映画:フランケンフッカー

「フランケンフッカー」のネタバレあらすじと結末

フランケンフッカーの紹介:「バスケット・ケース」でカルトホラーの奇才として名を馳せたフランク・ヘネンロッター監督が、人造人間をテーマに描く、コメディタッチのスプラッタ・ホラー。事故により愛する恋人がバラバラ死体になってしまった主人公が、恋人を蘇らせようと千切れた肉片を繋ぎ合わせ、足りないパーツは街角に立つ娼婦を殺して補ったため、恋人は娼婦の記憶を持つ人造人間「フランケン・フッカー(娼婦)」となってしまい、そこから巻き起こる騒動を描く。

あらすじ動画

フランケンフッカーの主な出演者

ジェフリー(ジェームズ・ロリンズ)、エリザベス(パティ・マレン)、ジェフリーの母(ルイーズ・ラサー)

フランケンフッカーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- フランケンフッカーのあらすじ1

主人公の青年・ジェフリーは、科学の実験などが小さい頃から大好きで、それが少し行き過ぎて、自分の部屋で自らが造りあげた妙な生き物を飼っていたりする「科学オタク」と言ってもいいような青年でした。それでも、エリザベスという素敵な恋人もいて、何不自由ない生活を送っていました。しかしある日、買ったばかりの芝刈り機が暴走し、エリザベスの体をバラバラに引き裂いてしまいます。悲しみに暮れるジェフリー、しかしその時、恐るべき考えがジェフリーの頭に浮かびます。バラバラになったエリザベスを再び繋ぎ合わせ、蘇らせるんだ!ジェフリーはそれ以来、エリザベスの生首をはじめ、体の部分部分をクーラーボックスで保存するかたわら、いかにしてエリザベスを蘇らせるかの研究に没頭します。死体を蘇らせるのには、強力な電力が必要となる。その電力供給に絶好の機会となる、雷鳴を伴う大嵐が2日後に近づいていました。あと必要なものは、エリザベスを復活させるために、「足りないパーツ」。ジェフリーが拾い集めたパーツだけでは、一人の人間として完成させるには足りない部分があったのでした。そこでジェフリーは思いつきます。「そうだ、体が欲しいなら、買えばいいんだ。『体を売りたいやつ』は、いくらでもいる!」こうしてジェフリーは、大勢の娼婦たちが街角に立つ、娼婦街へと出かけていきます。

【承】- フランケンフッカーのあらすじ2

娼婦街に始めて来た純情そうなジェフリーに、早速娼婦たちが声をかけてきます。しかしジェフリーの考えでは、エリザベス復活のためには少なくとも7人の娼婦の体が必要でした。パーティーをやりたいからという理由で大勢の娼婦が必要だというジェフリーに、娼婦の一人がゾロという娼婦の元締めを紹介します。筋肉隆々の体つきをしたゾロは、辺り一帯の娼婦を束ねており、また麻薬の売買もしていました。ジェフリーはゾロと交渉の結果、計画通り7人の娼婦の予約を取り、更に麻薬も手に入れます。家に帰ったジェフリーは、麻薬を調合して、「スーパークラック」なるものを作り上げます。この麻薬を使用すれば、苦しむことなく死に至ることが出来る。ジェフリーは、エリザベスのパーツとして集めた娼婦たちを殺すのに、このスーパークラックを使おうとしていたのでした。早速このスーパークラックを小さなモルモットに与えて動物実験するジェフリーでしたが、スーパークラックを吸引したモルモットは、ぽん!とその体が爆発してしまうのでした。それでもジェフリーはかまわず、袋いっぱいにスーパークラックを詰め込んで、娼婦たちとの待ち合わせ場所に向かいます。

【転】- フランケンフッカーのあらすじ3

ジェフリーはホテルの一室で、娼婦たちの腕や足にメジャーをあててサイズを測り、エリザベスのパーツとしての品定めを始めます。そこで娼婦たちが、ジェフリーが持っていたスーパークラックを見つけてしまいます。麻薬に目がない彼女たちは、ジェフリーが止めるのも聞かず、スーパークラックを奪い合うようにして吸い始めます。すると娼婦たちはモルモットと同じく、一人、また一人と爆発してしまうのでした。結果的に、多くの「人体のパーツ」を手に入れることになったジェフリーは、バラバラになった娼婦たちの体をポリ袋に詰め込んで家路に着きます。多くのパーツの中からこれぞというものを選んでは、エリザベスの体として結合していくジェフリー。外では嵐が近づき、雷鳴が轟き始めました。雷の直撃をエネルギーとして、エリザベスの体へ通電させます。すると、寝ていたベッドからエリザベスが起き上がります。ジェフリーの実験は成功したのでした。しかし、ジェフリーがエリザベスに話しかけると、返って来た言葉は「パーティーやらない?」というトボケたもの。エリザベスは、体の大部分を占める娼婦たちの意識に乗っ取られてしまっていたのでした。そして、エリザベスに使った部分以外の、娼婦たちの「余ったパーツ」を入れてあるクーラーボックスにも雷の通電が達していたのを、ジェフリーは気付いていませんでした。

【結】- フランケンフッカーのあらすじ4

復活したエリザベスは、娼婦たちの記憶の命ずるまま、男を求めて夜の町へと繰り出します。髪が紫色に変わりパンキッシュなルックスになったエリザベスの誘いに、早速一人の男が引っかかります。エリザベスは男と一緒にホテルへ行くのですが、エリザベスがベッドの上で興奮すると、彼女を蘇らせた電流がスパークし、相手の男を爆発させてしまうのでした。誘った男を次々電撃で爆発させていくエリザベスを、娼婦の元締めゾロが見つけます。エリザベスの腕に、自分が仕切っている娼婦の証である「ゾロ」の刺青があるのを発見したのでした。電撃を繰り返し、その騒ぎに巻き込まれ首がもげかけてしまったエリザベスをジェフリーがようやく見つけ、家へと連れ帰ります。ゾロは密かに、その後を尾行していきます。ジェフリーの家では、首がもげたショックのせいか、エリザベスは娼婦の意思ではなく、元々の自分の意識を取り戻していました。しかし、ジェフリーの家に乗り込んだゾロが、ジェフリーを問答無用で殺してしまいます。ゾロは、ジェフリーが買ったはずの娼婦たちがそれきり戻って来ないので、ジェフリーの家に監禁されているのではないかと睨み、彼女たちの名前を呼びます。すると、クーラーボックスに収容されていた彼女たちの「部品」が反応。クーラーボックスから這い出て来た手や足や胴体は、それぞれに部分的に結合した世にも奇妙な姿となっており、しかも雷の通電によりそれぞれのパーツが意識を持っていたのでした。娼婦のパーツたちは、その様を見て驚愕するゾロを捕まえて、再びクーラーボックスへと戻っていくのでした。残されたエリザベスは、死んだジェフリーの頭を抱え、呟きます。「大丈夫、資料は揃ってる。私が『復活』させてあげる・・・」数時間ののち意識が回復したジェフリーは、エリザベスによって復活した自分の姿を見て唖然とします。それは、首から下を娼婦たちの体で作り上げられた、自分の姿でした。「首から下は女性」になってしまったジェフリーの絶叫が、研究室の中にいつまでも響き続けるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ヘネンロッター監督が、「バスケット・ケース2」の後に監督した作品ですが、その前に撮った「ブレインダメージ」もそうでしたが、「バスケット・ケース」1作目にあった怨念というかおどろおどろしさのようなものは影を潜め、人体破壊描写が多い作品でありながら、何かあっけらかんとした明るさみたいなものが感じられます。中盤、主人公のジェフリーが恋人エリザベスのパーツ集めのために娼婦を呼び集めるシーンで、スーパークラックを吸ってしまった娼婦たちが次々と「爆発」してしまうのですが、この場面もマネキンのような人体モデルが爆破されていく描写の連続で、意外なほど「血なまぐささ」を感じません。そして、なんといってもヒロイン・エリザベスの魅力的なこと!不幸な事故で死んでしまう前の天然さ溢れるエリザベスも素敵なのですが、フランケンフッカーとなって蘇ってからの「人造人間演技」は素晴らしいのひと言!厚底サンダルで「出来上がったばかりの人間」的なギクシャクとした歩みで、夜のタイムズ・スクエアを闊歩するエリザベスの姿はそれだけで名シーンと言えるでしょう!クライマックス、バラバラになった娼婦の体が、「どうしてこうなったのか」と思うほど変ちくりんに結合してワラワラと登場するシーンは、悲惨さを飛び越えて思わず笑ってしまうほど。それでも、ジェフリーが陥った狂気に抗えず、ただエリザベスを復活させるためだけに何もかもを犠牲にしてしまう、狂気に取り付かれた人間の悲哀というテーマは「バスケット・ケース」の頃から変わっていないのではないかと思います。そんなジェフリーに対する強烈な「しっぺ返し」も痛快な、スプラッタ娯楽作ではないかと思います!

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「フランケンフッカー」の商品はこちら