「ザ・シスト/凶悪性新怪物」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

ザ・シスト/凶悪性新怪物の紹介:2020年製作のアメリカ映画。リブート版「クライモリ」(2021)のカイル・ロバーツが特殊効果スーパーバイザー及びモンスター・エフェクツを担当、人喰いオデキの怪物が襲うSFホラー。腫瘍治療器が暴走し、膿汁を噴出し人間を喰い殺す醜悪な怪物がオデキから生まれ、診療所が地獄と化す。監督は、短編「DOG YEARS」(未)で注目されたタイラー・ラッセル。「ワイルド・エンジェル」のエヴァ・ハーバーマン、「トロル2/悪魔の森」のジョージ・ハーディらが出演する。

あらすじ動画

ザ・シスト/凶悪性新怪物の主な出演者

パトリシア(エヴァ・ハーバーマン) ガイ博士(ジョージ・ハーディ) ビル(グレッグ・セステロ) アル(ジェイ ソン・ダグラス) ユージーン・シャーマン(ジーン・ジョーンズ) プレストン(ダレン・ユーイング) クラレンス(トーレン・デイヴィス) デラ(テリ・メリット・ベネット) タミー(ケツラー・ブラウン)

ザ・シスト/凶悪性新怪物のネタバレあらすじ

【起】– ザ・シスト/凶悪性新怪物のあらすじ1

ザ・シスト/凶悪性新怪物のシーン1

画像引用元:YouTube / ザ・シスト/凶悪性新怪物トレーラー映像

(原題『CYST(シスト)』=『嚢胞(のうほう)』、からだのなかに生じた病的な袋状のもの。おでき)

(映画タイトル)

額帯鏡(がくたいきょう)ってご存じですか。お医者さんが使う道具です。銀色の円盤のようなものがついた帯を頭に装着し、円盤の中央部分の穴を覗き込むと周囲の光源を反射させて影がない状態で患部を見ることができる代物です。最近では耳鼻咽喉科くらいしか使いませんが、お笑い芸人さんのコントで使う医師の小道具といえばピンとくるのではないでしょうか。

看護師の女性からメスを渡された皮膚科のガイ医師は、その額帯鏡を左目におろして患部を診てニンマリしています。若い女性患者の右の肩口には、直径6センチほどのデキモノができていました。ガイ医師は大きなおできを愛おしそうに撫でると、そこにメスで切れ込みを入れました。患部から白い膿が出てきます。

【1961年12月】

出てきた膿をガーゼで拭きとりながら、看護師のパトリシアは女性患者に「もうすぐ終わるわ。大丈夫よ」と声をかけて安心させます。ガイ医師は患部を最後にひと押しして膿を絞り出しましたが、パトリシアに促されてさらに押すと大量の膿が飛び散ってパトリシアの顔にかかりました。パトリシアは顔をしかめつつガーゼで拭いますが、「生まれ変わったよう」と喜ぶ患者の声を聞いて、ガイ医師は満足そうにしています。

診察室にはもうひとり、正社員になりたい技師のプレストンがいました。診察を見学しておどおどしていました。

診療を終えたあと、パトリシアは診察室を出て受付に移動しました。そこでタイプライターを打っている受付の女性事務員・タミーに、ガイ医師の機嫌が悪いと訴えます。タミーは「特許の審査だから緊張しているのよ」と答えました。それを聞いてパトリシアは、また特許の審査官が今日やってくると知ります。

パトリシアとタミーが話していると、待合室にいる初老の男性ユージーン・シャーマンが「自分の番か」と聞きます。2人は「違う」と答えると会話を続けます。

ガイ医師は「メスを使わずレーザーでおできを切除するマシン」を発明し、特許を取ろうとしているところです。前回も審査官を病院に呼び、パトリシアを助手兼被験者に仕立ててパフォーマンスをしたのです。

パトリシアは腕まくりをして、タミーに左腕を見せました。二の腕には大きな傷跡があります。そのマシンの出力を上げすぎて、パトリシアはひどい目に遭ったのでした。もしガイ医師が懲りていないのなら、病院を辞めるとパトリシアはタミーに言いました。

次はキャロルという女性患者の診察の番です。パトリシアがキャロルを連れて診察室へ行くと、キャロルは「これのせいで振られた」と患部を見せました。左の首筋の付け根に大きなおできができています。直径10センチくらいありそうです。

パトリシアは大きさを計測しながら「皮脂嚢胞だ」と教えました。ガンとは違うと説明し、ガイ医師に報告してくると言って診察室を出て行きます。

別室ではガイ医師が自分の発明した機械を見せながら、被験者になるなら正社員の技師として雇うという話をしていました。プレストンは喜んで受けると答えます。パトリシアが入ってきて装置を使うなら自分は看護師を辞めると主張すると、ガイ医師は「一人でやる」と答えてパトリシアに退職願を書けと言い、引き止めませんでした。今日がパトリシアの最後の勤務日になりそうです。

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