映画:デスカメラ

「デスカメラ」のネタバレあらすじと結末

ホラー映画

デスカメラの紹介:人間の顔が歪んで映り、死亡するというビデオカメラの恐怖を描いた2011年製作のカナダのPOVホラー。原題は「Skew」。監督/脚本は「クロージング・ナイト 地獄のゾンビ劇場」のセベ・シュレンツ。

あらすじ動画

デスカメラの主な出演者

サイモン・レイシー(ロブ・スキャッターグッド)、エヴァ・ハンソン(アンバー・ルイス)、リチャード・ハリソン(リッチ/リチャード・オラク)、ローラ(Taneal Cutting)など。

デスカメラのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- デスカメラのあらすじ1

―肉体は幻のような肌の層が無数に重なってできている
撮影される事で表面の層が剥がれ 自己が失われていく
―オノレ・ド・バルザック

サイモンと、カップルのエヴァとリッチの3人は、マリオの結婚式に出席するため、リッチの父親の車グランドチェロキーで旅に出ます。
リッチは運転、エヴァは助手席に座り、サイモンは後部座席から、買ったばかりのビデオカメラで2人を撮影し続けますが、エヴァは親友でもあるサイモンの彼女=ローラが来ない事を気にして、浮かれて撮影を続ける彼に不満を抱いています。
リッチは明るい青年ですが、2人とも撮影され続ける事にストレスを感じ、何度か止めるよう言いますが、強引に止めさせる気まではないようです。

3人は車に積んだビールとサンドイッチで気楽な旅を続け、その晩は公園に停めた車の荷台で夜明かします。しかし翌朝、リッチは最悪の気分で目覚め「もう2度と車じゃ寝ない」とふて腐れます。
またガソリンスタンドに立ち寄った際、エヴァはサイモンに「あなたはイヤな事(撮影し続ける事)ばかりする。(ローラが来ないのは)あなたが心変わりしたからじゃないの?」と聞きますが、「僕なりに考えてる」とごまかされます。
確かにサイモンの撮影は稚拙で、無駄な近影が多く、そばかすやニキビばかりがクローズアップされています。インタビューの際、相手の鼻先にカメラを突きつける癖も不快そうです。

その晩、リッチは夜道でコヨーテを撥ねてしまい、コヨーテは足を潰され彼らの見ている前で息絶えます。生化学専攻で動物好きのエヴァはショックを受けて落ち込み、撮影を続けるサイモンを怒鳴り、リッチは車のキズを心配し、3人はやむなく近くのモーテルに泊まる事に。
しかしアロハシャツのフロント係と話している時、その顔が溶けて混ざったように映り、サイモンは慌ててレンズを拭きます。
彼らは部屋に入るなり最悪の状況になり、リッチは「まだ撮影し続けるのか?」とイラつき、エヴァは返事もせず横になっていました。

その夜銃声が響き、警官らが駆けつける騒ぎが起きます。サイモンはいち早く現場に行き撮影しますが、警官に止められます。
殺害されたのはフロント係で、その遺体の顔をカメラに収めたサイモンは「今日は2回も死体を見た!」と興奮していましたが、リッチは「撮影するなんてどうかしてる」と言い、帰りたいと言い出したエヴァに「俺もビビってるけど、楽しみにしてた旅行だろ?結婚式に出ないで帰ったらマリオに殺される!」と声を荒らげます。

けれど翌朝、リッチはサイモンのカメラで撮影しながら優しい歌でエヴァを起こして謝り、仲直りします。
リッチは「昔母親が歌ってくれた歌。父親がいない時、母親とよくこうやって旅行した。海岸沿いを走って親戚の家に行ったのが一番楽しい思い出だよ」と語り、エヴァは「ピリピリして別人みたいよ。サイモンが大切にしてるんだから、カメラは戻した方がいいわ」と言い、君も撮ってみたらと言われますが「興味が無いし操作法も分らない」と断ります。

その日サイモンは、野生の鹿の写真を撮っていたバスツアーの観光客らを撮影しますが、その顔が全員フロント係と同じく崩れているのに気づき、慌ててエヴァに見せようとします。
しかし拒まれて揉めるうち、すぐ後ろを走っていた乗用車が鹿を撥ね、車のフロントガラスが割れ、鹿も死亡します。サイモンは息絶えた鹿を撮影しますが、キツイ目で振り返ったエヴァの顔はきれいなままでした。

その夜泊まったモーテルでは、サイモンは、リッチが買い出しに行っている間に、エヴァを慰めようとしますが、ローラの話を振られ「人の心は変わるものだし、心変わりも仕方ないかも」と言われ、いい雰囲気で手を握ろうとした時、リッチが戻り気まずくなります。
また、サイモンが「カメラが故障したかも」と点検をしている時、リッチと2人きりになり、サイモンは「なぜか両親が自分の写真を撮らず、飾ってもいなかった。大切な思い出も写真が無いから思い出せない」と打ち明け、「このビデオカメラを見た時、絶対買わなきゃって思った。親が思い出を残してくれなかった分、自分で作ろうってね」「最高のショットを逃したくないから撮り続ける」と話します。リッチは黙って彼の話を聞き、同情していました。

その後、サイモンはローラにモーテルの電話から連絡しますが応答はなく、留守電にメッセージを残して切ります。けれど2人はすでに寝ていて、ローラの寝顔を撮り、室内を撮影し始めます。
するとドアの内側に、頭から血を流したアロハシャツの男(フロント係)が映り、驚いて2人を起こして廊下まで見に行きます。
叩き起された2人は彼の話を信じず言い争いになったため、サイモンは映像を巻き戻して見せますが、男の姿は映っていませんでした。

【承】- デスカメラのあらすじ2

翌日、サイモンは不機嫌でしたが、エヴァは「ブギーマンはどこ?」とからかい上機嫌でした。
彼らは途中コンビニで休憩しますが、新聞を見たサイモンは昨日の観光バスが大事故を起こし、観光客全員が死亡した事を知り狼狽えます。2人は事態に全く気づいてはいませんでした。
彼は動揺を隠すように撮影を続けますが、レジの店員の顔が崩れて映り、トイレに行くふりをして映像を確認しますが、映像の店員は普通の顔をしていました。
その間約20分。店内に戻ると誰もおらず焦りますが、店員は棚の下を覗いていただけで、普通に話しかけてきました。しかしカメラ越しに見た店員の顔はやはり崩れていたのです。
サイモンは何も言わず店を後にしますが、彼らの車と入れ違いにバイクでやってきた、黒いヘルメットの男が店内に入って行きます。

彼らはしばらく走ったところで検問に捕まり「コンビニで事件があった。お前らは30分もいただろう?」と言われ、警察署で事情聴取を受ける事に。車を覗き込んだ警官の顔もやはり崩れていました。
事情聴取の際彼らは、あのコンビニがその後誰かに襲撃されて放火され、店員が死亡した事を聞きますが、「サイモンがトイレに行っていたため長居した」とだけ話して、調書を取られる事に。しかし彼らが部屋を出た直後、取調室が襲撃され警官が射殺されます。

3人は再び車で走りだしますが、サイモンはついに事態を2人に打ち明けます。
「このカメラに何かが映る。電源を切っても録画し続けてる。映った人が次々に死ぬなんて変だ、このカメラのせいかも!」…サイモンは必死に訴えますが、リッチは逆ギレして大ゲンカになり、車を停めて休憩し、再び走り始めます。
その先は広い草原でしたが、サイモンはカメラ越しに車と同じスピードで走る男を目撃し、エヴァにも覗かせますが見えないと言われ、その直後、男が車の窓に現われパニックになります。

その夜モーテルでは、リッチがカメラとサイモンの荷物を勝手に開けて撮影済みのテープの量に呆れ、戻ったサイモンとケンカになります。リッチは作り話だと決めつけていましたが、サイモンは自分が映される事に怯えていたのです。
彼は撮影しながら部屋を飛び出し、公衆電話に入ったところで、エヴァがやってきます。彼女は落ち着いていて、彼を心配していました。
サイモンは怯えて声を震わせ「このカメラに恐ろしいモノを見せられる、見ずにいられない。カメラ越しに見た顔が歪んで見えて、そう見えた人は必ず死ぬ!観光客も全員死んだ!新聞に出てたんだ!モーテルの受付係も警官も!でも君やリッチの顔は問題無かった」と打ち明けます。
するとエヴァは、「死んだ人は皆あなたの知らない人ばかりだから、大切に思ってる人は映っても問題無いのかも」と言い、彼もようやく納得します。

しかしコンビニ店員の時は「”ヘンな感じ”がしたから撮った」と言い出し、原因がカメラだけではない可能性が出てきます。
エヴァは「カメラを捨てるか、電源を切るか、せめてカメラを私に預けて。何もしないから」と説得しますが、途中で「出る前にローラから何を聞いた?」と聞かれ、「様子がおかしかったから聞いたけど言わなかった。あなたが何かしたの?!」と問い質して言い合いになり、結局カメラを取り上げられずに終わります。
その間彼は、カメラを置いていましたが、ずっと映っていたエヴァの顔は歪んでいませんでした。

【転】- デスカメラのあらすじ3

その時から3人の仲は最悪になり、サイモンはエヴァを隠し撮りしては”ビッチ(性悪女)”と呟き、翌日の朝食の際には、席にカメラを置き忘れた体で、2人の内緒話を録画しています。
どうやらエヴァは「旅行前にサイモンがローラに何かしたせいで問題が起こり始めた」と考えているようで、カメラを取り上げるか捨てるかさせたいと言いますが、「ぶっ壊せばいいんだ!橋から放り投げてやる!」と怒るリッチをなだめて、「それはひどすぎるから、せめて今一度話して、ローラに何をしたか聞き出して」と頼んでいました。
戻ったサイモンは無言のままカメラを手に取りますが、一瞬映ったエヴァの顔は歪んでいました。

出発しても3人は終始無言で、見晴らしのいい丘で休憩し言い合いになります。
エヴァはカメラを向けようとするたび「絶対撮らないで!」と激怒し、「大事な人間なのに撮るの?!もう大事じゃないのね!悪いのはカメラじゃない!あなたよ!もう終わりだわ!みんな死ぬのよ!」と詰め寄ります。
またリッチは「俺は好きに撮ればいいがエヴァは止めろ!ほっといてやれよ!」と言い、「なるほどな!お前は映らないから、お前だけ死なずに済むのか!お前は撮らないと約束する!いいから寄こせ!」と迫りますが、結局サイモンは「カメラは真実を映す、ウソをつかない!」とキレて渡さずに終わります。

しかし次のガソリンスタンドで、エヴァが席を外している間に、サイモンは顔が崩れた長い赤毛の女に襲いかかられ怯えますが、リッチが2人でカタを付けようと言い出し、車の中で話し合いになります。
リッチは「親友として言う」と前置きし「俺は無神論者だから信じないが、エヴァの影響は多少は受けてる。ともかく一度カメラを預からしてくれないか?」と説得、一度はカメラを受け取りますが、ちょうど出てきたエヴァを映したところ、レンズが汚れていて、彼女の顔の部分が曇っていました。
それを聞いたサイモンは焦ってカメラを取り上げ、レンズを拭いて改めてエヴァを撮りますが、その顔はその死を予告するかのように、歪んでいました。

サイモンは「エヴァが危ない!」と叫んで車を飛び出し彼女を探しますが、見つからずスタンドの扉を叩いて騒ぎ始めます。
彼は追ってきたリッチにも懸命にその事を訴えますが、相手にされず、逆にローラの事を問い質されます。
リッチは、サイモンが心変わりした相手はエヴァで、ローラはそれを怒って同行しなかったと察し、「エヴァに、俺の女に何かしたのか?!」と激怒していました。
サイモンは動揺しながらも「大切には思っているが片思いで、本人には言ってない」と言い訳しますが、リッチは「絶対彼女には言うな!旅が終わったら消えろ!俺たちの前に2度とその面を見せるな!」と怒鳴って背を向けます。
サイモンはその背後から襲いかかり、カメラで何度も殴り、血だらけで倒れている彼の体をどこかに引きずって行きます。
それ以降、カメラにはたびたびノイズが入るようになります。

【結】- デスカメラのあらすじ4

夜になり、サイモンはどしゃ降りの雨の中、車で苦悩し、死のうともしたようですが死にきれず、モーテルの部屋に戻って泣きながらローラに電話をします。
「ローラ…お願いだから電話に出てくれ…すまなかった…エヴァもリッチもいなくなった…一人ぼっちだ…君が必要なんだ…」…そして電話を切ると「エヴァ…」と呟き、「このカメラが悪いんだ!こいつのせいで!」「なぜこんな事するんだ!ひどすぎるじゃないか!」と叫び、その間カメラには激しくノイズが入ります。

その後、彼は映像を巻き戻し、旅行前、自分のアパートで撮ったローラの映像を見始めます。
ガソリンスタンドのシーンには、顔が崩れた長い赤毛の女は映っていませんでしたが、それは明らかにローラの姿でした。
彼女はやはり、撮影される事を心底嫌がって激怒し、エヴァに心変わりしたサイモンを罵り、「エヴァと楽しく行って来たら?!私はその間に消えてやる!!」と怒鳴って自室に閉じこもっていました。

映像のローラは、エヴァより多少気が強そうなきれいな女性でしたが、サイモンは「ヘンだな…」と呟いて画面を拭き、荷物をまとめてカメラを持って、迎えに来た2人の元に向かったのです。
彼の姿は、ベッドのヘッドボードにある小さな鏡に普通に映り込んでいましたが、彼の目にどう見えていたのかは、定かではありませんでした。

みんなの感想

ライターの感想

盛り上がりも無くはないんですが、ツアーバスの大事故やコンビニ炎上などスペクタクルなシーンは一切無く、アロハの男(フロント係)やバイクの男(多分コンビニ強盗)もほったらかし、多分草原を走ってたのは警官のなれの果てだと思うんですが、彼が(何と署内の取り調べ室でいきなり)射殺された事情も分らず、アップは一瞬、逆光の上に顔が崩れてるので確信は微塵もありません。
ちなみにエヴァは電話ボックスの翌朝から歪んでるんですが、サイモンは全く気付かず、「ではご覧いただきましょう」されないとわからないくらい一瞬なのでお見逃しなく^^;
友人同士の気楽な宅飲みで、ツッコみながら見るにはうってつけの、謎多き作品だと思います。

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