「セイント・モード/狂信」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

セイント・モード/狂信の紹介:2019年製作のイギリス映画。患者の魂を救うことに取りつかれて狂って行く看護師の姿を描いたサイコホラー。一見すると普通の真面目な看護師が、髪を信じすぎるがゆえに次第に凶器をあらわにしていく様と、その彼女が快楽主義の患者と出会う運命が恐怖を増幅させていく。

あらすじ動画

セイント・モード/狂信の主な出演者

モード: モーフィッド・クラーク アマンダ: ジェニファー・イーリー ジョイ: リリー・ナイト キャロル: リリー・フレイザー クリスチャン: ターロック・コンヴェリー エスター: ロージー・サンソム リチャード: マーカス・ハットン パット: カール・プレコップ ヒラリー: ノア・ボドナー

セイント・モード/狂信のネタバレあらすじ

【起】– セイント・モード/狂信のあらすじ1

セイント・モード/狂信のシーン1

画像引用元:YouTube / セイント・モード/狂信トレーラー映像

暗い洗面所の隅っこで、モードは両手を伸ばしたままうずくまっていました。モードは自傷行為をしているようで、床には血がしたたっています。モードがその姿勢のまま呆然と上を向くと、天井に1匹のゴキブリが這っていました。

同じ暗い手術室には、息絶えたと思しき患者が横たわっています…。

(映画タイトル)

イングランド、ノース・ヨークシャーのスカーブラ。現在。

モードは質素で狭い部屋に独り暮らししています。窓の外からは人の声が聞こえますが、モードは窓を閉めるとコンロで温めたトマトスープを前に祈りを捧げます。

モードは信心深い女性でした。神のお告げを信じて、自分がどうすべきか神に指示してほしいと思っています。しかし神からの啓示はなく、モードはそれを自分が見落としたのだろうかと考えていました。「私の使命を早く明らかにしてください」とモードは祈ります。

モードには新しい仕事が決まっていました。食事を終えるとモードは荷造りしたカバンを持って部屋を出て行きます。新しい仕事は、住み込みの看護師なのです。

モードが向かったのは、町の丘の上にある大きな屋敷でした。モードは徒歩で移動してお屋敷に向かいます。

玄関でドアチャイムを鳴らすと、出てきたのはモードと入れ替わりに辞める女性看護師でした。彼女はモードが面倒をみる女性が昼寝中であること、モードの部屋は2階になることを告げ、その他の特記事項を説明した後に出ていきました。

モードが看護をする相手は、49歳の女性アマンダ・コールです。ステージ4の悪性リンパ腫で、最後の時を過ごしていました。アマンダはかつて有名なダンサー&振付師で、ちょっとしたセレブです。それで住み込み看護師を雇っているのです。

アマンダは看護師が変わっても、さほど興味がなさそうでした。モードは自分を出すことなく、淡々とアマンダの看護に徹します。それは丁寧できめ細やかで、アマンダは満足しました。モードはアマンダの屋敷で寝泊まりしながら、昼も夜もお世話をします。

アマンダのマッサージをしているときに、モードの首から提げた十字架が見えました。それに目を留めたアマンダが「聖人さんね」と言います。アマンダがシニカルな女性なので、モードは信心深いことをからかわれたくなくて「通販で買いました」とはぐらかしました。

時間のあるときに屋敷のなかを見ると、本棚にはアマンダの出した本がいくつも並んでいます。『肉体こそステージ』という本で、アマンダが本当に売れっ子のダンサーだったことが判ります。

ドアチャイムが鳴り、アマンダに来客がありました。モードは外出するようにと言われ、来客と交代で屋敷を出ます。来客は男の人のようでした。

町を歩いたモードはホームレスの男性・パットに小銭をめぐんでくれと言われ、素直に小銭を渡します。パットは礼を言いました。モードは町で過ごしながら、神のお告げがないことに釈然としません。

店で時間をつぶしていると、モードに電話がかかってきました。モードは屋敷に呼び戻されます。アマンダは来客の初老の男・リチャードと酒を飲んで暴れ、収拾がつかない状態になっていました。リチャードから引き取って、モードはアマンダの世話をします。

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