「アンダーワールド(2003年)」のネタバレあらすじと結末の感想

アンダーワールドの紹介:2003年公開のアメリカ映画。人間の知らない「闇の世界=アンダーワールド」で吸血鬼一族と狼男一族の間に続く、何百年にもおよぶ戦いと謎を描いた作品。ヒットに恵まれて、続編も次々に制作された。

予告動画

アンダーワールド(2003年)の主な出演者

セリーン(ケイト・ベッキンセイル)、マイケル・コーヴィン(スコット・スピードマン)、クレイヴン(シェーン・ブローリー)、ルシアン(マイケル・シーン)、ビクター(ビル・ナイ)、カーン(ロビー・ジー)、エリカ(ソフィア・マイルズ)、レイズ(ケビン・グレヴィオー)、ジンゲ(アーウィン・レダー)、アメリア卿(ジータ・ゴロッグ)

アンダーワールド(2003年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①5世紀に不死者となったコルヴィナスの子孫のうち、1人はコウモリに噛まれてヴァンパイア族に、1人はオオカミに噛まれてライカン族になった。ヴァンパイア族とライカン族は戦いを繰り広げる。ヴァンパイア族の処刑人・セリーンは絶滅寸前とされたライカン族が地下に多く生き残っていることを知る。 ②ヴァンパイア族のリーダー代理・クレイヴンがライカン族のルシアンと結託し、混血種を作ってビクター長老を消そうとしていた。セリーンが惹かれた人間・マイケルは混血種になり、セリーンはマイケルと逃亡。

【起】- アンダーワールド(2003年)のあらすじ1

(今作品は吸血鬼一族と狼男一族の立ち位置と関係が完全に分かるのは、終盤になってから。それまでもやもやしながら見ることになるので、先にざっと関係をしてから本編に入ることにする)

5世紀初頭のハンガリーで、将官だった男アレクサンドル・コルヴィナスがある疫病にかかり、人類初の不老不死の人間となりました。
その疫病は村を全滅させましたが、コルヴィナスだけはウイルスを自分の体内で不老不死のものに変化させ、感染したものの克服したのです。
数年後、コルヴィナスは3人の子どもを儲けました。しかしそのうちの1人はコウモリに噛まれて吸血鬼(ヴァンパイア)に、1人はオオカミに噛まれて狼男(ライカン)になりました。
それ以来、なぜかヴァンパイア族とライカン族は実に800年の長きにわたり、戦いを繰り返していました。
ある時、戦いは休戦状態になります。それは、ライカン族の恐るべきリーダー・ルシアンが殺されたからです。
リーダーなき後のライカン族は四散し、ヴァンパイア族の勝利は目前と思われていました。

…それから600年経過。現代。
黒髪の女性・セリーンは処刑人(デス・ディーラー)という役目を担う、ヴァンパイア族の女性です。黒くて身体に密着するボディ・スーツを着用しています。
人間の知らないところで、まだヴァンパイア族とライカン族の戦いは続いていました。
ヴァンパイア族は黒い外套のような衣装を身にまとっています。ライカン族も黒い外套のような衣装を身にまとっていますが、襟のところに毛皮がついています。
その日もセリーンは見つけた2名のライカン族を始末しようと追跡して、仲間といっしょに地下鉄に乗り込みます。
激しい銃撃戦が展開されました。ライカン族が使うのは、ヴァンパイア族にとって命取りの紫外線弾で、ヴァンパイア族が使うのは狼男が苦手な銀の銃弾です。
セリーンは手裏剣に似た形の武器でライカン族に攻撃します。1人は殺したものの、1人を取り逃してしまいました。
その際、セリーンは地下のマンホールの下に、何百単位のライカン族の唸り声を聞きます。ライカン族は四散したと聞いているセリーンは、わが耳を疑いました。
館に戻ったセリーンは、たくさんのライカン族が地下に潜んでいたとリーダー代行のクレイヴンに報告しますが、やはり信じてもらえませんでした。
近々ヴァンパイア族では、3人いる長老閣下の1人・マーカスが復活する予定です。そのため、ヴァンパイア族では復活祭の儀式の準備で大わらわでした。
ヴァンパイア族はいろいろと厳しい掟がありました。現在起きているのはアメリア卿だけです。アメリア卿はマーカス卿復活の際には、使者としてやってくる予定でした。
セリーンは、話をきかないリーダー代行のクレイヴンの代わりに、自分が謎を突き止めようと考えます。
ヴァンパイア族はあちこちに監視カメラを設置していました。それは人間界の中にも、です。
監視カメラを見たセリーンは、ライカン族がある男性に固執していると気づきました。
そこで、その男に会いに行きます。

男はマイケル・コーヴィンという若い男性でした。
部屋を訪れたセリーンはマイケルに事情を聞きますが、マイケルは何も知らない人間です。

【承】- アンダーワールド(2003年)のあらすじ2

そこへライカン族の襲来がありました。セリーンはマイケルを助けながら逃げようとしますが、マイケルは襲われた時に左肩をライカン族のひとりに噛まれてしまいます。
セリーンはマイケルをビクターの屋敷(自分のアジト)に連れて行きますが、負傷したセリーンはそこで意識を失ってしまいました。マイケルも一晩屋敷で過ごします。
セリーンを観察して興味を持ったエリカが、寝ているマイケルを観察し、肩口に噛み傷があることに気づきました。起きたマイケルは威嚇するエリカを見て驚き、事情が分からないまま、屋敷から退散します。

起床したセリーンはある可能性を考えました。突拍子もないことです。
今までライカン族のリーダー・ルシアンは、死んだものとされていました。しかし、生きているのではないかと、セリーンは考えたのです。
ルシアンが死んだ証を持ち帰ったのはクレイヴンで、ルシアンの腕の皮が証拠とされていました。
しかしもしルシアンが生きているとなると、ライカン族のルシアンとクレイヴンは密通しているという疑いが出ます。
このセリーンの考えは当たっていました。
ルシアンは生きており、クレイヴンと密談を繰り返していました。
そしてマイケル襲撃時にマイケルの肩を噛んだライカン族こそが、そのルシアンだったのです。

リーダー代行のクレイヴンにいくら訴えたところで、このままだとセリーンの発言は握りつぶされるだけです。
そう考えたセリーンは、掟破りではあるものの、自分が師事する3長老閣下の1人・ビクターを起こすことにしました。
予定よりも100年早く目覚めさせることになりますし、純血の血統ではない自分が起こすのは失礼だと思いながらも、異例の措置を取ります。
眠っているビクター長老閣下はミイラ状でした。セリーンは自分の手首を噛み、血をビクター閣下の口に垂らして吸わせ、よみがえらせます。

ヴァンパイア族もライカン族も、特殊な能力を持っていました。それは、血を吸った相手の記憶も映像として知ることができるのです。
つまりセリーンの血を吸ったビクター閣下は、セリーンの得た情報を知ることになります。
セリーンはビクター閣下に予備のクローン血液を輸血しました。ビクターは蘇ります。
マイケルは、一度は戻ったものの同僚が警官を連れてくるのを見て、反射的に逃げました。
そして何が起きているのかというのを聞きに、セリーンのいる屋敷へやってきます。その屋敷はすなわち、ヴァンパイア族の屋敷でもあります。
エリカからマイケルがライカンに噛まれていると聞いたセリーンは、ヴァンパイア族にビクター長老の復活を告げると、マイケルを連れて車で去りました。

マイケルは噛まれて以降、謎の映像が脳内にフラッシュバックしていました。
セリーンはそれを聞いて、噛まれた人物の記憶が入るのだと話をし、ヴァンパイア族とライカン族の戦いについて説明をします。
但しそれは本当は正しくない理由でした。過去の無用の詮索は禁物とされており、戦争を始めたのはライカン族からの攻撃がきっかけと、ヴァンパイア族であるセリーンは聞かされています。

【転】- アンダーワールド(2003年)のあらすじ3

セリーンは、自分の家族がライカン族に襲われたこと、それを追っていたビクターに助けられて、ヴァンパイア族になったことを告げました。
このままいくと明日の満月の夜には、マイケルがライカン族になってしまいます。
セリーンはキスをした時に、時間稼ぎのためにマイケルに手錠をしました。そして銀弾の入った銃を渡し、体内にこの弾を撃ち込むと数時間は変身が止められることを告げます。
それと共に、それまでに必ず帰って来ると言いました。
セリーンとマイケルは、互いに惹かれあうようになっています。

蘇ったビクター長老は、セリーン側からの情報(記憶)を不愉快に思っていました。セリーンを呼べと言います。
屋敷に戻ったセリーンは、ビクター長老の知恵を拝借したくて、まっすぐビクター長老のところへ向かいました。クレイヴンは2人の会話を盗聴します。
セリーンはビクター長老に「ルシアンは生きている」と言いますが、血の血統を重んじるビクター長老は、クレイヴンの方を信じました。セリーンは掟を破ったことを叱られ、監禁されます。

ところがセリーンの言ったことの方が真実でした。すでに計画は実行に移され始めていました。
復活祭のためにやってきたアメリア卿の一団が襲われ、アメリアの血が抜かれます。
ルシアンの生存も、クレイヴンと通じていることも、セリーンが見抜いたとおりでした。
クレイヴンはルシアンを手助けする見返りにビクター長老を殺してもらい、自分が次の長老に収まることが目的でした(元は同じ一族なので、ルシアンとクレイヴンは従兄弟同士になる)。
そしてルシアンの目的は、ビクターを倒すために、禁断とされる「ヴァンパイアとライカンの混血種(ハイブリッド)」を作り出すことでした。これはビクターによって「不可能(両方の血が混ざると死んでしまう)」と言われていることです。

エリカはセリーンを逃がすため、屋敷に停電を起こしました。セリーンは逃げます。
マイケルのところへ戻ったセリーンは、一緒に逃げようとしますが、敵襲に遭遇してマイケルを先に行かせます。
マイケルはライカン族に拉致され、満月を見て変身する直前に留められます。

ライカン族の医者・ジンゲを捕まえたセリーンは、ビクター長老の元へ連れていき、ジンゲに目的を聞きます。そこで初めて、ことの真相を知りました。
ハンガリーの将官・コルヴィナスからヴァンパイア族とライカン族が生まれたことと、その2つの混血を可能にするのは、第3の純血種(生粋の人間)の子孫である、マイケルの血だったのです。マイケルはコルヴィナスの直系の子孫でした。
ルシアンの目的は「アメリア長老あるいはビクター長老の血(ヴァンパイア族の純血の血)」「マイケルの血」です。ルシアンはライカン族の血が流れているので、この2つの血を手に入れれば混血種(ハイブリッド)になれます。
先日、ルシアンはマイケルを噛んで血を吸いました。あとはヴァンパイア族の血を手に入れれば、混血種になれます。

【結】- アンダーワールド(2003年)のあらすじ4

ビクターの元に、アメリア卿の一団が襲撃された知らせが入りました。ビクターはセリーンに、疑ったことを詫びます。

捕らわれたマイケルは、酸素注射でまだ人間の姿のままでした。ルシアンの記憶を見ています。
ルシアンの思い人・ソーニャはヴァンパイア族でした。ルシアンとソーニャは愛し合っていましたが、ソーニャの父・ビクターの逆鱗に触れ、ソーニャはルシアンの目の前で日光を浴び、灰になりました。
怒ったルシアンは狼男に変化し、ソーニャのペンダントを奪って去ります。
これが戦争の直接のきっかけでした。
さらに…ライカン族はかつてヴァンパイア族の奴隷だったことも分かります。
ビクターは2つの血の混合を嫌いました。ヴァンパイア族のソーニャがライカン族のルシアンと愛し合い、お腹に子供を宿したことを知って処刑しました。
そのため、敢えてルシアンはビクターが最も嫌う「混血種」となって、ビクターを殺そうと思っていました。

裏切りに気づかれたクレイヴンは逃亡し、ルシアンのところへ行きます。
それを尾行して、セリーンもやってきました。クレイヴンはビクターに怯え、ルシアンを殺そうと硝酸銀弾を撃ち込みます。これは普通の銀の銃弾より効果があります。
ルシアンは瀕死の重傷を負いました。
セリーンは、ビクターが皆殺しにする気だと告げてマイケルを救おうとしますが、クレイヴンとマイケルが鉢合わせをし、クレイヴンはマイケルを硝酸銀弾で撃ちます。
さらに、かたわらにいるセリーンに、クレイヴンは真相を話しました。
…セリーンはずっと「家族を殺したのはライカン族」と聞かされていましたが、セリーンの家族を殺したのはビクター自身でした。ビクターはセリーンの家族を皆殺しにしようとしましたが、セリーンだけは殺せず、生かしたのです。
それは、セリーンがビクターの愛娘・ソーニャと瓜二つだったからでした。
セリーンは激しく動揺します。

瀕死でありながら生きていたルシアンが、クレイヴンの足に剣を刺しました。クレイヴンは足止めされます。
マイケルは死にそうになっていました。ルシアンがセリーンに「噛め」と言います。ヴァンパイア族の血を与えれば蘇るだろうというもくろみと、混血種を作りたい欲望からです。
セリーンは迷いましたが、マイケルを噛んでヴァンパイア族にしました。
そこへビクターがやってきます。

クレイヴンはどさくさ紛れに逃亡しました。ビクターはマイケルを殺そうとしますが、混血種として覚醒したマイケルは、見た目は人間なのですが全身真っ黒で、運動神経は格段にアップしています。
マイケルとビクターは互角の戦いを繰り広げますが、先にヴァンパイア族を足止めしたセリーンがビクターの頭を切断し、殺しました。
その後、セリーンはネックレスを拾います。それはかつてソーニャのもので、ルシアンが身につけていたものでした。

ヴァンパイア族の身内を葬ったことで、セリーンも追われる身となります。
マイケルと逃げたセリーンは、これからの戦いに向けて覚悟を決めます。
その頃、屋敷ではビクターに殺されたライカン族の医者・ジンゲの血を吸って、マーカス長老閣下が混血種として目覚めているところでした…。

みんなの感想

ライターの感想

画面が暗い~、仕方ないのかな。
ゴシックホラーの色彩が強く、また映像もすばらしい。
話は多少ごちゃごちゃしているために、最初は意味不明のままスタートするものの、見終わった後は「おおお」と納得できる仕上がり。すばらしい。
全体に漂う雰囲気はレトロで、格調高い。おすすめ。

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