「ブラックウォーター」のネタバレあらすじと結末の感想

ブラック・ウォーターの紹介:2008年製作のオーストラリア映画。2003年にオーストラリアで実際に起きた事件を題材にしたパニック・ホラー。本物のマングローブの沼地と体長3メートルの本物のクロコダイルを使用し、迫真の映像を作りあげている。

予告動画

ブラックウォーターの主な出演者

グレース(ダイアナ・グレン)、リー(メイヴ・ダーモディ)、アダム(アンディ・ロドレーダ)、ジム(ベン・オクセンボールド)、パット(フィオナ・プレス)

ブラックウォーターのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①北オーストラリアへ2週間の旅行に出た男・アダムと恋人・グレース、グレースの妹・リー。3人は2日目に川釣り体験ツアーに参加、ガイドのジムと4人で川へ行くと、絶滅した筈のクロコダイルに襲われる。 ②ジムは最初の襲撃時に死亡、アダムとグレース、リーはマングローブ樹上に逃げる。ボートを元通りにして帰ろうとしたアダムが襲われ、グレースやリーも襲われる。生き残りはリーのみ。

【起】- ブラックウォーターのあらすじ1

〝事実に基づく物語〟

〝北オーストラリアのイリエワニの数は増加している
人間の数も同様だ〟

妹のリーは姉のグレースと、その恋人・アダムと共に、休暇を利用してオーストラリア北部に遊びに行くことになりました。心配する母のパットに見送られて、アダムの車(三菱の車)に乗り込みます。
リーは10代後半で、グレースは20代半ば、アダムもグレースと同年代です。
旅行は2週間の予定でした。

北オーストラリアは初めてなので、ガイドブック片手に、3人はどこへ行こうかと相談します。
旅行の初日、まずは『クロコダイル・パーク』に行きました。
クロコダイル・パークは水族館のようなもので、ワニ園です。
大勢の観客にワニを見せるため、鶏肉を使っていました。鶏肉を糸で水面に垂らし、水面をチョンチョンと動くように見せかけます。
そうすると、ワニは鳥が飛んでいるように錯覚して、鶏肉に齧りついてくるのです。
体長3mほどのワニが鶏肉に食らいついた様子は、迫力がありました。
ガイドがアナウンスで、メアリー川に住んでいたワニだと説明します。
赤ちゃんワニと記念撮影し、初日は終わりました。

夕食をとりつつ、3人は翌日の予定を決めます。
アダムがガイドブックを見て『野生生物の観察と川釣り体験ツアー』はどうかとリー、グレースに聞きました。
釣り好きだったっけ、とグレースがからかい、それでも行こうと決まります。川釣りの目玉は、バラマンディという魚(スズキやアカメの仲間)です。
その夜、トイレに立ったグレースは、妊娠検査薬を試して妊娠を知りました。

翌朝。
車で事務所に行くと、ツアーの場所は閑散としていました。ほかに客はあまりいなさそうです。
ジムという中年男性が現れると、5分前に船が出たばかりだと言いました。それでも3人のために、ジムがボートを出すと言います。
ジムとアダムが話をしている間、勘のいい妹・リーは姉・グレースの妊娠に気付きました。リーはグレースに指摘しますが、グレースは「アダムには折を見て自分が言うから、内緒にしてて」と言います。
ジムは念のため、拳銃を所持しました。こっそり腰から提げます。
(ジムが拳銃所持したのは、客である3人を守るため。但し客である3人に知れると「危ない場所か」と思われる可能性があるので、拳銃携帯は知らせずにいた)

もしバラマンディを釣っても逃がすようにと注意しながら、ジムは小型ボートを繰り出しました。
ボートのエンジンをかけ、進みます。

そこは川といっても、すごく幅のある場所です(ビジュアル的には「アマゾン川みたいなジャングルっぽい場所」といったほうがイメージしやすい)。
両岸にはえんえんとマングローブが生い茂り、水は濁っていました。濁っているために、水中が全く見えません(『ブラック・ウォーター』=黒い水)
ジムは「乱獲されて今はいないが、ここらはワニがいた地域だ」と説明します。
釣りを開始しようとすると、何か小さな物音がしました。
ジムが網ですくってみると、大きな空き缶でした。ゴミが上流から流れて来ていたのです。

【承】- ブラックウォーターのあらすじ2

この一帯はあまり釣れそうにないと踏んだジムは、再びエンジンをかけると、もっと上流のほうへボートを進めました。
水かさが多い釣りに絶好の場所を見つけたジムは、エンジンを停止してアダムに釣竿を渡します。
リーはカメラで撮影し、グレースはライン(釣り糸)のみで釣りをしようとしました。
その矢先、4人を衝撃が襲います。

衝撃の正体は大きなワニ・クロコダイルでした。クロコダイルがボートの下から顔を突き出して、アダムたち釣り人を落としたのです。
全員がボートから一斉に投げだされ、ボートは逆さにひっくり返りました。
クロコダイルだと気付いたアダムは、恋人のグレースをマングローブの樹木にのぼらせます(アダムはこの時、騒動で眼鏡を紛失)。
妹のリーも探しますが、見つかりません。
リーは逆さになったボートの中にいました。逆さになったボートには空気が入っており、そこに顔を出します。
リーはもぐってボートから脱出しました。
しかしリーをクロコダイルが襲いそうになります。リーは腹ばいになってボートにしがみつき、アダムは水面に水しぶきを立てて、クロコダイルの気を引こうとしました。
クロコダイルはいなくなりました。

水が濁っていて水中が全く見えないことが、裏目に出ます。
いつどこからクロコダイルが出てくるか分からず、3人は緊張に包まれました。
ジムを探したアダムは、浮いたジムの遺体を見つけます。ジムは真っ先に襲われ、命を落としていました。
時間が経過し安心かと思われた頃、グレースは妹のリーに、ボートのロープを投げるように言います。
リーはボートについたロープを引き寄せると、まるめてアダムとグレースがいるマングローブへ投げました。2回目で成功します。
アダムとグレースはボートを引っ張ろうとしますが、何かにひっかかっているようで、ボートは微動だにしませんでした。
アダムは樹木にロープを固定すると、ロープをたどって来いとリーに言います。水深があるので、足はつきません。(浅い箇所もある)
リーはロープをにぎって川を泳ぎ、アダムとグレースがいるところへ到達しました。
3人で樹木にのぼり、ロープはつないだままです。
リーは転覆時に足首に軽傷を負っていました(たいした傷ではないし、このシーンでしか言及されない)。

「ボートを元に戻して帰ろう」というアダムと、「ここで助けを待つべきだ」というグレースで、意見が分かれます。
「このままだと蚊に刺されて、先にマラリアで死ぬ」とアダムが言うので、グレースはポケットに入れてあった虫よけスプレーをアダムに渡しました。
それを見たリーが自分のポケットを探り、携帯を見つけます。しかし水没して、携帯は故障していました。
アダムのポケットには車のキーとナイフ、財布のみです。

【転】- ブラックウォーターのあらすじ3

木を伝って帰ろうとグレースが言いました。眼鏡をなくして見えにくいアダムではなく、グレースが単独で少し移動をしてみます。
しかし樹皮が川でぬめって移動しづらいのと、マングローブの樹木の幹が微妙にクロコダイルの背中に見えたりします。
水面が濁っているのが最大の問題でした。死角が多く、落ち葉の中にジムの耳を発見したグレースは、怯えてリーとアダムのところへ戻ります。
不安をあおるため、耳のことは言いませんでした。
少し泳げば陸地に着けるのではないかとグレースは言いますが、いかんせん川幅が広いので、200~300mは泳がないとなりません。危険です。
アダムが「3匹のサルがワニをからかって、食べられたっていう童謡、なかったっけ」と言いました。

3人は、服がすっかり乾くまでずっと樹木の上にいますが、全然船が通りません。時間だけがいたずらに経過しています。
アダムが決断を下しました。自分がボートを取ってくるから、待っていてくれと言います。
グレースはアダムに妊娠を告げようかと迷いますが、言わずに送り出しました。
クロコダイルはジムを食べているだろうと言い、無意味な恐怖心はよくないと、グレースとリーに告げ、ゆっくりボートへ移動しました。
逆さになったボートのところへ行き、元に戻そうとしますが、力が必要です。
固定したロープをゆるめてもらい、潜ってボートの中から押して、ひっくり返すのに成功しました。
樹木で見守るグレースとリーは、ほっとします。
次の瞬間、クロコダイルがアダムの背後に現れると、アダムを水の中に引きずり込みました。
再びクロコダイルが顔を出した時、アダムを咥えていました。グレースは号泣し、リーはショックを受けます。

女性2人になりました。
しかもクロコダイルが現れた時、ロープが樹木から外れています。
時間が経過するとボートが離れていくと思った姉・グレースは、自分がボートを引き寄せようと考えました。
リーがV字型の水紋を見つけ、クロコダイルの到来を告げます。
樹木伝いに移動していたグレースは、樹上に上がりました。
そのまま枝を移動しようとすると、クロコダイルが下からジャンプします。グレースは驚きますが、次にはもうクロコダイルの姿は消えていました。
クロコダイルが恐ろしく、グレースもリーも何もできず、ボートが離れて行くのを見ています。
向こう側に、うつぶせになったアダムの遺体が浮いていました。
妊娠を告げなかったことをグレースは悔い、リーが慰めます。

夜。雷が鳴りました。グレースとリーは雨を望みます。喉が渇いているのです。
しかし雨は降りません。
夜行性のクロコダイルにとっては、夜は活動の時間帯でした。クロコダイルが動き、アダムを咀嚼するボキボキという音が聞こえます(骨を噛む音)。
グレースは耳を塞ぎました。電気がないので、真っ暗です。

【結】- ブラックウォーターのあらすじ4

翌日になっても、グレースとリーはなすすべがありませんでした。アダムが言っていた童謡の話を思い出したグレースが「2匹のサルがワニをからかう」とつぶやきます。
ボートが別の樹木の近くに打ち寄せられたのを見て、グレースはその樹木へ移動すると決めました。いずれボートは下流に流れるから、それに乗ればいいと思います。
2人で樹木を伝っていると、樹木が途絶えました。次の樹木まで、水中を移動せねばなりません。8mほどです。
2人で手を握って水中を移動していると、目の前にクロコダイルが顔を現わしました。
怯えた2人は硬直します。

グレースが襲われると共に、2人でダッシュしました。グレースも襲われた直後にリーに掴まれ、樹上に移動します。
姉のグレースは左のふとももを噛まれていました。傷は浅いものの、クロコダイルの口が大きいので、傷の範囲は広いです。
リーが傷口を縛りますが、血が滴り落ちます。
ボートが通りかかりました。リーは必死で「助けて!!」とボートに向かって手を振りますが、遠いのとマングローブの樹木が邪魔するのとで、相手は気付いてくれませんでした。
リーは独力で、ボートを回収しようと決意します。

グレースの血がクロコダイルを呼びそうだと思ったリーは、もう一度グレースの傷跡を止血すると、泳いでボートを取りに行くことにしました。
水に入り、平泳ぎで進みます。
ボートに乗り、中の水をくみ出し、エンジンの位置を変えていると、クロコダイルがボートに乗りあげて追ってきました。
必死で逃げたリーは、気絶します。

目覚めたリーは、川の中州に打ちあげられていました。横にはジムの遺体があります。
ジムは頭部と膝下がなく、胴体が残っているだけでした。
リーが自分の負傷を確認すると、脇腹を噛まれていました。幸いと傷は非常に浅く、歯型が痕になっている程度で、出血はほとんどありません。
右手の小指が折れていました。リーは薬指と小指をぐるぐる巻きにし、固定します。
ジムの遺体に銃を見つけたリーは、銃でクロコダイルを退治しようと思いました。
リボルバーの銃を試しに撃ってみますが、泥が入ってうまく作動しません。
川の水で何度も洗い、動作確認しました。弾を込め、ジムの腕を使ってクロコダイルをおびき寄せようとします。

背後からクロコダイルに襲われたリーは、何度も銃を撃ちますが、銃弾がなかなか出ません。
カチカチという軽い音が何度か鳴った後、やっと銃弾が出ました。銃弾はクロコダイルの喉から脳を貫きます。
クロコダイルは動きを止め、やがてゆっくりと沈んでいきました。
退治できたと知り、リーは喜びます。
姉のグレースのところへ戻り、「やったよ、グレース」と声をかけますが、応答はありませんでした。
姉・グレースは失血死していました。

リーはボートにグレースの遺体を乗せ、櫂でこぎながら下流を目指して進みます…。
(生き残りはリーのみ。クロコダイルは1頭)

みんなの感想

ライターの感想

実話ベースの話だそうで。
…なので、結論からいうと「クロコダイルの出現度合い、低し!」。
ただ、姉・グレースを狙っての、クロコダイルジャンピングシーンはびっくり!
…あとは、そうですね、冒頭のワニ園の鶏肉にジャンピング、が迫力あるかな。
低予算なんだろうな~、と、うかがえる作品。
でも「濁った水なので、どこから出てくるか判らないハラハラ感」はじゅうぶん伝わった。
あと、リーちゃん可愛い。

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