「トムホランドの世にも恐怖な物語」のネタバレあらすじと結末の感想

ホラー映画

トム・ホランドの世にも恐怖な物語の紹介:「フライトナイト」「チャイルドプレイ」のトム・ホランドが製作総指揮・監督・脚本、案内役として出演もしている2014年制作のホラー・オムニバス。遺志を持つカーナビ、人間の内面を映す魔法の鏡、解除不能の夫婦愛、電磁パルスやとぼけたピザ屋による人類滅亡の危機等々、おかしくて怖い144分。

予告動画

トムホランドの世にも恐怖な物語の主な出演者

フレッド(AJ・ボーウェン)、Mr.スミス(ウィリアム・フォーサイス)、モンゴ(レイ・ワイズ)、リンダ(アンジェラ・ベティス)、デイブ(ノア・ハザウェイ)、ピザ配達人(マーク・センター)、ダニー・ドイル(アダム・ローズ)など。

トムホランドの世にも恐怖な物語のネタバレあらすじ

【起】- トムホランドの世にも恐怖な物語のあらすじ1

◆第1話「カーナビ」(「Fred and His GPS」)
フレッド(AJ・ボーウェン)、サマンサ(ボニー・ピエス)
フレッドは、カーナビに国際空港への道案内を頼み、犯罪者引き渡し条約の無い辺境の地に行きたいとこぼし、また、カーナビが単なるプログラムで録音も盗聴もしてないと確かめた上で「妻を殺した」と打ち明けます。彼は出掛けに妻を射殺したのです。
私は住宅ローン診断士で、妻に贅沢をさせ、彼女の希望で子も持たず、なんでも与えたのに複数の男と浮気した?なぜ裏切ったと話し続けるうち突然「寂しかったのよ」と言う妻の声が聞こえます。そしてナビの声で、朝は話さず夜は不機嫌、おまけに3年もセックスレス、あなたが彼女を孤独にしたと責められ逆ギレしますが、妻が「心からあなたを愛してた」と言い、母親に泣きながら愛してるのに判ってくれないと電話をする姿を映し、なぜ殺したの?と聞かれ、私を愚弄するために浮気したからだと言います。
映像の妻は、自分の魅力を知って欲しかっただけなのに、なぜ浮気した事になるのよ!と怒りますが、彼は卑屈な罵倒で返します。
ナビは「これはあなたの妄想かも。こんな機能は無いもの」と言い、混乱した彼はナビを外し「私を殺すつもり?だってもう殺したでしょ?」と笑う妻の映像を銃で撃ちます。けれど、独りになった彼は罪悪感に堪えかね、車を停め外に出て他の車に轢かれます。
壊れたカーナビには妻が映り「最終目的地に着いたわね」と笑っていました。

◆第2話「ある女の復讐」(「To Hell With You」)
スーザン(ダニエル・ハリス)、Mr.スミス(ウィリアム・フォーサイス)、カルロス(エディー・ハージティ)
レストランで浮気した彼氏カルロスに逆ギレされ、別れを告げられたスーザンは、黒いコートの男に復讐しないか?と言われます。
彼女は笑ってスルーしますが、男は彼女をテラスに誘い駐車場でキーを探すカルロスを見せ、君のために引き留めた、彼は君を寝るだけの相手でヘタクソだと言ってたと言い、ヤツに死んでほしいと言えと迫ります。彼女が「彼を殺して」と言うと、男は彼女の親指を切り彼の手の平に血判を押させると帽子を振り、カルロスはもがき苦しみ息絶えます。
スーザンは、「また会おう」と言い去ろうとする男を引き留め問い詰めると、君が死ぬ時に返してもらうと言い、信じて無かったと言い訳する彼女に手の平の契約書を空中に拡大して見せます。
男は無効は無いから彼氏は生き返れないと言いますが、彼女が寿命を10年あげると言うともう1つ願いを叶えると約束し、「あなたの一番大物のボスに会いたい」と言われ困り果てます。スーザンは、男の胸ぐらを掴み「ボスにあんたがバカだと言う!」と脅し連れてって!と迫ります。男はやむなく地獄に連れて行きますが、ボスの拷問は恐ろしく死者の魂を捧げ続けてる、どうしても会うのか?と怯えます。
スーザンは”あなたと会う前に時間を戻す”に願いを変えると言い、男はやむなく従う事に。彼女はしたり顔で微笑みますが、男は「ボスが必ず勝つ!勝つのは常に彼なんだ!」と怒っていました。
次の瞬間、彼女はカルロスとの待ち合わせの時間に戻り、浮気を責め、続けて満面の笑みで彼女自身の複数の浮気を打ち明けて別れを告げ、去って行きます。
一言も返せず取り残されたカルロスの隣にあの男が現れ「このまま黙ってる気か?復讐したいか?」と聞いていました。

◆第3話 「爆弾」(「Boom」)
デイブ(ノア・ハザウェイ)、バディ(アレックス・アーボム)、ジョリーン(セーラ・バトラー)
バディは戦友のデイブに呼ばれ、作業場で大きな箱型の金属爆弾を見せられます。彼はこの爆弾は誰にも解除できないと言いますが、バディはプロなら解除するさと言い覗き込みます。2人は戦場では爆弾処理のプロでしたが除隊しています。それは無数の装置が迷路のように組み込まれた爆弾で、周囲一帯が吹き飛ぶ威力があります。
バディはジョリーンはどこだ?と聞きますが出掛けてると言われ、接続を確かめるのでボタンを押してくれと頼まれます。彼がボタンを押した途端、デイブは「お前はC4爆弾に繋がれた」と言ってタイマーを見せ、彼が指を離すと金属球が転がりタイマーが進むため、身動きが取れなくなります。
バディは親友なのに!と怒りますが、デイブは「妻と寝たからだ」と言い、アリバイをあげる彼に、ならば妻も参加させようと言い物置を開けます。そこにはガムテープで口を塞がれ、ニトログリセリンの小瓶を下げ、吊るされたジョリーンがいて、彼は彼女の首や口に入れたニトロを投げて爆発させからかいます。彼女は激怒し話も聞かず殺す気よ!と怯えています。
デイブは2人に、会う約束のメールを見たと言い、妄想だ!と怒鳴る2人を無視して、ジョリーンにはあいつには解除できんと言い、バディにはお前は有能だが最後には疲れ切って「BOOM!」と嗤い去ろうとします。
2人はメールした事を認めますが、お前の誕生会の打ち合わせだったと言い張り、確認し事実だと知ったデイブはジョリーンを解放します。彼女は激怒してデイブの頬を張り飛ばし、バディは狼狽えるデイブに俺が解除すると言いボタンを押させ、彼女と一緒に去ろうとします。
逆の立場になったデイブは解除しろ!と叫びますが、2人は、お前の言うとおりだ、せいぜい楽しんでと言い、悔しがるデイブの前で、濃厚なキスをし去って行きます。
彼らが去った後、デイブは指を離しますが爆発は起きず、バディに電話をし、装置は本物だが爆弾はただの粘土、浮気疑惑も妄想だと思ってたが恐ろしい現実だったと涙をこぼします。
車で濃厚なキスをしていた2人は愕然としエンジンを掛けますが、デイブのカウントダウンが終わった瞬間、爆発炎上します。

◆第4話 「マジック・ミラー」(「Mongo's Magik Mirror」)
モンゴ(レイ・ワイズ)、ダンスティン(ジョエル・ワード)、メアリー(ブレン・ラカーノ)
若手マジシャンダンスティンは助手のメアリーと、裏通りの露店”大魔術師モンゴ”を訪ね、人が鏡の中と外を行き来しタネが見破れないと噂の”魔法の鏡”を見せてくれと言います。
鏡はモンゴの手さばきで姿見サイズに拡がり七色に輝き、彼は「鏡を通り抜ければ本当の自分に会える」と言い鏡が自立してるのを見せ、「魔術と言うより異世界に人を運べるものだ」と言い鏡面に手を差し入れます。そして彼は向こう側では安全のため動き回るな、人は皆隠れた欲望を持ってるからと忠告します。
ダンスティンはまずメアリーで試しますが、彼女の世界はピンクのハートが飛び交う乙女チックなもので、モンゴは感動する彼女を見て満足そうに微笑みます。けれど、買いたい!と騒ぐダンスティンには「この鏡は人の望みもその逆も映す!」と怒鳴り片づけようとします。
彼はモンゴをナイフで脅し、タネを教えろ!この鏡があれば有名になれる!と言い、モンゴが「これは意志を持つ鏡なんだ!」と言っても聞き入れません。
2人はダンスティンに押され先に入りますが、中はモンゴの古い町並みの世界に変わっていました。けれどダンスティンが入った途端、町は崩壊し、荒漠たる暗黒世界へと変わります。モンゴは、君は善人と思えんとこぼし、駆け出しの頃、タネを求めて世界中を旅している時、ブダペストのガラクタ店で埃まみれの鏡を見つけた、鏡は私を呼ぶように微かに光り、それが”モンゴと魔法の鏡”の始まりだと話します。
3人は慌てて鏡から出ますが、モンゴは、なおも鏡を売れ!最高のアトラクションだ!と言うダンスティンに、あれは人間の最悪の部分を映し、出られなくなることもあると往なします。
ダンスティンは2人を鏡に閉じ込めようとして、モンゴに引きずり込まれます。中は再び暗黒に変わり、巨大な牙を持ったミミズの怪物が現れます。怯えたダンスティンは2人を置き去りにして、鏡に逃げ込みますがその先も彼の世界でした。
一方、モンゴはメアリーと無事裏通りに戻り、ダンスティンの叫び声を無視して鏡を畳みます。
モンゴはメアリーに「君は鏡に気に入られた。あの美しい世界を客に見せてくれ」と言い助手として雇います。そして初めは大舞台にも立ったが、最初に入った客が戻らず、鏡は何度捨てても戻ってくる、私がこの鏡を持つ運命だと悟ったのさと笑い、町に消えていきます。
ダンスティンは怪物とマジックステッキの剣で戦いますが頭から喰われます。

【承】- トムホランドの世にも恐怖な物語のあらすじ2

◆第5話 「ドラッグ:BITE」(「BITE」)
スーザン(ブリアン・ハウィー)、ジミー(ショーン・ロー)、ペドロ(キャメロン・バンフィールド)、クロエ(ハズキ カトウ)、バディ(ライアン・ケリー)
スーザンは、大学の友人たちと噂のドラッグ”BITE”の到着を待っています。それは”幻覚で未来が見える”というハーブ系のドラッグで、調達役のジミーがバーに着く直前、銃声がしサイレンが響きます。皆がざわつく中、到着したジミーは、売人がこれまでで最強、幻覚の苦情が殺到してるらしいと話しながら気化器にBITEを詰め、準備が整った途端皆も不安を忘れます。
BITEは、まず3人が吸いますが変化は無く、ジミーが試す間、スーザンはイヤな未来でも今よりは退屈じゃないはずと話し、最後に吸い込みます。
その時、1人が携帯を見て「ドラッグが原因で人殺しが暴れてるって」と言い、立て続けに入る続報にざわつきます。テレビでもドラッグが原因で多数暴動が発生しているとニュースが流れ、何かの唸り声と悲鳴が入ります。
また、投稿動画の男性は血だらけで「あいつらの体が変化してる」「毛や牙が生えて…爪も鋭く…」と叫んで逃げまどい「犬が切り裂かれた!」と叫んだ途端襲われ、映像が途切れます。クロエは下手なメイクだと笑いますが、男子2人は変化してたと怯え、ジミーとスーザンはラリってそう見えただけだと怯えます。別な動画では、女性が道が封鎖され、警官が手当たり次第撃ってる!怪物が皆を殺してる!と叫び、毛だらけの男に襲われていました。
スーザンは、それでもクスリの幻覚だと言いますが、ニュースのレポーターが問題のドラッグだと見せたのは、まさしく”BITE”でした。
彼らが騒然とする中、初めの男子2人の異変が始まり人狼へと変わります。2人は相撃ちで息絶えますが、直後に変化したクロエは2人が倒します。けれど続けて2人にも変化が起こり、狼のように遠吠えします。
それはスーザンの予知のビジョンで、遠吠えしてたと笑うクロエも含めて3人は吸った後で、スーザンは予知のビジョンを見た、吸ったら人狼になる、暴動が起きると叫び、ジミーを止めますが、彼女以外の全員が変化し彼女に襲いかかります。

◆第6話 「ショックウェーブ」(「Shockwave」)
リンダ(アンジェラ・ベティス)、ジェシー(ジョシュ・ホランド)、ダイアナ(アンバー・ベンソン)、トゥーギー(ジェームズ・デュヴァル)、マリア(オナホア・ロドリゲス)
ロスの街並みを見下ろす豪邸で談笑する4人の投資家。ジェシーとリンダは主夫妻、トゥーゲイとダイアナは恋人同士です。メイドのマリアはリンダに帰っていいと言われキッチンに戻りますが、ハワイ沖で爆発があったというニュースが流れた途端、地面が大きく揺れます。
4人はプール付きのテラスで様子を見ますが、地平線には巨大な光が広がり始めていました。
ニュースでは、爆発で発生したEMP(電磁パルス)が地球全域に拡散、全生物が甚大な被害を受けると伝えていました。つまり電子機器は無力化され、通信網、交通網は壊滅、生物は絶望的だと言うのです。ネットはすでに落ちていて、トゥーギーとダイアナはパニックになりかけています。
その時、リンダが2階の電磁シェルターに避難したらと言い出しますが、電磁パルスは防げるものの2人分しか広さがありません。ジェシーはすまんが私の家で私が作った部屋だと言い扉をロックします。広間には帰りそびれたマリアがいて、ニュースではハワイに衝撃波が届いた瞬間の凄まじい映像が流れています。
ジェシーはリンダを連れシェルターに走りますが、トゥーギーは見殺しにする気か?!と怒り、妊娠中のマリアはお腹の子を助けてとすがります。ジェシーとトゥーギーは扉の前で乱闘になりますが、トゥーギーが勝ち残りダイアナと中に入ります。ジェシーは銃でシェルターを撃ちますが反撃され射殺されます。4人はそれまで互いを親友と呼び合う仲でした。
2人はニュースを見た後シェルターに戻りますが、中は破壊され1人分のスペースしかありません。トゥーギーはダイアナを見捨て中に入ろうとしますが、リンダに包丁で刺され死亡します。
リンダは抗うダイアナを止め、妊婦のマリアにシェルターを譲ると言い、「子を産むしか能の無い低俗な女なのに!」と怒鳴る彼女に「新世界には子供が必要よ。あと3分。仲良く死にましょう」と言い抱き合います。けれどダイアナは、リンダを撃とうとして揉み合いになり、マリアに撃たれ死亡します。リンダはマリアをシェルターに入れ、赤ん坊が男の子ならジェシーと名付けてと言い、マリアは、女の子ならリンダと名付けると約束し、扉を閉めます。彼女はジェシーの亡骸にいいわよね?と言い、ワインを持って暗いテラスの椅子に座ります。眼下では美しい街並みの方々で爆発が起き、暗くなっていきます。
翌朝。ビル街に救急車のサイレンが響いています。
嵐が過ぎ去った街は昨日と変わらず、目覚めたリンダとマリアは広間で再会し笑い合います。テレビは間もなく復旧し、緊急速報が流れます。「情報は間違いでした。中性子束など無く、電気と通信はダウンしたものの、人は死ななかった、助かったのです」…マリアは夫も生きてるでしょうと微笑みますが、リンダは笑っていませんでした。

◆第7話 「タブレット」(「Cached」)
バーニー(ジョナサン・チェイス)、リカルド(ホセ・パブロ・カンティージョ)、ダニー・ドイル(アダム・ローズ)
真夜中のダウンタウン。バーニーとリカルドは、路地を走ってきた男にぶつかられそのタブレットを奪おうと追いますが、男は彼らを無視して激しく怯え、割れた瓶で首を掻き切り死亡します。バーニーは死んだ男からタブレットを奪いますが、リカルドは眉を顰めそんなもん捨てちまえ!と言い分れます。
帰り道、タブレットが鳴り開けてみると、首を切り裂かれた髭面の男が映りはしゃいでいます。先ほど自殺した男も助けてくれ!と顔を出しますが男に殺され「奴の自殺はこのタブレットが録画した、俺はダニー・ドイル、イカれたプログラマー、別名”タブレット男”。自殺してタブレットに閉じ込められ、お前みたいな奴らと遊んでるんだ」と嗤います。バーニーはただのハッカーだろ?と言い乱暴にタブレットを閉じ帰宅します。
けれどタブレットは再び勝手に点きダニーが「俺を拾ったんだからゲームしろ、今から3分後におまえを追いかける」と宣言します。バーニーは彼を罵倒しますが、ダニーは「わかってねぇな!俺はタブレット男だ!拾った奴を必ず殺す!今のうちに逃げた方がいいぜ」と言い、罵る彼に「時間が無くなるぞ」と言い消えます。
バーニーはリカルドに電話をし「タブレットの中の死人が話しかけてくる」と事情を話しますがからかわれてるんだと笑い信じません。イラついたバーニーはプログラマーのダニー・ドイルが実在するか調べろ!と言って電話を切り、鳴り始めたタブレットを開きます。
ダニーは路地で死んだ男の傍からの中継で「あと90秒。俺はいつも最後の被害者が死んだ場所からスタートする、継続性に拘ってるんでね」と嗤い、ブチ切れるバーニーに「俺がおまえなら、喋ってないで逃げる。俺は本気だ、あと60秒」と言い消えます。
タブレットは外のゴミ箱に捨てても戻り、リカルドからは奴は実在したと連絡が来ます。ダニーはITの天才で殺人が趣味だった、4年前、刑務所に入るのが嫌で逮捕直前に喉を切って自殺したというのです。画像も間違いなくその男でした。その間もダニーは歩きながら中継し、徐々に近づいています。
バーニーはタブレットを叩き壊しますが、ダニーの声は止まらず、銃で撃つとテレビ画面に映り、そして携帯へと破壊するたび移動し、彼の部屋のノブに手を掛けます。ドアは開きますが姿は見えず、撃っても手ごたえはありません。彼は駐車場に逃げますがついに駐車場に立つ自分が映り逃げ出します。ダニーは大声で笑いながら彼を追い、バーニーが橋を渡ったところでリカルドとぶつかります。
リカルドは見えないダニーに殴り倒され、ナイフで抵抗するバーニーは、見えないダニーに腕をねじ上げられ自らの首を切り裂き死亡します。
リカルドは泣きながら近づきますが、バーニーの前に戻っていたタブレットにダニーが映り「ダチの復讐をしたいだろ?俺を拾え!そうすればお前も殺せる!遊ぼうぜ!!」と嗤い煽ります。
リカルドは怯えバーニーもタブレットも置き去りにして逃げ出し、ダニーがいくら煽っても誘っても叫んでも2度と戻りませんでした。

【転】- トムホランドの世にも恐怖な物語のあらすじ3

◆第8話 「ピザ配達人」(「THE PIZZA GUY」)
ピザ配達人(マーク・センター)、エミリー(エリン・エイン・スミス)、ショーン(アンディ・アール)、ティッシュ(Leore Hayon)、リッキー(エリ・ビルドナー)
*第1章 亡き妹(「#1 THE DEAD SISTER」)
半年前の交通事故で妹デビーを亡くしたエミリーは、妹と話したいと思うあまり悪魔召喚を決意します。彼女は自宅リビングのカーペットに魔法陣を描き、万が一のためにと彼氏のショーン、親友のティッシュとその彼氏リッキーを呼びます。
男子2人は遊び半分でしたが、ティッシュは古い魔術書を見ながらマジになってる彼女にくだらない事は止めて正気に返ってと心配しています。魔法陣を描き終えた彼女は皆に中に入ってと言いますが相手にされず、これはガレージセールで買った魔術書で、持ち主は老いた両親を惨殺し拳銃自殺したと話します。また、本が語りかけてくると言い、その間にも本に文字が浮き上がり、本が話してると言います。
願い事は「妹と話すこと」。彼女は皆の心配をよそに呪文を唱え始めます。その様子は真に迫り皆動揺しますが、結局何も起こらず、エミリーが「さあ悪魔が来るから魔法陣に入って」と言ってもショーンがふざけて入っただけでした。
その時、玄関の扉がノックされます。

*第2章 注文者の名は?(「#2 WHAT'S THE NANE」)
ティッシュは怯えて魔法陣に入りますが、リッキーは「ピザ屋だよ」と言い扉を開けます。それは角のロゴ付きのキャップをかぶったフツーのピザ屋で、8ドル95セントでチップは別払いとおどけます。しかしピザは頼んでないし、注文者の名前もありません。
エミリーはリッキーにも魔法陣に入るよう言いますが、彼は「彼女少し頭が変なんだ」と言い訳し払おうとして手間取り、代わりに払おうとしたショーンのポケットから、彼とティッシュのベッドイン写真が落ちます。4人は言い合いになり、ピザ屋は呆れます。
エミリーは、写真はピザ屋の仕業で、願いも叶えないくせに呼ばなきゃよかった、もう帰って!と罵りますが、ピザ屋はピザ代を貰おうと粘ります。そこでエミリーは自分のミスかと魔術書を見て「願いを撤回したら全員殺すって!急いで彼を地獄に返さなきゃ」と言い出します。ピザ屋はいよいよ不安になり彼女は俺を何だと思ってるんだ?と笑いますが、エミリーに「”バフォメット”よ!角のマークが証拠だわ!」と言われます。
ティッシュは料金を払えば帰るんじゃないの?と言いますが、エミリーが絡んで再び揉め始め、ピザ屋はため息をつき、イラついたリッキーは出て行きます。ティッシュは彼を追いかけようとしますがエミリーに止められ、あんたがおかしいとキレ始めます。
その時、表で急ブレーキの音がして悲鳴が上がります。

*第3章 魔法陣の外(「#3 OUTSIDE THE PENTAGRAM」)
表を見てくれと言われたピザ屋はブラインドから覗き、確かに男が撥ねられたらしいが人だかりで誰かはわからないと言いますが、エミリーは愚痴るピザ屋を無視して「悪魔は世界を滅ぼすって書いてある、やっぱり地獄に返しましょう!」と言い呪文を唱えようとします。が、今度はティッシュが魔法陣から出て現場を覗き、ピザ屋と同じことを言い出て行きます。
ピザ屋は代金をくれさえすれば、俺が追いかけてやると言いますが、彼女は無関係なんだから傷つけないで!と言われます。が、間もなく近くで叫び声がして、ドアから覗いたピザ屋は「誰かが階段から落ちた。彼女かどうかはわからないけど」とため息をつきます。
ピザ屋はエミリーに罵られ、僕のせいじゃない!と叫びますが、ショーンにエミリーが間違ってるなら出てけと言われ、「ピザ代を貰ってないからだよ!8ドル95セントでチップもいらない!これでいいだろ?」と喚き、クソッタレ!とこぼすショーンに「その絵から出て今の言葉を言ってみろよ!」と怒ります。確かに彼はその部屋に来てから一度も魔法陣の中には入っていません。けれどエミリーは2人を無視して戻す呪文を唱えます。が、ピザ屋は消えず困り果てた挙句、ショーンにつまみ出すぞ!とまで言われてブチ切れ「そもそもあんたの願いは何なんだ?!」と聞きますが、解るはずよと言われ叶えたフリをします。
すると、家の電話が鳴り始めます。

*第4章 死者からの電話(「#4 ANSWERRING THE CALL」)
電話は死んだ妹デビーからで、エミリーは、事故の直前にケンカして道に飛び出したあなたはトラックに撥ねられた、つまり原因は自分にあった、服もアクセサリーも貸すべきだったと謝ります。デビーはいつものケンカでしょ?自分が死んだのは仕方がない事、飛び出した私が悪いの、そして愛してるわ姉さんと言い、切れます。
彼女は許してもらえたと泣き、ショーンは魔法陣から出ようと言いますが、彼女は魔法陣の中から、ピザ屋にティッシュとリッキーを生き返らせる方法を聞きます。
ピザ屋は呆れ、もうピザもやるしチップもいらないと言い帰ろうとします。エミリーは魔術書を調べ「悪魔が殺した人の数だけ、私の一部を捧げなくちゃ」と言い出します。それが悪魔を呼んだ罰だ、小指とか耳たぶとかを切り取って捧げるのよと。
ショーンは愕然として、異常すぎる、全部君の妄想なのにと言いピザ屋も頷きますが、彼女は2人が魔法陣を出て死んだのは偶然じゃない、彼が魔法陣に近づかないのも不自然だと言い「私の一部を捧げたら、2人を生き返らせるのね?」と聞きます。

*第5章 究極の犠牲(「#5 THE ULTIMATE SACRIFICE」)
彼女は包丁を取り、切る前にこれは現実なのか知りたいと言いますが、ショーンはピザ屋は君の妄想につきあっただけだと言い、ピザ屋は彼女マジでヤバいから何とかしろと怯えています。
エミリーは笑って自分の小指を切り落とし、2人がパニックになる中、これはリッキーの分ね?と言い、彼の言うとおり君に合わせただけだと狼狽えるピザ屋を白々しいと笑い、包丁を振り上げます。ショーンは必死で止めに入り、はずみでタイルテーブルの角に頭をぶつけ動かなくなります。
ピザ屋は、「ショーンまで殺すなんて!」と泣き、みんなを生き返らせるまで逃がさない!と怒る彼女に、殺すどころか止めようとしたのに!と狼狽えます。彼女は、借りはあと2つ、ティッシュとショーンの分ねと言い、彼が必死で止めろ!と叫ぶ中、指を2本立て続けに切り落とします。
その瞬間電話が鳴りますが、ピザ屋は帰らせてくれと狼狽えていて出られず、彼女が無事な方の手で電話を取ります。
それはティッシュからの浮気の言い訳の電話でした。

*第6章 死者の復活(「#6 BACK FROM THE DEAD」)
間もなく部屋にティッシュとリッキーが普段通りの姿で飛び込んできます。2人は血塗れのエミリーと倒れているショーンを見て愕然としますが、彼女は、皆を生き返らせてるんだけどショーンを戻してくれないと言いピザ屋を睨み、彼は全て彼女がやった事だと言い、完全に異常だ!と騒ぎます。
その時、ショーンが息を吹き返し、ピザ屋はよかったなと言い帰ろうとしますが、魔術書のページが光るのを見て顔つきが変わり「それって”金”か?」と呟き売って金にすると言い出します。彼女は魔術書を持って魔法陣に戻り4人も彼女を守るように座ります。エミリーは「魔術書は絶対渡さない、世界を滅ぼす気ね?」と睨みますが、彼が魔術書を取ろうと近づいた瞬間、魔法陣から炎が上がります。
その時電話が鳴りますが聞こえているのはエミリーだけでした。電話はデビーからで、本当は苦しい、ここは暗くて寒いし何かが私を食いちぎってる、ここから出して!という悲鳴で終わります。
ピザ屋に「魔術書を渡せば妹を助けてくれる?」と言うと、彼は妹と滅びのどっちを取る?と迫り、ついに彼女は魔術書を渡します。
彼は魔術書を持って出て行きますが、エミリーはすぐ後を追い、2人が出た後ドアは開かなくなります。
エミリーは階段で彼に追いつき「妹の声を聞くまでは行かせない!」と言うと、ピザ屋は「遊びは終わりだ、妹に会わせてやる」と言い正体を現します。彼は悪魔の顔になり「悪魔が私を放さないの!助けて!エミリー」と言う妹の悲痛な叫びを伝え「お前に妹は救えない」と嗤います。まただましたのねと睨む彼女に「俺を誰だと思ってる?あんたも全人類もすぐに妹に会える、俺がこの魔術書で世界を破壊するからな」と嗤い彼女の頬を舐め上げ、去ろうとします。
彼女は「そうはいかないわ!」と言い丸めた紙を突きつけます。

*第7章 悪魔は常にウソをつく(「#7 THE DEAMON ALWAYS LIES」)
それは魔術書の切れ端で、エミリーは「これは召喚に応じた悪魔を倒す”沈黙の呪文”で、あなたは必ず最後の願いを裏切ると書いてあった、つまり妹は救われない、この呪文であんたに復讐してやる!」と言い火をつけます。ピザ屋は悪魔になり炎に包まれ消滅し、後には魔術書だけが残されていました。
部屋から出て来た4人に聞かれた彼女は、ピザ屋にからかわれたみたいで奇声を上げて帰った、魔術書は置いてったと言い、2度とピザは食べないわと笑い、皆と一緒に病院に向かいます。

【結】- トムホランドの世にも恐怖な物語のあらすじ4

◆第9話 「ヴァンパイア」(「Vampire's Dance」)
リサ(リサ・マクロエ)
真昼のクラブの床で女が倒れています。彼女は自分の手が太陽に焼かれる熱さで目を覚まし、奥に入って行き、床を掃いていた老いた掃除夫(トム・ホランド)に「みんなはどこ?」と聞きます。
彼はストーリー・テラーのトム・ホランドに戻り「彼女はいなくなったルームメイトを探しています…」と話し始めます。
その前夜、彼女は行方不明のルームメイトを探しにその店に来て、妖しく踊り狂う男女を見るうち、魅入られ巻き込まれ、やがて鏡に映る者と映らない者がいる事に気づき、恐怖します。
彼らは彼女の「逃げて!」という叫びを合図に、その獰猛な牙で一斉に映る者に襲いかかり、生血をすすります。鏡に映った者はやがてぐったりと動かなくなりますが、彼女は蝙蝠のようにぶら下がった男に携帯のルームメイトの写真を見せ、口づけし、仲間入りの血の儀式を受け変化した事を思い出します。
「みんなはどこ?!ヴァンパイアたちは?!」…彼女の姿は鏡に映っていませんでした。

「昔より外に出る機会は減りましたが、私は今もダンスが好きです。あなたも?」
トム・ホランドの言葉で物語は終わります。

みんなの感想

ライターの感想

低予算ながら濃い内容のショート・ホラー・コメディがお好きであれば144分みっちり楽しめる9本です。
「タブレット」のダニー・ドイル役アダム・ローズはTVドラマで活躍している方のようですが、ぐりぐり目玉で壊れたキャラクターを怪演してるし、「カーナビ」のAJ・ボーウェンは運転席でほぼ独り芝居、「ピザ配達人」の半ズボン「キャヴィン・フィーバー2」のマーク・センターのおとぼけぶりもあっぱれでした。最後の「ヴァンパイア」はイメージビデオ的でリサ・マクロエは音楽アーティストだそうで。
好きですねぇ「タブレット」。タブレットに棲む目には見えない無敵のシリアル・キラー、なのに最大の弱点はほっとかれる事なんて。あと「爆弾」のデイブ役ノア・ハザウェイは、かの「ネバーエンディング・ストーリ―」のアトレイユ役だった俳優さん。彼女に全力ではたかれた後のリアクションがじつに憐れで一筋流す苦い涙も妙にそそられます。
色々楽しめるおもちゃ箱のような1本です。144分と長めですが「ピザ配達人」以外はすべて読み切り、チャプターごとにお楽しみください。

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