映画:バスケットケース3

「バスケットケース3」のネタバレあらすじと結末

バスケット・ケース3の紹介:1980年代初頭にカルトホラーの名作として話題になった1作目、その8年後に製作されたパート2に続き、パート2の2年後に作られたシリーズ3作目、監督は前2作同様、フランク・ヘネンロッターが勤める。前作で、異形の者を匿う屋敷に住み始めたベリアルとドゥエインの兄弟が、また新たな惨劇に巻き込まれていく様を描く。

あらすじ動画

バスケットケース3の主な出演者

ドゥエイン(ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック)、ルース(アニー・ロス)

バスケットケース3のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- バスケットケース3のあらすじ1

前作のラストで、異形の兄を自分の脇腹に縫い付けてしまったドゥエイン。異形の者たちを自分の屋敷に匿い養っていたルースは、ドゥエインは完全に精神を病んでしまったものとして、拘束具を着せ、白い壁に囲まれた独房のような部屋に監禁していました。ドゥエインはルースに、僕はもう大丈夫だ、正気に戻ったと告げますが、ルースはなかなか信用出来ませんでした。そしてルースはドゥエインに、衝撃の事実を告げます。「あなたがおかしくなってる間に、ベリアルとイブの間に、子供が出来たの。イブは今、妊娠しているわ。」ベリアルと同じような姿形をした異形の女性・イブとベリアルは、前作で愛を育んでいたのですが、その2人の子供が出来たというのです。それからルースと屋敷に住む異形の者たちは、ルースの知り合いである「ハルおじさん」という人のところへ行くことになりました。イブの出産が難産になりそうなので、ルースの昔からの知人で信頼の置ける人の元で出産させようという計画でした。身重のイブやベリアルを乗せ、そしてドゥエインはまだ拘束具を着せられたまま、一同を乗せたバスが出発します。バスの中では遠足に出かける児童のように、ルースに合わせて異形の者たちが歌を歌って盛り上がるのですが、ドゥエインはその中で一人仲間はずれになったかのように、盛り上がる一同を呆然と見つめていました。

【承】- バスケットケース3のあらすじ2

ハルおじさんの家へ到着した一同は、おじさんの歓待を受けます。しかし、イブがバスから降りようとした時に、破水してしまいます。ハルおじさんは慌てて家の中へイブを運び込み、出産の準備を始めます。そこでハルおじさんは、ルースに「リトル・ハルに会うかい?」と尋ねます。リトル・ハルとは、死んだと言われていたルースの子供でした。リトル・ハルは11本の手を持ち、頭脳明晰、そして体の丈は数メートルになろうかという巨大な体型を持っていました。リトル・ハルはイブの出産にも立会い、そして遂にベリアルとイブの子供が生まれます。それは、何人もの「小さなベリアル」が連なったような姿の、12人もの赤ん坊たちでした。その頃ドゥエインは一人でハルおじさんの家を脱走し、偶然出会った若い娘に助けてもらうのですが、この娘の父親が町の保安官で、ドゥエインは留置場に囚われてしまいます。保安官と部下の警官たちは、ドゥエインとベリアルに賭けられていた懸賞金が目当てだったのです。夜中になり、警官2人がベリアルがいるらしいハルおじさんの家に忍び込みます。そこでイブと一緒に寝ている12人のベリアルベビーを見つけ、密かに連れ去ろうとした時に、イブに見つかってしまいます。イブは警官たちに襲い掛かりますが、逆に拳銃で撃たれてしまいます。ベリアルが駆けつけた時には、赤ん坊たちは連れ去られ、そしてイブはすでに冷たくなっていました。

【転】- バスケットケース3のあらすじ3

警官たちはベリアルの赤ん坊を警察署に連れ帰り、これを使って大儲けをしようと企みます。保安官の娘は、12人の赤ん坊のうち一人を抱え、ドゥエインの前で「一匹だけもらったの。こいつに、お座り!とかお預け!とか、色々芸を仕込んでやるわ」とドゥエインに見せ付けます。そこへ、ベリアルの入ったバスケットケースを抱えた、異形の者たちが襲来。警官たちも娘も、あっという間に惨殺されてしまいました。そこへちょうど、留守にしていた保安官が戻ってきて、娘の亡骸を見つけ、悲しみにくれます。そして保安官は、ベリアルたちへの復讐を誓うのでした。留置場から抜け出したドゥエインは、赤ん坊たちを置いてベリアルだけを連れて逃げ出しますが、バスケットケースに入ったベリアルが警官に撃たれてケガをしていることに気付きます。そこで急遽、リトル・ハルの元へ行き、ベリアルの治療をしてもらうと共に、メカに詳しいリトル・ハルに、ベリアルを「補強」してもらうのでした。一方保安官は警察署に残されていたベリアルの赤ん坊を人質に取り、ルースと直談判をします。保安官は、他の異形の者たちを見逃す代わりに、娘を殺したベリアルとの「一騎打ち」を要求するのでした。

【結】- バスケットケース3のあらすじ4

真夜中、指定された待ち合わせの場所である町はずれの工場跡に、ベリアルの赤ん坊を片手に、もう片方の手にはショットガンを抱えた保安官がやってきます。その保安官の前に現れたのは、リトル・ハルにより機械の体を与えられ補強された「ロボ・ベリアル」でした。機械の右手は鋼鉄のツメ、左手はチェーンソーという装備で固めたロボベリアルは、保安官の拳銃の弾も寄せ付けません。咄嗟に落ちていた角材などで攻撃する保安官でしたが、ロボベリアルによってなぎ倒されてしまいます。しかしロボベリアルも急遽製作された突貫工事だったせいか、バッテリーがオーバーヒートするなどして、保安官の捨て身の反撃の前に押し倒されてしまいます。必死に保安官を跳ね飛ばすロボベリアル。保安官が倒れこんだのは、ちょうどベリアルの赤ん坊たちがいるところでした。赤ん坊たちは親譲りの凶暴さを発揮し、全員で一斉に保安官に食いつきます。赤ん坊たちに体中を食いちぎられ、保安官は絶命しました。こうして邪魔者を退治したルースとベリアルたちは、あるTV局の番組を乗っ取り、視聴者に向かってルースが宣言します。「これから先、私たちは逃げも隠れもしません。私たちを見たくない人は、表に出ないことね。我々を隠そうとするものは、誰であろうと許さないわ!」ルースの「勝利宣言」の背後では、ベリアル始め異形の者たちと、そしてドゥエインもそこに混じり。それぞれに、勝どきの声を上げているのでした。

みんなの感想

ライターの感想

80年代初頭にカルトホラーとしてその名を馳せたバスケット・ケースシリーズも、遂に3作目に入り、正直1作目にあったような、体予算映画ならではのおどろおどろしさ、作品のテーマである異形の者が持つ悲哀といったものは、薄れてきてしまっています。しかしそれはとりもなおさず、本作のラストでルースが宣言したように、異形の者たちがシリーズを経て徐々に「市民権を得てきた」ことの表れでもあると思うのです。最初は『健常者の作る社会」で影に隠れるようにして生きてきた者たちが、少しずつ表舞台へと進出し始めた。決してそれまでのような、自分たちを見世物にするという動機ではなく、自らの意思によって。そこではやはり悲哀の情よりも、勇気を持って立ち上がる「勇ましさ」が上回ることになるのではないかと。とはいえ、全編通じてコメディ・タッチの演出をしていることは間違いありません。それでも、バスに乗った異形の者たちがルースと共に歌う「あなたたちはみんな、とっても個性的!」という歌詞は胸を打ちますし、ベリアルが機械の体を駆使して保安官と対決するシーンなどは、見ていて笑ってしまうけどもカッコいい名場面だと思います。1作目に比べて評価が落ちるのは致し方ないかもしれませんが、この完結編となる3作目も、私は大好きです!

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