「ネイルズ悪霊病棟」のネタバレあらすじと結末の感想

ネイルズ -悪霊病棟-の紹介:2017年製作のアイルランド映画。「ディセント」シリーズのショーナ・マクドナルド主演によるアイルランド産ホラー。陸上競技コーチのデイナは自動車事故に遭い、臨死体験を経て不自由な入院生活を送っていた。そんなある夜、病室の隅のクローゼットの扉から近づいてくるゴーストを目撃する。

予告動画

ネイルズ悪霊病棟の主な出演者

デイナ・ミルグロム(ショーナ・マクドナルド)、トレバー・エルムス(ロス・ノーブル)、ジェマ・ミルグロム(リー・マクナマラ)、スティーブ・ミルグロム(スティーブ・ウォール)、ベス・リーミング院長(シャルロッテ・ブラッドリー)、エリック・ネルソン(リチャード・フォスターキング)

ネイルズ悪霊病棟のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①夫・スティーブと娘・デイナと3人で暮らす陸上コーチ・デイナはある日、ひき逃げで昏睡状態に陥り、その後も寝たきりの不自由な生活を余儀なくされる。ホープウェル・リハビリ病院で過ごすうち、デイナの周囲で不可解な現象が起こり始める。 ②1984年に5人の少女が死亡、関与したエリックという男性看護師が自殺していた。デイナは同時期に髄膜炎で入院していた少女。ネイルズことエリックがデイナを狙っていた。娘・ジェマのみ生き残り、あとは全員死亡。

【起】- ネイルズ悪霊病棟のあらすじ1

ある病院にて。
ストレッチャーを押して歩く男性看護師エリック・ニルソンは、入院患者である少女・ケイトリンの元へ行きます。
注射をし、爪を切った後、切った爪を大事そうに封筒に入れました。封筒にはケイトリンの名が記されています。
その後、エリックはケイトリンの手を胸の中央で合わせました…。

…2014年。
デイナ・ミルグロムは夫・スティーブと15歳の娘・ジェマとの3人暮らしです。デイナは陸上のコーチをしています。
夫のスティーブはかつて、ハンナという女性と結婚していました。
しかしデイナと不倫したスティーブは、デイナの妊娠が発覚して離婚をし、デイナと再婚しました。ジェマはその時の子どもです。
デイナは幸福でした。
その日も起床したデイナは、出勤前にヨガをし、日課のジョギングに出かけます。
そして車に轢かれ、頭を強く打ちました。車はそのまま逃げます…。

…目覚めたデイナは、自分が2週ものあいだ、昏睡状態にあったことを知りました。ひき逃げに遭ったために心停止に陥ったデイナは、蘇生措置を受けていました。
昏睡状態が続き自発呼吸もままならないため、首に穴を開けてチューブを通し、そこから酸素が注入されています。左の額を強打して、左半身に麻痺が残っていました。
最初、デイナは自分がしゃべれないことに驚きます。

そこはホープウェル・リハビリ病院という、古い病院でした。建物は老朽化していますが、優秀なスタッフが揃っている病院です。
しゃべれないデイナは、かろうじて動く右手を使い、パソコンのキーボードで文字を打ち込むと音声が発信される「スピーク・アンド・スペル」という機械を使って意思疎通を図ります。
最初から、その病院は夜になると不気味でした。
しかしデイナが真の恐怖体験をするのは後のことで、最初はリハビリで精一杯です。

目覚めてから18日が経過しても、病院のベッドから動くことがままなりません。
もとは陸上のコーチだっただけに、デイナは動けない状態にやきもきします。
デイナに親身になってくれたのは、黒髪の男性看護師・トレバーでした。トレバーは優秀な看護師で、動けないデイナの身の周りの世話を、一手に引き受けてくれています。
夫のスティーブや娘のジェマも見舞いに来ますが、デイナは身体が動けないのをつらく思いました。
前の夜、寝ている時に変な音がしたことを、デイナはトレバーに訴えます。
ベッドの真正面にクローゼットがあり、音はそこから聞こえたように思えました。トレバーがクローゼットを開けて、確認してくれます。

【承】- ネイルズ悪霊病棟のあらすじ2

建物が老朽化しているからかもと、トレバーは答えました。また病院では、死者が夜に発生することが多いことも告げます。

トレバーは最初、デイナが幻覚を見たのだと思いました。夫・スティーブに報告します。
デイナはスティーブにこの病院は古くて嫌いと訴えますが、ほかによい病院がないため、スティーブは我慢しろと言いました。
デイナの職場ではジムがデイナの代行を行なっており、問題はないと言います。デイナとスティーブは同じ職場に勤務しています。
新入りの女性・アシュレイも2週間前にやってきたと、スティーブは告げました。若い女性だと知り、デイナは嫉妬します。
娘のジェマは病院を見回り、ドアノブの横に血のついた部屋に入り込みます。血については気付かないままです。
ジェマがベッドのものを触っているとアラームが鳴ったので、驚きました。
初老女性のリーミング院長が現れ、部屋から追い出します。

幻覚を見たと聞き、デイナにアール精神科医が接触しました。
精神科医からデイナは、自分が蘇生するまで2~3分死んでいたことを聞きます。
精神科医が去った後、クローゼットから細くて指の長い男が現れました。デイナの生命維持装置を外します。
装置のアラームが鳴り始め、職員が駆け付けますが、デイナはまたもや臨死体験をしました。

生命維持装置が外れたことは、機械の故障として片付けられました。しかしデイナは、自分が男を見た話を夫・スティーブに訴えます。
トレバーが安心させるために、監視カメラを設置しました。部屋と廊下に取りつけ、レバーで見る角度を操作できるようにします。モノクロ映像で、音声はなしです。
試しに部屋を映したデイナは、自分の額の左側に大きな傷跡ができているのを知り、ショックを受けました。
スティーブは誰かが維持装置を外したのかとリーミング院長に怒りますが、院長は機械の故障だと答えます。トレバーは、建物の配線コードが昔のままなのがよくないと、院長に言いますが、その修理に充てる金がないのです。

やっとデイナの左腕が動かせるようになりました。しかし下半身はまだ動けません。
カメラを見ていたデイナは、自分の左隣の病室からドンという壁を叩く音を聞きました。機械で話しかけると、そのとおりに応答します。
インターネットで病院を検索したデイナは、このリハビリ病院で過去に事件があったことを知りました。

それは、1984年のことでした。
この病院で、数名の少女がたてつづけに亡くなる事件が起きたのです。

【転】- ネイルズ悪霊病棟のあらすじ3

連続して起きたために不審死扱いされ、警察が捜査をして目星をつけたのは、この病院に勤務していた若い男性エリック・ニルソンでした。エリックは少女たちの世話をする係でした。
疑いをかけられたのを苦にして、エリックは自殺しました。デイナはその新聞記事を見ます。

翌日、トレバーに事件のことを聞きますが、事件当時トレバーは4歳で全く知りませんでした。精神科医は勤務歴が長いから聞いてみろと言います。
隣の部屋に入院している人を聞くと、脳卒中で倒れたエリーという老婦人が入院しているとのことです。身寄りはなく、ひとりで寝たきりでした。
床ずれ対策にトレバーが薬をぬろうとしますが、デイナが拒否して暴れます。
鎮静剤を打ったトレバーは、クローゼットがきちんと閉まらないのを不審に思いました。

精神科医に聞いたデイナは、エリックの生い立ちを知ります。
エリックは養子でした。里親から虐待を受け、1972年に患者としてこの病院に入院します。
当時、エリックは伸びた爪で自傷行為に走ろうとするので、毎晩看護師が爪を切るのが日課でした。
職員のフォローで、エリックの症状は改善されます。
元気になった時、エリックは職員として病院で働き始めました。しかし虐待と自傷行為が関係しているのか、周囲からすると不思議なことを行ないます。
エリックは、入院患者の子どもたちの爪を切りたがり、そしてその爪を捨てずに集めていました。それも子どもたちの名前を書いた封筒に入れ、個別に保管するのです。
その奇行を見た他の看護師は、エリックを『ネイルズ』と呼ぶようになりました。
1984年に5人の少女が死亡した時に、真っ先にエリックが疑われたのは、この爪の封筒のせいでした。
エリックが病院内で首を吊って死亡したのだとデイナは知り、夜に現れる幽霊のような男はエリックことネイルズではないかと思います。

夜に娘のジェマからテレビ電話をもらったデイナは、なれなれしいアシュレイを見て不愉快に思います。
夜中に人の気配を感じたデイナは、隣の部屋に入院しているというエリーに呼びかけてみますが、応答はなく、別の場所からドンという壁を叩く音が聞こえました。
クローゼットから黒い影が出て来て、デイナに覆いかぶさります。
デイナはナースコールを押し、トレバーが駆け付けました。トレバーも黒い影を見ます。

監視カメラには何も映っていませんでした。しかしトレバーもだんだんおかしいと思い始めます。
トレバーはクローゼットを釘づけにしました。
デイナは夫・スティーブに病院を出たいと訴えますが、聞き入れられません。

【結】- ネイルズ悪霊病棟のあらすじ4

なぜ自分にだけ不思議な影が見えるのか調べたデイナは、臨死体験をきっかけに死者の霊が見えるようになった男性がいると知ります。
自分にしか見えず、周囲の人物の理解は得られないと悟ったデイナは、自分でなんとか問題を解決しようと考えました。
ひそかに筋トレをし、生命維持装置のスイッチを切って、自発呼吸できるよう訓練します。

デイナの膝下に爪痕が残りました。さらに腹にも「I miss you(会いたかった)」という文字が爪で刻まれます。
トレバーもデイナの身に起きることを、疑い始めました。古いファイルから、死んだ少女と共に、幼い頃のデイナのカルテが出てきます。
デイナはネイルズがいた頃に、髄膜炎でこの病院に入院していたのでした。そして恐らく、ネイルズが自殺しなければ、次の標的であっただろうと思われます。
トレバーは証拠を握りましたが、背後から現れたネイルズに殺されました…。

デイナの足の傷を、夫・スティーブは看護師のトレバーの仕業だと思いこみ、病院を訴えると息巻きます。デイナが違うと言っても、聞く耳を持ちません。
一緒に見舞いにやってきたアシュレイをデイナが罵り、アシュレイは先に駐車場に移動しました。

トレバーを殺したネイルズは、力を持ち始めていました。電話中のリーミング院長を襲って殺し、病院内を停電にします。
デイナは娘のジェマに自発呼吸ができることを告げ、逃亡を手伝ってほしいと頼みました。
首につけた管を外し、車椅子に乗って移動をします。
スティーブは駐車場に行き、助手席でアシュレイが死んでいるのを見つけました。スティーブも襲われます。
デイナとジェマは逃げようとしますが、エレベーターは停電で止まっており、階段を車椅子で移動するのは大変です。
廊下の壁を爪でひっかきながらやってくる男・ネイルズを見たデイナは、半ば階段から落ちるようにして1階に行きました。精神科医もネイルズに襲われて亡くなります。
救急搬送口まで移動しましたが、追いつかれそうになったデイナは、娘のジェマを外に出して鍵をかけ、ネイルズに向かいました。
デイナはのど輪で吊りあげられ、そのまま壁に打ちつけられて死亡します。
閉めだされたジェマは、それを見ているしかできませんでした。

翌朝。
救急隊員が病院へ駆け付け、惨状を目の当たりにします。
保護されたのはジェマだけでした。誰にやられたのかという質問に「ネイルズが母を殺した」と答えます。
病院では、死んでもなおデイナをネイルズが世話していました。
(1984年に起きた事件の犯人も、エリックが犯人らしい)

みんなの感想

ライターの感想

序盤から「気持ち悪さ」全開。そもそも、冒頭のデイナひき逃げ事件、これがけっこうショッキングだった。
臨死体験、過去で起きた病院での事件、気味悪い要素は揃っている。
また主人公のデイナが「動けない」だけに、やきもきするしかない。この条件もなかなかいい。
両腕まで動かせるのに、なぜいつまでも首に管をつけているのか…これは不思議なんだけど、しゃべれないという意味では効果的である。
(厳密にはしゃべれないわけではない、かすかに声は出せる)
最後は怒涛の追い上げ。関係ない人まで殺しまわる始末。
ということは、やっぱエリックが1984年の少女死亡に関わっていたとみて、いいのよね?(OPがそれっぽかったし)

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