映画:デビルシャーク

「デビルシャーク」のネタバレあらすじと結末

デビルシャークの紹介:「ジョーズ」と「エクソシスト」の夢の共演!という、誰も思いつかなかったトンデモ企画を実現した、そのことがもしかしたら唯一映画史に名を刻んでしまうかもしれない、底抜けZ級映画。悪魔に魅入られたシスターがこの世への恨みを晴らすべく、人食いザメに怨念を託した・・・!という筋書き「らしい」、IMDb(インターネット・ムービー・データベース)の採点が「1.4」という滅多に見ない最低ラインを誇る、不可解で意味不明なシーンがふんだんに組み込まれた謎に満ちた作品。

あらすじ動画

デビルシャークの主な出演者

アリ(アンジェラ・ケレツ)、マイケル神父(ボビー・ケレツ)、ランディ(ジェームズ・パルサモ)、エミリー(チャニング・ドーソン)

デビルシャークのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- デビルシャークのあらすじ1

デビルシャークのシーン1 アメリカのとある田舎の湖、パリス・ランディング。1人のシスターが、湖のほとりで水面を見つめています。そこに流れるニュースの言葉。「修道女リンダ・ブレアの捜索が続いています。彼女は13人の子供を虐待死させた容疑で、手配されています・・・」シスター・リンダは湖に向って「世界は私を裏切った!復讐に苦しむがいい!」と叫ぶと、1人の女性がシスター・リンダに向って走って来ます。
「あなたが何をしたのか知ってるのよ、必ず報いを受けさせてやる!」とその女性が言ったそばから、シスターは女性を刺殺。女性の死体を生贄として、湖に捧げるのでした・・・。
それから、一年後。この湖は、行楽地としてそれなりに人気があるようで、今日も3人の若い女子が、「泳いだり日焼けしたり、湖でやるべきこと」を楽しみにやって来ます。「遊泳は個人の責任で」という恐るべき看板の立つ湖で早速日光浴を始める女子たち。しかし女子の1人・アリが湖に入ったところで、サメに襲われてしまいます。血だらけになるアリを必死に助けるエミリー。楽しいはずの湖の休暇は、あっという間に悲劇となってしまいました。

【承】- デビルシャークのあらすじ2

デビルシャークのシーン2 しかしアリは奇跡的に軽症で済み、予想より早く退院出来ました。喜ぶエミリーでしたが、アリの様子がおかしいのに気が付きます。アリは水にこだわり、サメに噛みつかれた湖にまた行こうとしているのです。1人になったアリは男をナンパ、共に湖へ。2人で湖の中で戯れていると、急にアリが姿を消します。残された男に、襲い掛かるサメ。男は抵抗むなしく、湖の中へと消えて行きます。
場面は変わり、1人の神父の元へ訃報が届けられます。アリがナンパした男は、神父の弟だったのです。弟の死に不可解な点があると知った神父・マイケルは、真相を突き止めるべく湖へと向います。
その頃湖では、「ゴースト・ワッカーズ」というローカル番組の女性キャスターが、湖で多発している死亡事故についてレポートしていました。自らを「超常現象調査官」と名乗るリポーターのナンシーは、湖で死んだ女性を霊を呼び出し、事故の真相を探ると言い出します。湖に呼びかけたナンシーは、やがて苦しみもだえ、粗暴な男のような、低い声でうめき始めるのでした・・・!

【転】- デビルシャークのあらすじ3

デビルシャークのシーン3 湖へやってきたマイケル神父は、アリの家を訪ねます。アリは不在でしたが、そこにいたエミリーと話し始めます。最近湖で死亡事故が多発しているが、実は一年前にも事件があった、そのことはなぜか報道されていないのだとマイケル神父は語ります。シスター・リンダの湖での殺人は、なぜか闇に葬られていたのです。エミリーは、アリに最近おかしな様子が見られることを打ち明けます。神父はアリの身を案じ、エミリーと共にアリを探し始めます。
その頃アリは、町にある遊園地に来ていました。アリの恋人だったボビーが、アリが入院している間に、アリとエミリーと一緒に湖へ行ったローレンという女子と浮気していて、この日もボビーとローレンが2人で遊園地へ遊びに来ていたのです。楽しげに遊園地を歩く2人の後ろから、じっと後をつけていくアリ。やがて2人がケンカ別れして、ボビーが1人きりになった時。アリはキバをむき出しにして、ボビーに襲い掛かりました。

【結】- デビルシャークのあらすじ4

デビルシャークのシーン2 そこへやって来た神父とエミリーが、アリをなんとか連れて帰ります。神父はアリを木に縛りつけ、悪魔祓いを開始。しかし、悪魔祓いについての手順を読んだことがあるだけで、儀式は初めてという神父は、素人のエミリーに「十字架が小さ過ぎるわ!」と注意されたり、アリに取り付いた悪魔にバカにされ、怒ってアリの首を絞め始め、「体はアリよ!殺してはダメ!」と諭される始末。
それでもなんとかアリに取り付いた悪魔を自分に取り付かせて、アリは救った神父でしたが、神父はそのまま取り付かれた悪魔の言いなりになってしまい、エミリーに噛みつきます。思わずその場を逃げ出すエミリー。すると、救われたはずのアリと、悪魔に取り付かれたままの神父の頭上から、突如闇夜の空間を切り裂いて、サメが現れたのでした・・・。
神父に噛まれたエミリーは、フラフラと湖へ向かいます。何も知らず、エミリーに話しかけるローレン。エミリーが衣服を脱ぎ捨て水着になり、湖へ入ると、湖から現れたサメがローレンに襲い掛かるのでした。
その後、湖でシスター・リンダが、また新しい生贄を湖に捧げようとしていました。そこへ一年前殺した女性の霊が湖から現れ、シスター・リンダを湖の中へ引きずりこんで行きました・・・。

みんなの感想

ライターの感想

冒頭から出てきたシスターの名前がいきなりそのまんま「リンダ・ブレア」というのがなかなかイカしてる本作ですが、紹介の欄ではダメダメな映画のようなことを書きましたけど、いえ実際ダメダメ映画なんですけど、実は意外に「そうでもない」シーンもあるんですよ。しかし、そうでもないシーンより圧倒的に「本格的にダメなシーン」の方が多く、そのインパクトが強すぎて、この作品をある意味「伝説」たらしめているのであります。こんな最悪な映画があるのか?!という、都市伝説的な。
主役(のはず)の3人の女子が湖へ向う車中の会話なんかも、そんなに悪くないテンポで、3人の中で「困ったちゃん」的存在のローレンが、車の窓から足を出しっぱなしにしてるのは「デス・プルーフ」を意識してるのかなと思ったり。突如登場する「ゴースト・ワッカーズ」のレポーターなんかもいい味出してるんですよ、最初は。ライバルと見られる女性リポーターが出てきて、2人でやりあうシーンでは、2人とも相手を激しく罵りながら、目線はしっかり目の前のビデオカメラ目線になってるとこなんかは上手いなあと思いました、いやほんと。
ローレンとボビーが遊園地を歩くシーンなんかも、セリフなしでゼスチャーだけで2人のイチャつきっぷりを表現したり、豹変したアリのキバむきメイクなんかも悪くない出来で、この監督さん意外に「いい腕」を持ってるんじゃないかと思います。でも尺を稼ぐためなのか、せっかく悪くないシーンなのに「ムダに長い」のがタマに傷。なので、意味不明なシーンも挟み込みつつ、悪魔払いのシーンあたりまではそれなり見られるんですよ。サメの襲撃シーンはサメパニックとして完全に「失敗」ですけどね、サメと人間が同時に映るシーンがいっこもないですし。ところが。
悪魔祓いが終わった後、完全に「意味不明」なシーンが延々と続くんです。1人の女性が湖へ歩いていって、日光浴をしてるところを怪しい男が覗きに来て・・・というシチュエーションを、何分かけて撮ってるんだ?と。そんなところで不思議に思ってたらなんとエンドロールの後に、更に輪をかけて意味のないシーンが。不思議ちゃんっぽい女子が、水族館でサメのぬいぐるみと戯れるシーン、これがまた数分に渡って緊張感もないまま延々と続く。一体何が起きたのか、この映画の製作中に?!と首を傾げたくなる展開。
これ、最初は30~40分くらいの「中篇」を作っていたのが、70分にすればDVD化出来るよ!みたいな事を聞いて、後から「無駄なシーン」を追加したんじゃないかと思うんですよね、そうでも考えないと、とてもこの作品構成が「商品」として市場に出回っていることに納得がいかないと言いますか。
そう考えると、「本編」中盤の意味不明な3人の女の降霊会シーンとか、それと同時進行する取り付かれたエロい女子の描写とかも、「後から追加シーン」なんだろうなと思えるのです。だからといって、もう少し「本編」と絡むシーンを作ったら良かったのにと思わざるを得ない出来栄えになってしまってるのが、いかんともしがたい評価に繋がっているかと。
「ダメサメ映画」としてウワサに高い「ロスト・ジョーズ」のカットを挟みこんでるとこなんかも、最初は悪魔祓い映画をメインにしようとしてたのを、途中から「サメ要素も入れてみない?」てな話になったんじゃないかと想像したりします。いやあ、ほんとにIMDbの採点「1.4」は伊達じゃないぜ!と思わせてくれる、底抜け脱線事故多発映画でした!でもほんと、途中までは「悪くなかった」んだけどなあ・・・惜しいなあ・・・。
  • 匿名さんの感想

    ライターの感想が一番面白い

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