映画:デビルインサイド

「デビルインサイド」のネタバレあらすじと結末

デビル・インサイドの紹介:20年前に、3人の聖職者が惨殺された殺人事件。若きヒロイン・マリアの母親は、その容疑者として逮捕され、現在も精神病院に収容されていた。マリアは事件の真実を突き止めるべく、母親の収容されているイタリアへと向かうのだが・・・という内容で、POV形式で描くエクソシズムというホラー映画ですが、ヒロインの思いとは裏腹に、事態がどんどん悪化していく様は、なかなか見ごたえがあります。

あらすじ動画

デビルインサイドの主な出演者

イザベラ(フェルナンダ・アンダラーテ)、ベン神父(サイモン・クォーターマン)、デヴィッド神父(エヴァン・ヘルムス)、マリア(スーザン・クローリー)、ローザ(ボニー・モーガン)

デビルインサイドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- デビルインサイドのあらすじ1

デビルインサイドのシーン1 1989年、アメリカのとある家で、3人の聖職者が惨殺されるという事件が起きます。死体発見時に家にいたマリア・ロッシが容疑者として逮捕されますが、心神喪失状態で無罪となり、被害者である聖職者のお膝元・バチカン司教局の推薦で、イタリアの精神病院へ収容されます。
それから20年後。マリアの娘・イザベラは、事件当時はまだ子供で事件の詳細を知らないまま大人になっていました。自身の死期を悟っていたのか、死ぬ間際の父親に母親がイタリアの病院にいることを聞かされ、イザベラは20年ぶりに「事件の真相」を探るため、その模様をドキュメンタリーとして映画にすることを決めます。
ドキュメンタリーの監督に選ばれたマイケルと共に、イタリアに渡ったイザベラは、まずバチカンにある司教の学校で「エクソシスト養成講座」を見学します。母親のマリアはイザベラが小さい頃から何か様子がおかしく、家に来た聖職者たちが行った悪魔祓いの儀式の最中に「事件」が起きたと考えていたのです。
そこで出会った司教たちに悪魔祓いの儀式について聞きますが、肯定派と「悪魔憑きと言われているものは、精神病の一種だよ」と否定する者と、反応は様々。そこでイザベラも、自身の母親の事件を皆に話し、更に意見を聞きだそうと試みるのでした。

【承】- デビルインサイドのあらすじ2

デビルインサイドのシーン2 翌日、母親の収容されている病院へ向かい、20年ぶりの対面を果たしたイザベラ。しかし母親は凶暴な性格を多量の薬物投与で抑えられている状態で、イザベラを自分の娘だと認識することも出来ませんでした。腕や唇に自傷の跡らしい傷跡を見つけ、心配するイザベラに、母親は「あなたは、子供を殺したでしょ?それは、神の意思に反することよ」と呟くと、突然狂ったように叫び出すのでした。
イザベラは、録画した母の映像を、エクソシスト講座に出ていて好意的だった2人の神父、ベンとデヴィッドに見てもらいます。イザベラは数年前に中絶をしており、母親がそのことを知るはずがないと考えたのです。叔父がエクソシストであり、実際に悪魔祓いの現場を見たこともあるベンは、マリアの症状は、現段階では悪魔憑きとは判断しがたいと語ります。そしてイザベラに、悪魔祓いを知るには、講義を何時間も聞くより「現場」を5分見る方が勉強になると諭し始めます。
ここでベンとデヴィッドは、イザベラに自分たちの「秘密」を打ち明けます。2には密かに、バチカン教区から悪魔祓いを断られた人々に、教会に内密で悪魔祓いの儀式を行っていたのでした。なぜかバチカンは1999年以降、それまで400年の間変わることのなかった儀式の規律などを変更、悪魔の存在が確実なものと判断出来なければ儀式は出来ないとしていたのです。
「それでは、本当に苦しんでいる人々が救われない」と、ベンとデヴィッドは独自に「教会に見捨てられた人々」に悪魔祓いをしていたのでした。そして、教会から精神病と判断されたローザという娘の悪魔祓いをするため、イザベラとマイケルを誘い、4人はローザの家へと向かいます。

【転】- デビルインサイドのあらすじ3

デビルインサイドのシーン3 地下室に囲われ、ベッドの上でねじれたような格好になっているローザに、筋肉弛緩剤を与え。体がほぐれたところで、ベンとデヴィッドによる儀式が始まります。未知の言語を話し、イザベラの中絶を指摘するローザに、一同は気圧されながらも、怒り狂うローザの状態を、平静に戻すことに成功します。最初は「儀式」に懐疑的だったマイケルも、この「現場」を見て納得せざるを得なくなりました。
ローザの悪魔祓いをひとまず「成功」させたベンは、精神病と判断され薬漬けにされているマリアも、もう一度ちゃんと調べるべきだと主張します。そこで、マリアの担当医には、精密検査をするからという理由をつけ、イザベラとマイケルはベンとデヴィッドと共に、マリアの病室を訪れ、密かに「儀式」を始めます。
聖書を読み上げ、十字架をかざしても何の反応もないマリアに、ベンは「これは悪魔憑きではない」と考えますが、突如マリアが狂ったように叫び、暴れ始めます。もの凄い力で跳ね飛ばされるベン、電撃を受けたように体がしびれるデヴィッド。何もかもが、異常と言える現象でした。
なんとかマリアの暴走は収まりましたが、騒ぎをおこした一同は病室を追い出されてしまいます。しかし、ベンは「凄い映像が撮れた!」と興奮気味。これを教皇庁に見せれば、バチカンも納得するしかないだろうと。イザベラはあくまで20年前の事件の真相を知りたい、そして母を助けたいという思いでしたが、ベンはこれを機会に悪魔の存在、悪魔祓いの意義を教会に認めさせたいようでした。
その一方で、マリアと会って以降、デヴィッドの様子がおかしくなっていきます。元々「教会とは上手くやっている、あまり軋轢をおこしたくない」と、教会の認めない悪魔祓いに消極的だったデヴィッドでしたが、それでも「困っている人を助けたい」という一心でベンとコンビで「裏悪魔祓い」をしていたのです。しかしマリアの病室から戻って以降、何か1人でじっと考え込むようになってしまいます。

【結】- デビルインサイドのあらすじ4

デビルインサイドのシーン2 そして、デヴィッドが通常の神父の勤め、教会で赤ん坊への洗礼を施そうとした時。録画を依頼していたマイケルが一緒にいたのですが、デヴッドはなんと、赤ん坊を水桶の中に沈めて溺れさせようとし始めたのです。マイケルも含め、周囲の人々は慌てて止めに入り、なんとか赤ん坊は助かります。デヴィッドはそのままマイケルと共に部屋に戻りますが、赤ん坊の家族らは警察に通報していました。
尋常ではない様子で戻って来たマイケルに、ベンとイザベラは何があったか聞いて驚きます。心配してデヴィッドの様子を見に行くと、明らかにその表情がおかしくなっていました。ベンは、「これは、『転移』だ。マリアに憑いていた複数の悪魔のひとつが、デヴィッドに乗り移ったんだ」と悟ります。そこへ通報を受けた警察がやって来て、デヴィッドを捕らえようとしますが、怪力を発するデヴィッドに拳銃を奪われてしまいます。
警察隊に銃を向けるデヴィッドを、ベンは「悪魔に負けるな!」と必死に説得します。しかしデヴィッドは、銃を自分の口にくわえると、発砲。その場に崩れ落ちます。それを見ていたイザベラが、ショック状態に陥りケイレンし始めます。意識の戻らないまま、救急車で病院へ搬送されるイザベラ。ベンの元には、司教学校でエクソシストの講義をしていた教授から、デヴィッドから事情を聞いている、出来れば君たちの手助けをしたいという電話が入ります。デヴィッドを失い、イザベラがこの状況に陥り、ベンは教授に協力を依頼します。
するとイザベラが運ばれていた病室で、騒ぎが起こります。病室でイザベラが暴れ出し、看護婦を血まみれにして叫んでいました。イザベラにも「転移」が起こってしまったのです。騒然とする病院からイザベラを連れ出し車に乗せ、教授の元へ連れて行こうとするベンとマイケル。車内で叫び声を上げるイザベラを、ベンが祈りを捧げながら、必死に押さえつけます。しかしこの時、悪魔が車を運転していたマイケルにも転移。車はコントロールを失い転倒、カメラの録画はそれっきり途絶えてしまいました。

「バチカンは、悪魔祓いの撮影を認めていない。
 この映画のことも、承認していない・・・」

みんなの感想

ライターの感想

いまや世界中で数多と製作されています「POVもの」の一本で、しかもエクソシズムを扱った低予算ホラーということで、どうしても「ありがち」な展開になってしまいそうなところでありますが。終盤にガラっと映画のテイストが変わって驚かされる「ザ・ボーイ ~人形少年の館~」や、現代の狼男譚を斬新に描いた「ウエア -破滅-」などでキレのあるホラー演出を見せてくれたウィリアム・ブレント・ベル監督、さすが本作を一味違った作品に仕上げてくれています。
まずは20年前に起きた惨殺事件の真相を追うという展開から始まり、神父同士で「悪魔憑き」についての賛否両論をディスカッションするという絵がなかなか素敵でございます。この時、悪魔憑きについて「反対派」だった神父さんもその後登場して欲しかったんですけどね、なかなかいいキャラだっただけに、出番がここで終わりだったのは残念でありました。
更に、ヒロインの話を親身に聞いてくれてた「悪魔祓い肯定派」の神父2人が。実は教会にナイショで「裏悪魔祓い」をやっていたという、衝撃の事実!で、この2人の神父が共に「若手」なので、悪魔祓いに必死なのもいいんですよね。なんかこう、大丈夫かお前ら、かえって症状を悪化させてないか?みたいな。
それでも、子供の頃に叔父がエクソシストだと知り、「自分の身内にヒーローがいるようなものだと思った」というベンの、悪魔祓いに関する「情熱」は、その手腕に頼りなさもあるものの、十分に伝わってきます。
この、エクソシトだったベンの叔父さんが数年前に死んでいて、この死にベンが関わっているのかも?ということが「悪魔のささやき」から示唆されるんですが、この辺が明かされず仕舞いなのは勿体無かったですかね。公開当時は「ブレ・ウィッチ」よろしく、解き明かされない謎は公式サイトにて!みたいな手法を取っていたみたいなんですが、今はそれも見られないので。
それでも終盤、悪魔が次々「転移」していってどうにもならない状況に追い込まれていく様は、「悪魔舐めたらあかんぜよ!」みたいな感じで素敵でございました。元々の「憑かれていた人」であるマリアさんはほったらかしのまま「ブチッ!」と終わってしまうというのはどうなのかとも思いますが。いや、なかなかドキドキワクワクさせてくれる「POVエクソシズム作品」でしたよ!さすが、ブレント・ベル監督!!

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