映画:テキサスチェーンソービギニング

「テキサスチェーンソービギニング」のネタバレあらすじと結末

テキサス・チェーンソー ビギニングの紹介:2006年製作のアメリカ映画。実在の殺人鬼をモチーフに、猟奇的な殺人一家を描いた「テキサス・チェーンソー」の過去を描いた続編であり、前日譚でもある。殺人一家の謎と殺人鬼・レザーフェイス誕生の秘密が明かされる衝撃作。

あらすじ動画

テキサスチェーンソービギニングの主な出演者

クリッシー(ジョーダナ・ブリュースター)、エリック・ヒル(マシュー・ボーマー)、ディーン・ヒル(テイラー・ハンドリー)、ベイリー(ディオラ・ベアード)、レザーフェイス(アンドリュー・ブリニアースキー)、ホイト保安官(R・リー・アーメイ)、ルダ・メイ(マリエッタ・マリク)、モンティ叔父さん(テレンス・エヴァンス)、アレックス(サイア・バッテン)、ナレーター(ジョン・ラロケット)

テキサスチェーンソービギニングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①テキサス州の精肉所で生み落とされたトーマスは、先天的な顔面奇形疾患で捨てられる。ヒューイット家の女性ルダ・メイが拾って育て、トーマスはヒューイット家の一員に。 ②ベトナム戦争徴兵予定の兄・エリックと弟・ディーン、それぞれの恋人・クリッシーとベイリーはドライブ旅行に。テキサス州でヒューイット家に襲われた。 ③死ぬ順番「1スローン」「2主任」「3ホイト保安官」「4アレックス」「5ホールデン」「6エリック」「7ベイリー」「8ディーン」「9警官たち」。生き残りはなし。

【起】- テキサスチェーンソービギニングのあらすじ1

アメリカ・テキサス州。

〔1939年8月〕
リー精肉所では、食肉用の牛が屠殺され、品質検査を経たのちに食肉として処理されていました。
検査を終えた肉は、検査済みのスタンプを押され、出荷されます。
精肉所に勤務する肥満女性・スローンは、アルコール中毒者でもありました。
座って作業をしているうちに産気づいたスローンは、勤務中にトイレに行きたいと主任に訴えて、直後にその場でお産します。
スローンは出産のときに亡くなりました。
生まれたものの、先天的に奇形児だった赤ん坊は、そのままごみ捨て場に捨てられます。

リー精肉所の裏では、ルダ・メイというメガネをかけた女性が、ごみあさりをしていました。
メイはごみ捨て場に赤ん坊が捨てられているのを見つけると、そのまま連れ帰ります。メイには子どもがおらず、赤ん坊を育てるのがあこがれだったようです。
連れ帰った赤ん坊を見て、チャーリーは「醜い顔だ」と言いました。
それでも赤ん坊はトーマス・ヒューイットという名前をつけられ、ヒューイット家で育てられます。
ヒューイット家は2階建ての、大きな白い屋敷でした。

トーマスは長じるにつれ、変性疾患で顔面が変形し、ますます奇形の度合いがひどくなりました。本人もそれを気にするようになり、顔には布を巻いて隠しています。
幼少のころから、トーマスは動物を殺し、その手足をもぎたがりました。
12歳になってから、トーマスはリー精肉所で働き始めます。顔が醜くても、精肉所で働くことはできるからです。
奇しくもトーマスの父は精肉所の主任でしたが、双方ともに親子だとは知りませんでした。
1965年以降、ベトナム戦争が激化しても、まだトーマスは働いていました。

・トーマス…いわゆる「レザーフェイス」。先天的疾患により顔が奇形。主任殺害後、チェーンソーを手に入れる。
・チャーリー…トーマスの叔父にあたる。ヒューイット家でいちばん発言権がありそう。あとでホイト保安官の制服とパトカーを手に入れる。
・ルダ・メイ…トーマスを拾って、母親のように育てた女性。チャーリーの姉。
・モンティ…トーマスの祖父で、ルダ・メイやチャーリーの父親。メガネをかけている。

〔1969年7月〕
30歳を目前に控えたトーマスの身に、大きな転機が訪れました。
テキサス州衛生局が監査をして、リー精肉所は閉鎖に追い込まれたのです。
トーマスはもう働く必要がないと言われても、そこで作業を続けました。
閉鎖した精肉場で痛罵されたトーマスは、主任をハンマーで殴って殺します。
その後、職場で見つけたチェーンソーを持ち、トーマスは家に帰りました。

…同じ頃。
若者4人がドライブ旅行に出ていました。エリックとディーンの兄弟と、それぞれの恋人の4人です。

・エリック…黒髪の若い男性。ディーンの兄で、クリッシーの恋人。ベトナム戦争は経験済みで、2回目となる今回も行くつもり。クリッシーに旅行中、プロポーズする。
・クリッシー…黒髪の若い女性。エリックの恋人。本作品の主人公的役割。
・ディーン…金髪の若い男性。エリックの弟で、ベイリーの恋人。ベトナム戦争へは行きたくないし、戦争へ行きたがるエリックに対しても少し反感を抱いている。
・ベイリー…金髪の若い女性。ディーンの恋人。クリッシーとも仲がよい。
(金髪同士、黒髪同士でカップルなので、見分けがつきやすい)

お互いにモーテルを取り、プールで遊びながら、エリックはクリッシーにオモチャの指輪をプレゼントし、プロポーズしました。

【承】- テキサスチェーンソービギニングのあらすじ2

指輪がオモチャであるのは、わざとです。戦争から戻ってきたら、改めてきちんとプロポーズするから、それまで待っておいてくれという意味でした。

ディーンとベイリーは、部屋でいちゃいちゃしています。
エリックとは対照的に、ディーンはベトナムで戦争に参加するのは嫌でした。人を殺したくないと思っているのです。
ディーンは徴兵のカードを持っていながら、できれば拒否したいと思っていました。それをいつ兄のエリックに告げるか、悩んでいます。

ドライブ旅行の途中、4人の車の背後にバイク集団が現れ、攻撃してきました。
幅寄せしてきたり、車を足で叩いたり、ミラーを壊したりして、やがてバイク集団は去っていきます。

その頃。
ヒューイット家の屋敷にホイト保安官がやってくると、精肉所の主任をトーマスが殺したとして逮捕しようとします。
ホイト保安官はこの地域では最後の保安官で、来週ミシガンへ引っ越すと告げます。
トーマスの叔父・チャーリーが助手席に乗り、2人はトーマスを探しました。
やがて車道前方に、チェーンソーを持って歩くトーマスの姿を見つけたホイト保安官は、トーマスを逮捕しようと車を降り、拳銃を持って近づきます。
ところが背後から、パトカーにあった猟銃をチャーリーがぶっ放し、ホイト保安官を射殺しました。
ホイト保安官の遺体とトーマスをパトカーに乗せると、チャーリーは家に帰ります。

ヒューイット家はその日、夕食としてホイト保安官を食べます。
保安官の制服を気に入ったチャーリーは、ホイト保安官の制服を着ると「これからは俺のことをホイト保安官と呼べ」と家族に言い、保安官になりすましました。

若者4人は雑貨店に立ち寄り、女性2人はトイレに行こうとします。
ところが店の裏口に、先ほどのバイカーが沢山いるのを見つけて、女性2人は店を出ました。店内にはアレックスとホールデンのカップルがいます。
車中、思い詰めた弟のディーンは徴兵カードをライターであぶりかけ、兄のエリックに制止されます。ディーンはエリックに、戦争に行きたくないと訴えました。
その話をしている最中に、銃を持ったバイカーの女性・アレックスが追ってきます。
銃で反撃しようと考えたエリックは前方不注意になり、牛を撥ねて車は横転しました。
派手に転がったので、助手席のクリッシーは車外から飛ばされ、草むらに落ちます。
エリック、ディーン、ベイリーは車内で負傷しました。

バイカーの女性・アレックスが銃を持ち、近づいてきます。
そこへ保安官の制服を着たチャーリーが、パトカーでやってきました。チャーリーはアレックを見ると、いきなり射殺します。
いくら保安官とはいえ射殺したことに、クリッシーたちは違和感を覚えました。しかしパトカーに乗り、保安官の制服を着ているので、チャーリーを保安官だと思い込みます。
不審に思ったクリッシーは植え込みに隠れ、エリックたちもクリッシーの存在は黙っていました。

チャーリーは事情聴取のために、クリッシー以外の3人を連れて行こうとします。
徴兵カードが燃えかけなのを見つけたチャーリーは怒り、ディーンはどちらだと聞きました。燃やしたのがディーンだと気付いたのです。
エリックが弟をかばい、自分だと名乗り出ました。
チャーリーは3人をパトカーの後部座席に乗せると、助手席にアレックスの遺体を乗せ、モンティ叔父にレッカー移動を頼みます。

【転】- テキサスチェーンソービギニングのあらすじ3

クリッシーは現場に残り、壊れた車に乗り込んでレッカー移動されることで、ついていきました。

チャーリーは屋敷に3人を連れていくと、エリックとディーン兄弟は納屋に両手を縛って吊るし、ベイリーは台所の机の脚に両腕を拘束して、床に寝かせました。
エリックとディーンは顔が泥や血で汚れているために、水をかけられます。それはちょうど、これから牛を屠殺する準備のようでした。
チャーリーはエリックとディーンに、自分が朝鮮戦争に駆り出された時のことを話します。

チャーリーは戦争で捕虜(POW)にされたのですが、捕虜には殆ど食べ物を与えられませんでした。
捕虜の中には、明らかに死ぬのを待つしかない重傷の者がいました。チャーリーたちは仲間を食べて生きるしか、術がありませんでした。
(その時に人肉を食べた経験で、ヒューイット家は人肉を食べる家族になったらしい)

チャーリーは、ディーンがどちらなのかを見抜いていました。
弟・ディーンの縄をほどくと、腕立て20回を要求し、やりとげれば解放してやると言います。
ディーンは腕立て伏せを始めますが、その背中にチャーリーは容赦なくムチを振るいました。
それでもディーンはやりとげ、チャーリーは宣言したとおりディーンを解放します。
解放されたところで、満身創痍のディーンは身体が弱り、動くこともままなりませんでした。そのまま納屋で倒れます。

ヒューイットの屋敷の近くでレッカーされた車から脱出したクリッシーは、どうしようと悩んでいました。
そこへちょうどバイカーのホールデンが通りかかったので、クリッシーは「恋人があの屋敷に拉致されている」と言います。
(アレックスとホールデンのカップルは、雑貨店内で一緒にいたので、クリッシーは彼らがカップルだと知っていた)
ホールデンを味方につけ、クリッシーは対策を練ります。

日傘をさした肥満女性のティー・レディーが現れると、メイと優雅にお茶を始めました。その床にはベイリーが拘束されていますが、2人ともベイリーの存在は無視してお茶を飲んでいます。

納屋のエリックは拘束を解き、弟・ディーンを連れて移動します。
牧場の横の柵で弟・ディーンを置くと、エリックはベイリーを助けるために屋敷へ入っていきました。
クリッシーとホールデンも屋敷に向かいます。

エリックは台所へ投石をし、包丁を持って脅しつつベイリーを助けました。
ティー・レディーは机と壁の間に挟まれて、身動きができません。
拘束を解かれたベイリーは先に移動し、レッカー車のエンジンをかけようとしました。
しかしトーマスに巨大フックで攻撃され、車から降ろされます。
牧場の柵のところにいたディーンも動き始めますが、敷地内に設置されたトラバサミの罠にかかりました。
弟・ディーンの悲鳴を聞いてエリックが動きを止めたので、エリックは捕まります。

エリックは地下のボイラー室へ連れて行かれ、机に拘束されました。トーマスが兄・エリックの顔を観察し、皮を剥ごうと考えています。
ベイリーは磔にされていました。
ディーンはトラバサミの罠を外したものの、重傷を負って再び牧場の柵のところへ移動します。
クリッシーはディーンを見つけて駆け寄り、他のメンバーがまだ館の中にいると聞かされました。開いた窓から入ります。

【結】- テキサスチェーンソービギニングのあらすじ4

クリッシーが声をかけて連れてきた、バイカーの恋人・ホールデンは正面の扉から入ります。
ホールデンは恋人・アレックスの居場所を聞きつつ、出てきた車椅子の男性・モンティ叔父に発砲しました。
その発砲音で来客に気づいたトーマスが移動すると、ホールデンにチェーンソーを振るいかかります。
ホールデンは銃を持っていた腕をチェーンソーで切られ、さらにずだずだにされました。

クリッシーはその隙に地下室に入り、恋人のエリックを見つけましたが、エリックは鉄の輪で拘束されたうえに、両腕をぐじゃぐじゃにされていました。「腕の感覚がない」と訴えるエリックに、むごくてクリッシーは真相を話すことができません。
トーマスが戻ってきたので、クリッシーは奥に隠れます。
トーマスはエリックの腹にもチェーンソーを突き刺して殺すと、頭部の皮膚を剥いで(顔も、頭髪部分も)紐をつけ、つけていた黒いマスクを外すと、エリックの顔の皮膚をかぶります。

クリッシーが部屋から出て逃げようとすると、ベイリーの声が聞こえました。クリッシーは2階へ移動します。
クリッシーはベイリーを見つけますが、その手前にメイ、モンティ叔父、チャーリー、トーマスがいるのでうかつに動けません。
ケガをしたモンティ叔父が苦しんでおり、チャーリーはトーマスに命じて、叔父の両足を切断させました。「ケガの治療」と、「片足だけだとバランスが悪いから」という理由で、モンティ叔父は両膝の下をチェーンソーで切られます。

一同の注意がモンティ叔父に向いているあいだに、クリッシーはベイリーを助けようとしますが、チャーリーに見つかりました。クリッシーも捕まります。
クリッシーは気絶し、朦朧としながら、ヒューイット家が食事を作るのを見ました。

目覚めるとクリッシーは、椅子に拘束されていました。
夕食の席には、ヒューイット家の人物が顔を揃えています。
クリッシーのほかに、ディーンとベイリーも座らされていました。
ディーンは机の上に顔を乗せて死んでいるようで(注:実は死んでいなかった、あとで逆襲する)、ベイリーは歯を抜かれています。
トーマスがハサミを持つと、ベイリーの首に突き立てました。ベイリーは死亡します。

クリッシーもトーマスに運ばれそうになりますが、隠していたナイフで太ももを刺すと、クリッシーは逃げ出します。
怒ったトーマスはチェーンソーを持って追いかけてきました。
夕食の席では、ディーンは死んだものと思い、油断しています。
ディーンは生きており、こっそり縄を解いたあと、チャーリーに殴りかかりました。

逃げたクリッシーは、リー精肉所の跡地へ行きました。主任の死体を見ます。
通報しようとした時に物音がしました。見ると、トーマスが追ってきています。
見つかって殺されそうになった時、追いついたディーンがクリッシーをかばいました。ディーンはチェーンソーで殺されます。
クリッシーは外に車を見つけ、エンジンをかけて逃走しました。
前方にパトカーを見つけて近づきますが、後部座席にトーマスがおり、チェーンソーで殺されます。
クリッシーの乗る車は2台のパトカーに派手にぶつかり、警官たちも死亡しました。
そんななか、ひとりだけ無事なトーマスは、ゆうゆうと現場をあとにします…。

〝1969年から1973年の間に、ヒューイットの一家は
テキサス州全土で33人を殺害。
今もなお、彼らの恐るべき殺人は、
米国史上、最も残虐な犯罪として、こう呼ばれている。
『テキサス・チェーンソー大虐殺』〟

みんなの感想

ライターの感想

『テキサス・チェーンソー』の続編でありながら、前日譚であるという、ややこしい設定(笑)。
モンティ叔父の両膝より下がなかったのは、ここで切断したからだと判明。…うん、それだけ。
本当のホイト保安官は「ウィンストン・ホイト」保安官です。
しかしチャーリーに殺されて制服とパトカーを盗まれたために、こんなおかしな保安官ができあがったようで…。
グロ度合いは『悪魔のいけにえ』よりバージョンアップ、なぜ人肉を食べるようになったか(朝鮮戦争で捕虜になった際、そうしないと生きられなかったから)など
とりあえずの説明はつけてくれた。

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