「アリゲーター」のネタバレあらすじと結末の感想

アリゲーターの紹介:1980年製作のアメリカ映画。ペットとして飼育されていたワニがある事情によって下水道に逃げ込み、人知れず成長して巨大化し、人間を襲うパニック映画。巨大化したワニと、それを発見した男性刑事との戦いを描く。

アリゲーターの主な出演者

デイビッド・マディソン(ロバート・フォスター)、マリサ・ケンダル博士(ロビン・ライカー)、クラーク署長(マイケル・ヴィンセント・ガッツォー)、ブロック大佐(ヘンリー・シルヴァ)、スレイド(ディーン・ジャガー)

アリゲーターのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①1980年、ミズーリ州で連続バラバラ殺人が発生。事件を捜査したマディソン刑事は、下水道に超巨大なアリゲーター(ワニ)がいると突き止める。ホルモン剤の実験で使われた動物の死骸を食べて巨大化したものだった。 ②マディソン刑事は女性博士のケンダルに協力を要請。アリゲーターの巣を見つけてそこに爆弾を仕掛け、爆破して倒した。

【起】- アリゲーターのあらすじ1

1968年、アメリカ・フロリダ州。
遊園地で、アリゲーター(ワニ)のショーが開かれました。司会者はアリゲーターを見せるのに夢中で、後ろの飼育員が油断した隙に足を噛まれて大騒ぎになっているのに、「ぜひフロリダ土産に赤ちゃんワニを」と紹介しています。
アリゲーターショーを見た少女・マリサが両親にねだり、ワニを買いました。
自宅のミズーリ州に持ち帰ると、ラモンちゃんと名前をつけ、水槽の中で飼い始めます。
ところが父・ビルが「フンだらけだ」と言って、マリサが学校に行った隙に、トイレに赤ちゃんワニを流してしまいました。
ワニは下水道に入り込みますが、同じように流れ込んだゴミや死骸を食べ、大きく成長します…。

12年後、1980年。
アメリカ・ミズーリ州。
中年男性のデイビッド・マディソン刑事は、ペットショップで犬を買っていました。マディソン刑事の飼っていた犬が、何者かに盗まれたのです。
マディソン刑事はペットショップの店主・ガッチェルに「苦労してますね」と薄毛を指摘されました。ガッチェルも薄毛で悩んでいます。
(注:いうほど主人公のマディソン刑事は薄毛ではない。おでこが少し後退ぎみなだけ。しかしこの映画ではやたら「薄毛いじり」をしたがるので、触れておく)

下水処理施設で、州に3匹ほどしかいないラサアプソ犬という犬の死骸と、人間の手首が見つかりました。
ラサアプソ犬の飼い主のところへ聞き込みに行ったマディソン刑事は、その犬が2か月前に失踪した当時には小型犬で、体長20~30cmしかない成犬だと知ります。
しかし発見された犬の死骸は、倍の大きさになっていました。成犬のサイズがそんなに大きくなるのかと、いぶかしみます。
スレイド製薬の研究員に聞き込みに行くと、「ありえない」という答えが返ってきました。
マディソン刑事が帰った後、研究員は出入り業者のガッチェルに、捨てる時には気をつけろと声をかけます。
実はペットショップ店主・ガッチェルは、副業もしていました。飼われているペットを盗んでスレイド製薬に持ち込むことと、スレイド製薬で実験動物として使われた犬の死骸を捨てることです。

死んだ男性はノートンという、水道局の作業員だと分かりました。
マディソン刑事は同僚に、ノートンと最後に会った日を聞きこみます。金曜の夜から、ノートンは行方不明でした。
その頃ガッチェルはスレイド製薬から引き取った犬の死骸を、下水道に捨てようとしていました。

【承】- アリゲーターのあらすじ2

ショッピングカートで運んで上から落とすのですが、捨てた1匹が途中にひっかかります。
捨てる際には注意しろと言われたばかりなので、ガッチェルは下水道に落とすため、下に降ります。
つついて水の中に押し込んでいると、巨大なアリゲーターが来て、ガッチェルを襲いました…。

ガッチェルの腕がまた下水処理施設で発見されます。足首が見つかり、くつ下から子猫の毛が検出されたということも分かりました。
連続する殺人事件に、「切り裂き魔か」とマスコミが食い付きます。
担当するのがマディソン刑事だと知ると、記者たちは5年前の事件まで追及してきました。5年前、マディソン刑事はミズーリ州東部のセントルイスで、相棒を亡くしているのです。

マディソン刑事は、一緒に下水道を調査する相棒を募りますが、みんな理由をつけて断ります。
理由は2つです。下水道で汚いから行きたくないのと、マディソン刑事の相棒になると死ぬという噂が広まっていたからです。後者は特に、地味な嫌がらせです。
誰も行きたがらない中、立候補した若い刑事がいました。ジム・ケリーという男です。
そこへ「俺が犯人だ」と駆け込んできた男がいました。「お前らも殺す」と言い、胴体に巻いた爆弾を見せます。
ところがこれは狂言でした。爆弾の正体はラジオで、ケリーが見抜きます。
ケリーの度胸を買い、マディソン刑事は連れていきました。

ケリーは「マディソンと組むと危険だ」という噂を知っていました。それでも同行します。
2人で下水道に入ると、思った以上に中は入り組んでいました。というのも、19世紀につくられたものもまだ使われているからです。
場所によってはメタンガスも発生していました。
後日、人手を出して改めて調査しようと言っていると、巨大なアリゲーターが2人を襲います。
マディソンとケリーは縦穴に移動し、マンホールから出ようと試みますが、マディソン刑事がマンホールを開けるのに手間取っているうちにケリーが食われました。

マディソン刑事は、巨大なアリゲーターがいたのだと訴えますが、クラーク署長は信じません。頭がおかしくなったのではないかと言い、休んで精神科へかかれと言います。
爬虫類の専門学者の女性マリサ・ケンダル博士を呼んで聞いても、やはり同様の答えでした。ワニは大きくても2~5mほどで、下水道に住むわけがないと言います。

【転】- アリゲーターのあらすじ3

トマス・ケンプ記者がマディソンの言葉を聞き、下水道にワニがいるのか調べに行きました。ゴミなどを撮影していて、襲われます。
最後の瞬間、ケンプ記者はカメラを連写していました。

ケンプの遺体は見つからなかったものの、カメラだけが見つかります。これで被害者は4人目になります。
現像した写真には、はっきりとワニの姿が写っていました。これでやっと、下水道にアリゲーターが住んでいることが信じてもらえます。
しかしまだケンダル博士は大きさを認めたがらず、下水道に住むくらいだから大した大きさではないと言い放ちます。

特別機動隊SWATの人間78名が投入されました。
下水道の各部署に分かれ、シンバルのように蓋を打ちならし、音を立てて下流に追い込む作戦に出ます。
合流地点で待ちながら、マリサ・ケンダル博士は昔、自分も少しの間ラモンと名付け、赤ちゃんワニを飼ったことがあると話しました(なんと下水道のワニの元飼い主は博士!)。
出口にはアリゲーターが出てきませんでしたが、出口付近のマンホールを突き破り、突如として巨大なアリゲーターが出現します。
そのアリゲーターは、シッポを抜いただけで車1台分は優にある代物でした。体長は9~12mはあります。
強いシッポの力でパトカーを飛ばし、暴れ回った後、どこかへ消えてしまいます。
近くには湖もあったので、危険だとし、指揮官としてブロック大佐がやってきました。
マディソン刑事は捜査から外されます。

マディソン刑事とケンダル博士は食事をし、親しくなりました。
アリゲーターが巨大化した理由として、ケンダル博士は「なんらかのホルモンを投与された実験動物を食べていたら、巨大化したのかも」と指摘します。
スレイド製薬では、食糧難の時代を生き抜くためにと、代謝速度が速くなるホルモン剤の研究を勧めていました。それを投薬することで、家畜が早く育つようにです。
ところがこの研究には副作用がありました。早く成長はしますが、食欲が異様に増進するのです。
スレイド製薬の社長と市長が親しいため、捜査を続けるマディソン刑事に圧力がかかりました。マディソン刑事は停職処分を食らいます。

しかしただでは起きないマディソン刑事は、警察を立ち去る前に証拠保管室に忍び込み、爆弾やダイナマイトを盗み出しました。自力でアリゲーターの退治を決意します。

【結】- アリゲーターのあらすじ4

死んだノートンの同僚の男性に案内され、マディソン刑事とケンダル博士は下水道を探索しました。
そこでケンダル博士は、アリゲーターの巣を見つけます。そこに犬の死骸を隠しているからです。
関係を持ったケンダル博士に、マディソン刑事は自分の過去を話しました。
5年前にセントルイスのホテルで強盗に背後を取られ、マディソン刑事は気絶します。
気絶した間にマディソン刑事の銃が盗まれ、その銃で相棒が撃たれたのでした。

ブロック大佐は現地に詳しい黒人少年3人に道案内をしてもらいますが、その最中にアリゲーターに襲われました。
3人の少年が大佐を救おうとしますが、ブロック大佐はアリゲーターに食われてしまいます。
その一報を、ケンダル博士とマディソン刑事は店で聞きました。
しかしマディソン刑事がやる気を起こさないため、ケンダル博士は幻滅して去ります。
反省したマディソン刑事はケンダル博士の家に行き、母・マデリンと会いました。マデリンのおしゃべりに辟易しながらも、ケンダル博士と仲直りします。
余談ですが、母・マデリンは薄毛の男性が好みで、マディソン刑事は気に入られたのだそうです。

その頃、アリゲーターは川で見つかりますが、見失います。
マシンガンを連射していた警察官たちの乗るボートが進路妨害され、警察官はみんな川に投げ出されました。
警官が襲われて、膝下を失います。

市長の娘の結婚披露宴が、湖のそばのスレイドの豪邸で盛大にとり行なわれました。
そこへアリゲーターが乱入します。
スレイドは市長を見捨てて車の中に逃げ込みました。市長はスレイドの目の前で、アリゲーターの牙にかかります。
アリゲーターは車もシッポで叩き、ガラスを割りました。スレイドも犠牲になります。
アリゲーターはパーティー会場を荒らした後、また排水溝から下水道に入りました。
マディソン刑事とケンダル博士は、アリゲーターが巣に戻ったと思います。

ケンダル博士とマディソン刑事は、無線で連絡しながら移動しました。
マディソン刑事はアリゲーターが巣にいるのを確認し、爆弾に2分のタイマーを起動させます。
ところが目当てのマンホールの上に、車が停車するというトラブルがありました。ケンダル博士は車を奪い、急発進させます。
移動した車の下にあったマンホールからマディソン刑事が出た瞬間、大爆発が起きました。
アリゲーターはバラバラになり、死にます。
マディソン刑事とケンダル博士は、退治できたと喜びました。
しかし下水道に、新たな赤ちゃんワニが流れ込みます…(続編をにおわせる終わり方)。

みんなの感想

ライターの感想

1975年に発表された映画『ジョーズ』がパニック映画としてヒット。
それを受けて…関連性は定かではないが、パニック映画のワニバージョンが今作品『アリゲーター』。
話自体は非常にまとも。しかしなぜか薄毛が気になる、執拗に繰り返される薄毛ネタ。
たぶんその話を持って来ることで、深刻にならないようにという配慮をしたつもりなのだろうが、はっきりいって違和感ありまくり(笑)。
最初は下水道にいるシーンからなので、大きさが判りにくくなっている、これも上手い。
目だけぎょろぎょろさせて、それだけでも異様なのに、SWATの捜索隊の横でマンホールを突き破って出現するのはインパクト大!
約10年後に続編も制作されたが、そちらはスルーしていいかも。

映画の感想を投稿する

映画「アリゲーター」の商品はこちら