映画:オキナワノコワイハナシ3

「オキナワノコワイハナシ3」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

オキナワノコワイハナシ3の紹介:2010~2011年に放映された沖縄琉球放送制作のオムニバス・ホラードラマ第3弾。実在の寺を舞台にした怪奇夜話「普天満山神宮寺、二時の霊道」、幽霊を見るとできるという湿疹の噂「ヘーガサー」、自殺霊が取り憑いたメガネ「ミーガンチョー」の3作品。

オキナワノコワイハナシ3の主な出演者

桃原遥、大嶺淳、又吉裕子、内田周作など。

オキナワノコワイハナシ3のネタバレあらすじ

【起】– オキナワノコワイハナシ3のあらすじ1

◆「普天満山神宮寺、二時の霊道」

監督/新垣拓史、脚本/永田健作、出演/又吉裕子、平安信行、幸地尚子、新垣晋也

8月30日午前2時、普天満山神宮寺の近くを歩いていたヨウコとひでかずは、寺の境内を抜けて近道しようとしますが、腹が痛いと言い出したひでかずは、1人で本堂の裏手のトイレに向かいます。

トイレは本堂脇の小道の奥にある一人用のもので、彼が入って間もなく明かりが消え、ドアがノックされます。

ヨウコの悪戯だと思った彼はしぶしぶ返事をしますが、ノックは止まらず回数が減っていき、最後に1回ノックの音がした後、上部の模様ガラスに青白い顔が浮かび、明かりが点きます。

ゾッとした彼は慌てて身支度をして出ますが、外には誰もおらず、小道の向こうから、腰を屈め長い髪で顔を隠した白いワンピースの女が、サンダルを引きずりながらよたよたとやってきます。

女は彼とすれ違い、トイレの方に歩いて行きますが、彼は何を思ったかその後姿の写メを撮り、気づいた女は死人のような顔を上げ、彼に襲い掛かります。

一方、本堂の前で待っていたヨウコの元には、ひでかずから本文の無いあの女の後姿の写メだけのメールが届きます。彼女は折り返し電話をしますが応答は無く、やむなく様子を見に行く事に。

彼女は本堂周辺を探しますが、ひでかずも他の誰の姿もありません。

しかし、ロウソクがポツンと灯った納骨堂の前で電話をすると、中から着信音が聞こえたため、明かりを点け、彼の名を呼びながら入っていきます。

納骨堂は古びたコンクリートの建物で、仏壇の棚や扉が迷路のように入り組んでいます。携帯は、その2階にあるロッカー式の仏壇の部屋の床に落ちていましたが、彼はいませんでした。

ヨウコが携帯を切ると明かりが消え、何か重いモノが動く音が響きます。

薄暗がりの中、ヨウコは誰かの後姿を見かけて後を追いますが、死人だと気づいて悲鳴を上げ逃げ出します。

しかし入口の灯りは消えていて扉は開かず、ヨウコが必死で叫んでも誰も答えず、なぜか向こう側から叩く音だけが聞こえます。

彼女が半狂乱で助けを呼ぶうち扉の反対側が開き、外に駆け出しますが、トイレの小道に差し掛かったところで突然凍りついたように立ち止まります。

小道にはひでかずを襲ったあの女がいて、彼女を待っていたかのように顔を上げ、襲いかかります。

寺には再び静寂が戻り、本堂の前にはヨウコが持っていた買い物袋だけが残されていました。

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