映画:スクワーム

「スクワーム」のネタバレあらすじと結末

スクワームの紹介:1970年代後半、「ジョーズ」から始まった動物パニック映画ブームの中に於いて、「世間一般で誰もが気色く悪いと感じている生物が、大群で襲ってくる」というテーマの極地へと振り切った、あの時代だからこそ生まれたとも言える時代の落とし子であり、問題作。とある田舎町で、突如人間を襲い始めたゴカイの大群(日本では「ミミズ」と紹介されることが多いが、劇中に登場するのは釣りで餌などに用いる「ゴカイ」である)の襲来による恐怖を描き出す。

あらすじ動画

スクワームの主な出演者

ミック(ドン・スカーディノ)、ジェリー・サンダース(パトリシア・ピアシー)、ロジャー・グライムズ(R・A・ダウ)、ナオミ・サンダース(ジーン・サリヴァン)、アルマ・サンダース(フラン・ヒギンズ)、保安官ジム・レストン(ピーター・マクリーン)

スクワームのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- スクワームのあらすじ1

スクワームのシーン1 都会生まれで都会育ちの青年・ミックは、バケーションの最中に、恋人であるジェリーの田舎へ旅行に出かけます。ジェリーの家に向かうバス路線は、前夜この地域を襲った嵐のため道路が寸断されてしまったため、ジェリーが隣家のロジャーのトラックを借りてミックを迎えに行きます、都会育ちのミックに比べ、ジェリーの故郷はまさに「田舎」といっていい土地で、ジェリー自身も舗装されてない道で平気でトラックを運転するなど、田舎育ちの逞しさを見せていました。ジェリーの家に向かう途中、バーへと立ち寄りドリンクを注文したミックでしたが、ドリンクを吐き出してしまいます。そのドリンクの中に、一匹のゴカイが蠢いていたのでした。その後ミックは、町にある骨董品屋に向かいますが、店には人の気配がしませんでした。店の主人を探していると、庭先で白骨死体を発見します。ミックは町の保安官を呼んで骨董品屋に戻りますが、するとなぜか死体は消えていました。保安官は、都会から来たミックがバーでドリンクを吐き出したり、死体があるとウソをついたりと、田舎者をバカにしているのではないかと疑い始めます。その頃、ロジャーから借りていたトラックの積荷である、釣り餌として使う予定だった数万匹のゴカイが、跡形もなく消えていました。

【承】- スクワームのあらすじ2

スクワームのシーン2 トラックからゴカイが逃げ出したのも、ミックのせいではないかと疑われ始め、ミックは独自でトラックを調べます。そこでミックは、骨董品屋から消えた死体を発見します。死体の正体を突き止めようと、ミックはあくる日ロジャーとジェリーを誘い、湖へボートで釣りに出かけます。餌のゴカイを上手く針に付けられないミックは、ロジャーにやってくれと頼みますが、ロジャーは断ります。ロジャーがまだ子供の頃、釣り餌を商売にしているロジャーの親が、ゴカイを地面から這い出させようと、地面に電気ショックを与えたことがあり。その影響で凶暴化したゴカイに、ロジャーは手の指先を食い千切られていたのです。それ以来ロジャーは、ゴカイにトラウマを抱いていたのでした。ミックは釣りの途中、用事を思い出したと言って、ジェリーとロジャーをボート残し、トラックにあった死体を調べに行きます。ロジャーはボートでジェリーと2人きりになったのをチャンスだと考え、以前から好きだったジェリーに迫ります。しかしジェリーの抵抗でロジャーはボートの中へ倒れこみ、餌のゴカイの入った箱に顔を突っ込んでしまいます。うなり声を上げながら顔を上げたロジャーを見て、ジェリーは絶叫します。ロジャーの顔面には、無数のゴカイが食いつき、顔の皮膚を食い破ってズブズブとめり込んでいたのです。

【転】- スクワームのあらすじ3

スクワームのシーン3 ゴカイに食いつかれたロジャーは、そのまま森の奥へと姿を消します。その頃死体を調べていたミックは、それが骨董品屋の主人であると知ります。死体は、ゴカイの群れに食い荒らされていたのです。前夜の嵐で切れた送電線が、町の地面を撃ちつけ地中に強烈な電気ショックを与え、この地域のゴカイたちが凶暴化していたのでした。ゴカイのため白骨化した死体を、ロジャーがトラックに隠していたのです。日が暮れて夜が近づくに連れ、ゴカイの群れは次々に町の人々を襲い始めます。ミックを疑っていた保安官も襲われ、そしてジェリーの家にもゴカイの群れが近づいていました。森の中でロジャーを探していたミックは、逆にロジャーに捕らえられ、ゴカイの餌食にされそうになりますが、明かりを灯すための松明の火がゴカイに有効だと悟り、危うく難を逃れます。ミックは松明を持ってジェリーの家へ向かいますが、ジェリーの妹は部屋のドアを開けた途端に大量のゴカイに襲われ、ジェリーの母親はすでに無数のゴカイの群れに飲み込まれてしまっていました。

【結】- スクワームのあらすじ4

スクワームのシーン2 ゴカイの群れに飲まれつつあるジェリーの家では、ロジャーがジェリーを追い詰めていました。そこへミックが現れ、ジェリーを助けるべく、ロジャーと対決します。ミックはなんとかロジャーを振り払い、部屋中を埋め尽くすゴカイの海の中へロジャーを突き落とします。ロジャーは底なし沼に埋まっていくかのように、ゴカイの海の中へと沈んでいきました。ミックとジェリーは家の窓から庭の木へ飛び移り、ゴカイの群れを避けながら、そのまま木の上で夜を明かします。翌朝、2人は送電線の修理に来た技術者によって起こされます。日がすっかり高く昇ったせいか、あるいは送電線による地面への電気ショックが消えたせいか、凶暴だったゴカイたちは地表から姿を消していました。そして、ゴカイの大群に襲われ死んだかと思ったジェリーの妹は、咄嗟に衣装箱の中に逃げ込み助かっていました。生き残ったことを喜びあう3人を他所に、修理の技術者は、「なぜこの町の住人は、一人も電話に出ないんだ?(=助かった3人以外は、皆死んでしまったと示唆している)」と、ミックとジェリーに不思議そうに尋ねるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

動物パニック映画は、大きく分けて2種類に分けられます。ひとつは「ジョーズ」「テンタクルズ」の鮫やタコのように、一匹の動物が凶暴化かつある程度巨大化して、人々を襲うもの。もうひとつは「黒い絨氈」の蟻や「巨大クモ軍団の襲撃」のクモのように、小さな虫たちが集団となって人を襲うもの。「スクワーム」は後者のタイプに当たる作品ですが、蟻やクモにも嫌悪感を覚える方はいらっしゃるでしょうけど、ゴカイの群れっていうのは「そりゃ好きっていう人はそうそういないだろうよ」というまさに「極地」のセレクトであります。今考えても、よくぞこれをやってのけた!と思います、なんせ8千万匹のゴカイを実際に用意して10ヶ月に渡って調教し、映画に使用したってことですからね、その熱意たるや。ちなみに「スクワーム」とは、「ジョーズ」が鮫のことではなく「アゴ(の複数形)」の意味であるように、ゴカイのことではなく「のたくる」という意味の言葉です。今や「ジョーズといえば鮫」と同じくらいに、スクワームといえばミミズ(もしくはゴカイ)のことだというくらい、世間にトラウマを残しつつ圧倒的な認知度を残した映画と言えるでしょう!正直「ゲテモノ映画」として名高い作品ですが、舞台をひとつの田舎町に絞って登場人物も襲われる範囲も限定したことにより、スケール感こそないもののサスペンス性を生み出すことに成功している、実は秀逸な動物パニック作品でもあります。序盤は2,3匹のゴカイしか見せずに、中盤の湖でロジャーが顔中を食いつかれる、若き日のリック・ベイカーの技が冴える名シーンを境に、後半はゴカイがシャワーノズルからニョロニョロ顔を出したり妹がドアを開けると「ゴカイの洪水」状態だったり(あらすじでは詳しく触れられませんでしたが、このヒロインのおマセな妹がいい味出してます!)、怒涛の「ゴカイ責め」を容赦なく繰り出してくる、侮り難き名作です。まだ見ぬトラウマにハマってみたい方は、ぜひお試しあれ。

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