映画:シャイニング

「シャイニング」のネタバレあらすじと結末

シャイニングの紹介:1980年製作のホラー映画。スティーヴン・キング原作の同名小説をスタンリー・キューブリックが映像化。オリジナル版は143分で、1980年に日本で公開された国際版は119分となっている。

あらすじ動画

シャイニングの主な出演者

ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)、ウェンディ・トランス(シェリー・デュヴァル)、ダニー・トランス(ダニー・ロイド)、ディック・ハロラン(スキャットマン・クローザース)、スチュアート・アルマン(バリー・ネルソン)、デルバート・グレイディ(フィリップ・ストーン)ロイド(ジョー・ターケル)

シャイニングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①冬季閉鎖される『展望ホテル』の管理人になったジャックは、新作を練ろうと思うが構想が浮かばない。閉鎖された空間で、ジャックは徐々に精神を病み、1970年に起きた「管理人が妻と子を殺害した」惨劇と同じような経過を辿ろうとする。 ②息子のダニーは超能力の持ち主で、ホテルへ来た当初から、70年の惨劇を知っていた。ダニーは母・ウェンディーとともに逃げ、ジャックは凍死。

【起】- シャイニングのあらすじ1

シャイニングのシーン1 (タイトル『シャイニング』=『輝き』、劇中では、「超能力」のことをさす)

冒頭に失礼。
この映画は、2通りの解釈ができるようになっています。

・ホテルに憑いている悪霊に取り憑かれる男の話(オカルト)
・外界から閉ざされた土地で、孤立した男が正気を失っていく話(サイコ・サスペンス)

どちらに解釈しても、成り立つような話になっているのが、この映画の特徴であり魅力です。


〔アメリカ・コロラド州〕

ロッキー山脈の上に『展望ホテル』という名の、大きなホテルがあります。
冬季は雪が多いため、『展望ホテル』は営業を中止し、閉鎖していました。
積雪がひどく屋敷が傷んではならないので、冬季のオフシーズンには、ホテルは管理人を雇います。
日によって違う場所を温めることにより、積雪による被害を防ぐというのが、管理人の仕事でした。

ホテルのオーナー、スチュアート・アルマンのところへ、中年男性ジャック・トランスが面接に来ます。
アルマンはジャックに「冬の5か月間、孤独に耐えなければならない」と言い聞かせますが、ジャックは「ちょうど新作を考えるところなので、ちょうどいい」と答えました。
それでも念のため、アルマンは1970年の冬に起きた悲劇のことを、ジャックの耳に入れます。

…それは1970年のこと。
当時はグレーディーという男が、ホテルの管理人として着任しました。
グレーディーは妻と2人の娘を連れて、ホテルで過ごします。
ところがグレーディーは、冬の間に神経が参ってしまいました。
斧で家族を惨殺し、さらに家族の遺体をバラバラにして西の部屋に隠し、自分は猟銃自殺をしたそうです。
「キャビン・フィーバー」…僻地や狭い空間で生活する時に生じる、情緒不安定が原因でした…。


それを聞いても、ジャックは笑って聞き流します。聞き流したものの、この「グレーディー」の話は、ジャックの記憶に残ります。

こうして冬季のホテルの管理人の仕事を得たジャックは、妻のウェンディー、息子のダニーを連れて、『展望ホテル』へ向かいました。


〔ホテル閉鎖の日〕

ジャックはオーナーと会います。
妻のウェンディーは「広くて迷子になりそう」と言いながらも、豪華なホテル暮らしが嬉しそうです。

ウェンディーと息子のダニーは、料理主任の黒人男性・ハロランに、食料貯蔵庫を案内してもらいました。
その際に、ハロランはダニーを「先生」と呼びます。
ダニーを「先生」と呼ぶのは、家族の中だけでの秘密なのですが、ハロランがそれを知ることを、妻のウェンディーは驚きました。

あとで、ハロランとダニーは2人で話します。
ハロランは祖母とテレパシーで話すことができる、人物でした。
(ハロラン自身に超能力があるかは謎だが、超能力者だった祖母の言葉を受ける、アンテナの能力は持っている)
ダニーが超能力者だと見抜いたハロランは、その能力を両親は知っているのかと聞きます。

ダニーは、トニーというもう1人の人格を作り上げていましたが、両親は残念ながら、ダニーの能力を知らずにいました。
ハロランはダニーに、その能力を大事にしろと言います。
ダニーは「237号室、怖いの?」と聞きますが、ハロランは否定しながらも「あそこには近づくな」と警告しました。


ダニーはホテルに入った瞬間から、超能力で「ひとには見えないもの」が見えていました。
水色のワンピースを着た少女2人の幻影や、エレベーターから血の海が湧き出る映像です。
しかしダニーはそれを、母のウェンディーには告げずにいました。
とにもかくにも、親子3人での生活が始まります。

【承】- シャイニングのあらすじ2

シャイニングのシーン2 〔1か月後〕

最初の1か月は、問題なく過ごします。

母・ウェンディーは貯蔵庫にある食材を使い、料理を作りました。
息子のダニーは三輪車で遊びます。

父・ジャックはホテルのオーナーに言ったとおり、新作を書こうと思い、タイプライターに向かっていました。
しかし構想が浮かばず、苦慮します。
来る日も来る日も同じ生活が続き、ジャックはうんざりしていました。

ジャックにとってつらいことが、もう1つあります。
ジャックは以前、アルコール中毒患者でした。
現在は断酒していますが、閉鎖された空間でストレスがたまるジャックは、酒を欲します。

この時期にはまだ雪が降っておらず、ダニーと母・ウェンディーは、敷地の庭にある巨大迷路で遊びます。


〔火曜日〕

雪が降りました。
ダニーは廊下を三輪車で漕ぎます。

集中していたジャックはウェンディーに話しかけられ、思わず怒りました。
新作に集中したいから、集中を途切れさせるようなことはするなと、言います。
書斎のタイプライターに向かっている時には、絶対に話しかけるなと言い、ウェンディーはうなずきました。


〔土曜日〕

外はすっかり雪景色です。
雪のせいで電話線が切れ、電話が通じなくなりました。
ウェンディーはそれを森林警備隊に無線で連絡しますが、「雪のせいで冬の間は直せない」という答えが返ってきます。
大事なことは無線で知らせてくれと、森林警備隊が言いました。

ジャックは閉そく感に耐えかね、追いつめられています。
孤立に苛まれたジャックは、次第に狂気じみた形相になります。

三輪車で遊んでいたダニーは、水色のワンピースの少女2人の幻影と、その少女2人が惨殺された幻影を見て、怯えます。
「本の中の絵と同じ。本物じゃない」と言い聞かせることで、自分をなだめました。


〔月曜日〕

ジャックはそろそろ、精神的に限界でした。
遊んでいるダニーを見つけて抱きしめ、「ここでの生活を、楽しんでおくれ」と言います。

ダニーは悪気なく「ママや僕をいじめないで」と答えました。
それは、このホテルで起きた惨劇を超能力で知っているから発した言葉なのですが、ジャックは疑心暗鬼に陥ります。
「ママが何か言ったのか」とダニーを問い詰めたジャックは、被害妄想に取りつかれました。


〔水曜日〕

ミニカーで遊んでいたダニーは、237号室が開いていることに気付きます。

ジャックは夢でうなされていました。自分がウェンディーとダニーを殺し、斧で切り刻んだ夢を見たジャックは、妻のウェンディーに嘆きます。
ウェンディーはジャックを慰めますが、直後、ダニーを見て態度を変えました。

ダニーの左頬から首にかけて、内出血のアザができていたのです。
親子3人しかいない場所で、ダニーにそんな傷ができているため、ウェンディーはジャックを疑いました。
(疑われるだけの過去がある。すぐ直後に記載)
疑われたジャックは、イライラしながらホテルのバーに行きます。

そこには、ジャックが作り上げた架空のバーテンダー、ロイドがいました。
ロイドはジャックに酒を注ぎます。
こうしてジャックの断酒は、終わってしまいました。
(本当に飲んだかどうかは謎だが、映画ではさほど問題ではない)

【転】- シャイニングのあらすじ3

シャイニングのシーン3 ジャックはロイドに、1度だけダニーにケガをさせてしまったことを告白します。
3年前、ダニーが原稿を床に撒き散らしたので、ついかっとなって手を振るってしまったのです。
そのことを、ウェンディーはいつまでも根に持っていると、ジャックはロイドにぼやきました。


ダニーから「変な女性に首を絞められた」と聞いたウェンディーは、慌ててジャックにそれを告げます。
しかし、すでに限界を突破してしまい、狂気と悪霊の世界に入り込んでしまったジャックの耳には、入りませんでした。


同じ頃。
ふもとで冬を過ごす料理人・ハロランは、「マイアミでは暑さが続き、コロラドでは記録的な雪が観測されている」というニュースを聞き、ダニーたちのことを心配します。
ダニーからテレパシーを受けたハロランは、まずいことになったと思います。


ウェンディーから「237号室に女性がいたらしいと、ダニーが言っていた」と聞いたジャックは、237号室へ行きました。
そこには美しい裸の女性がおり、ジャックにゆっくりと近づくとキスをします。
(女性は、殺害されたグレーディーの妻)
ジャックはそれに応えて女性の背中に手を回しますが、鏡で見ると女性は腐乱死体の中年か初老の女性でした。ジャックは驚きます。


ハロランは『展望ホテル』に電話をしますが、「即時通話ができません」というアナウンスが流れました。電話線が切れていることを知ります。

ジャックはウェンディーのところへ戻ると、誰もいなかったと言いました。
ウェンディーがそんなはずはないと言いますが、ジャックはダニーの傷に対して「自分でやったのだろう」と答えます。
ダニーは「MURDER(殺人)」の鏡面文字を見ました。ホテルのエレベーターから血の海が流れる幻影も見ます。


ウェンディーが「仕事を辞めて、ボールダーへ戻ろう」と発言をしますが、ジャックが激怒します。
(注:「ボールダー」…一般的にはボルダーで、コロラド州の地名)
今帰ったら雪かきか洗車場の仕事しかないと言い、妻に対して「仕事の邪魔ばかりする」と怒りました。

ハロランは森林警備隊へ電話をかけ、『展望ホテル』に連絡を取ってみてくれと頼みます。
森林警備隊は20分後にかけ直すことをハロランへ要求し、『展望ホテル』へ無線連絡を入れてみます。

ジャックは架空のバーテンダー、ロイドと話をしていました。
フロアーには、この世に存在しない数多の人たちがおり、会話を楽しんでいます。
ジャックにウエイターがぶつかり、服を汚しました。
ウエイターは詫びてジャックを洗面所へ連れていき、服の汚れを取ります。

ウエイターの名を聞いたジャックは、グレーディーという答えを聞いて、ここの管理人かと聞きました。
「そんな記憶はありません」と答えながらも、グレーディーは「息子さんは外部の者を、私たちの世界へ連れ込もうとしている」と言います。
(注:「私たちの世界」=「死後の世界」とも「狂気の世界」とも取れる)

【結】- シャイニングのあらすじ4

シャイニングのシーン2 グレーディーは、ダニーには超能力があり、それを使って料理人のハロランを呼び寄せようとしていると告げました。
グレーディーは自分の意に沿わない妻子を「しつけた」と言い、笑います。
(「しつけた」=「殺害した」)
それを聞いたジャックは、鳴る無線機の蓋を開け、内部の器具を抜き取ります。
さらに雪上車のボンネットを開き、壊しました。


『展望ホテル』の応答がないことを知ったハロランは、デンバー州へ移動を開始します。

ジャックを探したウェンディーは、ジャックが打ち込んでいた原稿に、ふと目を落としました。内容を見て、愕然とします。
大量に打ち込まれた原稿は、すべて同じ言葉の羅列でした。
『All work and no play makes Jack a dull boy.』
直訳すると「仕事ばかりで忙しい ジャックは今に気が狂う」ですが、英語での有名なことわざで「勉強ばかりで遊ばないと、子どもはバカになる」という意味合いがあります。
この言葉だけがえんえん打ち込まれた原稿を見て、ウェンディーは、ジャックの精神が病んでいることに気付きました。

そこへジャックが姿を現わしますが、怯えたウェンディーは木製バットを手にします。
ジャックが詰め寄ったので、ウェンディーはジャックを殴り、階段から落としました。
気絶したジャックをひきずり、ウェンディーは食料貯蔵庫に閉じ込めます。

気絶から目覚めたジャックに対し、ウェンディーはふもとまでダニーと一緒に雪上車へ降りると言いますが、「雪上車や無線を調べてみろ」と、ジャックは不敵に笑いました。
雪上車も無線も壊されていることを、ウェンディーは知ります。


〔午後4時〕

ジャックの耳には、絶えず「あなたにできますかな」という、グレーディーの挑発的な言葉が聞こえます。
ハロランは雪上車に乗って、『展望ホテル』をめざしました。
ウェンディーは疲れて包丁を置いて、ベッドに横たわっています。
そこへぶつぶつと「レッドラム」と呟くダニーが現れると、「REDRUM」という文字を書きます(但し、Rは反対)。
起きたウェンディーは、ダニーが書いた文字を鏡越しに見て、「MURDER(マーダー 殺人)」と気づきました。
ジャックは貯蔵庫から脱出し、斧を手に入れます。

『展望ホテル』にハロランがやってきますが、ジャックが斧で襲いかかり、殺害しました。
ウェンディーは殺されたハロランの死体を目撃し、驚きます。
その横で「乾杯」をする、グレーディーの幻影を見ます。
(ウェンディーも精神の限界で、幻影を見始めた)
ウェンディーはダニーを窓から出しました。
ジャックはダニーを追って、巨大迷路へ入り込みます。

ダニーは逃げましたが、途中で足跡がつくことに気付きました。その足跡を逆に利用し、ジャックから逃げのびます。
その頃になると、ウェンディーもダニー同様、エレベーターの横から出てくる、血の海が見え始めました。
ダニーがウェンディーのところへ駆け寄り、ウェンディーとダニーは雪上車で『展望ホテル』から逃げ出します。
(ウェンディーとダニーは無事)

翌朝。
ジャックは迷路で凍死していました。
『展望ホテル』のバーに飾られている写真の、ダンスフロアの写真に、ジャックは迎え入れられています。
「1921年7月4日舞踏会」という写真の中央で、ジャックは笑顔満面でシャンパンを掲げていました。

みんなの感想

ライターの感想

超有名な作品。…なのだが、意外と見たことがある人、もう少ないかも?
この映画のパロディが使われた作品、すごく多い。
ジャック・ニコルソンの狂気じみた顔が、もはや顔芸になっている(失礼!)。
あらすじ冒頭にも書いたが、「オカルト」としても「サスペンス」としても見ることが可能。
むしろ、どっちにも取れる演出をしているのが、この作品の特徴であろう。
  • piyo0720さんの感想

    これぞホラーの金字塔。ストーリーの中で徐々におかしくなっていく父親の演技が見ている側としてもドキドキします。不思議な能力を持っている息子とおかしくなっていく父親から息子を守る母の展開は怒涛。終盤の追いかけっこは生身の人間が相手とは思えない、恐ろしい狂気です。父親を襲った変化は一体何だったのか、考察を楽しむのもこの作品の魅力です。

  • 匿名さんの感想

    こんなに有名な映画なのにあらすじの順番がごちゃごちゃになっているのはどういうわけなんだ…

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