「カニバル」のネタバレあらすじと結末の感想

カニバル(2013年)の紹介:2013年公開のスペイン・ルーマニア映画。美女ばかりを狙う人食い殺人鬼の純愛を描いている。アントニオ・デ・ラ・トーレが主演を務めたホラーラブストーリー。

予告動画

カニバルの主な出演者

カルロス(アントニオ・デ・ラ・トーレ)、アウロラ(マリーア・アルフォンサ・ロッソ)、ニーナ&アレクサンドラ(オリンピア・メリンテ)

カニバルのネタバレあらすじ

【起】- カニバルのあらすじ1

スペインのグラナダで、カルロスは仕立て屋を営んでいました。夜遅くのガソリンスタンドで、カルロスは男女の乗った車を見かけて追いかけます。
隣りに近づいて運転席を確認した後、カルロスは追い越して行きます。そして逆走して彼らに突っ込みます。
危険を察知した男女は、ハンドルを切ったことで道を外れ、横転してしまいます。
カルロスは、助手席に乗った女性だけを山小屋に連れて帰ります。怪我を負った彼女の手を拘束し、台の上に乗せて、分厚い包丁で刻んでいきます。
家に戻ったカルロスは、冷蔵庫に分けた彼女の肉を詰めて、何食わぬ顔で近所の人に挨拶をします。そして食事時に、冷蔵庫から肉を取り出し、スパイスを加えて焼いて食します。
ある土砂降りの日、カルロスは上の階に住むアレクサンドラと、アパートの入り口で一緒になります。カルロスは彼女の荷物を持ってあげます。
それからカルロスは、窓越しなど彼女を見続けてしまいます。アレクサンドラは、よく電話で言い争っていました。
アレクサンドラは、自宅でスパを行っており、そのチラシをカルロスに持ってきます。カルロスは客として来て欲しいと言われますが断ります。
ある夜、トラブルが発生して、アレクサンドラはカルロスを頼ります。
警察に通報して欲しいと頼まれますが、カルロスは面倒事は困るので拒否します。せめて水一杯欲しいと言われ、カルロスは応じます。
アレクサンドラは、カルロスがずっと見ていたことに気づいていました。冷蔵庫を開けた彼女は、なぜ肉しか入ってないのか気になります。
アレクサンドラは助けてもらえないなら帰ることにします。カルロスは彼女を呼び止めて、それなら一緒に警察に行こうと言います。
カルロスが車を出して、アレクサンドラが乗ります。そして場面は真っ暗となります。

【承】- カニバルのあらすじ2

アレクサンドラの姉・ニーナは、妹と連絡がとれなくなり、カルロスの家に聞きに行きます。
カルロスは、アレクサンドラのことを知らないと恍けます。ニーナを家の中に通し、カルロスは紅茶をあげます。警察の友人がいるので、カルロスは連絡してあげます。しかし友人は仕事中で留守電になります。
別の日、カルロスはアレクサンドラの恋人のボグダンが、彼女の家を訪ねてくるのを見かけます。
再びニーナが家を訪ねてきて、カルロスは警察の友人が街を出ていて、3週間後になると伝えます。
ニーナは鍵師に妹の家を開けてもらい、中を調べることにします。椅子が壊されて倒れていました。
ニーナとアレクサンドラは、地元で同じスパで働いて、両親の住居の費用を2人で貯めていました。しかしアレクサンドラは自分が働いた金だと言い出し、飛び出してきました。その3000ユーロを取り返すため、ニーナは妹を訪ねてきました。
その話しを聞いたカルロスは、アレクサンドラが姉が来たから逃げ出し、去れば帰ってくるだろうと言います。だから一度家に戻るようにと、ニーナに伝えます。
アレクサンドラが家に帰ったら、カルロスは連絡すると言います。しかしニーナは帰りませんでした。
ニーナは警察に行くことにし、カルロスも一緒に行きます。警察は2〜3日様子を見るようにと言うだけでした。
カルロスは3000ユーロをあげることにして、これで帰れるだろと言います。何か目的があると思うニーナでしたが、カルロスは人助けがしたいだけと言います。
夕食だけでも一緒にとニーナは言いますが、カルロスは外食が嫌いで断ります。ニーナは恋人はいないの、夜はどうしてるの、と聞きます。カルロスは人を愛せないのだと言います。
何かしてあげたいニーナは、カルロスにマッサージをしてあげます。しかしカルロスは途中で止めて、何も言わず帰ります。

【転】- カニバルのあらすじ3

車を走らせたカルロスは、新たな美女を見つけて、後を追いかけます。彼女が恋人と裸で海に入っている時に、カルロスは車を盗みます。気づいた彼女の恋人が追いかけてきて、カルロスは轢きます。
カルロスは脱ぎ捨てられた衣服を拾い、波に逆らって泳ぐ美女を見続けます。美女は助けを呼びますが、波が打ち消していきます。夜になって、海から美女の姿は消えてしまいます。
水死体があがったことで、ニーナは警察に呼ばれ、カルロスについてきて欲しいと頼みます。その水死体はあの美女で、ニーナは妹ではないと答えます。
ニーナは、カルロスが人を愛せないのは違うと言います。それは嘘であり、愛したけれど深く傷ついたのだと言います。
カルロスは友人から女性は無理と言われていました。そんなことはないとカルロスは言い返します。
別の日、上の階から音がしてきて、カルロスは心配して上がります。どうやらボグダンが、3000ユーロの送金を知って、ニーナがアレクサンドラを殺したのだと思ったのです。ボグダンは警察に知らせることにします。
カルロスは、ニーナとアレクサンドラの家に泊まります。翌朝、警察が来て、目を覚ましたカルロスは居留守を使います。そして自分の家にいるようにとニーナに伝えます。
カルロスが仕事から帰ってくると、ニーナが食事の準備をしてくれていました。材料がなかったため、買いに行ったそうです。
カルロスは、アレクサンドラからもらったチラシを家の壁に貼っていました。それを外しており、ニーナは気づいていました。
ニーナはそのことを突っ込み、いつも妹に奪われてばかりなのだと話します。カルロスはアレクサンドラが何も奪わないし、ただ良くないと思ったから外したのだと言います。そして何もしないから、山小屋に行こうとカルロスは誘います。ただ歩いて眠るだけで、日の出が美しいのです。

【結】- カニバルのあらすじ4

雪山と山小屋で過ごせて、ニーナは夢見たいと喜びます。彼女の手には飲み物の入ったグラスが握られていました。
眠り込んだニーナを裸にし、カルロスはいつもの台の上に、彼女を乗せます。そして包丁を手に取りますが、彼女を捌くことはできませんでした。
翌朝、ニーナは裸であることに気づきますが、カルロスを呼びます。そして彼にキスをして、同じソファーで愛し合う2人の姿が映し出されます。
夜になり、カルロスは自分がアレクサンドラを殺したと打ち明けます。そして昨夜、ニーナを殺そうとしたことも、他の女性たちを殺して食ったことも話します。
ニーナは信じることが出来ませんでした。そんな戯言ではなく、本当のことを言ってと頼みます。
カルロスはそれが事実だと答えます。それならばやってみてと、自分を殺してと言うニーナでした。しかしカルロスは、昨夜と同じで無理なのだと答えます。
その後、カルロスは警察が疑うから、街に戻ったほうが良いと言います。
帰りの山道の途中で、ニーナはカルロスの手の上から、ハンドルを操作します。道を外れた車は横転していきます。
ヨタヨタとしながらカルロスが車から出ると、投げ出されているニーナの姿がありました。彼女の顔は血だらけで、カルロスはニーナの名前を呼んで悲しみます。
街に戻ったカルロスは、暗い店の中から祭りの様子を見ます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、恐ろしくも美しい映画になっています。カルロスが肉を食べる場面を見て、それが何の肉であるか気づいた時、その恐ろしさは急上昇します。
直接的な捌く場面は伏せてあるので、物凄いグロテスク感はありません。しかし、じっくりと映像が移り変わっていくので、それがある意味グロテスクな創造を見る側に与えてきます。
変わって、ニーナとカルロスの過ごす時間だけ見ると、とても美しく純愛のラブストーリーに見えてきます。カルロスが殺人鬼と信じないニーナの姿が、とても印象的でした。
それらラブストーリーの場面でも、じっくりと映像が移り変わっていくのが、純愛の美しさを引き立てていました。
少々異質なホラーラブストーリーを見たい時に、お勧めできる映画です。

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