「インバージョン転移」のネタバレあらすじと結末の感想

ホラー映画

インバージョン 転移の紹介:2015年製作のアメリカ映画。「スクリーム」シリーズのプロデューサー、ケイリー・グラントが放つスパイラルシチュエーション・ホラー。見知らぬ部屋で意識を取り戻したアダムは、記憶を失くしていた。壁には「思い出せ」というメッセージ。やがて記憶が甦り始めるが…。

予告動画

インバージョン転移の主な出演者

アダム(ガブリエル・バッソ)、カティ(キャスリン・プレスコット)、クラーク(ヤコブ・ザッカー)、ジェス(ガブリエル・ウォルシュ)、ベイカー医師(ショーン・ガン)

インバージョン転移のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①目覚めたアダムは黒い液体まみれ&記憶喪失。記憶を取り戻そうとすると他人の記憶も入ってくる。黒い液体に感染すると互いに記憶を共有できる。死ぬと感染はなくなる。 ②アダムは恋人・ケイティと互いにそれらから逃れようとしているのだが、逃れられずに同じことを繰り返していた。相手を殺しては蘇生させの繰り返しをしている。

【起】- インバージョン転移のあらすじ1

いろんな映像がフラッシュバックします。

アメリカ・カリフォルニア州。

【現在 アダム】
若い男性が目覚めると、黒い壁に白い字で「思い出すこと」と書かれていました。
確かに若い男には、記憶が一切ありません。
手鏡で自分の顔を見ると、黒い液体が顔にところどころかかっています。
口の周囲にも目の周囲にも黒い液体、顔には何かイボ状のものができています。身体にもそのイボ状のものがありました。
思い出そうとした男は、財布に入った免許証で、自分がアダム・ゴールドスタインだと知ります。
横には「モンスター」と書かれた部屋もあります。その部屋の扉は木で封じてありました。
クローゼットを開けると、頭部をラップで巻かれた女性の遺体が見つかります。
その女性を見た瞬間、アダムの頭の中にロシア語が流れました。アダムは、自分がロシア語を話せるのかと混乱します。
(実はそうではなく、他人の記憶が浮上しているのだが、それが分かるのはもっとあと)
ラップを取って女性の顔を見ると、ジェスだと思い出しました。
と同時に、自分の親友の男性・クラークの存在も思い出します。クラークとジェスは恋人同士でした。
ジェスという名前を壁に書いていると、アダムの頭の中に別の人の記憶が入り込んできます。

【他人の記憶 過去】
7歳と9か月の少女がマルチサブ離断という手術を受けます。
ベイカー医師が執刀すると、脳から大量の血が出てきました。

【現在 アダム】
びっくりしたアダムは「俺以外の人間の記憶」というのもメモします。
アダムは自分の親友・クラークのことを思い出そうとしました。
その時点で、自分がサマーキャンプの指導員として、この山小屋に来たことを思い出します。
アダムはクラーク、クラークの恋人・ジェスと一緒に、イエロージャケット・キャンプ場で指導員としてバイトしました。少年少女を相手にしています。
そこでアダムたちは、おふざけで同じ指導員のケイティという女性にケガをさせてしまったのでした。
ケイティは可愛らしい女性で、アダムはケイティと恋に落ちます。
それらのことを、アダムは思い出していきます。

ある日の夜、上空に飛行機が飛ぶと、近くの山に墜落しました。アダムたちは森林警備隊に無線を送ると、墜落したと思しき場所、スカイビュー・リッジ付近へ行きます。
アダム、ジェス、クラーク、ケイティの4人で行くと、そこには大破した飛行機の残骸がありました。
さらに、人間の左腕と、腕に手錠で繋がれたアタッシェケースを見つけます。ケースからは何か黒い液体がこぼれています。
突然、片腕がない男性が襲ってくると、黒い液体を口から吐きました。

【承】- インバージョン転移のあらすじ2

驚いた4人は車に乗り込み、急いで逃げますが、ジェスが車中で黒い液体を吐きます。
車は樹木にぶつかり、駄目になりました。
歩いて山小屋に戻った頃には、小屋の中には黒い液体だらけで、無人になっています。
ベッドに横たえると、ジェスはけいれんして動かなくなります。
そこで唐突にジェスは「すべてが見えているぞ」と女性の声で言った後、今度は男の声で「何もかもが見えている」と言い、クラークに黒い液体を吐きかけました。
部屋は暑いらしく、吐いているのはタールのような真っ黒な液体です(墨汁に近いかな)。

【他人の記憶 過去】
被験者14番に実験を施していると、被験者の身体の動脈、静脈が黒く浮き上がります。身体にはところどころ黒ばみ、黒い液体を吐くようになりました。

【現在 アダム】
順調に思い出してきているアダムは、必死で過去の記憶を取り戻そうとします。
ジェスが黒い液体を吐いて暴れ始めたので、ジェスは拘束されます。
山をおりようとクラークが言い出しました。
「これからどうなるか、我々は楽しみにしている」とジェスが言います。
アダムとケイティは助けを呼ぶために無線で連絡しますが、無線の相手も「何も心配する必要はない。我々のことを何も心配する必要はない」と繰り返します。
アダムとケイティが無線で連絡を取っている間、ジェスはクラークに、アダムと浮気したことを告げました。クラークは怒りますが、「でもバカげた心理戦だ」と思うことにします。

【他人の記憶 過去】
ベイカー医師の方では、8歳の女の子が、プライス博士しか知り得ないことを言い当てる研究をしていました。
それはケイラ現象と言い、他人の情報や記憶にアクセスできる「共有の感覚」でした。
この研究を続ければ、いずれ全世界中の人間が互いの記憶を共有できると、ベイカー医師は学会で発表します。

【現在 アダム】
では自分の方はどうだったのかと、アダムは自分たちのその後を思い出そうとします。
アダムだけが子どもたちの寝室に見に行きます。
キャンプ場では子どもたち全員がすでに黒い液体を吐くようになっており、その感染力は驚異的なものでした。
子どもたちは一斉に起き出して、車にいたケイティを襲います。ケイティも黒い液体を吐きかけられました。
そこまで思い出したアダムに、外から「アダム、我々を入れてくれ」という声が聞こえます。現在、外には子どもたちがいそうです。
天井の梁の部分には「誰も入れるな」という文字が書かれていました。

【転】- インバージョン転移のあらすじ3

アダムはまたその時のことを思い出そうとします。
浮気を知ったクラークがアダムを襲ってきました。アダムは反撃し、クラークを殴って殺します。
クラークが死ぬと、肌が元の色に戻りました。そのことにアダムは気付きます。

どうやら黒い液体は感染するもので、感染すると他人の記憶が共有されるものなのだということに、アダムは気付き始めました(過去も今も)。
そして死ぬと肌の色が戻り、感染は終わるのです。
またアダムはその当時のことを思い出します。

クラークが死ぬと、つかの間、ジェスが正気に戻りました。そして逃げるようアダムに言います。
外から感染したジェスが入ってきました。アダムはジェスを抱きかかえるようにして2人で逃げようとします。
しかしどこへ逃げればよいのか分かりません。

そこまで思い出したアダムは、クラークとジェスの遺体を並べて「クラーク」「ジェス」と分かるように壁に名前を書きました。

【他人の記憶 過去】
1984年、ロシアで奇妙な実験があり、2014年に何かをポケットと呼んでいます。それは、記憶にまつわる何かのようです。
何がポケットに該当するのか、アダムは思い出そうとします。
ベイカー医師は、記憶の共有が蜂の巣のような形で一つの集合体にできるということを突き止めました。
ただし、まれに共有から離れてしまう蜂もおり、それがポケットと言います。正気に戻ったジェスのような現象のことを指すようです。
ポケットというのは「愛着」という外的刺激にさらされた時に起こるようです。つまり、クラークという愛する者が死んだので、一時的にジェスが正気に戻ったのでした。
また肌の色が黒ずんでいたり、黒い液体を吐くのはウイルスの副作用で、実験初期ではどうやら赤い液体のようでした。
ベイカー医師は心を共有することを目指していました。そのために研究を続けています。
(つまりそれが分かるアダム自体も感染しているということになる)

ベイカー医師はユーリ・エゴロフ博士を訪問し、ウイルスには強い耐性があることや、副作用として「凶暴化し、拡散したがる性質がある」ことも告げたうえで、それを上回る「知性を得られる(共有した者全員の知識や記憶が使えるため)」と言います。

【現在 アダム】
では自分側はどうなったのだろうと、またアダムは考えました。
アダムはジェスも逃がそうと考えて、ジェスの拘束を解きますが、ジェスが襲ってきました。それでラップで顔をぐるぐる巻きにしたのです。

【結】- インバージョン転移のあらすじ4

その後、アダムはジェスの顔を刺しました。

ふと思い出しました。隣の「モンスター」と書かれた部屋には、感染したケイティをアダムが隔離したのです。
思い出したアダムは扉に打ちつけてあった木をはがし、部屋に飛び込みました。ベッドには拘束されたケイティがいます。
「お前のポケットは終わり、こっちに戻ってくる。分かってるか、孤独を感じなくなるんだぞ」
発症したケイティがアダムに呼びかけます。アダムはケイティの口をふさぎ、殺しました。
かつてケイティはアダムに「愛しているという言葉は気軽に使うな」と言われていましたが、ケイティを殺す時「愛してる」と言います。
死んだケイティは、肌が元の色に戻りました。それを見届けて、アダムは電線コードを引きちぎり、蘇生措置を行ないます。

【ケイティの記憶 過去】
アダムはケイティに黒い液体を吐きかけられていました。
アダムが他人の記憶を共有できたのは、アダムも感染していたからです。
共有から逃れてポケットという状態に陥っても、自分の記憶がなくなります。
そこで、いちから思い出すという作業をしなければなりません。
ケイティも、アダムを蘇生させていました。

蘇生したケイティとアダムは小屋から脱出を試みますが、腕がない男性が襲ってきました。
この男性こそがベイカー博士です。
ベイカー博士の研究の恐ろしさに気づいたエゴロフ博士が、ウイルスを処分しようとベイカー博士を銃で脅しました。
ところがベイカー博士はエゴロフ博士を返り討ちにします。そしてベイカー博士は飛行機に乗って逃げました。
その飛行機が墜落し、ベイカー博士はアタッシェケースから漏れた液体に感染したのです。
研究室に残ったエゴロフ博士もすでに感染しており、研究所内で黒い液体を吐いていました。

ケイティとアダムはベイカー博士を車で轢き、一度は街の方へ戻りますが、そこにはすでに荒廃した街が広がっています。
それを見ながら「蜂の巣の繁殖スピードがいかに速いか」を、アダムもケイティも思い知らされます。

(この作品、ループしている。アダムが正気に戻っている時はケイティはウイルスに感染しており、それを阻止するために、ケイティを一度殺して蘇生させる。
ところがアダム自身も「正気に戻っている(ポケット)」だけなので、アダムも発症して凶暴化する。その時にケイティに感染させる。
ケイティはアダムを感染から戻すため、一度殺して蘇生させる。
しかしケイティは感染しているので、また発症し…というふうに、アダムとケイティの2人だけで、エンドレスでおこなっている。
ポケットに陥ると記憶を喪失するために、何度も同じことを繰り返してしまう)

みんなの感想

ライターの感想

タイトル『インバージョン』の意味は…日本でつけられたタイトルなので「転回」といったところか。
原題は『THE HIVE』(蜂の巣)おお、こっちのほうが、しっくりくるかも。インバージョンでネタバレになってるよね。
目覚めたらひとり、記憶喪失、そこから徐々にいろんなことを思い出して行くスタイルは悪くない。
そして結末の、実は互いに感染しててずっと同じこと繰り返してました…というのも悪くない。
黒い液体がなんなのかとか、そういう細かいことには一切触れず(ウイルスなんでしょ程度)。
盛大にげぼーっと相手に液体を吐きかけるので、「うん、こりゃ確実に感染しちゃったね」と判りやすいし。
ムードは悪くない。ただ、なぜこんな研究してたのかとか、恐ろしい結果になりはしないかとかいう危惧はなかったのかと思う。
(でも『バイオハザード』などのように、大抵研究者ってそのリスク考えずに研究進めちゃってるよね 笑)

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