロエ・セヴィニー)、ポール・アレン(ジャレッド・レト)、イヴリン・ウィリアムズ(リース・ウィザースプーン)、コートニー・ローリンソン(サマンサ・マシス)

アメリカンサイコのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- アメリカンサイコのあらすじ1

アメリカンサイコのシーン1 27歳のパトリック・ベイトマンは父の経営する投資会社の副社長をしています。裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育ったパトリックは学業の成績も華々しく、ハーバード大学に入学、大学院過程も修了しています。
現在は、アメリカ都心の一等地に建つ高級アパートメントの高層階に暮らしています。日中はジムで体を鍛え、夜は高級レストランでエリート仲間たちと食事を楽しむという恵まれた日々を過ごしています。
またパトリックはある種のナルシストで、毎日、自分磨きにも余念がありません。体を丹念に洗い、髪をケアし、洗顔後は複数の化粧品を使ってスキンケアを行うことをルーティーンとしています。

パトリックには婚約者のイヴリンがいますが、コートニーという女性とも関係を持っています。コートニーはイヴリンの親友であり、パトリックの友人ルイスの婚約者でもあります。
パトリックはルイスのことを世界一間抜けな男だと見下しており、イブリンのこともおしゃべりで鬱陶しい女だと思っています。
そんなやや込み入った人間関係を保ちながらも、大勢の友人たちと人生を謳歌するパトリックでした。

そんなある日の事、エリート仲間たちと集って、名刺交換を行っていた最中、パトリックはポール・アレンという男に話しかけられます。ポールはパトリックをマーカスだと勘違いして話しかけてきたのでした。マーカスというのは、パトリックと同じブランドのスーツを身に着け、似た眼鏡を愛用している男です。そのためポールは勘違いしてしまったわけです。
パトリックはエリート仲間の一人が持っていたポールの名刺を見て、あいつこそが完璧な男だと嫉妬心を抱きます。

【承】- アメリカンサイコのあらすじ2

アメリカンサイコのシーン2 その夜、自宅へ帰る途中、パトリックは道沿いに座り込んでいたホームレスに話しかけました。しばらく会話をした後、パトリックはそのホームレスを殴り殺します。

翌日、パトリックは自身の胸の内に、夜だけではなく昼も人を殺したいという欲望が沸いていることに気付きます。

それからしばらくして、パトリックは自宅にポールを招き、斧で殺害します。その死体を自宅から外に運んだところに、偶然ルイスが通りかかります。ルイスに呼び止められたパトリックでしたが、人違いだと誤魔化し、その場を去ります。
その後、ポールの自宅へとやって来たパトリックは、そこにあった留守番電話にポールのふりをして、これからロンドンへ旅行に行くという内容のメッセージを録音します。

数日後、パトリックの勤める会社にキンボールという男が訪ねてきます。彼はポールが失踪しているため、その調査を依頼されてここにやって来たとのことでした。
しかしパトリックは何も知らないと、キンボールを追い返します。

その日の夜、パトリックは見知らぬ女性クリスティをナンパし、さらにコールガールを1人電話で呼びます。自宅にナンパした女性とコールガールを招き入れ、パトリックは彼女たちと寝たのでした。
しかし彼女たちには何の危害を加えることもせず、ビデオ撮影をしたのみで帰します。

しばらく後、ルイスを含むエリート仲間と食事を楽しむパトリック。しかしルイスが新調した名刺をパトリックに自慢したことで、パトリックの胸の内に殺意が沸きます。そこでルイスがトイレに行った後をつけ、その首に手をかけました。ただルイスはそれを求愛行動だと勘違いし、パトリックに自分も君が好きだったと言い出します。そのことに怖気を感じたパトリックは、殺しを断念し逃げ出しました。

それから会社にまたしてもキンボールがやって来ます。今度はポールが失踪した日のパトリックのアリバイを聞きに来たのでした。パトリックはよく覚えていないとしらを切り、来週のランチの約束だけをしてキンボールと別れます。

【転】- アメリカンサイコのあらすじ3

アメリカンサイコのシーン3 パトリックはある日、秘書のジーンをディナーに誘います。その日の夜、ジーンを自宅に招いたパトリックが冷蔵庫を開けると、そこには女性の首が入っています。これは数日前にクラブでナンパをしたモデルの首です。
それを見ていないジーンはのんびりアイスを食べながら、パトリックとの会話を楽しんでいました。しかしジーンの背後に回ったパトリックの手にはレールガンが。そのレールガンでジーンを殺そうとしたところへ婚約者のイヴリンから電話がかかっています。
この電話を聞いたジーンは、イヴリンとパトリックが付き合っていることを思い出し、帰った方が良いかとパトリックに尋ねます。パトリックはここに居たら悪いことが起こると言い、ジーンを帰しました。

翌日はキンボールとのランチです。ここでもまたキンボールはパトリックのアリバイをしつこく尋ねます。キンボールによると、ポールはその日、マーカスとの食事の予定があったとのことです。そこでマーカスにも話を聞きに行き、彼には立派なアリバイがあったことを確認したというのです。
しかしポールが自分をマーカスだと勘違いしていることを知っているパトリックは、何とかマーカスを犯人に仕立てようと、そのアリバイはウソではないか?マーカスが怪しいのではないか?とあれこれ指摘します。
ですがキンボールはマーカスには確かなアリバイがあるのだから彼はシロだと断言するのでした。

キンボールとのランチを終えたパトリックは車で帰る途中、以前ナンパしたクリスティと出会い、再び自宅へと誘います。最初は渋っていたクリスティでしたが、パトリックに札束をちらつかせられると、車に乗り込むのでした。

【結】- アメリカンサイコのあらすじ4

アメリカンサイコのシーン2 その帰宅の途中でパトリックは知り合いの女性を電話で呼び出します。
こうして自宅に来たクリスティと知り合いの女性を肉体関係を結ぶパトリックでしたが、その最中に知り合いの女性をチェーンソーで殺害してしまいます。それを間近で目撃したクリスティは、悲鳴をあげつつ室内を逃げ回ります。すると室内にはあちこちに血まみれの女性の死体が横たわっているのでした。
クリスティはどうにか廊下へと逃げ出しますが、背後にはチェーンソーを持ったパトリックが追ってきます。螺旋階段を必死で降りるクリスティと、それを追う顔面血まみれのパトリック。
と、次の瞬間、階段の上から下を覗いたパトリックは、逃げるクリスティ目掛けてチェーンソーを放り投げました。するとチェーンソーはクリスティの体に当たり、結局クリスティも殺害されてしまうのでした。

次の日、パトリックは婚約者イヴリンをレストランに呼び出して別れ話をします。自分は人を殺す欲望に逆らえないから別れて欲しいと。別れることに納得しないイヴリンを置いて、パトリックは店から出ていきます。
その直後、パトリックは側を通りかかった老女を銃で撃ち殺してしまいます。それからはサイレンを鳴らしたパトカーから逃げるように、町をさまようパトリックでした。
やがて見つかったパトリックは、警官と銃の撃ち合いになりますが、何とか逃げ出すことができました。
どうにか自宅にたどり着いたパトリックは顧問弁護士に電話し、これまでの罪をすべて告白します。20人、いや40人、それ以上殺したかもしれない、自分は殺人者だと洗いざらいぶちまけるのです。

しばらくは放心状態のパトリックでしたが、辺りが明るくなったころ、秘書ジーンに会社を休むと電話を入れます。
それからエリート仲間たちの集まる場所へ行き、そこで顧問弁護士を見つけます。昨夜の電話について尋ねたのですが、質の悪いジョークだと思われまったく信じてもらえません。それどころか目の前のパトリックを別の人間だと勘違いしている始末です。
おまけにパトリックが殺したはずのポールとは先週、2回ほど食事をしたところだと言います。
この状況にパニックに陥るパトリック、彼は混乱のままに罪を償うことも、その罪を周囲に信じてもらうこともできず、自分が何者なのかさえ分からなくなってしまいます。そして彼のアイデンティティーは崩壊していくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

私は本作をかの有名なヒッチコックの『サイコ』のアメリカ版だと思っていたのですが、内容を観てまったく違っていることに驚きました。お気楽なBGMと主人公の独白で始まる本作ですが、後半になるにつれ、難解で複雑になっていきます。

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