映画:バスケットケース2

「バスケットケース2」のネタバレあらすじと結末

バスケット・ケース2の紹介:1980年代初頭にカルトホラー映画として注目を集めた1作目の「バスケット・ケース」から、8年ぶりに製作された続編。前作と同じく、フランク・ヘネンロッターが監督を勤める。前作のラストで死んだと思われていた異形の兄とその弟がまだ生きていたという設定で、2人は生まれつき異形の姿を持って生まれた者に理解のある人々と暮らし始めるものの、また新たな惨劇が生まれてしまう悲劇を描く。

あらすじ動画

バスケットケース2の主な出演者

ドゥエイン(ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック)、ルース(アニー・ロス)、(テド・ソレル)、(キャスリン・メイズル)

バスケットケース2のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- バスケットケース2のあらすじ1

前作のラストでホテルの窓から転落し、死亡したかと思った異形の姿の兄・ベリアルと、弟のドゥエイン。しかし2人は重症を負いながらもまだ生きていて、そのまま病院に収容されました。ベリアルは病院で目を覚ますと、その怪物のような姿からか、ベッドに鎖で縛り付けられていました。しかしベリアルは怪力で鎖を引きちぎり、ドゥエインと共に脱走を図ります。病院から抜け出した2人に突然、「ベリアル!」と声をかけてきた女性がいました。その女性は、ホテルでの転落事故がTVで報道された時に、一人が大きな顔に手がついただけの異形の姿をしていると知り、それはベリアルに間違いないと思い、病院へ来ていたのでした。なぜベリアルの名前を知っているのかと不思議がる兄弟に、女性は「大丈夫、私はあなた方のことを知っているのよ」と語りかけます。ルースと名乗るこの女性はは以前、ベリアルの親族では唯一ベリアルの理解者であったこの兄弟の叔母から、ベリアルの事を聞いていたのです。ルースの車に乗り、2人はルースの屋敷に向かいます。家についてからもルースに対する警戒の念を解かなかったベリアルでしたが、ルースは「怖がらなくていいのよ。ここのルールに従ってくれればいいわ。みんなと打ち解けてくれればいいの」と言うと、屋敷に住む他の住人っちを紹介します。ベリアルの前に現れたのは、巨大な頭や顔の一部が肥大化した、ベリアルと同じ、何人もの「異形の者たち」でした。ルースと娘のスーザンが住むこの家では、ベリアルのように生まれつき異形の姿をした者たちを大勢、世間から匿い、養っていたのでした。

【承】- バスケットケース2のあらすじ2

ルースから「屋敷の住人たち」を紹介された後に、ベリアルは部屋の隅へと案内されます。そこにいたのは、普段は黒い布で覆われ皆と打ち解けることもなく過ごしてきた、巨大な頭の両側に手だけがついているという、ベリアルと良く似た姿をした「女性」でした。ルースから「彼女の名前は、イブよ」と紹介され、ベリアルはイブと運命的な出会いをします。一方、ベリアルとドゥエインの落下事故を取材していたある雑誌の女性記者が、2人が病院から姿を消したことを知り、その行方を追い始めます。雑誌の編集長にそのことを話すと、編集長は「ルースっていうおばさんに聞いてみな。彼女は昔、11本も手がある奇形の子供を生んで、それ以来奇形児の権利を訴え続けてるんだ。知り合いの探偵が昔ルースと色々あったみたいでね」という情報を得ます。それを聞いた女性記者はまず、知り合いのカメラマンと共に、ルースの屋敷を訪ねることにします。その頃ベリアルは、ルースからカウンセリングなどを受けながら過ごしていましたが、異形の者たちが集う屋敷で、兄を切り離された今は本来「健常者」であるはずの弟のドゥエインは、何か自分の存在がここでは浮いているように感じていました。そんなドゥエインの心は、日々かいがいしく異形の者たちの世話をするルースの娘であるスーザンに傾いていました。ベリアルもまた、イブと心を通わせ始めたことを知り、ある日ドゥエインは「もう兄貴と別れて、一人の人間として独立したいんだ。スーザンと一緒に、ここを出て行きたい」と宣言します。それを聞いたベリアルは、何か意味ありげに、高笑いをするのでした。

【転】- バスケットケース2のあらすじ3

女性記者とカメラマンがルースの屋敷を訪ねてきますが、ルースは「私はもう、奇形児に関する運動は引退したの」と2人を追い返そうとします。しかしそこに運悪く、バスケットを持ったドゥエインが通りかかってしまいます。慌てて誤魔化すルースとドゥエイン、女性記者もその場は一旦帰りますが、転落事故が報道されていたこともあり、ドゥエインのことはバレてしまいました。女性記者はまた改めて屋敷に忍び込み、ベリアルの姿を写真に撮ろうと計画します。その後、ルースはスーザンとドゥエインと共に、今後の対策について語り合います。ドゥエインは、きっとあの記者にバレてしまった、自分と兄貴は迷惑をかけないよう屋敷を出て行くと主張しますが、ルースはあなたたちがいなくても、他のみんなが見つかってしまうと告げます。それを聞いたドゥエインは「それだけは避けたい。ここに残って、皆と一緒に戦うよ」と決意します。その言葉にルースも、「昔を思い出すわ、やりましょう!」と意気込むのでした。その夜、上手くルース屋敷に忍び込んだと思ったカメラマンでしたが、気が付くと屋敷の異形の者たちに囲まれていました。そして、ベリアルに襲われ惨殺されてしまいます。外で待機していた女性記者はカメラマンの悲鳴を聞き、一人逃げ出します。女性記者は編集長の知り合いで、昔ルースとやりあったことがあるという探偵に助けを求めます。探偵は、ドゥエイン一人にターゲットを絞り、、ドゥエインを屋敷の外へ呼び出すことに成功します。探偵は、ドウェインと落ち合ったバーで、ドゥエインが異形の者たちが住む館で一人浮いた存在であると想像し、「君は我々と同じ、普通の人間なんだ」と巧みに取り入ろうとします。その言葉にドゥエインは、いったん同意しますが。次に、「僕もあなたも、あの屋敷では「異形」なんだよ。なんだったら、周りの人に聞いてみるかい?」と言って立ち上がります。すると、そのバーにいたのは、ルースの屋敷にいた異形の者たちばかりでした。ドゥエインは探偵に従う振りをして、逆に罠にかけていたのです。探偵は襲い掛かってきたベリアルにより、惨殺されます。

【結】- バスケットケース2のあらすじ4

探偵を始末したドゥエインとベリアル、そして異形の者たち一同は、探偵が持っていた女性記者の住所を探り当て、女性記者の家へと向かいます。記者がシャワーを浴びている間に、部屋の中へ侵入する一同。シャワーを終え出てきた女性記者は、部屋の中が異形の者たちに占領されていることに驚愕しますが、周りを囲まれも逃げ場はありません。そしてやはり記者は、ベリアルの手によって殺されてしまい、しかもその美しかった顔は、雑巾を絞ったように醜く捻じ曲げられていたのでした。こうして異形の者たちの屋敷を守った一同は、屋敷でパーティーを開催します。その時ベリアルはイブと二人きりになり、愛を交し合うのでした。ドゥエインも、自分の役目を果たしたことで、改めてスーザンに「ここを一緒に出て行こう」と告げます。スーザンを抱きしめ、ベッドに横たえるドゥエイン。しかしスーザンはそこから先へ進むことを拒み、ある告白をします。「私は昔、お付き合いしていた人がいたの。そして私はその時から6年間ずっと、その人の子供を身ごもったままなの・・・」そう言うと、彼女のお腹がパックリと縦に二つに割れ。そこから、大きなナマズのような生き物が飛び出してきたのです。「これが、私の子供。時々こうして、外の空気を吸いに出てくるの」スーザンもまた、「異形の者」だったのです。彼女は自分と同じ「健常者」だと思っていたドゥエインの衝撃は、計り知れませんでした。私を見て?というスーザンを、ドゥエインは「触るな!」と突き飛ばしてしまいます。その衝撃でスーザンは窓から落ち、皆がパーティーをしていた屋敷の庭に全身を打ちつけ、絶命してしまいます。ルースと異形の者たちは、「裏切り者」ドゥエインを罰するため、屋敷の中へと向かいます。受けた衝撃により正気を失ったドゥエインは、イブの隣で寝ていたベリアルを抱えると、ルースが編み物をするのに使っていた太い針で、ベリアルを何度も何度も突き刺すのでした。そして、屋敷へ入ったルースと異形の者たちが、見たものは。ベリアルを、以前は二人の体がくっついていた場所、自分の脇腹に太い糸で縫いつけて、立ち尽くすドゥエインの姿でした。ドゥエインはその姿のまま、高笑いを続けるのでした。「兄貴、安心しなよ。また、一緒になれたんだ・・・!」

みんなの感想

ライターの感想

前作から8年ぶりに製作された続編で、ヘネンロッター監督が別の映画を撮るための資金を得るために、この続編を製作したのですが、初めて見た時の衝撃はそれはもうラストのドゥエインと同じく、計り知れませんでした!1作目は色々とその噂を聞いていて、ある程度情報を仕入れてから見たのですが、この2作目はそういった情報ほとんど無しで見始めたので、クライマックスの驚愕の展開には度肝を抜かれました。1作目に漂っていた、低予算映画ならではの怪しさのようなものはさすがに薄れていますが、ヘネンロッター監督は只者ではない!という思いを確信した1作です。ベリアルが可愛く見えるような、やや大袈裟かも?と感じるくらいの誇張した特殊メイクを施した「異形の者」を大挙出演させ、ベリアルと切り離され「健常者」になったはずのドゥエインがルースの屋敷の中では「疎外感」を感じるという、この逆転の構図。そして、「健常者どうし」と信じて一緒に屋敷を出ようと思ってたスーザンの、まさかの現実。完全に「壊れてしまった」ラストのドゥエインの姿には、戦慄を覚えます。1作目がカルトホラーの誉れ高い名作なだけに、本作の世間的な評価はもうひとつかもしれませんが、私は前作に勝るとも劣らない傑作だと思っています!

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