映画:ソサエティー

「ソサエティー」のネタバレあらすじと結末

ソサエティーの紹介:1980年代のビデオブームを代表するエログロスプラッタ映画として名高い「ゾンバイオ/死霊のしたたり」で製作総指揮を務めた、ブライアン・ユズナが監督した作品。アナログ特殊メイクの旗手、スクリーミング・マッド・ジョージの手腕も光る、隠れた逸品。

あらすじ動画

ソサエティーの主な出演者

ビル(ビリー・ワーロック)、クラリサ(デヴィン・デヴァスケス)、マイロ(エヴァン・リチャーズ)

ソサエティーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ソサエティーのあらすじ1

ソサエティーのシーン1 高校生のビルは、最近何か、言葉では言い表せないような不安感に取り付かれていました。何か悪いことが起きそうな、今はどこかに潜んでいる、恐ろしい何かがもうすぐ姿を現すのではないか・・・?そんな不安を、ビルの両親とも知人である精神科医は、若者特有の悩みだと、あまり気にしないようアドバイスします。
そんな折、ビルの妹の部屋から悲鳴が聞こえます。妹のジェニーと付き合っていたブランチャードという若者が、妹の部屋に忍び込んでいたのです。当然のように、ブランチャードを追い出すビル。ブランチャードは「違うんだ、理由があるんだ」と主張しますが、ビルはストーカーのような行動を取る彼の言葉を、聞き入れませんでした。
高校でバスケの選手であるビルは、生徒会の会長選挙にも立候補していました。選挙の対抗馬であるペトリーには、人気者で由緒ある上流階級の家系である、ファーガソンがバックについていました。そして、選挙に向けての討論会の際に、壇上に立つビルをアツい目で見て誘惑する、1人の女生徒がいました。ビルの友人のマイロは、「あの子は何かヤバいらしいよ」とビルに忠告するのでした。

【承】- ソサエティーのあらすじ2

ソサエティーのシーン2 チアリーダーのガールフレンドと海へ出かけたビルでしたが、そこで討論会の時に見た女子に出会い、心奪われてしまいます。ガールフレンドは怒って帰ってしまいましたが、ビルはすでに討論会で会った女子=クラリサに夢中でした。
その後、ブランチャードが現れ、ビルに録音したテープを聴いて欲しいと言って来ます。それは、ブランチャードがジェニーのイヤリングに仕掛けた盗聴器から録音したもので、ジェニーがこの町の社交界にデビューした夜の録音でした。それは犯罪だと怒るビルに、ブランチャードは、とにかくテープの内容を聴いてくれと切望します。しぶしぶテープを聞き始めるビルでしたが、その内容は驚くべきものでした。
ジェニーを社交界のパーティーに連れて行った両親が、ジェニーに今晩のことを説明します。「まず最初は、同じ世代の者と交尾するんだ。次に、我々の世代と。最後に、パーティーのホストと交尾する。それが出来れば、一人前だ」会話を聞く限りでは、社交会とは名ばかりで、大勢で乱交パーティーを開いているかのようでした。しかも、その日バスケの試合で一緒にパーティーに行けなかったビルのことを、「あの子のことは放っておけばいい」と、両親も妹も他人扱いしていたのです。ビルはそのテープを預かると、精神科医の元へ持っていきます。精神科医は、今すぐには聞けない、とりあえず預けると言って、ビルを追い返します。
次の日ビルが精神科医に会いに行くと、精神科医は「何もおかしなことはない」と言いきります。そんなはずはないとビルがテープを聞くと、声は両親と妹のものでしたが、会話の内容が全く違うものになっていました。ビルの聞き違いか妄想だろうと言う精神科医は、その上で、ビルに忠告します。「ソサエティーのプライバシーは、尊重されなければならない。勝手な振る舞いは、死を招く。支配するものとされるものは、決まっているんだ」。

【転】- ソサエティーのあらすじ3

ソサエティーのシーン3 そしてその日、ビルに会いに行こうとしていたブランチャードが、車の事故で死亡するという事件が起きます。慌てて事故現場に駆けつけるビルでしたが、ブランチャードの遺体はすぐに運ばれていってしまいました。車の残骸からテープを取り出そうとすると、警官がやってきて、「これは証拠だから」とビルから奪い取ってしまいました。
ショックを受けたままビルが自宅へ戻ると、なんと家族は笑顔でビルを出迎えました。「ビル、ファーガソン家のパーティーに招待されたわよ、おめでとう!」ビルは、ブランチャードが死んだばかりなのに喜べないと憤ります。それでも両親も妹も、事故のことは知っている、残念だったね、それでパーテイーは何を着ていく?と、まるでブランチャードの死に無関心なままなのでした。
その夜ビルはクラリサの部屋に行き、2人は結ばれます。しかしその後ビルは、クラリサの体が変に捻じ曲がっているのを見てしまうのでした。それはほんの一瞬のことで、すぐに「普通の体」に戻っていましたが、ビルは何かこの町で、自分だけが蚊帳の外のような気分になっていくのでした。
そして、ブランチャードの葬儀の日。ビルとマイロは棺に納められたブランチャードの亡骸を見て、あまりに整った顔立ちの死に顔に、何か違和感を感じます。マイロが指を伸ばしてブランチャードの頬に触れてみると、なんとその顔は作り物でした。そこへ、生徒会長の対抗馬であるペトリーが、深刻な顔をして「相談がある」とビルの元にやって来ます。ブランチャードのことがあってすぐのことだったので、何かあったに違いないと、ビルは放課後、ペトリーとの待ち合わせ場所に急ぎます。
しかしペトリーは現れず、どうしたのかとビルが辺りを見回ると、林の中にあった車の中で、ペトリーが首を切られて死んでいました。急いで警察を呼んだビルでしたが、戻ってくると車が別のものにすり替えられており、ペトリーの死体も消えていました。警官にイタズラもほどほどにしろと怒鳴られ、ビルは失意に沈みます。

【結】- ソサエティーのあらすじ4

ソサエティーのシーン2 翌日、また生徒会選挙の討論会がありましたが、ビルは、今日はペトリーは来ない、昨日殺されているのを俺は見たんだ!と、皆の前で主張します。するとペトリーが、何事もなかったかのように現れます。皆の笑いものになるだけのビルは、ますます疎外感を強くしていきます。
ビルが家に戻ると、家族だけでなく、精神科医も勢ぞろいして、ビルを待ち受けていました。そして警官も家の中で待機しており、ビルを捕まえると、強引に何かのクスリを打って眠らせてしまいます。
ビルが目覚めると、そこは両親を始め、ファーガソンや町の人々も集まった、パーティーの会場内でした。精神科医はビルに向かって、「お前はよそ者で、我々とは種族が違うんだ。階級が違う、下等生物だ!」と言い放ちます。そこへ、覆面をした任物が連れてこられます。覆面を取ると、それは死んだことにされていたブランチャードでした。精神科医の合図と共に、両手両足を押さえられ身動きを封じられたブランチャードの周りに、衣服を脱ぎ捨てた人々が群がり始めます。そして人々の肌や肉体がヌメヌメと粘膜のように変質し、ブランチャードの肉体と、溶けて混じり合い始めるのでした。これが、町の皆が言っていた「社交界」のおぞましい正体でした。
ビルの両親と妹は、3人で混じりあって、快楽を貪っています。ブランチャードに続いてビルもまた「餌食」にされるところでしたが、ビルはファーガソンとの「一騎打ち」を提案します。ファーガソンもこれを了承、2人の対決が始まります。ビルは苦戦の末に、自分の拳をファーガソンの股間に埋め込みます。そしてそのまま拳をファーガソンの口まで持ってきて、一気に引き抜くと、ファーガソンの体は完全に「裏返し」になってしまいました。呆気に取られる皆を尻目ニ、ビルはマイロとクラリサと共に、パーティー会場を脱走するのでした。

みんなの感想

ライターの感想

1980年代のエログロホラー界をリードしたブライアン・ユズナとスクリーミング・マッド・ジョージがタッグを組んだ作品ですが、「見せ場」は物語の終盤に集中していて、そこまでは何か普通の青春ドラマのような装いになっています。
自分が周りから浮いている気がする、自分が他のみんなと違っている気がする・・・という青春期にありがちな悩みを逆手に取った、「主人公はほんとに町の他の人々と違っていた、ほんとに浮いた存在だった」という設定はお見事です。「なぜそうなったのか」、例えば舞台となる町が「ソサエティー」に支配されているとしたら、「別の種」である主人公はどこから連れてこられたのか?といった詳細は一切劇中では語られませんが、まあその辺りは「ご想像にお任せします」ということでしょう。見せ場を終盤に集中させるにしても、もう少し小出しにしても良かったかなとか、ヒロインのクラリサが急に主人公寄りの立場になっちゃったりとか、やはり「初監督作」で色々手が回らなかった点もあるかもしれません。
そんな不満点を補い上回る、クライマックスのグチャドロ祭りは「急にどうしたみんな?!」と言いたくなる凄まじさです!「ケツ頭」のビジュアル化とか、「人間の外側と内側裏っかえし」なんていう、ちょっと他の作品では見られない映像がこれでもか!とブチ込まれております。「気取った上流階級の皆さんも、『一皮剥けば』グチャドロなのさ」というシニカルな視線を、思いっきりグロいテイストでビジュアル化したと言える、80年代悪ノリアナログSFXの記念碑的作品として、ぜひ記憶に留めておきたい一作です!

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