映画:ザボーイ~人形少年の館~

「ザボーイ~人形少年の館~」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ザ・ボーイ ~人形少年の館~の紹介:イギリスの片田舎にある、森に囲まれた古いお屋敷に子守として雇われた若いアメリカ人女性が体験する、世にも恐ろしい出来事を描いた作品です。ゴシック・ホラー調の物語が素敵な味わいですが、終盤にはあっと驚く「仕掛け」が施されています。

あらすじ動画

ザボーイ~人形少年の館~の主な出演者

グレタ(ローレン・コーハン)、マイケル(ルパート・エヴァンス)、ヒールシャー(ジム・ノートン)、ヒールシャー夫人(ダイアナ・ハードキャッスル)、コール(ベン・ロブソン)

ザボーイ~人形少年の館~のネタバレあらすじ

【起】– ザボーイ~人形少年の館~のあらすじ1

ザボーイ~人形少年の館~のシーン1

画像引用元:YouTube / ザボーイ~人形少年の館~トレーラー映像

イギリスの、人里離れた森の奥に建つ、一軒の古いお屋敷。1人の若いアメリカ人女性・グレタが、屋敷に住む子供の子守として雇われ、到着したところでした。屋敷に入ると人の気配はなく、お屋敷の予想以上の豪勢さから、思わずはいていたクツを脱いでしまうグレタ。すると、屋敷に配達に来ていた青年とバッタリ出会います。マイケルというその青年は、町から離れた屋敷に定期的に物品を配達に来ていたのです。

歳の近いグレタとマイケルは楽しく会話を交わしますが、マイケルが冗談のつもりで「君はきっと、DVな恋人から逃げ出して、イギリスへやって来たんだな?」と言うと、グレタはそれきり口をつぐんでしまいます。

そこへ、屋敷の主であるヒールシャー夫妻が戻って来ます。「クツは脱がなくていいのよ」という婦人の言葉にグレタがクツを取りに行くと、クツは置いてあった場所から消えていました。婦人は「またあの子のイタズラね」と苦笑いします。

物腰の柔らかい旦那様と、新米シッターであるグレタに対し家庭教師的な厳しさも見せる婦人は、初老と言ってもいい年齢でしたが、それだけに1人息子のブラームスを可愛がっているようでした。

いよいよ夫妻の紹介で、息子のブラームス君と対面・・・と思ったグレタでしたが、夫妻が「新しい子守のグレタさんよ」と呼びかけたイスに座っているのは、背丈こそ小学生の子供くらいあるものの、それは紛れもない「人形」でした。グレタは冗談かと思い笑いそうになりましたが、夫妻の目は真剣そのもの。逆に、ブラームス「人形」に挨拶をしないグレタを、おかしく思っているような雰囲気です。グレタは「これはただごとではない」と察し、イスに腰掛けた人形に「初めまして」と挨拶をするのでした。

グレタは次の日、配達に来たマイケルにから、この「事情」を聞きます。周りからは「ちょっと変わった子」と見られていたブラームスでしたが、夫婦は息子を愛し、大事に育てていました。しかしブラームスが8歳の誕生日を迎えた日、屋敷で火事が起こり、ブラームスは焼け死んでしまいます。

「そしてある日、あの人形が現れたんだ。」

グレタは夫妻に起きた悲劇を知り、夫妻がいる間はブラームスを「子供」として扱おうと決意します。

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みんなの感想(1件)

ライターの感想

DVな元カレから逃げてきたアメリカ娘が、イギリスの片田舎に建つお屋敷で、世にも恐ろしい体験をすることになる・・・!というホラーでありますが。時制こそ「現代」ではあるものの、人里離れた森の中に建つ古めかしいお屋敷という舞台設定が、ゴシック・ホラー的な雰囲気を漂わせています。
屋敷で次々に起きる怪奇現象、最初は怖がっていたヒロインも、事情を知ってからは徐々にブラームスに心惹かれていく・・・という様を、「ウォーキング・デッド」の勇ましいマギー役で有名なローレン・コーハンが巧みに演じています。
ブラームス君人形の「薄気味悪さ」も絶妙で、いやあこれは「21世紀のゴシック・ホラー」として、傑作の部類では?と、思いましたらば!!クライマックスで突然明かされる「真相」にビックリ仰天、ゴシックホラーがいきなり「ジェイソン系スラッシャーホラー」に切り替わっちゃうというとてつもなさ!これはあっぱれと言うほかないでしょう!!
これは見事にヤラれました。ブラームスの「子供のままの霊」に同情的だったヒロインも、相手が生きていてもう20歳半ばで、しかも自分の服と下着を着せた人形をベッドに寝かせ、きっと毎晩・・・とか想像しちゃうと、一気に気色悪くなって怒り心頭になるのも致し方なしでしょう。
あとは、長いこと隠遁生活を送っていたにして怪力なブラームス君、彼の「隠し部屋」に、ダンベルとか「体力増強セット」がチラリとでも映ってると良かったんですけどね、リアルさを増すためにもね。
しかし、ブラームスご本人の登場により、「暖炉は使うな(上に隠し部屋があるので)」「ハキハキとした声で本を読め(壁の向こうのブラームスに聞こえるように)」「音楽も大音量で(朗読に同じ)」「(ブラームス用に作った食事の)食べ残しは、ネズミが漁るから捨てずに冷蔵庫でしばらく保存する(マイケルいわく、『旦那様が時々食べているみたいだ』・・・実はブラームスのお食事でした)「ブラームスは虫が嫌いだから、屋敷に入り込まないよう窓は密閉してある(実はブラームスを逃がさないため)」など、多くの謎が一気に解かれるのは見事としか言いようがありません。
後のことをすっかり放り投げて(それだけ長年の隠蔽生活に疲れてたんでしょうけど)入水自殺しちゃう夫妻はどうなのよとも思いつつ、いやあ、これは「拾い物」のレベルを大きく超えた、ゴシック+現代ホラー合体の傑作でした!面白かったー!!

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