映画:ダムドファイル1

「ダムドファイル1」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ダムド・ファイル1の紹介:2003~2004年に放映された名古屋テレビ=メ~テレ制作の名古屋/東海地方の都市伝説を元としたTVドラマ。三池崇史監督によるオープニングも圧倒的な世界観を醸している。「ドレミファ娘の血は騒ぐ」の万田邦敏監督による「テレビ局・中区」「伊勢神トンネル・足助町」「カラオケボックス・千種区」「終の家・瑞穂区」の4作品を収録。

ダムドファイル1の主な出演者

山口香緒里、近藤公園、近藤芳正、清水宏、八十田勇一、金原泰成、豊原功補、加藤亮、長谷川徹、入山竜之介、及森玲子、岩橋道子、川合伸旺、谷口徹次など。

ダムドファイル1のネタバレあらすじ

【起】– ダムドファイル1のあらすじ1

◆file no.1「テレビ局・中区」

監督/脚本/万田邦敏、出演/山口香緒里、近藤公園、近藤芳正、矢野トモ子、三輪涼太、勝智久、田井順三、佐藤裕二など。

-名古屋市中区のテレビ局がある場所は、戦国時代に陰惨な事件があった城跡で、江戸時代には隠れキリシタンの処刑場であった。このテレビ局内では数々の怪奇現象が起き、数件の怪死事件も起きている-

1989年5月。そのテレビ局で心霊ドラマの企画が立ち上がり、山口ディレクターとADの長島と成田による制作が始まります。

局内ではそれまでも不気味な目撃談や事故が相次いでおり、所々に御札が貼ってありますが、ある夜、社屋の地下に異変が起き、古い浴室の壁が裂けて御札が千切れてしまいます。

その日の深夜、階段を降りようとしたアナウンス部長浦井は、不気味な子供の霊に襲われて階段吹き抜けから転落、意識不明の重体となります。

流れ出た彼の血は、汚れて凹んだタイルの床に染み込んでいきました。

ところが浦井はその直前、件の心霊ドラマのインタビューで「20年程前、当時のアナウンス部長が階段吹き抜けから転落死し、その衝撃で1階階段下の床がへこんだが、なぜか修理しても直らないため自販機を置いた。僕もアナウンス部長になったので気味が悪い」と語っており、事故はその自販機を移動した翌日に起こったのです。

長島と成田は、山口に取材テープを見せ「この局で心霊ドラマはヤバいのでは?」と進言しますが「浦井も亡くなったわけではないし、噂が広がればドラマの宣伝にもなる」と拒否、「御札は単なるゲン担ぎだし、この際剥がそう」と言い出します。

3人は早速地下の旧女子トイレに行きますが、その個室の扉に貼られた御札は知らぬ間に破れていて、便器部分はコンクリートで埋められていました。

後日、その映像を確認していた長島は「何か聞こえる」と言い、機器にも大音量の音声反応が出ますが、成田には分りませんでした。

数日後、長島が成田にその土地に関する資料を見せ、改めて心霊ドラマはマズいのでは?と言い出します。

その社屋の場所には、かつて古渡城という城があり「主君信長の怒りを買った城主が、家老に罪を着せて切腹を命じ、家老の家族も自害して果てた。中でも家老の妻千代は城主を呪いつつ幼子の首を掻き切り自害した。城主は家老一家の首を信長に献上して生き延びた」と言う曰くがあったのです。

また後にその鎮魂のため寺が近くに建立されたが「隠れキリシタンの密会場所として数多くのキリシタンが拷問され、処刑された」、社屋に隣接する公園の池は「刑死したキリシタンの首を洗った首洗いの池」と呼ばれていたのです。

けれど成田はさして気にせず「山口さんが喜びそうな話ですね」と言っただけでした。

思い詰めた長島は、その首洗いの池でぼんやり考え込んでいましたが、成田が浦井の訃報を伝えに来て「この件はスポンサーに言うな。イヤなら降りるか? この業界で生き延びたければ『鬼』になれ」と脅迫し、去っていきます。

一人残った彼女は水面に浮かぶ白装束の遺体を見て慄然とし、同じ頃、改めて女子トイレの映像を確認していた成田は、無数の悲鳴や狂女のような嗤い声を聞いて、震えていました。

この一件で長島は、返って『鬼になる』決意をし、一層前向きに取材に取り組んだのです。

5階廊下では警備員が「夜中に人の気配を感じる」、地下衣装室では「夜中の2時にこの部屋で寝ると金縛りに遭う」、第2スタジオでは「5階の階段の踊り場に長い髪で着物姿の女が佇んでる。浦井の件も相まって気味が悪い」、「以前ボイラー室で事故があり、全身火傷で死んだ人がいるらしい」等々噂話は引きも切らず、体験者、目撃者が大勢いたことが明らかになります。

同じ頃、地下駐車場には不気味な霊柩車が現れ、自動扉が勝手に開閉していました。

長島はその一つ一つをカメラに収め、ついに地下浴室の壁の裂け目で千切れていた御札を発見し、その裂け目が『千代』という文字になっている事に気づき、暗い浴室内に入って行きます。

そこは古いタイル張りの浴室で、古い洗濯機の中では人間の髪と思しきモノが回っていました。

彼女は怯えて逃げようとしますが、扉が閉まって閉じ込められ、突然噴き出した熱湯のシャワーで顔に大火傷を負って髪がゴソリと抜け、浴槽から這い出てきた女の亡霊に襲われます。

そこに成田と山口が駆けつけますが、浴室には彼女のビデオカメラだけが落ちていて、彼女はなぜか地下の女子トイレで狂った薄笑いを浮かべ、埋められた便器跡を引っ掻いていたのです。

彼女の剥がれた生爪の下には『千代』という染みが浮かび上がっていました。

長島は意識不明の重体に陥り、心霊ドラマの企画は打ち切られます。

山口は、彼女の取材ビデオをダンボールに詰めていた成田を無表情に眺めていましたが、ふいに彼女のカメラからテープを抜いて「お前、これ見たのか?」と声を掛けます。

成田は「山口さん、そんな勇気ありますか?」と言ってテープを引ったくり、カメラと共にその箱に入れ「やっぱりいるんですね、ここ」とこぼして御札で封印します。

成田は間もなくテレビ局を辞め、入院していた長島はその1ヶ月後に意味不明の事を叫んで亡くなります。

2003年5月。テレビ局の新社屋が落成しますが、その引越しの最中、旧社屋の倉庫で作業をしていたスタッフが、御札が貼られた2箱の段ボール箱を発見し開けてしまいます。

…テレビ局には再び、女の狂笑が響きます。

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