映画:ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷

「ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷」のネタバレあらすじと結末

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷の紹介:アメリカに実在し数々の伝説を生んだ幽霊屋敷ウィンチェスターハウスで起こる怪奇現象を描いた2018年公開のアメリカのホラー映画。監督は「ジグソウ:ソウ・レガシー」のスピエリッグ兄弟。主演は「クィーン」「英国万歳!」など数々の賞に輝くヘレン・ミレン。共演は「ナチス第三の男」のジェイソン・クラーク、「ジェサベル」のサラ・スヌーク、「チェインド」のエイモン・ファーレンなど個性派揃い。

あらすじ動画

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷の主な出演者

サラ・ウィンチェスター(ヘレン・ミレン)、エリック・プライス(ジェイソン・クラーク)、マリオン・マリオット(サラ・スヌーク)、その息子ヘンリー(フィン・シクルーナ=オプレイ)、エリックの妻ルビー(ローラ・ブレント)、ベン・ブロック(エイモン・ファーレン)、ジョン・ハンセン(アンガス・サンプソン)、アーサー・ゲイツ(タイラー・コッパン)、オーガスティン(ブルース・スペンス)など。

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①1906年、カリフォルニア州サンノゼ。ウィンチェスター社の大株主で奇怪な屋敷を増築し続ける未亡人サラ・ウィンチェスターの精神鑑定のため、精神科医エリック・プライスが指名され屋敷に滞在する事に。屋敷には多くの使用人と大工がいて、昼夜分かたず増築、改修が行われている。②サラは老いてなお毅然とした貴婦人だったが深夜謎の儀式を行い、また同居している姪マリオンの息子ヘンリーには夢中遊行の兆しがある。一方エリックには亡妻との過去に起因した酒とアヘンの悪習があったが禁止される。③3人が徐々に打ち解け、互いの事情や心情などが明らかになる中、怪異が頻発。使用人らの口は固いが、ヘンリーが転落事故を起こしエリックに救われる。④サラはウィンチェスター家を恨む霊の仕業と主張しエリックと対立するが、ヘンリーにナニモノかが取り憑きサラ殺害を目論んでいる事が明らかとなっていく…。

【起】- ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のあらすじ1

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のシーン1 ―実話に基づく―
1906年、カリフォルニア州サンノゼにあるウィンチェスター家の豪邸、通称ウィンチェスター・ハウス。その巨大で奇妙な屋敷には、昼夜分かたず槌音が響き、ステンドグラスには「この小さな牢獄の同じ考えの人々 想いを記したものを解き放とう」という文字が刻まれていて、深夜には迷路のような廊下を黒いフードの女性が歩き回っています。
その一室には主のサラ・ウィンチェスターの姪マリオン親子が寝ていましたが、ふと目覚めたヘンリーはフォスターの「Beautiful Dreamer(『夢見る人』『夢路より』)」を歌う男の声を聞き、部屋を出て行きます。
マリオンはすぐに後を追いますが、ヘンリーは階段の上にいて、麻袋を被り白く濁った眼で階段の先を指差し「あいつが来る」と囁きます。その先は、天井で行き止まりになる短い階段で、靴音だけが響いていました。

同じ頃、サンフランシスコでは、精神科医のエリック・プライスが、娼婦たちとアヘンパーティをしていました。
彼は酒とアヘンに酔い「結局恐怖心など無意味だ」とこぼし、娼婦に札を浮かせる手品をして見せ「心は驚くほど創造的で、あたかも現実のように”それ”を見せる事が出来る。現実と錯覚の違いを見極めるには手助けと支配が必要だ。恐怖に支配されてはならん。恐怖は心の中だけに存在するものだから」と語っていました。
パーティが終わる頃、入れ違いにウィンチェスター社の法務責任者アーサー・ゲイツが訪ねてきて、ひとしきりウィンチェスター夫人ことサラ・ウィンチェスターの事を語ります。
25年前、夫と幼い娘に先立たれた彼女は、莫大な財産とウィンチェスター社の51%の株式を相続したものの深い悲しみに暮れ、霊媒師の助言を受けてサンノゼに転居、8部屋の家を購入したと。彼女はその屋敷を20年間増築し続け、現在は巨大な7階建ての建物になった言うのです。霊媒師は彼女の心の隙につけ込み、屋敷は計画性が無いため迷路のようだと。
そして現在、彼女の心は屋敷同様混沌として引きこもりがちになっているため、重役会では筆頭株主としての適性が取り沙汰され、精神鑑定を頼みたいというのです。
エリックはガーデンルームに場所を替え、遠方である事などを理由に即答を渋りますが、ゲイツは滅多に無い屋敷への滞在許可が出ている事と彼の言い値の倍額の報酬を提示し、話を取り付けます。

エリックは長い馬車旅の間スキットルの酒を呷り、ウィンチェスター社の銃のカタログの終わりにローラースケートがあるのを見て苦笑します。
その屋敷は広大な敷地にそびえたつ異様な建物で、外には大勢の大工や使用人が行き交い、立体迷路のように入り組んだ廊下も多くの使用人たちが立ち働いていました。
彼は古びた書斎で待たされますが、書類が風に舞い、重たい虫眼鏡が揺れ、ついには書棚が揺れて勝手に開き始めます。彼は驚きますが、その扉は廊下の窓になっていて向こう側では何人もの使用人が忙しそうに立ち働いていたのです。
そこにようやくマリオンがやってきますが、彼を訝しそうに睨み「屋敷では伯母のルールに従って頂く」「銃の携帯は禁止」「客人は東棟」「伯母の領域は立ち入り禁止」などと一方的に並べたてます。
エリックは笑って受け流し夫人との関係を聞きますが「伯母は特別な女性で、敬意を払うべき人物だわ」と言われます。
廊下の端端には何人もの使用人が立っており、マリオンはきびきびと歩きながら説明し、部屋数は百あって迷いやすいから気をつけて等々案内していきますが、彼は豪華である意味異様な光景に言葉を失います。
彼の部屋は緩い螺旋階段の奥で、壁には5ヶ所の場所名が書かれた奇妙な穴がありました。それは各部屋との通信装置で、張り巡らされたパイプにより音だけが各部屋に伝わる仕組みでした。
マリオンは初めて「伯母は偉大な発明家なの」と微笑みますが、「伯母は夕食の席に。夕食前の飲酒は禁止よ。叔母も嗅覚が鋭いの」と釘を刺します。

彼は夕食までの間、懐中時計を開いて亡き妻ルビーの写真を眺め、アヘンチンキを舐めながら、置き鏡に向かって自嘲の言葉を漏らしていました。
その間、置き鏡は何度もひとりでに動いて古い椅子を映しますが、彼は全く気づかず戻し続けます。しかし何度目かに憎悪に満ちた農夫が現れ、鏡面にも不気味な農夫が映ります。
彼は慌てて部屋を飛び出そうとして、ドアの外にいた使用人のベンと鉢合わせして取り繕う事に。彼は夕食を知らせに来たのですが、慌てる彼を見て苦笑し訝しがります。

夕食は正装で、エリックとマリオンとその息子ヘンリーの3人が夫人の到着を待つことに。彼は控えていたベンに目配せして酒をねだりますが無視されます。
一方ヘンリーはマリオンに注意されても遊ぶのを止めず、見かねたエリックが往なすと「父さんが死んだんだ。でも別に寂しくない」と言い返します。
エリックは「自分にも不幸があった。彼が望むなら手助けができる」と言いますが、マリオンは優秀なのねと皮肉り「手助けしたいなら、伯母は異常ではないと診断して。あなたの雇用主は伯母よ」と言われます。
その後、黒レースで顔を覆ったサラがやってきますが、通路や厨房にいた使用人は全て手を止めて敬意を払い、マリオンが彼女の椅子を引いて出迎えます。
サラは席に着いて初めてベールを上げ、かしこまって挨拶をするエリックを鋭い眼で見つめ「ご満足いただけるといいけど。ここは変わった家でしょう?」と言葉を掛けます。
彼女の言葉は辛辣かつストレートで、ウィンチェスター銃に関しては「殺傷力、無差別殺戮に優れてる」と言い、「自社の製品が誤用され自責の念に駆られているのか」という質問には「(殺傷が)意図されたなら誤用とは言えない」と言い、マリオンが「持ち主次第で良くも悪くも使える」とフォローし、サラが発案し重役会には批判されているというローラースケートの話で和みます。

深夜12時。エリックはルビーの夢を見て起き出します。それはルビーが「妄想性障害?私を信じて!」とすすり泣き、彼が”Together Forever”と刻まれた弾丸を見つめ「君といたい、ルビー…永遠に」と呟く夢でした。
その時、通信装置のガーデンルームの穴から聞こえる声に答えて耳を近づけますが、穴から細い指が出て来た事には気づかないまま、ガーデンルームに向かう事に。
それは建物に外付けされている近々取り壊し予定の古い温室ですが、真っ暗な廊下で人目を避けるうち、書斎ではサラが大事そうにガラスの箱を開けるのを目撃し、階段下の地下室へと続く階段では獰猛な悪霊に飛び掛かられそうになり、肝心のガーデンルームの内扉は板で封印されていたため、夜勤の大工らの目を盗んで外から様子をうかがう事に。
中を覗きこんだ時、彼はデジャブを感じますが、外にも板が打ちつけてあり、やむなく庭をうろついていました。
その頃、マリオンの部屋では、物音で目覚めたヘンリーがベッドの下を覗きこんでいました。すると奥から猛スピードで車のオモチャが走り出たため、恐る恐る後を追う事に。

大工たちはその間も真面目に作業を進めていましたが、麻袋を被った少年がうろついている事には誰も気づかず、少年はやがて壁の無い3階のヘリに立ち、ゆっくりと体を傾けます。
エリックは庭からその姿を見つけ、大声を上げて大工たちをかき分け、落下した少年を受け止めます。
その少年はヘンリーで、麻袋を取った瞬間白く濁った眼でエリックを睨みつけ「見てるぞ」と呟き正気に返ります。
間もなくマリオンが駆けつけてヘンリーを抱きしめ、エリックに礼を言います。サラはその事態に愕然としていました。

【承】- ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のあらすじ2

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のシーン2 翌日からエリックは、書斎でサラの問診を始めますが、彼女はなかなか集中せず、ヘンリーの事は「夢中遊行の前歴は無く、父親の死を目撃したからだ」と言い、反対に彼の妻の事や薬物の使用の有無を問い詰めます。
彼は話をはぐらかし、札を浮かす手品を見せますが、サラは和むどころか「私を見下してるの?手品も薬物も無し!私の家です。ルールに従って!信頼できない人にここの話はできない!」と言い放ちます。
その日、彼女が打ち明けたのは「私は呪われてる」「暴力や死から利益を得るなど。邪悪が影のようにつきまとう」「老人だけど正気だし、現実と錯覚の区別はつく」、そして「”彼ら(亡霊)”の存在やエネルギーを感じる。この世にやり残した仕事がある」と。また亡き夫や娘に対しては「私はいつでも喪に服してる。家族は人生の宝よ。何があっても家族を守るわ」という事でした。
その後、部屋に戻った彼はアヘンが盗まれ、老使用人のオーガスティンが見張りにつき、軟禁状態にされた事に腹を立てますが、重役会からは鑑定の催促と数枚の札入りの封書が届いていて、やむなく仕事を進める事に。
その日彼は「患者(サラ)は外見は正常だが、夫と娘の喪失感に苛まれ、やや攻撃的な態度。彼女が”影”や”亡霊”と呼ぶ幻覚や幻聴がある」と記録します。

その時、午前0時の鐘が鳴り、彼は扉の外にいたオーガスティンに鐘の理由を聞きますが埒が明かず、サラが歩く姿を見て、窓から部屋を抜け出し後を追います。
彼女は書斎にたくさんのロウソクを灯して目を閉じ、自動書記のようにして部屋の図面を描いていました。
しかし次の瞬間、ロウソクが一斉に消え、サラが正気に返り身震いをします。彼女の息は白く部屋が一瞬にして凍りついたようでした。
彼女は彼に気づきませんが、彼は覗いていたドアの隙間に不気味な男が現れて睨まれ、ドタバタと逃げ出します。
彼は、板と釘で封印された部屋が並んだ廊下にゾッとしながらもなんとか部屋に戻り、「アヘンの離脱状態に決まってる」と自分に言い聞かせます。

翌日の問診は、サラの「死とはなに?…あなたは3分間死んだわ」という質問で始まります。その書斎には、ウィンチェスター銃によって殺害された人々の名簿があり、その中に彼の記録があるというのです。サラは「銃には犯罪者も無辜の人間も識別できない、ここに無数の霊が集まるの」と話します。
エリックは動揺しつつも正直に答え、”Together Forever”の弾丸を見せ「これが私を殺した」「過去を忘れないため持ち歩いている。私を、死と失った者に繋げてる(器物だ)」と話し、サラには「死の道具はあの世と繋がっている。癒しのための記念品でも時には害を及ぼす」と言われます。

彼女はさらに「霊媒師には?一度死ぬとこの世にいる亡霊が見えるそうよ。あなたはどう?死ぬのは苦しい?」と聞きます。
エリックは少し迷って「(霊媒師には相談してないが、死は)苦しい。そして無だ。静寂だけ。蘇生するとまた苦しかった」と打ち明け、サラは優しい顔で「悲しみは関節炎より人間の自由を奪う」と話します。
しかし「”影”が夫や娘を奪ったのか」という質問には答えず、「昨夜部屋を出て、私を見たのね?」と言い、「増改築は霊に導かれて行っている」「真夜中の鐘が鳴ると霊が騒いで、計画や図面を伝えてくる」「誰かはわからないが、彼らの死んだ部屋を複製すれば、(彼らは)ここに来て、強くなれる」と言うのです。
しかし「昨夜はこれまでで一番強い霊が家族を危険にさらした(ヘンリーの転落事故)」と言い「この部屋に誰か見える?」と聞きます。エリックは「見えない」と言い「時間が掛かるわ。無にならないと」と言われます。

その後、エリックはオーガスティンにマリオンとヘンリーを診察したいと言いますが、「亡霊を見たか?」という質問は拒絶されます。
一方、サラは建築責任者のジョンを呼び「全てのモデルを揃えたライフルの陳列室を作る」と言い、図面を見せて説明します。その部屋を作れば霊が力を得て会話が可能になるため「深い反省を示して霊の悲しみと怒りから解放する」と言うのです。
また「霊は大半が好意的で霊が安らげば部屋を取り壊して次を作るが、好意的でない霊は13本の釘で封じ込める」「13は悪魔の数字と言われるが、輪廻転生を守る神聖な数だ」というのです。
しかし「それでも安らげない魂は純粋な者を食い物にする」、つまりヘンリーが狙われているため、エリックの助力が必要だというのです。
けれどエリックは「目に見えないモノは信じられない。この家はまさしくあなたの現実で、あなたはそれを支配している。大事なのは過去を捨て去る事だ」と話します。
サラは穏やかに彼の言葉を聞き、「信じられないのね。ならばあなたが真実であると感じる事を鑑定書に書いて」と言い、会社を失っても?と言う彼に「世の中にはもっと悪い事があるわ」と笑います。

いよいよ陳列室に大量のライフルが搬入され、エリックはジョンに「奇抜な屋敷だが老婦人の発想で考え付くものか?」と聞きます。ジョンは「無理だね」と笑い、ガーデンルームを見たいというと「封印されてるから立ち入り禁止だ」と言われます。その扉を封じていたのは、ただの板切れではなく13本の釘と板だったのです。

エリックはその後、マリオン親子の部屋を訪ねます。あの転落事故以来、ヘンリーは寝込み、マリオンがつきっきりで世話をしていたのです。
その時、ヘンリーはベッドで眠っていたため、2人は廊下で声を潜めて話し始めます。彼女は、それまでヘンリーには奇行は無く、”ウィンチェスターの呪い”そして「サラは異常なのか」と気にしていました。
エリックは「”異常”という言葉は不適切だが、症状があれば治療により治癒する」と話し「ヘンリーの奇行は父親の死に起因するものだ」と言い、事情を聞きます。
マリオンは目を潤ませ「夫には伯母がいう霊とは違う悪霊が憑いた。彼の不幸は家族より酒を愛した事だ」「伯母は夫を結核で亡くし、娘のアニーも失った。そのため家族に不幸が広がっていると感じているが、私は夫を失い楽になった。呪いは信じないが怖いの」と打ち明けます。
彼は「恐怖は頭の中にあるもので支配できる。戦士や守護者になれ」と言いますが、彼女は「私は守護者じゃない。伯母は愛した人のために命を投げ出す戦士よ」と言い「あなたにはそれほど愛した人はいるのか?」と聞きます。
エリックは「私も悪霊の声に悩まされた人を知ってる。その人を守る時、私は”死んだ”」と打ち明けます。

その時、部屋で物音がしてヘンリーがいなくなります。
ヘンリーは、陳列室にあった鹿の彫刻があるライフルを持ち出し、緩い螺旋階段を昇っていたサラに向かっていきなり発砲します。
間もなくエリックたちが駆けつけますが、ヘンリーの眼は白く濁り、階段の仕切り越しにサラを何度も撃ち、弾切れになった後も銃底で殴りつけていました。
ヘンリーは狂ったように暴れエリックに取り押さえられますが、サラが「お前は誰?!」と叫んだ途端、恐ろしい声で「死ね!」と叫んで正気に返ります。
マリオンはヘンリーをベッドに寝かせ「自分のせいだ」と謝りますが、サラはむしろ彼女の心配をし「心を乗っ取っるなんて!こんな強い霊は初めてよ」と呟きます。

エリックは「ヘンリーを病院に連れて行く」と言いマリオンも同意しますが、サラは「医者に理解してもらえるはずがない」と拒否、その場でエリックに看てもらうことを望みます。
サラはジョンに使用人を全て帰らせ、部屋にマリオン親子とエリックを閉じ込めて13本の釘で封印するよう命じ、「家族に近づかないで。私が相手になるわ!」と呟きます。
閉じ込められたエリックは「サラは迷信に惑わされている」と焦りますが、間もなく部屋の物入れの奥の、13個のフックが付いた壁の向こうからサラとジョン、オーガスティンとベンが入って来ます。
サラは、驚いて逆ギレするエリックに「ヘンリーを娘のようにはさせない!呪いは医者には治せない!」と言いますが、エリックはその扉から出て行きます。
マリオンも「病院に行かせて!」と焦りますが、サラは「ヘンリーはここから出しちゃダメ!証明するわ!待ってて!」と言い、部屋を出て行きます。

【転】- ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のあらすじ3

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のシーン3 エリックは廊下にあった手回し式電話で会社にいたゲイツを呼び、病院への搬送の手配を頼みますが、患者が誰か、また鑑定結果に関しても何も言わず切ってしまいます。
またその直後、廊下から現れたベンとぶつかりそうになり驚きます。ベンは「坊ちゃまが心配だから手助けしたい」と言い、一緒に医療カバンを取りに彼の部屋に戻ることに。
彼はそれまで無口な青年でしたが、「夫人は使命を持った素晴らしい女性。死者と話すために”器”をお作りになった」「彼女はこの家で犯罪者など地獄に堕ちた死者を見た。先生も見たはずだ」「召使たちは怪奇現象が起きるため封印された部屋の物音を聞いている。でも姿が見えるのは私と先生だけ」「あの母娘を閉じ込めても避ける事はできない」と饒舌に語りながら、彼を先に行かせます。
エリックが「何をだ?」言い、振り向いた瞬間、そのベンは腐乱した死者に変わり「ウィンチェスター一家は皆殺しだ!」と叫んで掻き消えます。
そこはあの、行き止まりの階段でした。

エリックは廊下に控えていたジョンと、書斎で資料を見ていたサラを見つけて「正気を失った召使がいる!」と訴えますが、資料の中に軍服を着たベンを見つけて「こいつだ!」と指差します。
サラは「ベンを見たの?話したの?!」と驚き、その新聞記事を見せます。それは20年前の新聞で、ウィンチェスター社を襲撃したベン・ブロック伍長の死亡記事でした。
「南部のマスケット銃は、ウィンチェスター銃に敗北したの」…
彼は南部の兵士でしたが、兄と14歳の弟がウィンチェスター銃で撃たれて戦死した事を嘆き、麻袋を被ってウィンチェスター社の事務所に押し入り15人を射殺、銃の陳列室に立てこもり、「Beautiful Dreamer」を口ずさんでいたところを警官に射殺されたのです。
彼が使ったのは鹿の彫刻のあるライフルで、記事には「結局ベンはウィンチェスター銃に勝てなかった」と書かれていました。

サラは「真夜中の鐘が鳴る時、彼の力は最大になる。一番恐ろしい怪物をご存知?自分が家に招いた怪物よ」と言い、銃を持ったジョンと共に、エリックを陳列室に連れて行きます。それはベンの事件写真と同じ作りで、彼が射殺された部屋の複製でした。
サラは「この部屋が完成して、彼はこの世に来たの。彼が見える?」とエリックに聞き、見えないベンに「心の底から自責の念にかられています…あなた方3人の苦しみは分かる…けれど暴力は正義どころかさらなる苦しみを生む…これ以上家族を苦しませたくないの…ここから去って、平安を見つけて…」と語りかけます。

その頃、マリオン親子の部屋では、ヘンリーが突然澄んだ声で「Beautiful Dreamer」を歌い始めます。すると13個のフックのある物入れがひとりでに開き、屋敷全体が揺れ、ヘンリーの眼が白く濁ります。
また陳列室ではサラが「ベンだわ!」と呟き、揺れはさらに激しくなり、屋敷の所々が崩れ始めます。
ジョンは懸命にサラを守ろうとしますが、見えない力に引きづられ階段を転げ落ち、玄関ホールで崩れた天井の下敷きになります。
次にエリックが引きづられ、階段を転げ落ちて、封印された部屋が並ぶ廊下へと引きづられて行きます。
部屋の封印の釘はひとりでに抜け始め、彼はサラを助けに行こうとしますが、階段は瓦礫に埋もれて上がれず、金槌を持って別な道を探し始めます。しかし、普段でも迷いやすい屋敷内は灯りが消え、揺れで瓦礫が散乱し、完全に迷った彼は亡霊を見ては「恐怖は心の中にある!」と呻くうち、通信装置のガーデンルームの穴から聞こえる物音に気づきます。
一方、マリオンは震える手でランプを灯しますが、部屋は完全に瓦礫に埋まり、一緒にいたオーガスティンは苦悶の表情で亡くなっていました。
彼女は必死でヘンリーを呼びますが、その歌声だけがどこからともなく響いているだけでした。彼女はそれでもヘンリーを探し続けますが、封印の部屋の扉が開き「兄弟たちよ…自由になれ…」という囁き声を聞き逃げ出します。

エリックは、何とかガーデンルームにたどり着き、中扉の釘を金槌の釘抜きで外し、中へと入ります。
植物は枯れ果てていましたが、揺り椅子がひとりでに揺れ、彼がその揺れを止めると同時にルビーの声が聞こえます。
「ガーデンルームが好きだったわ…でも死んだ…ラバを飼ってる農夫の話をして…私の好きだった話を…」
エリックは「ガーデンルームの複製だ…」と呻きながらも、乞われるままに話し始めます。「ラバの悲痛な声を聞いた農夫は、井戸に落ちたラバを救おうと泥を投げ入れ、ラバはその泥を振り払い、疲れ果てながらも、ついには井戸から脱出、埋葬のための泥に救われた…」
その時、ルビーが亡霊の姿で彼の前に現れますが、エリックは「これは幻だ、君の聞いていた声はただの幻聴だ」と呻いて耳を塞ぎます。
ルビーは知らぬ間にライフルを握り、あの時と同じく彼を責め始めます。「あなたに信じて欲しかったのに、あなたは私を頭のおかしい患者のように扱い、妄想性障害だと診断した…」
エリックは「後悔してる」と必死で説得しますが、ルビーは「もう話したくないわ、信じて欲しいの…」と言い銃口を自らの喉に向けます。
彼は「君がいなくて、途方に暮れてるんだ…やめろ!」と叫んで飛び掛かりますが、そのはずみで彼女はエリックを撃ち、自らの首を銃で撃ち倒れます。

【結】- ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のあらすじ4

ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷のシーン2 倒れていたエリックに美しい顔に戻ったルビーがそっと手を置き「あなたは生きて」と呟きます。
「罪の意識を捨てるの。私も自分を許すから、真実を見て…」ルビーがそう囁いた瞬間、エリックは深い息をして「本当にすまなかった」と呟いて目覚めます。
周囲には、インディアンを始め十数人の亡霊がいて、彼を見降ろしていました。エリックはその現実を受け入れ、インディアンに示された斧を持って屋敷の中へと戻って行きます。
彼は、階段にいた黒人奴隷の霊が置いて行った封印釘を掴み、ルビーの亡霊が指さす行き止まりの階段の板を打ち壊し、上の部屋へと入って行きます。
それは、銃の陳列室へのもう一つの通路で、陳列室には黒いベールで顔を覆い、弾を込めた鹿の彫刻のあるライフルを準備したサラが座っていました。
「霊がこの家の均衡を破壊している。止めないと」「ドアの封印を。ベンを封じ込めるの」と封印を指差します。
エリックは彼女に「全ての霊が見える、あなたの事を信じる」と打ち明け「あなたはウィンチェスター銃で撃たれて3分死んだ。ここと縁がある」と言われます。

その頃、マリオンはヘンリーの歌声と動く玩具に導かれるようにして地下室に行き、エリックの言葉を信じて恐怖に打ち勝ち、ようやくヘンリーを発見します。
その眼は白く濁っていましたが、彼女は「戻って来て!」と言い強く抱きしめますが、地下室の暗闇からは靴音が響いていました。
しかし陳列室では、2人の危険に気づいたサラがベンに語りかけて取り憑かれ、同時にヘンリーが正気に返ります。
サラは体内にベンがいる事を認識しつつも抗えず、「ウィンチェスター家は疫病だ!こんな女はくたばれ!」「兄弟は銃で殺された!銃は死の道具だ!お前(エリック)の妻も死んだ!」と叫び、「苦しめ!マリオンとヘンリーは俺のモノだ!」とわめいて銃口を自らの喉元に突きつけます。
エリックは「戦え!サラ!」と叫んで止めようとしますが、突き飛ばされて銃を向けられ、サラは「近づくな!人の死を金にした!」と叫んで発砲します。その傍には朽ち果て激怒したベンの悪霊が立っていました。

弾は陳列棚の脚に当たり、棚が彼が入って来た穴を塞ぐように倒れます。
正気に返ったサラは「床の穴を13本の釘で封印して!ベンを閉じ込めるの!」と叫びますが、同時に「ベンは鎮まらないが、その部屋にある何かで止める事は出来る」と気づいていました。それは鹿の彫刻のある彼の銃でした。
彼女がそれに気づいた瞬間、エリックが釘を打っていた斧がサラめがけて飛び、彼は変わりにベンの銃の銃底で釘を打ち終えます。その瞬間、午前0時の鐘が鳴り、サラはベンに「姿を現しなさい!」と命じます。
周囲は静寂に包まれますがサラが「あなたの怒りでは、私たちを倒せない」と呟いた瞬間、彼女の身体は陳列棚に向かって吹き飛び、エリックは次々と倒れる陳列棚に押しつぶされそうになり、サラの首を掴んでいるベンの悪霊が姿を現します。
エリックは何度もベンを撃ちますが、弾は彼の身体を通過してしまいます。ベンはサラを睨めつけ「お前は俺から全てを奪った!」と言った瞬間掻き消え、地下室のマリオン親子のそばにいた悪霊たちをたきつけます。
床に投げ出されたサラは「彼が見えるのならあなたは霊界にいる、彼が怖れているのは銃じゃなく別のモノよ」と言い、エリックはルビーの弾丸に気づき「死の道具が彼を救う…」と呟き、ベンの銃にその弾を込めます。

悪霊たちはじりじりと親子に迫っていましたが、マリオンにその姿は見えませんが、震えながらも「私は母親よ。戦士よ。そして守護者!怖いモノなんて無いわ!」といいヘンリーの前に立ち塞がります。
一方、陳列室にはベンが現れ、床に落ちた何十丁ものライフルが宙に浮き2人に狙いをつけます。ベンの悪霊はその1丁を構えて麻袋をかぶり、レバーに手を掛けますが、その姿はエリックには見えません。
エリックはその瞬間「真実を見て」というルビーの言葉を思い出し、あの死の3分間と同様、眼を閉じて開きます。
宙に浮いたライフルの銃口が一斉に動いたその瞬間、エリックの眼はベンの悪霊を捉え、ルビーの弾丸で撃ち抜きます。
床に麻袋が落ちると同時に浮いていた銃は全て落下、地下室でマリオン親子に迫っていた悪霊たちも消え去ります。
サラとエリックは、生前の姿に戻ったベンの霊の胸に手を置き、「彼は安らかに兄弟の元へ行った。もういないわ」と呟くとベンの姿は消え、サラは続けて「あなたたち(他の鎮まらない霊)もひとり残らず自分の部屋に戻って」と語りかけます。
屋敷の中には静寂が戻り、封印を解かれた部屋の扉が静かに閉まります。
エリックはサラを支えながら庭に出て、先に逃げ出していたマリオン親子と再会します。サラは心から嬉しそうにヘンリーを抱きしめ、マリオンと3人で抱き合います。

エリックはその後、崩れた客室で鑑定書をしたためます。
「サラ・ウィンチェスターの心理学的評価と精神鑑定の結果―鑑定は1906年4月12日より19日まで行われたもので、ウィンチェスター社の要請によるものである。私の見解では、夫人を1週間観察した結果、彼女は心身ともに健全であり、夫人が株主としての役割を望むなら継続すべきと判断した」…そして最後にガーデンルームに行き、ルビーに別れを告げ「君が恋しい」と呟きます。
サラは、ガラス箱に大切に仕舞い、毎夜キスをしていた娘の遺髪に最後のキスをして、宙に飛ばします。

大工たちは破壊された屋敷の修復に大忙しでしたが、役割を終えたガーデンルームや陳列室も取り壊されていきます。
エリックは礼を言うマリオン親子にも別れを告げ、最後に庭に佇んでいたサラに会いに行きます。
彼女はエリックの手を優しく握って「ルビーは死んだ後もあなたを愛してるわ。わかってるはずよ」と言い、彼も微笑んでうなづきます。
彼は「あんなことがあっても美しい屋敷だ」と呟き、サラは「もちろん再建するわ」と答えます。
屋敷内はすぐに片づけられ、元の美しい姿を取り戻します。
また封印された部屋も元通り、13本の釘と板で打ちつけられていましたが、その釘の数本はひとりでに抜け、床に落ちていました。

―「1906年のサンフランシスコ大地震は、史上最悪の被害をもたらした。サラ・ウィンチェスターは1922年の死亡時まで屋敷の建設工事を続行。北アメリカに現存するもっとも呪われた屋敷である」

みんなの感想

ライターの感想

何はともあれホラー映画は初というサラ役の大女優ヘレン・ミレンに拍手を送りたい作品です。監督のスピエリッグ兄弟が現地に2年通い詰めて調査したという、実在する幽霊屋敷ウィンチェスターハウスの主サラの事情については、本作で初めて知ったという方も少なくないはず。
ドッキリは多いのですが残酷シーンは無いので、ホラーとしては物足りないかもしれませんが、サラが背負う重責や愛する人に先立たれた人々の想いは切なく胸に迫ります。
キーパーソン、キーアイテムが早々に登場してた事に驚かされる後半もよかったし、死地を彷徨った事で特殊な感覚を得たエリックが、サラの導きで覚醒していく様も興味深いところです。マスケット銃とウィンチェスター銃の違いが不確かで申し訳ないんですが、詳しい方が見ればもっと楽しめるかも。
マリオン役「ジュサベル」のサラ・スヌーク、ベン役「チェインド」のエイモン・ファーレンも独特な風貌で今後が楽しみですが、老使用人オーガスティン役が「マッドマックス2」のブルース・スペンスだったのは本当に嬉しかったです。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「ウィンチェスターハウスアメリカで最も呪われた屋敷」の商品はこちら