
「インブレッド」のネタバレあらすじと結末
インブレッドの紹介:2012年公開のイギリス映画。壮絶な殺戮ゲームを楽しむ異常者たちの狂気を描くブリティッシュホラー。4人の少年犯罪者たちが、社会奉仕活動のために訪れた村で異常なゲームの餌食となる…。
あらすじ動画
インブレッドの主な出演者
ケイト(ジョー・ハートリー)、ジム(シェイマス・オニール)、ジェフ(ジェームズ・ドハティ)、ティム(ジェームズ・バロウズ)、グリス(ニール・レイパー)、ドワイト(クリス・ウォーラー)
インブレッドのネタバレあらすじ
簡単なあらすじ
①イギリスの田舎町にボランティアで行った若者たち。その町は昔、精神病患者を収容する病棟があり、閉鎖された後も異常者たちが住み着いていた。 ②若者たちは異常者たちに襲われ、ひとりまたひとりと殺された。全員死亡。
【起】- インブレッドのあらすじ1
小麦畑が広がる農村。
クライヴとジューンの夫婦が、レモネードを飲んでいました。
奥で薪を割っていた使用人の男性・ジャックが近づいてくると、「レモネードをくれ」と要求します。
クライヴが叱ると、ジャックはクライヴに斧を振り下ろしました。
さらに悲鳴を上げるジューンの足と頭にも、斧を振るいます…。
…そんなスプラッタ映画をスマートフォンで見ていたのは、ドワイトという若者たちでした。
ドワイトたちは車に乗り、これからイギリスのモートレイクという場所に、ボランティアに行くのです。
・ジェフ…社会福祉士の中年男性。4人の少年犯罪者たちを率いている。
・ケイト…社会福祉士の中年女性。
・サム…唯一の少女犯罪者。無口なのでドワイトに言語障害だとからかわれる。
・ティム…めがねをかけた少年。サムと親しくなる。学校に放火した過去がある。
・ドワイト…騒がしい少年。暴力を振るった過去がある。
・ゼブ…黒人系の少年。ピッキングをした過去がある。
ケイトが白いバンのハンドルをにぎり、助手席にジェフが陣取って一同はモートレイクへ行きます。
カーナビには示されていない場所に、彼らが宿泊する屋敷がありました。
その土地、ダーティ・ホールは、かつては石炭鉱業で栄えたところでした。
石炭鉱業が寂れると、精神異常者の隔離施設がありましたが、それも1970年代に閉鎖されます。
以後どうなっているかは、ほとんど知られていませんでした。
土地に残っているのは、いずれも残虐な村人たちなのですが、それを一同は知りません。
村への入り口の車道の横では、少年少女がよってかかって、ひとりの少年をいじめていました。
しかしそれを目撃したのは、サムとティムだけでした。2人は目を疑います。
このことがきっかけで、サムとティムは親しくなります。
屋敷に到着すると、ジェフはみんなの携帯電話を回収しました。
スマホを持っていると田舎暮らしを満喫できないので、この週末だけでも自然を楽しめとジェフは言います。
全員のスマホを回収したジェフは、週明けに返すと言い、屋敷のどこかに隠しました。
屋敷の中は廃墟に近い状態でした。ジェフはみんなに、手始めに家の掃除を言いつけます。
嫌がる少年少女たちにやる気を出させようと、ケイトが「片づけたら地元のパブに連れていく」と言いました。
それを聞いて、ドワイトたちはやる気を出します。
【承】- インブレッドのあらすじ2
ケイトを屋敷の外に連れ出したジェフは、ケイトの発言をたしなめました。
社会福祉士の観点からして、少年たちを酒場に連れて行くのはよろしくないと言います。
しかしケイトは「酒場には連れて行くけれども、アルコールは飲ませない。士気高揚のため、パブ行きを提案した」と答えました。
ケイトのもくろみどおり、ドワイトたちがやる気を出したのは事実なので、ジェフも強く返せません。
屋敷の片付けも済んで、約束通りパブへ移動する段になり、車のキーがないことに気づきます。
仕方なくジェフたちは、歩いてパブまで移動しました。
パブには、地元の人たちしかいません。
客がみんなジェフたちをじろじろと眺め、みんな居心地の悪い思いをしました。
いちばん近くのホステルでも65km先なので遠く、どこに滞在しているかと聞かれ、ジェフは「レイブンズウッド」と答えます。
その答えを聞いて、村人たちは驚きました。
外でタバコを吸っていたサムに、地元の若者・グリスが絡みます。
グリスは店主・ジムの息子でした。サムが嫌がっているのを見て、ジムはグリスを追い払います。
帰り道、ティムはサムに、この地域に昔、精神病棟があって異常者が隔離されていたことや、1970年代に病院が閉鎖されたことを話しました。
翌日。
ジェフはみんなを率いて、廃列車の車両が置かれている場所に移動します。
少年犯罪をした4人に課せられたのは、この廃車両の中にある、銅の回収でした。いわばリサイクルのための軽作業をするかわりに、罪の軽減がなされるのです。
ただ単に作業をするだけでは面白くないとドワイトが言い、2つのチームに分かれて作業を競うことになりました。
「ジェフ、ドワイト、ゼブ」「ケイト、ティム、サム」のチームに分かれます。
ティムたちはまじめに金属回収をしていました。
それとは対照的に、ドワイトたちは騒いでいます。
車両の中にあった巨大ハンマーを使い、窓ガラスを割って回るイタズラを、ドワイトはしていました。
ケイトは一服しに中座し、ジェフも生徒たちから離れます。
【転】- インブレッドのあらすじ3
ティムとサムは、少し離れた場所から黒い煙が上がっているのを見て、そちらへ移動しました。
放火をしたことがあるティムは、黒い煙は油からたちのぼると言います。
近づいたところ、動物が燃やされていました。
すぐ近くには、生きたままの馬がつながれており、ティムはそれを放します。
しかし馬は、やってきた車に轢かれました。
ティムとサムは、やってきたグリスたち青年3人に捕まります。
グリスは、前の夜にパブの前で、サムに絡んできた男性でした。
サムが乱暴されそうな時、ケイトが気づき、ジェフを呼びました。ドワイトたちも呼び戻されます。
ジェフはグリスたちを追い払っていましたが、途中で転倒し、金属片が右太ももに刺さって大けがをします。
ケイトたちは急いで止血措置をしますが、血が大量に出るので、みんなはジェフを運びます。
一同はパブに駆け込み、「救急車を呼んでくれ」と頼みました。
すると店主のジムは、「痛みを和らげてやろう」と言うと、肉切り包丁でいきなりジェフの首を切ります。
ジェフは死に、ほかの者は驚きました。ジェフは他の者を地下室に連れていきます。
店主のジムのところへ、息子のグリスたちが戻ってきます。
ジムがジェフの首を切って殺したのは、ジェフの傷が「グリスのしわざ」だと思ったからでした。
息子たちがよそ者に暴力を振るったと思ったジムは、みんなを生かして帰せないと判断したわけですが、グリスは「ジェフが勝手に転んでつけた傷だ」と言い返します。
ジムはグリスたちに、ジェフの遺体を刻んで、ブタの餌にしろと言いました。
地下室に監禁された5人は、逃げる作戦を考えますが、思いつきません。
そうこうしているうちに、ゼブがグリスとジムたちに連れていかれました。
ゼブは納屋に連れられて、ショーの準備として地面に杭で留められます。
【結】- インブレッドのあらすじ4
実は村人たちはみんな、殺人ショーを楽しむ人たちでした。村人たちも殺人鬼です。
ジムは村人たちに、殺人ショーをすると案内します。
顔を黒と白に塗りたくったジムは、村人たちを納屋に集めて、ショーを始めました。
ゼブの鼻にアスパラガスを、口にニンジンを詰めます。
納屋にやってきた馬は、ゼブの顔にある野菜を食べて、頭を踏みつけて去っていきました。ゼブは亡くなります。
地味な殺し方だったために、観客は満足しませんでした。
観客の不満を読み取ったジムは、もう1人ショーで殺そうと考えます。
(本当は1日に1人ずつ殺すつもりだった。しかし観客が不満顔なので、急遽もう1人殺すことにした)
グリスに、地下室へ行けと言います。
その頃、サムたちは地下室から脱出しようとしていました。
ちょうど出たところ、グリスと鉢合わせします。
グリスともみ合いになったドワイトが、連行されました。
逃げたケイト、ティム、サムは車のキーがないことに気づきます。
ティムが窓を破って開け、配線をいじってエンジンを入れました。
しかし車に銃を持った追っ手がかかります。
ドワイトは納屋で、柱に固定されました。そのまま、糞尿の入った容器からのびたホースを、口に咥えさせられます。
汚物を口に入れられたドワイトは、腹が破裂して死にます。
同じ頃、車を追ってきたグリスは車に轢かれ、亡くなります。
ロンという男性も、ケイトに撃たれて死亡しました。
ケイト、ティム、サムは屋敷に戻ります。
地図と携帯を屋敷で手に入れようとしますが、携帯が見つかりません。
そうこうしているうちに、ケイトは腕を撃たれ、重傷を負います。
ケイトは代わりに、ラッツという男性を殺害します。
ケイトはおとりとなって屋敷から逃げることで、ティムとサムを逃がそうとします。
草むらを逃げたケイトは、トラバサミの罠にかかりました。
ポッジがチェーンソーで、ケイトを襲って殺します。
ティムは酒を撒いた地下室に敵をおびきよせて、火をつけて殺害しようと考えます。
ジムたちを呼び、地下室に招き入れますが、酒は水でうすめたものでした。引火しません。
ティムはチェーンソーで殺されます。
サムは草むらを逃げますが、地雷を踏んでしまいました。
フェレット(いたち)が来て足に噛みつかれ、サムは爆死します。
サムの死亡を見届けたジムたちは、店へ戻っていきました。
(全員死亡)
みんなの感想
ライターの感想
この手の映画にはありがち。ストーリーではなく、とにかくグロさを見せるもの。
だからストーリーのつじつま合わせは、適当でいいのだ。
イギリス映画ということくらいかな。特に目新しさもない感じ。
コメントのついた映画
「リトルフォレスト冬春」のネタバレあらすじ
コメント数:1
「ルパン三世26グッバイパートナー」のネタバレあらすじ
コメント数:2
「バタフライルーム」のネタバレあらすじ
コメント数:3
「グッドナイトマミー」のネタバレあらすじ
コメント数:15
「シャイニング」のネタバレあらすじ
コメント数:2