「セルビアン・フィルム」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

【転】– セルビアン・フィルムのあらすじ3

セルビアン・フィルムのシーン3

画像引用元:YouTube / セルビアン・フィルムトレーラー映像

その後もミロシュは全貌が掴めないまま、撮影に参加します。

次の撮影でミロシュは、ジェカの母親が男に罵られるところを見ました。英雄である夫が戦地にいるのにジェカの母親が他の男に身体を許していることを、男は責めました。男が去ったあと母親はミロシュに四つん這いで近づくと、ミロシュのズボンを引き下げます。されるがままのミロシュは、その様子をジェカが見ていると気づいて動揺しました。ジェカは「不思議の国のアリス」のような格好をしています。思わず異を唱えてミロシュが撮影を止めようとすると、母親を殴れというヴックミルの指示が飛びました。母親が股間に噛みついてきたので、ミロシュは相手を殴ります。

するとヴックミルが拍手をしながら部屋に入ってきて喜びます。ミロシュは芝居とはいえ自分の行為を嫌がりますが、ヴックミルはミロシュを絶賛しました。

兄のマルコがミロシュに電話をかけてくると、ヴックミルについて教えます。

ヴックミルはヴックミル・ヴックミルという苗字も名前も同じ名の監督で、1992年まで心理学者として孤児院で働いていました。その後は国営放送の子供番組に携わる仕事をしたそうです。幼少期から映画には興味があり、国家保安局で働いた経験もありました。国家保安局時代には日本へ派遣され、そこで一時行方不明になったそうです。そのときに映画を作った可能性はありますが、実際にヴックミルの作品を見たという者はいないそうです。

ジェカの母を殴る経験をしたミロシュは、息子のペタルにはやし立てられる夢を見て飛び起きました。自己嫌悪に苛まれ、起きぬけにウイスキーを煽ります。

これ以上撮影を続けたくないと思ったミロシュは、ヴックミルに会って断ろうと決めました。迎えの車に乗って出かけると、ヴックミルに「俺なしでやってくれ。幼稚園でポルノは無理だ」と言います。

するとヴックミルはミロシュに「撮影内容をもっと早くに告げればよかった」と謝り始めました。ヴックミルはミロシュに作品について熱く語ります。いわく「この国の経済を握るバックボーンは我々なのだ」「この国で生きていることを証明できるのは我らだけだ」と言い、「撮影しているのはポルノじゃなくて人生そのもの。犠牲者の人生だ」と話します。

犠牲者と聞いてミロシュは自分のことかと思い「犠牲者になってたまるか」と答えました。ヴックミルは「犠牲者は君じゃない」と否定して、過去に撮影した作品をミロシュに見せます。

その作品では陣痛で苦しむ妊婦から、医者が赤ん坊を取り上げていました。医者は生まれたばかりの新生児を両手で押さえると、股間にあてがってレイプしていました。

おぞましいその映像にミロシュは吐き気を覚え、目を押さえて部屋を出て行きます。ヴックミルは「これは新しいジャンルなんだ。新生児ポルノだ」と去るミロシュに声をかけます。

ミロシュは車に乗って帰りますが、途中で意識がもうろうとします。赤信号で停車中のミロシュの車に女性が近づいたところで、ミロシュの意識は飛びました。いくつもの映像がフラッシュバックを起こし、眼前が暗くなります…。

目を覚ましたミロシュは、自宅にいることに気づきます。身体のあちこちに乾いた血がこびりつき、記憶は一切ありませんでした。確認すると5月21日になっており、17日の夜からの出来事が判りません。

トイレで用を足すと血尿が出ました。妻子を探しても部屋におらず、マリアの携帯は家で充電器に刺さったままです。

ミロシュはスマホのGPS機能を辿って車で出かけると、記憶を思い出そうとします。その場へ行くと少しずつ、ミロシュは記憶を取り戻します。

…ミロシュは屋敷を出て帰ろうとしましたが、湧き上がってくる性欲に耐えかねていました。赤信号で停車中のミロシュの車に女性が近づくと、女性が乗り込んで運転席に座ります。女性はミロシュをしごきながら、屋敷へ連れ帰りました。

ミロシュはヴックミルから性欲促進剤を飲ませられていました。屋敷でその女性がさらにセックスドラッグを注射します。

部屋にはジェカの母親がベッドに手錠で繋がれていました。薬で歯止めが利かなくなったミロシュは、求められるまま母親を犯します。そしてイヤホンの声にそそのかされて、持たされたナイフで性行為中に母親の首を切断しました…。

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