「キラーインフェルノ」のネタバレあらすじと結末の感想

キラー・インフェルノの紹介:2016年製作のアメリカ映画。ジェフとクリッシィはハネムーンの最中に車がパンクしてしまう。何もない田舎でふたりは1軒の家を訪ねる。そこでクリッシィは住人のエメリーに惨殺された男の死体を発見するが…。

予告動画

キラーインフェルノの主な出演者

クリッシィ・マディソン(デイヴィー・チェイス)、ジェフ・マディソン(ノーラン・ジェラード・ファンク)、エメリー・リード(ジョン・サヴェージ)、ブレンダ・リード(ダイアン・ファール)、リッキー・スターン(バーロウ・ジェイコブス)、ハンク(マーク・ブーン・ジュニア)、デニス・トレス(メイ・メランコン)、スチュワート・ミルズ(ジェイムズ・ドュバル)

キラーインフェルノのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ジェフとクリッシィ新婚夫婦は旅行中にタイヤがパンクし、近所の家にレッカー車の手配を頼みに行く。そこの住人の男・エメリーは妻・ブレンダの浮気相手・スチュワートを殺したばかりで、ジェフとクリッシィを拘束する。やすやすと拘束を解いたジェフはエメリーとブレンダ夫婦を逆質問。 ②ジェフとクリッシィは幼少期に虐待されて育った者同士で、夫婦でモラルに反する者を処刑していた。保安官によってジェフは射殺され、クリッシィは逮捕された。

【起】- キラーインフェルノのあらすじ1

アメリカ。
FBIの女性捜査官フェイ・ウィリアムスはジオラマ(見せもの)殺人を調査しており、元郡保安官のスターンを訪問しました。
スターンの同僚女性・トーレスは、事件当時は保安官でしたが、現在はFBI捜査官になっています。トーレスは多忙で話が聞けなかった代わりに、供述調書を提出したそうです。
スターンは当時、ある連続殺人犯を追っていました。売春婦や小児性愛者ばかりを狙った犯行で、しかも現場をいつも飾り立てている妙な事件でした。ジオラマたるゆえんです。
スターン元保安官はどこから話をしたらよいかと言いつつも、「全ては赤いオープンカーに乗った新婚夫婦から始まった…」と語り始めます…。

若い新婚夫婦のジェフとクリッシィは、赤いオープンカーに乗って新婚旅行へ出かけていました。ところがその車のタイヤがパンクします。
後部のトランクには工具を積んでいませんでした。誰かが車で通る確率も低そうだったので、2人は荒野を歩いて移動します。
2kmほど歩くと道の奥まった場所に、緑の屋根の白い家を見つけた2人は、そこを訪ねます。
家の中では、リビングで家の主である初老男性エメリー・リードが猟銃に弾をこめ、自殺しようとしていました。人の気配を察して、玄関に移動します。
ジェフとクリッシィがエメリーに事情を説明し、ジャッキなどの工具を借りるか、あるいは牽引車を呼んでほしいと言いました。
エメリーは2人を中に通すとトーニャに電話をし、牽引車の手配をします(これは本当で、後に関わってくる)。
2人にお茶を入れたエメリーは、好奇心旺盛な若者2人にいろいろと質問されました。ひとりぐらしなのかとか、仕事は何なのかとかです。外にはハートランド・トラック運送の車が止まっていましたが、それ以外にもスポーツカーが止まっていました。エメリーはトラック運転手だと答えます。

牽引車を待つ間、エメリーは工具を持って家の修理をしました。
ジェフはスケッチを始めました。幾何学模様の緻密なものです。
しかしジェフは家の中にある、エメリーの妻子の写真を見逃していませんでした。離婚したのかと、言葉を濁すエメリーに質問します。
クリッシィは外を散歩した後、スポーツカーを覗きこみました。そこに理学療法士の男性スチュワート・ミルズの身分証を見つけます。
いたずら半分で風呂場を外から覗いたクリッシィは、そこにスチュワートのバラバラ死体を見つけ、驚きました。
ジェフの方は、本当にエメリーが牽引車を呼んだのか確かめるため、リダイヤルボタンを押します。

【承】- キラーインフェルノのあらすじ2

その時、エメリーが背後から金槌で殴りました。帰って来てその瞬間を見たクリッシィが「あぶない!」と言いますが、ジェフは殴られて気絶します。
その後エメリーはクリッシィを捕まえて、スポーツカーにガムテープでぐるぐる巻きに拘束しました。ジェフの方は家の中の椅子に、同じくガムテープでぐるぐる巻きに拘束します。

目覚めたジェフに、エメリーが「落ち着け」と言って事情を説明し始めました。
実はエメリーは、ある男を殺したばかりだったのです。それを浴槽で解体した後、自殺しようとしていてジェフとクリッシィの訪問を受けたのでした。
エメリーは奥から、車椅子の女性・ブレンダを連れてきます。
エメリーとブレンダは夫婦でした。2人の間にはカートという息子もいました。
ところがある日、酔っ払いの運転する車と接触し、カートは死んでしまいます。ブレンダは下半身不随で、車椅子の生活になりました。
息子・カートの死に落胆したエメリーは、息子の死を癒すためのカウンセリングにも参加しませんでした。そのため、ブレンダはエメリーに幻滅します。
ブレンダは理学療法士・スチュワートと密会するようになりました。関係を持ちます。
この日、シカゴへの配送の仕事がキャンセルになって、早くに帰宅したエメリーは、スチュワートとブレンダの浮気現場を目撃しました。衝動的にスチュワートを撲殺したエメリーは、その後、遺体を始末しようと浴槽でバラバラにしたのです。
スチュワートが殺されて動転したブレンダには、口にガムテープを貼っていました。

中座したわずかの隙に拘束を解いたジェフは、ブレンダのふとももにナイフを突き立てました。ブレンダは驚きますが、下半身に神経がないのを確認したジェフは、満足します。
ブレンダを車椅子から落としたジェフは、車椅子に座るようエメリーに命じ、拘束します。
そしてクリッシィを助けると、ジェフとクリッシィはエメリーとブレンダ夫婦にいろんな質問を重ねました。ブレンダには、なぜこんな男と結婚したのかと聞きます。
エメリーは確かにスチュワートを殺害しましたが、ジェフとクリッシィも実は若くして複数の殺人をおかしてきた殺人犯なのでした。
まさかパンク修理の手配をしに来た家の浴槽に死体があるとは思っておらず、それには驚きでしたが、死体自体は見慣れたものでした。

【転】- キラーインフェルノのあらすじ3

クリッシィはジェフに、とっととエメリーとブレンダ夫婦を殺害しようと言いますが、ジェフは老夫婦の人生に興味を持ちます。そして質問を重ねました。

同じ頃。
スターン保安官とトーレス保安官のコンビは、ジオラマ殺人を調査していました。
被害者が売春婦や小児性愛者など、モラルに反する人物だと気づいた2人は、トラック運転手の集まる店に血痕があったと聞き、その現場へ急ぎます。
その店にはトラック運転手を目当てに、売春婦も利用する店でした。売春婦の1人が行方不明になっていると知ったスターン保安官は、「必ずペアにするべきトラック運転手を、犯人は探して殺害するはずだ」と思い、店に聞き込みをします。
その日の昼当番はたまたま若者のウェーバーで、売春婦行方不明の夜当番(朝当番でもある)は叔父のボーンがしていたと聞き、ボーンに聞きこみしました。
ボーンは、買春をする運転手の筆頭として挙げられるのは、ハンク・ジムスだと言います。
スターン保安官とトーレス保安官は、ハンクの家に急ぎました。
家にはハンクの妻・トーニャ(エメリーが電話をかけた相手)がおり、ハンクなら先ほどエメリーに頼まれて、エメリー宅へレッカー車を運転しに行ったと言います。
2人の保安官はエメリーの住所を聞き、追っていきます。

ジェフがエメリーに質問を重ねていた頃。来客があります。エメリーがジェフに頼まれて呼んだ、牽引車(レッカー車)の運転手・ハンクです。
エメリーとジェフの代わりに、クリッシィが出て応対しました。女性好きのハンクは鼻の下をのばし、若夫婦のパンクした車のところまでついていきます。
道中、クリッシィは新婚旅行の最中だと言いましたが、それでもハンクはクリッシィに迫ろうとしました。クリッシィは背後からナイフで何度も刺して、ハンクを殺します。
タイヤ交換前に殺してしまったので、車は修理できないままでした。
パンクしたまま2kmの道のりをゆっくり運転したクリッシィは、ハンクの遺体と、トランクに積んであった売春婦の遺体を、エメリー宅のリビングに並べて、ジオラマを作ります。
『名もなき家庭の破壊者たち』というタイトルをつけると、クリッシィは満足しました。

【結】- キラーインフェルノのあらすじ4

ジェフとクリッシィは高校時代に出会いました。お互い、ひとめぼれします。
ジェフとクリッシィの境遇は非常に似ていました。2人とも幼い頃から虐待を受けて育っており、出会った瞬間から互いを「ソウルメイト(魂の伴侶)」と思っていました。
2人はともに「殺してもいい相手」を殺害し、ジオラマ風に飾っていました。FBIは犯人像を特定できていませんでしたが、ジェフとクリッシィが数々の殺人を犯していました。

浮気したブレンダと、その浮気相手を殺したエメリーを殺害したいとクリッシィは思います。ところがジェフは「ふたりにその気持ちがあるならば、やり直すチャンスを与えてもよい」と考えていました。
エメリーの拘束を解いたジェフは、自分たち2人(ジェフとクリッシィ)もそろそろ幼い頃からの虐待の恐怖から解放されて、殺人を繰り返さなくてもいいのではないかと、クリッシィに言います。
そこへスターン保安官とトーレス保安官が訪ねてきました。この2人はジオラマ殺人について調査していますが、当然まだここに真犯人がいるとは思っていません。ただハンクに会って注意喚起したいだけです。
スターン保安官とトーレス保安官の呼びかけに、ジェフが出てきました。その手に銃が握られているのを見た2人の保安官は、銃を構えて「武器を捨てなさい」と命令します。
ジェフは銃を置こうとしました。
ところがそこへ、拘束を解いてもらったエメリーが猟銃を持って追いかけてきました。
扉が開いたので、ジェフの動きが止まります。それを見たスターン保安官が咄嗟にジェフを撃ってしまいました。ジェフは無抵抗で倒れます。
胸を撃たれて瀕死のジェフに、クリッシィが駆け寄りました…。

ジェフは亡くなります。
『名もなき家庭の破壊者たち』の作品を見てジェフとクリッシィが連続殺人犯と目され、クリッシィは逮捕されましたが、取り調べには無言を保っています。
エメリーとブレンダ夫婦は、被害者とみなされました。無罪放免されます。
ただ一連の事件の中で、スチュワートの死のみが謎とされますが、それに関してもクリッシィが沈黙を保っているため、FBIは真相に辿りつけません。
偶然とはいえジェフを射殺したスターン保安官は、英雄扱いされました。しかしスターン保安官は「無抵抗のジェフを咄嗟に撃ってしまった」悔恨から、警察をやめて自堕落な生活を送っています。
ジェフとクリッシィは殺害を犯していた、この点はよくないことではありますが、彼らもまた虐待されて育った被害者でもあるのです。
本当にあれでよかったのだろうかと自問するスターン保安官は、話を聞きに来たFBIの女性捜査官フェイ・ウィリアムスに「生者に焦点を当ててくれ」と言いました。

みんなの感想

ライターの感想

判りやすく書いてますが、本当は「もってまわった演出」。それがとにかく鼻につく。
冒頭の入りからも判るとおり「FBI捜査官に対し、スターンが話をする」という形で物語はスタート。つまりすべて「過去のできごと」というスタイルなのだ。
そこからは、おおよそのあらすじどおり、若夫婦が老夫婦のところへ行って…という形なのだが、途中でスターン&トーレス保安官の捜査がカットインされるため、鬱陶しい。
もっとスタイリッシュな演出の仕方があったろうにと思うと残念。
パッケージは『サマー・インフェルノ』と似た感じにしてますが、こっちはあまり面白くない。

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