映画:オキナワノコワイハナシ2019(令和元年夏)

「オキナワノコワイハナシ2019(令和元年夏)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

映画「オキナワノコワイハナシ2019(令和元年夏)」の感想

ライターの感想

若手クリエーターらが大活躍している作品で、なにより将来ある若者に胸を貸す琉球放送の大らかさに感服させられる1本だと思います。中でも「キュウボン」の新垣晋也の渾身の独り芝居が凄まじく、圧倒されました。 「シュウシンカネイリ(執心鐘入)」とは、安珍清姫伝説の「道成寺」を題材とした沖縄の重要無形文化財組踊(くみおどり)の人気の演目で、道行きの美少年に迫って拒まれ、執心した末に鬼女と化した女の悲劇を描いた作品なのだとか。 「キュウボン」とは沖縄の旧盆の事で2019年は8月13日~15日(放送日は中日の14日)、初日はあの世から訪ねてくる先祖の霊を迎えるウンケー、中日は先祖の霊をご馳走やエイサーで陽気に接待するナカヌヒー、最終日は先祖があの世に帰るウークイと呼ばれているのですが、あの世からやってくるのがきちんと祀られた穏やかな霊ばかりではないというところがオミソのようで。 お盆に語り継がれる怪談話というセオリーを頑なに守り続けるRBC琉球放送の夏の風物詩、令和になったこれからもがんばって頂きたいものです。
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