「ジーパーズ・クリーパーズ」のネタバレあらすじと結末の感想

ホラー映画

ジーパーズ・クリーパーズの紹介:ホラー映画さながらの不気味な男と関わった姉弟が凄まじい恐怖にさらされるという、2001年公開のアメリカのホラー映画。監督/脚本は「パウダー」のヴィクター・サルヴァ、製作総指揮にフランシス・F ・コッポラが参加し話題となりました。主演は「アリー・myラブ」のジーナ・フィリップスと「ダイ・ハード4.0」「スペル」のジャスティン・ロング。音楽はベネット・サルベイ。テーマ曲は”Jeepers Creepers”。続編は「ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2」(2003年)。

予告動画

ジーパーズ・クリーパーズの主な出演者

トリッシュ(ジーナ・フィリップス)、ダリー(ジャスティン・ロング)、猫屋敷の老婆(アイリーン・ブレナン)、自称超能力者ジェゼル(パトリシア・ベルチャー)、男/怪物(ジョナサン・ブレック)など。

ジーパーズ・クリーパーズのネタバレあらすじ

【起】- ジーパーズ・クリーパーズのあらすじ1

大学生のトリッシュと弟のダリーは、実家に帰省するため退屈な1本道のハイウェイを車で走っていました。ダリーは彼氏と別れたばかりのトリッシュに彼なりに気遣いながらも、2人はいつものナンバープレート当て競争で暇つぶしをしています。ところが、突然旧式のポンコツトラック”BEATNGU(殴るぞ!)”に煽られ、なんとかやり過ごして悪態を吐く中、78年のウィートン高の生徒ケニーとダーラが行方不明になった都市伝説を思い出します。

しかし、少し先で道端の廃教会で、トラックの男が薄汚れたシーツに包んだ人のような何かを教会脇のトンネルに投げ込むのを目撃、その不気味な大男は、汚れたロングコートとマスクにカーボーイハットを被ったホラー映画の連続殺人鬼そのものの風体で、彼らの車をじっと見ていました。
が、危険を感じた彼らが携帯を手に取った途端、トラックは凄まじいスピードで彼らを追いかけ、背後から何度も追突してきます。携帯は充電不足で使えず、なんとか道路脇の草むらに逃げ難を逃れますが、車のトランクはベコベコです。ダリーは応急処置をして、あの包みの中の人が生きてるかもしれないから救出しようと言い出します。トリッシュは興味本位で言わないで!と反対しますが、しぶしぶ承知します。

廃教会は朽ち果て、無数のカラスが群がっていましたが、あのトラックは見当たりません。ダリーは異臭のするトンネルに向かって大声で叫ぶうち、声が聞こえる!何かが動いたと興奮し、トリッシュに足を持たせて懐中電灯を持ってトンネル内に潜ったものの、ネズミに驚いて暴れ、落ちてしまいます。
彼はトンネルの底=教会の地下室で包みを発見、それはやはり人間で息はありましたが、腹部にざっくりとした大きな縫い痕があり、彼に何かを伝えようとしますが息絶えてしまいます。
ダリーは、トンネルの入り口で心配するトリッシュに道で助けを求めて警察に連絡し、車が戻ったら大声で呼べと言い、出口を探すことに。
けれど暗闇に目が慣れるに従って、テーブルには蜘蛛の巣だらけの拷問器具と薬剤と裁縫道具、壁一面には隙間なく死体が埋められていることに気づき、息を呑みます。出口付近には、20年前に行方不明となったケニーとダーラの防腐加工された死体が飾られていました。

一方、トリッシュは救援を頼めるような車が通らず途方に暮れたまま待つうち、ダリーが戻り車で逃げますが、彼は怯えて呆然としたままで、トリッシュの運転で道沿いの小さなダイナーに辿り着きます。が、車を停めたところであのトラックが通り過ぎるのを目撃、店に逃げ込みます。

【承】- ジーパーズ・クリーパーズのあらすじ2

ダイナーには大勢の客がいましたが、見知らぬ2人の若者を不審に思い、トリッシュが警察を呼んで!と訴えても相手にされません。
が、突然店の電話が鳴り、取ると中年女性の声で「猫は見たの?!」と言われ、ダリーの腹にある薔薇のタトゥーや2人の現況を言い当て、あれは”苦痛の館”だ、ヤツが悪魔か何かは解らないが手がかりを手に入れ、2人の後を追い続けると言い、ジャズのスタンダードナンバー”Jeepers Creepers”を聞かせ、これを聞いたら逃げて!ダリーに悪夢にも見ないほどの悲惨なことが起こると警告します。
ダリーは怒って電話を切り、夜になってようやくやって来た警官たちに事情を話します。

警官は、廃教会にも捜査に行かせたと言いますが、彼らの話には半信半疑で、ケニーとダーラは20年前の事件で死体は白骨化してるはずと言います。ダリーが懸命に説明している時、店員が2人の車が大変!と駆け込んできます。見ると表に停めておいた車のドアが開けられ、洗い物が散乱しています。店員は男が車を荒らし、洗い物の臭いを笑いながら嗅いでたと言い、ダリーは奴に名前も居場所も知られた!と警官を責め、ドアの取っ手に付いた指紋を見せます。トリッシュは1人空を見上げ、不気味な空気を感じていました。

2人の車はパトカーに後方を守られながら警察署に向かいます。ほっとした2人は不安ながらも調子が戻ってきますが、パトカーには、教会が放火されて炎上中で、車の指紋は古びた人間の皮膚だったと無線が入ります。そして、2人のカーラジオから”Jeepers Creepers”が流れ始めた時、パトカーの屋根に男が降り立ち警官たちを襲い、男性警官の首を斧で刎ねます。首は2人の車のバンパーに落ち、2台はぶつかり合って停車します。
道路を照らす看板の明かりの中、男は2人の見ている前でパトカーから降り、”Jeepers Creepers”を口笛で吹きながら首を拾い、うっとりと臭いを嗅ぎ、口づけをします。2人はその様子を見て凍りつきますが、男がその舌を食べていることに気づき、狂ったように車を発進させます。男は警官たちの死体を軽々とトラックに投げ込みます。

トリッシュがようやく全力で走る車を停めたのは、道端に建つ一軒の古い家の前でした。ダリーは止めますが、トリッシュは町までは遠く電話も無いため、電話を借りると言い玄関に向かいます。けれどその家は不気味な案山子とたくさんの猫がうろつき、応対に出た老婆も様子がおかしく、網戸越しに電話は無いと拒否されてしまいます。
が、間もなく猫が騒いで風が止み、案山子の中に男が姿を現します。すると老婆が2人の背後からライフルを構えて現れ、男に向け「アタシの家から出ていきな!」と叫び発砲、男は大きく飛び跳ねて家に侵入、中から猫たちの狂ったような鳴き声が聞こえます。老婆は激怒し2人が必死で止めるのも聞かず家に戻りますが、中で2発の銃声が響き、玄関に老婆が姿を現します。
が、それは男が瀕死の老婆の首から持ち上げていた姿で、その後ろから怪物のような笑った男の顔が覗きます。

【転】- ジーパーズ・クリーパーズのあらすじ3

2人は必死で車に走り、追ってきた男と道で対峙しますが、男はそれを楽しむように道の真ん中でうろつき、突っ込んで来る車を蹴って飛び上がりますが、何度か繰り返すうち跳ね飛ばされ、トリッシュはダリーに止められるまで、その体を何度も轢き直します。
男の身体は車に潰され、片腕と片足が千切れていましたが、トカゲのような鱗に覆われ、手足は鋭い鉤爪でした。が、2人が呆然と見つめるうちに動きだし、大きな羽根が生え羽ばたき始めます。彼らは再度男を轢き、町に向かいます。

ようやくポホの警察署にたどり着いた2人は、実家に電話をし、2人の居場所と無事を報告します。壁には無数の行方不明者の手配書が並んでいます。
そこにダイナーに電話をしてきた中年女性ジェゼルが現れますが、警官は彼女を自称超能力者と呼び追い払おうとします。トリッシュは彼女を訝しがり避けようとしますが、彼女はダリーに、自分もあの地下室の死体を夢で見たと言い、奇妙な話を始めます。
ヤツは23年ごとの春、23日間だけ”食べる”のだと。食べた物はヤツの身体の一部となり、けして殺せず、襲う相手を怖がらせ”恐怖”を感じた時の特殊な臭いを嗅ぎ分け狙ってくると。

その時、男が片腕片足の無いままがくがくと体を揺らし署内へと侵入、署内の電灯が消えます。間もなく非常電源の電灯が点きますが、電話も電気も切られていました。警官が留置所を確認して回ると、こじ開けられた鉄格子の中で、灰色の肌に翼の生えた毛だらけの怪物が囚人を貪り食っているのを発見し、発砲します。3人は1階で警官の断末魔の叫びを聞き、逃げようとしますが、署内は静まり返りドアは開きません。
トリッシュはジェゼルに夢で出口は見なかったのかと詰め寄りますが、出口は出てこなかったが、2人はこのあと2階に逃げると答えます。が、ダリーは、彼女に知ってたな?!と言い、夢は必ず的中するのかと聞き、口ごもる彼女に暗闇で”Jeepers Creepers”を聞くのは誰かと詰め寄ります。彼女が答える前に怪物が現れ、2人を2階に逃がしたジェゼルは聖書の言葉を唱えます。怪物は彼女の頭を掴んで嗅ぎますが、何もせず2人を追っていきます。

2人は2階の取調室で出口を探しますが、怪物に捕まってしまいます。怪物は2人の臭いを嗅ぎ、トリッシュを投げ出し、ダリーだけを捕えて嗅ぎ食らいつこうとしますが、その時小銃を構えた警官隊が突入、怪物を一斉射撃します。が、怪物はダリーを捕まえたまま軋むような奇声を上げ、一層禍々しく変化した顔がライトに照らし出され、警官隊はその異様な姿に凍りつき、立ちすくんでしまいます。
トリッシュはダリーではなく自分を連れて行けと必死に説得しますが、怪物はダリーを捕まえたまま、満月の輝く空に飛び去ってしまいます。

【結】- ジーパーズ・クリーパーズのあらすじ4

翌朝、署内で呆然と座り込むトリッシュにジェゼルが両親が迎えに来たと話しかけます。彼女は、夢が外れたことは無いのかと聞きますが、彼女は「私はイカれた夢を見る、イカれたババアよ」とだけ答えます。トリッシュはそれを聞き流し、空を飛ぶカラスを見上げます。

カラスは、やがて廃工場に集まっている群れに加わります。
廃工場のじめついた地下室では軽快なジャズナンバー”Jeepers Creepers”が流れ、怪物が集めた死体に細工を施していました。目の無い死体の腹には薔薇のタトゥー、その眼の穴から覗いた怪物の眼は、ダリーの瞳の色でした。

みんなの感想

ライターの感想

姉弟の車は1960年型シボレーインパラで、アンティークなカーラジオはクールですが頻繁に不調を起こす年代物という設定で、弟君が「だから俺の車にしようって言ったのに!」と癇癪を起すシーンも微笑ましいです。男のトラックは1941年型シボレーのピックアップトラックをベースに約3台分の部品を追加し”特殊メイク”を施した苦心作だとか。「激突!」のタンクローリー似た凶悪ないい面構えに仕上がっています。
”Jeepers Creepers”はルイ・アームストロング(サッチモ)のヒットナンバーで、暴れ馬を褒めてなだめる歌なんだとか。ヤツはトリッシュでもジェゼルでもなくダリーの瞳の色が気に入ったんでしょうね。トリッシュはかなり迷ってましたけど。
やんちゃな弟君とお姉さん振りの子供じみたやり取りも好きですが、70~80年代のホラーファンにはたまらないオマージュが散りばめられているのもうれしい1本です。

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