映画:フォースカインド

「フォースカインド」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

フォース・カインドの紹介:アラスカの小村で頻発する不可解な失踪、殺人事件が実は地球外生命体によるモノだとする2009年公開のアメリカのホラー・モキュメンタリー。案内役と再現ドラマの主人公を「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチが演じた事で話題となった。監督/原案/脚本は「エビデンス-全滅-」のオラトゥンデ・オスンサンミ。原題の『The Fourth Kind』とは「第4種接近遭遇=地球外生命体による拉致」の意。

あらすじ動画

フォースカインドの主な出演者

アビゲイル・タイラー博士(アビー/ミラ・ジョヴォヴィッチ)、その息子ロニー(ラファエル・コールマン)、その娘アシュリー(ミア・マッケンナ=ブルース)、エイブル・キャンポス博士(イライアス・コティーズ)、アウォロワ・オデュサミ博士(ハキーム・ケイ=カジーム)、オーガスト保安官(ウィル・パットン)、トミー(コーリイ・ジョンソン)、スコット(エンゾ・シレンティ)、スコットの妻シンディ(アリーシャ・シートン)、デリーザ(ダフネ・アレクサンダー)、ジェシカ(サラ・ホートン)、トミーの妻サラ(タイン・ラファエリ)、ライアン保安官補(エリック・ローレン)、アビーの夫ウィリアム・タイラー博士(ジュリアン・ヴェルゴフ)など。

フォースカインドのネタバレあらすじ

【起】– フォースカインドのあらすじ1

フォースカインドのシーン1

画像引用元:YouTube / フォースカインドトレーラー映像

女優ミラ・ジョヴォヴィッチによるオープニング:本作は、実際に2000年10月にアラスカで起きた事件を、体験者のアビゲイル・タイラー博士(アビー)本人へのインタビュー、65時間以上の実際の記録ビデオと音声テープ、彼女自身がアビーを演じた再現ドラマを合わせたドキュメンタリーであると語ります。また登場する一部の関係者の氏名は仮名であり、いくつかの映像は衝撃的だと警告します。

2002年9月3日カリフォルニア州チャップマン大学。オラトゥンデ・オスンサンミ監督によるアビゲイル・タイラー博士(アビー)へのインタビューが行われます。アビーは痩せて病的な印象の中年女性、監督は若い黒人男性です。2人はTVの対談番組のようなセットの前のテーブルに向き合って座っています。

監督は彼女に「気を楽にして、質問に関わらず自由に発言してください。(質問は)出来るだけ辛くないように気をつけます」と前置きし、インタビューを始めます。(※以降『監督インタビュー』とする)

2000年10月1日アンカレッジ。心理学者エイブル・キャンポス博士(仮名/エイブル)によるアビーへのカウンセリングの記録。エイブルはアビーの夫で心理学者のウィリアム・タイラー博士(ウィル)の友人です。

ウィルは、タイラー夫妻が就寝中に侵入した何者かに殺害されたのですが、唯一の目撃者であるアビーは、そのショックから犯人の顔が思い出せず未解決のまま、幼い娘アシュリーは心因性の視力障害を発症し目が見えません。

AM9:38。催眠状態に入ったアビーは、事件が発生した2000年8月2日の夜を思い出します。

その夜、彼女は自宅寝室のベッドで夫のウィルと愛し合った後、穏やかな眠りについたのですが、ふいに目覚め、横で寝ていたウィルの胸に誰かが鋭い金属を突き立てた瞬間を目撃します。

彼女は混乱して泣き叫びますが、やはり犯人の顔は思い出せず、呼吸困難を起こしたため催眠を解かれます。

「夫が隣で殺されたのに、犯人の顔が思い出せない…」とすすり泣く彼女に、エイブルは「罪悪感を抱く必要はない」と言い休暇を勧めますが、アビーは「彼の研究を引き継ぐし、彼もそれを望んでる」と言い張ります。

事件の2ヵ月後、彼女は、飛行機で自宅とウィルのオフィスがあるアラスカ州ノームの町へと戻ります。

そこは深い森に閉ざされた小さな町で、彼女は早速オフィスに行き、患者たちのカウンセリングを始めます。

神経質そうな男性スコット、がっしりした男性トミー、穏やかな中年女性ジェシカの3人は不眠に悩む患者で、3人とも「夜中に何度も目が覚める」「窓の外に白いフクロウがいて、何時間もただじっとこちらを見てる」「そのフクロウは子供の頃一度見た気がするが、最近は毎晩現れ、部屋に入ってくる」「まるで夢を見ているようだった」と似たような話をするのです。

それは2000年8月1日のウィルの音声記録にも残されていました。「その症状はノーム周辺に集中しており、患者は午前3時ごろ胸騒ぎを覚えて怯え、パニックを起こす」と。

一方、アビーの幼い娘アシュリーは、まだ父親の死が受け入れられず、学校では仮病だとからかわれて孤立しています。

また父親っ子だった息子のロニーはアビーに対して「ママはパパの死が平気なのか」「ママは自分から逃げてる」「ママは誰も救えない」と突っかかり、アビーはそれを「父親の死が私のせいだと思ってる」と感じています。

2000年10月2日、午後5時。アビーによるトミーへの催眠療法中、彼は「フクロウが消えた」と話した直後に、部屋に侵入してきたナニモノかを見て怯え、激しいパニック状態に陥ります。

彼女は慌てて催眠を解き事無きを得ますが、彼はひどく怯えて動揺したまま「何も見てない」と言い張り帰宅します。その怯え方は異常で、ナニモノかに脅迫され虚偽の証言をさせられているような感じでした。

日付が変わった深夜1時過ぎ。ノーム警察署に取り乱したトミーの妻から「夫が銃を出して暴れている」という通報が入ります。

現場にはオーガスト保安官(仮名)が駆けつけ、パトカーからトミーに電話をしますが、彼は妻に銃を向けて人質にし、「タイラー先生(アビー)と話させろ!」と叫んで警官隊に発砲したのです。

ただちにアビーが呼ばれ電話越しに必死に説得を試みますが、トミーは妻に銃を向けたまま、苦しげに「すまない。やらなきゃ…もう道がない」「夜、眠れない理由が分かった…先生もあれを見たら分かる…」と泣き、最期に「”ズンアブー・イーター”」と謎の言葉を呟き、家族全員を射殺した後、自らも拳銃自殺を遂げます。

午前3時。ノーム警察署では、オーガスト保安官によるアビーの事情聴取が行われますが、彼女が「トミーが見たのはフクロウではなく別の何かで、それを信じて怯えた果ての犯行だ」と話しても信じてもらえず、「催眠療法が事件を誘発した」と決めつけられます。

彼女は激怒し「夫を殺した犯人は野放しのくせに!」と言い返しますが「その件はもう決着がついてる」と受け流されます。

また「ノームの未解決殺人や失踪者の数はアラスカで最多、しかもこの3年はあなたの監督下で起きてる!その現実を認めて!」と怒鳴っても、保安官は「即刻研究を止めろ」と言うばかりで「これまでの努力や成果は関係ない、住民を実験台にはさせない」とまで言われたのです。

監督インタビューでアビーは「トミー一家の死に対して責任は感じたが、あの時点では彼がなぜやったのか、分らなかった」と答えています。

その後、帰宅したアビーは事件の簡単な口述記録を録音しながら眠りにつき、翌朝はいつも通りに出勤しますが、事件を知って駆けつけたエイブルに再度休暇を取るよう勧められます。

アビーは頑として診療を続けると言い張り、彼はそのまま滞在する事に。

その日の患者は、事件を知って怯えきったスコット夫妻で、妻のシンディは夫の自殺を怖れ、スコットは「彼と同じく思い出せない事があるなら知りたいし、それを直視するのが一番いい」と言い、催眠療法を強く希望していました。

アビーは迷いながらも「キャンポス博士(エイブル)が同席していいなら」という条件で引き受けます。

カウンセリングルームは、山荘風の落ち着いた広いリビングで、スコットは3人掛けのゆったりしたソファに横になり、アビーが正面のソファに座って催眠術をかけ、シンディとエイブルが立ち会い、撮影もしています。

2000年10月3日、午前10時半。催眠状態のスコットはいつも通りフクロウを見る場面から話し始めますが、間もなくそれがフクロウではなく「幼い頃から何度も現れた”何か”」だと言い出して怯え始めます。

しかし彼がどんなに呼んでも妻は目覚めず、掛けたはずの警報も鳴らず、”それ”が室内に侵入したところでパニック状態に陥ります。

アビーは慌てて催眠を解きますが、彼は目覚めるなり嘔吐し「信じられない、あり得ない…”奴ら”だ…”ここ”の奴じゃない…頭の中にあるのに見えない…どうにもできない…フクロウじゃない…臭いは腐ったシナモンのようだ」と泣きながら吐露します。

また「最悪なのは僕の頭の中の声だ…聞こえるように話しかけてくる…繋がってるみたいに…」「奴らは僕をどこかに連れてったが、なにをされたか思い出せない…」そして「今は×××が理解できる」と言いますが、説明を求められても「自分で見なきゃダメだ。あれが何かを感じないと。想像できないくらい最悪なモノだ」とも。

アビーはシンディに「催眠療法をした事を保安官に伝えておく」と約束して、夫妻を帰します。

夫妻が帰った後、アビーは『宇宙人による拉致の可能性』を切り出し「実はウィルもその調査に着手してた、UFOの目撃者は1930年以降1100万人以上ある」と話しますが、エイブルは「そのほとんどが見間違いや錯覚だ、今回の場合は半覚醒時の幻覚だろう」と否定、「我々は確実に立証できる事実に基づかなければならない立場だ」と言うのです。

その時、スタッフのデリーザが「テープ起こしを頼まれたアビーの口述記録に妙なモノが録音されてる」と言いに来ます。

それは昨夜、アビーが就寝前に録音した口述記録のテープで、彼女が録音状態で寝落ちして間もなくドアが開く音がし、彼女の長い絶望的な悲鳴と第三者の低い意味不明の音声が入っていたのです。

アビーはその件を全く覚えていませんでしたが、家で何度も聞くうち、ナニモノかが寝室に侵入し、強引に拉致された事を思い出します。

その証拠に、彼女の肩口には小さな湿疹ができており、床には引きずられる際についたと思しき、彼女の爪跡が付いていたのです。

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