「パラノーマン ブライス・ホローの謎」のネタバレあらすじと結末の感想

パラノーマン ブライス・ホローの謎の紹介:遠い昔、魔女狩りが行われていた町に住む死者と話せる少年が魔女の災いを阻止する役目を言い渡され、町を救うために立ち上がる。
3Dストップモーションで制作されたアメリカのホラー・ファンタジーアニメ。2013年のアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネート、アニー賞では2部門を受賞した。

予告動画

パラノーマン ブライス・ホローの謎の主な出演者

ノーマン(コディ・スミット=マクフィー)、ニール(タッカー・アルブリッチ)、コートニー(アナ・ケンドリック)、ミッチ(ケイシー・アフレック)、アルヴィン(クリストファー・ミンツ=プラッセ)、プレンダーガストおじさん(ジョン・グッドマン)

パラノーマン ブライス・ホローの謎のネタバレあらすじ

【起】- パラノーマン ブライス・ホローの謎のあらすじ1

300年前に魔女狩りが行われたという町ブライス・ホロー。町役場の広場には魔女の銅像があり、魔女をシンボルに使う店があったりと伝説が残っています。
この町に暮らす11歳のノーマンは、ホラー映画やおばけが大好きな少年です。彼は死者の幽霊と会話ができる能力を持っていますが、家族でさえ理解してくれません。家には亡くなった祖母の霊がよく現れるのでノーマンは会話していますが、そんな彼に父や姉・コートニーは辛く当たっています。母方の親戚・プレンダーガストおじさんがノーマンと同じような力を持っていて、父はその影響ではないかと母を責めていました。

ノーマンは街の人からも冷たい視線を送られ、学校では“変人”といじめられ肩身が狭い思いをしていました。それに対し太っていることでノーマンと同じようにからかわれている同級生・ニールはそれでも明るく、いじめもあまり気にしていません。いじめは体が大きいバカが生き残る方法だとニールは言い切り、ノーマンを差別せず仲よくしてくれます。
ニールと下校していたノーマンは広場の魔女の銅像の陰から、口を利くなと父に言われているプレンダーガストおじさんに話しかけられます。自分の死期が近いと感じたおじさんは、魔女の呪いが解けるのはノーマンだけだと訴えてきますが、驚いたノーマンとニールはその場を逃げました。ニールはノーマンを家へ連れて行きますが、兄・ミッチはノーマンを気味悪がります。一方、家へ戻ったおじさんは、ある本を抱いたまま命尽きてしまいました。

学校の課題である魔女伝説の演劇を上演中にノーマンの意識は森の墓地にワープし、ゾンビに襲われます。ノーマンは意識が現実に戻っても「ゾンビが来る!」と叫んでしまい、劇は中止になりました。鑑賞しに来ていた父は人前での奇妙な言動は許せないと激怒し、ノーマンに学校以外の外出禁止を命じます。

【承】- パラノーマン ブライス・ホローの謎のあらすじ2

翌日登校したノーマンは昨日の行動を馬鹿にされ、トイレの個室に籠りました。するとポルターガイストが起きて便器からおじさんの霊が現れます。おじさんは長年魔女の呪いを阻止してきて、それを引継ぐのはノーマンだと言うのです。今日は魔女の命日で魔女が死者を起こすため、太陽が沈む前に魔女が埋められた場所である本を読まなければいけないとおじさんは説明します。その本はおじさんの遺体が抱えていました。怖がるノーマンを半ば強引に説得したおじさんの霊は「自由になれた」と言って消えてしまいます。おじさんの強力なパワーはトイレにいたいじめっ子・アルヴィンを突き飛ばし、怒った彼からノーマンは逃げました。

部屋から出られないノーマンの前に祖母の霊が現れ、ノーマンを奮い立たせます。祖母の言葉から勇気を貰ったノーマンはコートニーの目を盗んで家を出て、墓地の方にあるおじさんの家に自転車を走らせました。
全速力で自転車を漕いだノーマンは、途中でアルヴィンにぶつかりかけたことにも気づかずひた進みます。ノーマンはおじさんの遺体が抱いていた本を持ち出し、墓地のある森の奥に行くと、魔女の呪いの犠牲者7人の墓を見つけました。そこで本を読み始めますが、ノーマンに怒って追ってきたアルヴィンに邪魔されます。その間に陽は沈んで空は見る見るうちに不気味な色に変わり、墓からゾンビ7人が蘇りました。「お前が止めねばならぬ」とゾンビは唸り、ノーマンは本を読みますが全く効きません。戦いたアルヴィンが逃げ出したのでノーマンが追いますが、ゾンビが後をついてきます。2人がおじさんの家に入るとノーマンは机に残された資料を見て、先程の墓は魔女の墓ではなかったことに気付きます。ゾンビは家の中まで追ってきました。

コートニーはノーマンを探しにニールの家を訪ねます。ニールから情報を聞いたコートニーは、3人でノーマンを迎えに行くことになりました。ミッチが車を走らせていると逃走中のノーマンとアルヴィンを発見します。2人を車に乗せて一安心と思いきや、1匹のゾンビが車の屋根に乗っていました。

【転】- パラノーマン ブライス・ホローの謎のあらすじ3

ノーマンは魔女の墓の場所を知るためにクラスのオタク女子・サルマに電話で尋ね、魔女は300年前に町役場で裁判にかけられ、埋葬の記録は役場の資料室にあると教えて貰います。それを聞いた一行は施錠された役場の資料室に侵入しますが、あまりの資料の多さにノーマンとニール以外はさじを投げました。ノーマンは独りで探すとみんなを追い出し、それでも手伝おうとしたニールもミッチに連れて行かれます。

その頃ゾンビは市街地まで進出し、魔女は空を激しく荒れさせます。住民たちはゾンビを退治しようと大騒ぎし、銃を撃ったり殴ったりと攻撃を始めました。いつしかそれは群衆となって更に暴力的になり、町役場に集まった住民たちはパニックと化しました。役場に内鍵をかけていたコートニーたちは外へ出られなくなってしまいます。
ついに資料室までゾンビがやって来て、逃げたノーマンは役場の塔に登って空の魔女に話しかけると強いビームを撃たれて倒れ、本も焼けました。するとノーマンの意識は300年前の裁判にワープします。そこでは死者と話せる11歳の少女が死刑を言い渡されていました。少女は恨で魔女となり、その時の裁判長と陪審員がゾンビにされたのです。
目が覚めたノーマンは目の前にいたゾンビたちに、過去のむごい仕打ちを責めました。裁判長のゾンビは「少女が怖くて処刑したが間違っていた。だから死後の世界で罰を受けている。」と本音を漏らし、自分たちを墓に戻してほしいとノーマンに助けを求めてきました。そのためにずっとノーマンを追いかけていたのです。

ノーマンはおじさんや歴代の人が呪いを解こうとしたけど効かなかったことを踏まえ、解決策として少女と直接話をしてみると決心します。ところが住民たちは暴徒化し、役場に火を放ちました。閉じ込められていたコートニーたちも死を覚悟します。それでもノーマンはゾンビと共に住民たちの前に立ち、ゾンビが人に襲われるように呪いが掛けられていて、解く方法が分かったと声をあげました。聞く耳を持たない群衆がノーマンに襲い掛かると、コートニーたちが立ち塞がりノーマンを守りました。住民たちもやっとノーマンの言葉に納得します。

【結】- パラノーマン ブライス・ホローの謎のあらすじ4

ゾンビの案内でノーマンと家族は、魔女が埋葬された森に車で急ぎます。森へ着くと怒った魔女のパワーでノーマンは家族と引き離されました。ノーマンは独りで森の奥へ進み、魔女の光源になっている1本の木を見つけ優しく話しかけます。しかし憤慨した魔女が現れ「本も燃やしたし、放っておいて」と叫びますが、ノーマンは怯まず本の内容を暗唱し始めます。それは魔女となった少女の苦しみが書かれたお話でした。怒りが爆発した魔女は地面を割りノーマンを奈落の底に落とそうとしますが、ノーマンはそれにも負けず「今の君は邪悪だ。君に優しかった大切な人を思い出して」と言って魔女の手を握りました。するとノーマンは魔女が少女だった頃にワープします。
少女の名前はアギー(苗字はプレンダーガスト)。ノーマンは自分と同じように差別された彼女が苦しんだ話に耳を傾け、君は魔女じゃないと諭します。やがて安心したアギーを埋められた木のもとで眠らせると荒れた空は静まり、ゾンビたちは元の姿に戻って消えていきました。
目が覚めたノーマンの周囲には家族がいて、父も母もコートニーもみんなノーマンの勇気を褒めてくれました。町は嵐のあとのように散乱していましたがそこにいたニールにノーマンは、傍にいてくれた礼を伝えました。

ノーマンの能力を受け入れてくれた父は自宅に戻ると「おばあちゃんはいるのか?」とノーマンに聞いてきます。父と祖母の霊は親子らしく同時に同じ言葉を発し、ノーマンは思わず笑いました。

みんなの感想

ライターの感想

鑑賞前はキッズ向けの作品かと思っていたのですが、意外にもストーリーが深く重みのある物語でした。魔女になった少女もプレンダーガストの血統、そして少女もノーマンも同じハの字眉。ほかの人物像も皮肉っぽいほど細かく設定されていて、これは子供向けの作品ではない…と感じました。もしも自分もあの町にいたら情けなくも群衆の一員になっただろうと考えたりも…。
ゾンビが追いかけてくるシーンや魔女の攻撃はストップモーションとは思えないほど迫力がありハラハラしました。10歳くらいまでは怖くて見られないかもしれません。そういう点でも大人向けのアニメではないでしょうか。

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